アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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書く事が多すぎてブログ更新が追いつかない。

2006年12月01日 16時52分49秒 | 戦争・改憲よりも平和・人権
 最近、ブログ更新がなかなか捗りません。これは書く事が無いからではなくて、逆に、在りすぎて何からどう書いてよいのか、見当も付かないからです。

 日本国内の事に限ってみても、教育基本法改悪問題の他にも、防衛庁の省昇格問題や共謀罪法案上程の企みなど、次から次へと悪法案が国会に上程され、碌な審議も無いまま、与党の数の暴力でトコロテン式に成立されようとしています。その他にも、小泉人気アップの為の郵政選挙で勝手に「抵抗勢力との戦い」を演出しておいて、今度は参院選対策や政党助成金欲しさに「抵抗勢力」と勝手に手打ちしてみたり(その選挙費用に消えた税金は一体誰が払ったのか!)、単に地方交付金減らしの為だけに金の力に物を言わせて無理やり自治体を強制合併させたり、赤字新幹線の延命の為にJR地方在来線をズタズタに寸断したりと、もう最近の政治は誰が見ても無茶苦茶です。タウンミーティングでの「やらせ」質問なんて、もう「出るべくして出た」という感じで。

 それで衆院議長が議員に、国会の出席率が悪いの私語や居眠りが多いのと、何やら苦言を呈したらしいですが、これでよくもまあ「教育再生」だの「愛国心を持て」だのと、何を偉そうに言っているのかと思いますね。虐め自殺の問題にしても、大人社会で高齢者虐めや職場のパワハラ・労災隠し・偽装請負を放任しておいて、何が「教育再生」ですか。子供は大人の真似をしているだけです。大人社会、とりわけ政治の世界が変わらない限り、虐めなんて無くなる訳が無い。

 こんな無茶苦茶な政治が行われているというのに、最近のマスコミはマスコミで、社会現象の上っ面ばかりしか取り上げません。やれ安倍が公邸に移って24時間体制で執務の覚悟が出来てるだの、そんな事ばかり取り上げて。バカみたい。
 虐め問題にしても、やたら現象面だけは熱心に取り上げますが、今の虐めが顕在化してきたのは、60年代以降の中教審・勤務評定・学テ・学習指導要領体制や、特に80年代以降の「落ちこぼれ放置・エリート優遇」の新学力観・「ゆとり」教育体制が本格化してからだ、という事はどこの民放もNHKも、ニュースでは一切取り上げない。おそらく、自民党・広報本部の手が回っているのでしょう。

 それで、挙句の果てには「拉致命令放送」ですか。拉致問題を取り上げる事自体については私も吝かではありませんが、あの様な如何にも「悪政の露払い・目眩まし」然とした取り上げ方では(実際もうそれが見え見え)、逆に見る気が失せます。そして視聴率稼ぎの「お涙頂戴」報道の陰で、国家権力による宇出津事件揉み消し疑惑などの、本当に追及されるべき真実はきっちり隠蔽されて。こんな事では当の拉致問題の解決にも全然結びつかない筈なのですが。そういう「世論操作」の陰で、国民健康保険料や介護保険料の大幅アップで支払不能に陥った自営業者や年金受給者からの苦情が役所に殺到している実態などは、ニュース番組からは完全黙殺。

 そんなこんなで、腹の立つ事、書かなければならない事は、もうそれこそ山ほどあるのですが、もうあり過ぎて、どこから何を書けば良いのか見当が付きません。これが芸能人のブログなら身辺雑記ネタや「××で腹が立った」だけで記事になるのですが、私とこみたいなブログだとそうはいかないでしょう。「××で腹が立った」と言う以上は、その××の背景や現状や解決法について、限られた時間の中で自分の考えをまとめなければなりませんから。それに見合うだけの資料集めや分析も要りますし。

 国内ニュースを見ていたら腹の立つ事ばかりなので、海外に目を転じて「これは!」というニュースも幾つか。いずれも、新自由主義に対抗する勢力が更に前進したという朗報。世界ではこれが大勢になりつつあるというのに、この日本では・・・。

・左派コレア氏当確 エクアドル大統領選開票(CNN)
 http://www.cnn.co.jp/world/CNN200611270006.html

・「新自由主義」政策からの脱却(RED PAPER)
 新自由主義反対を掲げたオランダ社会党が下院選で躍進。
 http://plaza.rakuten.co.jp/redpaper/diary/200611260000/
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キャッチコピーを変更しました。

2006年12月01日 07時51分54秒 | 北朝鮮・中国人権問題
 ブログ欄の右上部にあるキャッチコピー(ブログの概要説明文)「戦争もリストラも拉致もゴメンだ!」の、「拉致」の部分を「人権抑圧」に変更しました。それに伴って、当ブログのエントリー記事「ブログ開設宣言」「今こそ改めて「戦争もリストラも拉致もゴメンだ」の声を」や、エントリー分類カテゴリーの当該部分も同様に変更しました。尚、旧サイトのキャッチコピーについては、変更を加えず歴史的文書としてそのままにしておきます。

 何故、変更したのか。それは、「拉致」というと、今の日本の言論状況下では、ともすれば、「横田めぐみ」云々に始まる「日本人拉致」問題としてしか捉えられない向きがあり、「それでは拙ブログの立場・方向性とは少し違うのではないか」という気がしていたからです。
 
 単に「拉致」だけに限ってみても、拉致されたのは日本人だけではなく、タイのアノーチャさんを始め、中国や中東・東欧圏の人々も北朝鮮に拉致されています。そして、朝鮮半島の南北対立の歴史の中では、南も北もお互いに拉致合戦を続けてきました。またそれとは別に、離散家族の問題なども在ります。もっと言えば、拉致は何も北朝鮮だけの専売特許ではなく、例えばイラクやネパール・チェチェン、コロンビア・アルゼンチンなどでも、政府軍・反政府軍や米軍などの外国駐留軍なども共に拉致合戦を繰り広げて来ました。
 そう考えると、単に「拉致」、それも「日本人拉致」に限定した捉え方では、「強制収容所」など、「拉致」よりもっと本質的な北朝鮮国内の人権抑圧問題が視野から外れてしまいます。

 また、旧サイトを立ち上げた段階では、当該部分では主に北朝鮮・拉致問題の事を想定していたのですが、今のブログでは北朝鮮だけでなく中国国内の人権抑圧問題も取り上げ始めていますので、そういう意味でも今の言い回しのままでは間尺に合わなくなってきています。

 そして、北朝鮮や中国の人権抑圧問題の捉え方にしても、ブッシュ・ネオコン流の「悪の枢軸」論や反共カルトの「大紀元・九評共産党」の様に、単に「金正日が悪い」「共産主義が悪い」と言うだけの単純化・一面化した物の捉え方では、経済グローバリズムの進行の下での中国政府と国際資本の結託や、北朝鮮の人権抑圧体制が南北冷戦体制の所産でありその解体抜きに根本的な問題解決にはならない事は、見えてきません。そういう北朝鮮や中国といった「特定の一国」限定の捉え方でなく、国際政治や経済の動向の中で関連付けて見ていかなければ、この問題の全体像は捉えられないのではないか。そう考えたので、キャッチコピーを上記の様に変更しました。

 この「人権抑圧」の部分ですが、実は「強制収容所」にしようか「個人崇拝」にしようか、少し迷いました。いっその事、「新自由主義(若しくは帝国主義・ファシズム、等々)もスターリン主義もNO!」にしようかとも思いましたが、これだと「新自由主義」とか「スターリン主義」という言葉に馴染みの無い人にとっては何の事だか分らないし。それで最終的に、「強制収容所・個人崇拝・拉致・戦争・リストラ」諸々を全てひっくるめた「人権抑圧」という表現に落ち着きました。
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