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台湾女4人旅 12 九份前編

2015年02月14日 | 2015年1月 台湾

パイナップルケーキの有名店、『微熱山丘』は台北市内の東にあります。

これから行く九份は、台北のずーーっと東の方にありますので、

まあ、ここから九份に向かうのは、効率がいいといえば、いいです。

 

で、タクシーと交渉します。

まずは、きれいで新しいタクシーに狙いを定めました。

九份までは、1時間はかかるので、古いタクシーではガタガタしてしんどいです。

幸い、新しくてキレイな車で、運転手さんもおじちゃんじゃなくて、

おじさま風で、いい感じのタクシーを見つけました。

(九份まで、運転手がキヨシだったら、一体何曲聞かされるのか…。

九份に着く頃には、ヘトヘトだよ…)

 

 

九份まで行きたい、というと、「メーター制です」 とのこと。

 

で、こちらのタクシーに乗り込みました。

 

タクシーのチョイスですが、ちょっと失敗だったのは、後部座席がフラットフロアーではなかったこと。

私はいつも助手席に座るので気づかなかったのですが、

後部座席は真ん中の席の足元が盛り上がっていると、足の置き場に困りますよね。

九份に行くまで、後部座席の真ん中席に座ったキャンディは、足がつりそうだったらしい。

 

4人でタクシーの場合は、後部座席がフルフラットになっているか、確認してから乗りましょう。

 

 

高速道路をひた走り、山道をグネグネのぼり、

九份観光のスタート地点「舊道口」 (目印はセブンイレブン) に 50分ほどで到着。

 

タクシーのメーターは 850元でした。

それに、高速道路代100元 足して、950元。

意外と安かったです。

(しかし、高速代、支払ってる様子は全くなかったけど…

でも、故宮博物館から乗った日本語上手なタクシー運転手さんも、高速代100元

って言ってたから、実はなんらかの形で払っているのかな…?)

 

 

午後1時過ぎに着いたので、これから暗くなる夕方6時くらいまで、

ゆっくりと九份散策します。

 

セブンイレブンの脇の細い道を入ると、そこが「基山街」

小さいお土産屋や、食べ物やがずらりと並ぶアーケード街です。

土曜日の昼間、すごい人です。

 

お店がいっぱいあるので、いろいろ見て歩くつもりだったのですが、

雰囲気は楽しいし、心ワクワクはするのですが、

どの店もいわゆる「観光地のお土産」 「子供だましの民芸品」 みたいなものばかりで

心惹かれるお店は残念ながらありませんでした。

 

「基山街」 を、道なりにグネグネと歩いていくと、 「九份といえばこの階段」

という、階段街までやって来ました。

(ボケボケで申し訳ない…)

 

 

ここで、茶芸館に入ることにしました。

 

九份で茶芸館といえば、やっぱりここでしょう。

阿妹茶楼!

千と千尋の湯婆婆の館のモデルになったという茶芸館。

 

赤い提灯と、趣ある建物を見ると、ああ、九份に来たんだな~~~と嬉しくなります。

 

しかし、店内は、意外と普通。

 

内側の席とテラス席と、どちらがいいか聞かれて、

風があって、ちょっと寒かったので、内側の席をお願いしました。

 

すると、日本語ペラペラのお姉さんが、こちらの席に案内してくれました。

「一番いい席。 宮崎駿さんも座った席。」 ということですが、

雰囲気は、ちょっとさびれた田舎のドライブイン風…?

 

席につくと、観光客向けの「お茶セット」1人200元 が自動的に出てくる感じ。

一杯目は、日本語ペラペラのお姉さんが、お茶の入れ方を教えながら、入れてくださいます。

 

お茶の葉は、急須の4分の1くらいまで入れて、お湯を注いで、30秒で飲めるんだって。

2杯目は40秒、3杯目は1分くらいと、少しずつ長く蒸らしますが、そんな短い時間でいいのね。

 

2杯目以降は、4人で、

こうだっけ? いや、順番違うよ、 急須熱い! 40秒って言ってたよ! 

などと、騒ぎながらお茶を入れました。

 

5回くらいまでいけるそうですが、お茶の葉もたくさんあるし、3回目まで出したらお茶の葉を交換したんだけど…。

お茶の葉、出てくる出てくる、どんどん出てくる、あの小さな急須の中で

お茶の葉がとんでもなく膨らんで、全部掻き出したら、どんぶり山盛り。

急須の体積の4倍くらいはありそう。

増えるワカメの比じゃありません。

もう絶対に二度と急須の中に戻せない量です。

それ見て、みんなでまた爆笑。

箸が転がってもおかしいお年頃のオバサンですから、何でもかんでも笑えます。

 

 

一通りお茶を飲んで落ち着いたら、屋上に行ってみました。

そこで衝撃。

 

屋上には、こんな洒落た席が…!!

 

雰囲気も、景色も素晴らしいです。

 

お店に入るときに、そう説明してよ、お姉さん!!

 

すごくいい天気だったので、こんな絶景が広がっていました。

(手前の建物の屋上が、ちょっと邪魔だけど…)

 

なにしろ、私たちには時間がたっぷりあります。

お腹がタプンタプンになるまでお茶を飲んで、2時間近く 「阿妹茶楼」 でだべっていました。

それでも、まだ、午後3時。

暗くなるまではまだまだ時間があるわ。

 

またちょっと散策に出かけましょうか。

 

九份に行ったからには、阿妹茶楼に行きたい! と思うのは当然ではありますが、

実際には、中に入るよりは、外から眺める方がずっと素敵ですね。

 

ちなみに、お店の名前の正式呼称を覚える気もないオバサン4人組、

こちらの 「阿妹茶楼」 のことを 勝手に

「阿部さんの妹さんち」 と命名。

 

一体、だれだよ、阿部さんの妹さんって…

 

 

で、阿部さんの妹さんちを出てから、あっちふらふらこっちふらふら。

 

展望台から絶景を眺めたり、いろいろ買い食いしたり。

 

頼阿婆芋圓 

 

写真撮り忘れたので、旅行会社の写真をお借りしていますが、

こんなに具は入っていなかった。

まあ、普通のお汁粉、って感じかな。

お餅が芋でできているので、ちょっと食べるとお腹一杯になります。

 

あとは、行列ができていた阿蘭草仔果の草餅

 こちらも草餅の写真を撮り忘れてしまった…

小さいやわらかい草餅の中に、あんこなどが入っているのですが、九份での定番は、切り干し大根が入ってるお餅。

きんぴらみたいな味付けの細い大根が入っています。

まずくはないけど、敢えて、草餅の中に入れなくても…? という印象。

他には、エダマメと高菜も買ってみました。

エダマメは、いわゆる「ずんだ餅」 高菜は湯沢なんかのお焼き風。

 

4人でちょっとずつの試食ですが、どれも、「これは美味しい!!」 ってものはないけど、

食べたことない味に、新鮮な喜びはあります。

 

で、極めつけがこちら。

これ、なんだろうね?

透明のぷにぷにしたお餅みたいな皮の中に、赤い物体が入ってるよ。

結構たくさんお店があって、どうやら九份の名物なのかな?

 

と4人で眉をひそめて眺めておりました。

 

正体は、「紅糟肉圓」

 

すると、チャレンジャーのコロンが、買ってきた!!

饅頭みたいに食べるかと思いきや、どろっとした液体の中に浸かっています。

そして、嗅いだことのない、におい、敢えて言わせてもらえば「異臭」 がただよっております。

 

液体なんて失礼なこと言わず、スープと言えよ、と思いますが、見た目といい、においといい、

もはや、これは食べ物なのか、なんなのか、わけがわかりません。

 

中の赤い物体は、どうやら豚肉です。

中華の肉まんに入ってる赤いチャーシューみたいな感じ。

 

思い切って、勇気を出して、肉を口の中に入れてみます。

 

まず、とんでもない異臭が口から鼻にかけて襲ってきます。

そして、一口噛んでみると、肉にしみ込んだ刺激的なスープが口の中に広がります。

ウエ~~~~~~~~

無理~~~~~~~~

でも、大人として、飲み込むんだ!!  と自分を励ますも、ダメだ、ごめんなさい!!

涙目でティッシュ2枚を口元に持っていき、リタイア…。

 

その様子を固唾をのんで見守った、キャンディ、モカ、コロン。

 

私のパニック状態に怯えた3人ですが、

「人生、一度は経験されると良い」 と 泣きながら私が勧めると、キャンディがティッシュ片手にトライ。

 

すぐに、「無理無理無理無理~~~~~」 

 

次はモカ。

「あれ? 臭いけど、意外と大丈夫。 ああ、肉じゃなくてタケノコだったみたい…」

 

ダメだよ~~、肉からジュワーっと出てくる激変味を味わわなきゃ~~~。

 

そして、コロン。

「うへ~~~~~なにこれ~~~~」 といいながら、ごっくん!!

コロン、さすがだわ!!

これを飲み込むことができるなんて、あなたこそ勇者!!

 

しかし、コロン、その後、喉の奥から湧いてくる異臭に悩まされておりました。

やはり、飲み込んじゃダメだね…。

 

多分、私の人生で食べたものの中で、一番まずい食べ物です。

どれだけまずいかは、是非40元(120円)で体験してみてください。

世の中には、こんな味が存在していいのか? って思うと思います。

 

今まで、見た目とか雰囲気とで、「絶対これ、ヤバイやつ」 と、まずいと思われる食品を

本能で回避してきたと思うんです。

その壁を、たった40元(120円)で、乗り越えさせてくれたコロン、感謝よ!!

 

そう思うと、臭豆腐も食べてみたらよかったのかもしれません…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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