「合唱団員募集」
児童の有志で合唱団を作って合唱コンクールに出よう!というものだった。
音楽の先生が指導してくれて、かなり本格的な合唱団みたい。
これ、実は4月に募集して、今回が2次募集。
コンクールに出るためにはもうちょっと頭数が必要なんでしょう。
合唱団の練習は、朝練習、昼休み練習、放課後練習とあるし、そんなの参加したら遊ぶ時間なくなっちゃうし、やるわけないじゃん?
って感じでその場は終わりました。
そうよね~、ティガーが合唱って…? 歌うまくないし、似合わないわよね…。
合唱団の申込用紙は裏紙を適当に使ってそのままゴミ箱にポイしちゃいました。
ところが
次の日ティガーが血相変えて猛ダッシュで帰ってきました。
「おかあさん、昨日の合唱団の紙はっ????」
昨日いらないって言うから、ゴミ箱に捨てちゃったよ。
ゴミ箱の中を必死になって探すティガー。
一体なに???
幸いにもゴミの日じゃなかったので、ゴミ箱の奥からくしゃくしゃになった紙が見つかりました。
「ボク、合唱団入るからっ!!」
へっ?
なんでも、音楽の先生からスカウトされたんだって。
音楽の時間のあと、ティガーとあと一人男の子が呼ばれて、先生直々に「君たちは歌がうまいから是非合唱団に入ってほしい。」と言われたらしい。
へっ?
ティガー、歌うまかったっけ?
内心、よっぽど合唱団人数が足りなくてどうしても男の子入れたくて、おだてたらその気になってくれそうな子を選んだ?とも思いました。そういえば、学校からもらった手紙をその日に自分から見せてくれた時点で、合唱団にまったく興味ないわけじゃなかったのかもしれません。
とにかく、先生からのスカウトでティガーのハートはノックダウンされたらしく、もうやる気満々です。
でもいいことですよね。
仲間と一緒に歌を歌うって素敵なことだし、本格的な音楽ホールでの合唱コンクールなんてなかなか体験できないし。
とにかくいろんなことに興味持って参加するってことは素晴らしいことです。
で、ティガー翌日に超張り切って合唱団入団の申込用紙持って行きました。
クラスの男の子たちにも、「えっ?男のくせに合唱?ありえねー」とか言われながらも、本人やる気満々ですから、そんな外野の声は全く気にしません。
夏休みのコンクールに向けて、朝練、昼練、放課後練頑張っています。
ティガーはソプラノに決まったようです。
ボーイソプラノ、あと数年でごっつい声に変っちゃうから、今だけの貴重な歌声ですね。
たまに歌ってくれるんだけど、意外とうまい…?
コンクールが楽しみだわ。