バリでは友達と一緒に遊んで騒いで浮かれた日々を過ごしましたが、ジャワに来てからは家族4人でゆったりとアマンジオというホテルを楽しみました。
バリとジャワの違いを考えてみると…
色が違うんですよね。
バリはヒンドゥー教なので、飾りとかお供えとかカラフルでお花もいっぱいなんだけど、ジャワはイスラム教なのでなんとなくモノトーンな印象。
音も違うかな。
バリの民族舞踊って音も華やかだけど、ジャワでは聞こえてくるのは遠くから響いてくるコーラン。
(コーランは、近くの村から聞こえてくるんでしょうか。街中放送見たな感じで拡声器?を通して響いてくるんです。背筋が伸びる神聖なお経のような素晴らしい声もあれば、下手なカラオケのような人もいて笑えることも…)
それに空気が違う感じがしました。
なんかこう、空気が濃厚というか、マイナスイオンたっぷりのミストがぬっとりとまとわりついてくるような…
そういえば、いつも喧嘩ばっかりしてる子供達もアマンジオにいる間は喧嘩しなかったんですよね。 私も声を荒げて怒るようなことがなかったし。 アマンジオでの時間は、あまりにも非日常すぎて、まるで悟りの境地に達したような穏やかな気分になるんですよ。
最初は1,000円のビールや2000円のピザに閉口しましたが、それも許せるくらい気持ちが大きくなっちゃうんですね。
スタッフの洗練されたサービスと温かい笑顔も素敵です。
サービスといえば、いつも驚かされたのは、ルームクリーニングの素早さ。 ちょっと部屋を出て戻ってくるともう部屋が綺麗になってるんですよ。
レストランでの食事なら、「今16号室来てますよ。今のうちに掃除!」 とか連絡もつくかもしれないけど、プールとかちょっと散歩じゃあ出かけてるかどうかなんてわからないじゃない?
部屋の外で、普通のホテルなら必ず見かける「お掃除ワゴン」なんて見たこともなかったし、スタッフがこれ見よがしに掃除してる姿も、部屋を出るのを待ってる姿も見たこともなかったんだけど。 実はどこかで見張ってるのか?と思うほどの絶妙なタイミングでいつもお部屋は美しく保たれていました。
お掃除する姿を見せないのもアマンの演出のひとつなんでしょうね。
白鳥が優雅に水の上を滑るように動いていても、実は水面下では必死に足を動かしているのを見せないようにしているかのような…?
夫が突然 「アマンって他にはどこにあるの?」
夫も、俗に言う 『アマンマジック』にはまってしまったのでしょうか。
夫はボロブドゥール寺院があまりにもすばらしかったので、他にもアジアの神秘の世界遺産に行って見たいと思ったらしいのです。
例えば、ボロブドゥールとお仲間の仏教遺跡アンコールワットとか、タージマハルとかに、アマンに泊まって行けたらいいよね~って思ったらしいのです。
私は 「アンコールワットになら、アマンあるよ~!!」 即答。
「インドはね~、あるんだけど、タージマハルからはすごく遠いわ…」
インドはその昔貧乏旅行をしたことがあるので、もう一度行きたいとは思わないけど、タージマハルはもう一度見てみたいし、夫と子供にも見せてあげたい。アマンにとまるセレブ旅行ならもう一度インドに行って差し上げてもよくってよ。
「日本から一番近いアマンはフィリピンのビーチリゾートにあるよ。 どうやらもうすぐ京都にもできるらしいよ。その名もアマンニワらしい。」
北京にもできたみたいですね。 でも、北京じゃあリゾートって感じでもないしな…
我が家はこれから世界に点在するアマンの迷路に迷い込むことができるでしょうか?
これからアマンの迷宮に入り込めるかどうかは、多少の出費にドキドキしない度胸をつけることができるかどうか…ですね…