宅の長男ティガー、中学1年生のお話。
その① 「 i-podの暗証番号 」
何を思ったか、突然、「オレのi-pod、勝手に見ないで」 と暗証番号を登録したティガー。
「なによ、お母さんに見られたら困るもんでも入ってるわけ?
「べつに。 なんとなく、かっこいいかと思って。」
あっそ、別にあんたの i-pod なんてナメコが育ってるくらいで、見ないわよ。
暗証番号入れるだけで「かっこいい」って発想自体、おバカ。
まあ、それはどうでもいいわよ。
で、ある日、マリリンがいるときに、得意気に、暗証番号を入力して、i-podを起動。
それを見ていたマリリン、大笑い。
「おまえ、自分の誕生日、暗証番号にしてんの? ばっかじゃない?
そういう単純な奴は、将来、クレジットカード悪用されたり、だまされたりするんだよ。
もっと考えろよ。 浅はかなやつ~~~~~~!!」
とケチョンケチョン。
ティガーも、さすがに誕生日はまずかったな~と思ったらしく、すぐさま暗証番号変更。
そしてまた変更。
そしてまた変更。
そしてまた… … …
そして
チーン
「うわぁ、暗証番号わかんなくなっちゃった~~~~(泣)」
その後、マリリンに頭下げてi-pod リセットしてもらったとさ。
その② 「英語のテスト」
ティガー、英語、とっても苦手です。
ていうか、英語って暗記科目であり、思考力も問われる科目であり、勉強もしないで、できるわけないのです。
中学入って初めての英語。
最初から出来はいまいちでしたが、一年たつ頃には、かなりの差が開いてしまいました。
そこで、冬休みに、「母の優しい英語特訓」を行いました。
ティガーは、いまさらお母さんと勉強なんて嫌がりましたが、結局冬休み中に基本的なドリルを一冊終えて、
なんとなく英語ってこういうもん、みたいなことがわかったみたいで、3学期からちょっとずつ英語の小テストができるようになってきました。
そして迎えた確認テスト。
これは、問題は簡単で、全員100点目指しましょう! って感じのテストで、答えはマークシートです。
その日、ティガー、興奮状態で帰ってきました。
「お母さん、オレ、今日の英語、何点だったと思う?????」
めちゃくちゃ得意気な顔してるから、相当できた様子。
「うーん、80点くらい?」
「何言ってんだよ、オレ、自己採点で、98点だった!!!!!」
「お母さんと英語やってから、ちょっと英語自信ついたんだよねー」
なーんて、嬉しいことも言ってくれちゃって、2人でハイタッチ♪
そして、その翌日、ティガー、先生に呼ばれました。
「ティガー、英語、自己採点したか? 何点だった?」
「はいっ、98点でしたっ!!!!」
「そうか…。 まあ、もしも、もしもの話だけどな…。
もしも、マークシートがずれてたら、どうする?」
チーン…
「全員100点目指しましょう」
ってテストで、もし60点だったら、
「ティガー、また勉強してきてないな」
で済まされたと思うのですが、多分10点とか…? だったのか…?
先生もびっくりして確認したんでしょうね。
相当早い段階でずれたと思われます。
98点は幻に消えました。
あのさー、マークシート、最後余るか足りなくなるかしなかった?
「だって、100個あって、問題は70問くらいだもん、わかるわけないじゃん」
あのさー、ちゃんと確認しないとさぁ。
「はぁ、なんであんなに早い段階でずれちゃったんだろう… もっと後だったら良かったのに…」
って、違うだろう
早かろうが、遅かろうが、マークシートずれちゃいかんだろ?
で、3日間の補習を受けとさ♪
わたし、ティガーくんのような子が大好きです(笑)
すごく親しみを感じます(^^)
それにしてもマークシートずれねぇ…。
よく「もしもこれがずれていたら!?」って考えて、ぞっとした記憶ならあるけど
まさか、本当にやっちゃうことがあるんですねー(^^;)
でもさ、今のうち失敗しておいて、よかったじゃない??
きっと次は気をつけるもんね♪
そうそう、暗証番号、「生年月日」と「車のナンバー」はさけてください、って
銀行で言われるよね(^^;)かわいい!
ほんと頼りなくて、へなちょこなティガーなんです…。
でもなんかおかしくて、ほほえましくて…。
でも、そんなこと言っていられるのも今のうちだけですよね。
いつか「頼もしい男」になってくれるのでしょうか…。