旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

名古屋で旧友と再会

2015年08月11日 | 徒然なる日々

1泊2日で、1人で名古屋の実家に帰省しました。

 

2月に祖母が亡くなり (あと3日で100歳を向かえるはずだったのに…)

その新盆でお経をあげるというので、私一人で行ってきました。

 

普段、名古屋に行くときは、家族と一緒に車、なので、

1人で新幹線っていうのも新鮮です。

 

名古屋の地下鉄やバスも、帰省してもほとんど乗ったことはなかったので

きょろきょろしながら乗りました。

「誰か知り合いいないかな~~」

と周りを見渡すのですが、

自分の目が20歳前後の若い人を見ていることに気づき、笑っちゃいました。

自分の中で、名古屋の記憶は高校で終わっているので…。

いかんいかん、と目を向ける年齢層をググーッと上げて、

かなりのオジサンオバサンに絞ったのですが、

ちょっと電車ですれ違ったくらいじゃ、わかるわけないよね…。

 

 

ちゃんと、友達に会ってきました。

 

息子が小学校のときに少年野球をやっていたのですが、

その時のチームメイトのママさんとは、今も仲良しで、時々会っています。

その中のお2人が、今は名古屋にいらっしゃるので、

「名古屋支部会」を開催いたしました。

 

お互いに、息子のことは良く知っているので、近況を報告しつつ

愚痴ったり、応援し合ったりして、楽しい時間を過ごしました。

 

 

幼稚園入る前からの幼馴染とも久しぶりに会いました。

お互い、子どもが同じ年なので、子どもが小さい頃は帰省の度に

彼女の家に子どもと一緒に遊びに行っていたのですが、

子どもが大きくなってからは会ってなかったので、どうやら10年ぶりくらいの再会らしいです。

 

彼女に久しぶりに連絡を取ったら、

「実は中学で一緒だった あっちゃんと会う約束してるから、一緒に会おうよ!」

ということで、あっちゃんとも会うことになりました。

幼馴染とあっちゃんは高校も一緒だったらしく、

高校同窓会で再会して以来たまに会っているらしいのです。

 

あっちゃん、幼馴染、私は、バレー部。

弱小バレー部でしたので、一勝もできずに終わりましたが

3年間一緒に部活頑張っていました。

あっちゃんとは、中学卒業以来会ってないので、実に30年以上ぶりの再会です。

 

名古屋駅のホテルの喫茶店で待ち合わせだったのですが、

ちょっとドキドキしながら待っていると、

「あれ???? もしかして????? あっちゃん????????」

 

中学の時もかわいらしい子でしたが、今は、キレイなキリリとした素敵な女性となっていました。

あっちゃんは、東京に住んでいるのですが

最近はお母様の介護で名古屋と東京を行ったり来たりしているそうです。

高校を卒業して、看護の学校に行って、さらに助産師の学校も行って、

今も現役でお仕事してて、お嬢様お2人も医療の道に進まれて

素敵に年齢を重ねてきたことが、ちょっと話しただけでもわかりました。

 

3人で、

「そういえば、〇〇って覚えとる~~?」

と名古屋弁で話すわけですが、

私は、中学の話をするのは大っ嫌いなんです。

 

80年代は、全国的に中学は校内暴力が吹き荒れて、学校は荒廃しきっていました。

私の中学も、数十人の不良グループが

鉄パイプ持って学校中を自転車で走り回り

窓ガラスはすべて割られ、壁も天井もボロボロでした。

もちろん、授業なんて成立しませんでした。

 

あるときは学校の破壊、あるときは先生への暴力、あるときは標的になった個人への攻撃。

私も攻撃を受けた1人で、中学は私にとって、「地獄」でしかありませんでした。

 

だから、中学3年間は、私の記憶の中から完全抹消、完全封印して生きてきました。

 

最初は3人で笑って話していられたのですが、

みんなそれぞれにあの荒れ果てた学校への恨みつらみはあって

私自身もとてつもなくつらい思い出がよみがえってきて

なんだか悲しい気持ちになってしまいました。

 

それでも、自分の中で抹消した3年間の中に

幼馴染やあっちゃんは確実に存在していたわけで、

今、大人になって再会して笑い合えるわけで、

今までカチカチにしていた心の奥が、ほんの少しだけ柔らかくなったような気がします。

 

旧友との再会っていいもんですね。