恐らくレントンの心理面をどん底まで描いた感じがあり、何となく光明というか浮上というか、むしろ浮上するための準備フェーズに移行って感じでこれからの展開がまた楽しみになってきたエウレカセブン。
正直、色んな伏線回収あり、レントンが新たな世界へ旅立ったりと、今回個人的にはこれから展開していくであろうことを想像したり出来て、めっちゃ面白かったです。
#大野木寛さんの脚本、エウレカセブンだと特に面白いです。
■レントン、自分を省みる
レントンをどん底まで落とすことで、この物語としては丁度折り返しに入った、そんな感じがしましたよ。
これまでの感想で第1話~第3話まではレントンの旅立ちのプロセスを描いていると書いてきましたが、丁度そこで出てくる台詞なんかがぴったりとはまってくるわけで、恐らくシリーズ構成が凄くしっかりしているんだと思うのですが、もの凄い伏線の張り方です。
丁度第3話の感想に台詞の引用を含めてこんなことを書いていたのですが、
>つまり、この旅立ちの時点では好きな女の子を守るという「夢」や、ゲッコーステートと共に旅をするという「憧れ」が先に立って、その先にある「現実」を見据えていないんだよ、という示唆がレントンの独白の中にされているんですよね。
そうなのだ この時僕は
もっとよくこのことについて考えておくべきだった
そして想像を働かせ
この先に僕を待ち受けている事柄の一部分でも感づいておくべきだったんだ
だけど姉さん このときの僕は生き甲斐を見つけた幸福感で一杯だったうえに
横に座っている彼女の透き通った瞳に見入ってしまっていて
そんな考えを思い浮かべることさえ
いけないことだと思い込んでいたんだ
>少年は挫折を知って成長する、そうなんですよ、現実社会は夢と希望だけで形成されているわけではないんですよ。
>#もちろん夢も希望もなきゃ面白くないわけですが、現実世界でもね。
>また、セブンスウェルを引き起こすほどの力、その力の使い方についてもまだ理解できていない。
>それがどういうことを引き起こしていくのか?それを驚愕しながら自覚していく、そういうプロセスが是非見てみたい。
今回まででレントンが旅立ったときに語るモノローグに全てを収斂させてきているあたり、本当にものすごい構成だなと素直に感心、つか感動。
そう、旅立つときにはこの展開が既にあったわけなんですよ。
ゆえに第2クールに入って落とされていたレントン自身や、エウレカとの関係性もここで一旦物語の展開としては終わり。
ここからはレントン、そしてエウレカが自分の心と向き合っていく、そういう展開になっていくに違いないと確信しましたよ。
第2クールは、僕は最初からレントンとエウレカが自分の心と向き合うためのクールだ、なんて言っていたのでここからが楽しみで仕方ないです。
しかも今回は第21話ということで、ぴったり第2クールの折り返し地点、これは第2クールのラストはかなり期待できそうかも。
■外の世界を知る
レントンが自分と向き合うために、ゲッコーステート(世界)の外に出る、という展開がまた上手くて。
ここに来てゲッコーステートよりも更に外の世界を知る、これが少年の成長物語としては外せない、これもまた王道ですね。
#タルホ姉さんの言葉はレントンが戻ってくること前提だし、しっかりとレントン少年には成長して帰ってきて是非ともタルホ姉さんに尻を叩かれて下さい(笑)。
ファーストガンダム見てる世代の人だったら絶対ここでアムロ脱走を思い出すと思いますし(多分)、そこで出てくるチャールズとレイを見たら「ランバ・ラル?」って思っちゃうでしょ(僕が)。
ゆえにレントンがゲッコーステートを出たところから、ああ、このままチャールズたちと合流しちゃわなかなぁ、なんて期待してたら予告で案の定合流(嬉)。
ここで違う角度からゲッコーステートを見たり、ゲッコーステート以外の大人な感じ人(チャールズとレイ)と触れ合ってみたり、それを踏まえて自分と向き合ってみたり、エウレカへの気持ちを再認識したりしないかなぁ、なんて勝手に想像が膨らんで、これからの展開が楽しみになってきました。
■心拍数
もうすれ違ってしまうレントンとエウレカがとても素敵なんですが(笑)、やっぱりボーイ・ミーツ・ガールですよ。
#心拍数が上がるって表現もエウレカらしくて良いなと。
自分の気持ちに気付き始めるエウレカがなんかめっちゃいい感じで、主人公の二人の距離を物理的に離すことで互いの気持ちを盛り上げていくっていうのは王道だけれども、これがまた楽しみで、楽しみで(笑)。
■メリクリウスとヴァイエイト(違)
赤と青のLFO、めっちゃカッコよかったっす。
特にリフボードが飾りなんてあたりイイです。
#しかもそれぞれ赤と青で戦い方が違ってたりするわけで、二人のコンビネーションもバッチリって感じです。
#チャールズのC.V.は小杉十郎太さん、アップルシードのブリィや巌窟王のアルベールパパなど、カッコいい声ですな。
■余談
エウレカセブンのプロデューサーの竹田青滋さんはオフィシャルコメントで、エウレカセブンではサブカル視点で見た「戦争」を描く、みたいなことを言っていたので、今回までのプロセスはやっぱり必須だったんでしょうね。
メインカルチャーの視点で描く戦争はDESTINYでやって、二つの視点を持ちながら描いていくという趣旨のコメントだったと思います。
#ゆえにDESTINYでは最初からシン達新キャラはほぼ全員軍人で始まっているし、MSに乗っていて人を殺しているというあたりの表現をあえて入れてこなかったのかもしれませんね。
全部を全部対比して見るのはさすがに無理だと思いますが、機会があったらそういう視点の比較をしてみると面白いかもしれないですね。
■余談2
これからはどんなにプロジェクトが忙しくなろうとも、プロジェクトルームに大量のお菓子を持ち寄ることは禁止にしようと思いました(笑)。
#プロジェクトが佳境になるといつの間にか、誰ともなくお菓子を持ち寄ってしまうというのはやはりストレスのなせる業なのでしょうか。
正直、色んな伏線回収あり、レントンが新たな世界へ旅立ったりと、今回個人的にはこれから展開していくであろうことを想像したり出来て、めっちゃ面白かったです。
#大野木寛さんの脚本、エウレカセブンだと特に面白いです。
■レントン、自分を省みる
レントンをどん底まで落とすことで、この物語としては丁度折り返しに入った、そんな感じがしましたよ。
これまでの感想で第1話~第3話まではレントンの旅立ちのプロセスを描いていると書いてきましたが、丁度そこで出てくる台詞なんかがぴったりとはまってくるわけで、恐らくシリーズ構成が凄くしっかりしているんだと思うのですが、もの凄い伏線の張り方です。
丁度第3話の感想に台詞の引用を含めてこんなことを書いていたのですが、
>つまり、この旅立ちの時点では好きな女の子を守るという「夢」や、ゲッコーステートと共に旅をするという「憧れ」が先に立って、その先にある「現実」を見据えていないんだよ、という示唆がレントンの独白の中にされているんですよね。
そうなのだ この時僕は
もっとよくこのことについて考えておくべきだった
そして想像を働かせ
この先に僕を待ち受けている事柄の一部分でも感づいておくべきだったんだ
だけど姉さん このときの僕は生き甲斐を見つけた幸福感で一杯だったうえに
横に座っている彼女の透き通った瞳に見入ってしまっていて
そんな考えを思い浮かべることさえ
いけないことだと思い込んでいたんだ
>少年は挫折を知って成長する、そうなんですよ、現実社会は夢と希望だけで形成されているわけではないんですよ。
>#もちろん夢も希望もなきゃ面白くないわけですが、現実世界でもね。
>また、セブンスウェルを引き起こすほどの力、その力の使い方についてもまだ理解できていない。
>それがどういうことを引き起こしていくのか?それを驚愕しながら自覚していく、そういうプロセスが是非見てみたい。
今回まででレントンが旅立ったときに語るモノローグに全てを収斂させてきているあたり、本当にものすごい構成だなと素直に感心、つか感動。
そう、旅立つときにはこの展開が既にあったわけなんですよ。
ゆえに第2クールに入って落とされていたレントン自身や、エウレカとの関係性もここで一旦物語の展開としては終わり。
ここからはレントン、そしてエウレカが自分の心と向き合っていく、そういう展開になっていくに違いないと確信しましたよ。
第2クールは、僕は最初からレントンとエウレカが自分の心と向き合うためのクールだ、なんて言っていたのでここからが楽しみで仕方ないです。
しかも今回は第21話ということで、ぴったり第2クールの折り返し地点、これは第2クールのラストはかなり期待できそうかも。
■外の世界を知る
レントンが自分と向き合うために、ゲッコーステート(世界)の外に出る、という展開がまた上手くて。
ここに来てゲッコーステートよりも更に外の世界を知る、これが少年の成長物語としては外せない、これもまた王道ですね。
#タルホ姉さんの言葉はレントンが戻ってくること前提だし、しっかりとレントン少年には成長して帰ってきて是非ともタルホ姉さんに尻を叩かれて下さい(笑)。
ファーストガンダム見てる世代の人だったら絶対ここでアムロ脱走を思い出すと思いますし(多分)、そこで出てくるチャールズとレイを見たら「ランバ・ラル?」って思っちゃうでしょ(僕が)。
ゆえにレントンがゲッコーステートを出たところから、ああ、このままチャールズたちと合流しちゃわなかなぁ、なんて期待してたら予告で案の定合流(嬉)。
ここで違う角度からゲッコーステートを見たり、ゲッコーステート以外の大人な感じ人(チャールズとレイ)と触れ合ってみたり、それを踏まえて自分と向き合ってみたり、エウレカへの気持ちを再認識したりしないかなぁ、なんて勝手に想像が膨らんで、これからの展開が楽しみになってきました。
■心拍数
もうすれ違ってしまうレントンとエウレカがとても素敵なんですが(笑)、やっぱりボーイ・ミーツ・ガールですよ。
#心拍数が上がるって表現もエウレカらしくて良いなと。
自分の気持ちに気付き始めるエウレカがなんかめっちゃいい感じで、主人公の二人の距離を物理的に離すことで互いの気持ちを盛り上げていくっていうのは王道だけれども、これがまた楽しみで、楽しみで(笑)。
■メリクリウスとヴァイエイト(違)
赤と青のLFO、めっちゃカッコよかったっす。
特にリフボードが飾りなんてあたりイイです。
#しかもそれぞれ赤と青で戦い方が違ってたりするわけで、二人のコンビネーションもバッチリって感じです。
#チャールズのC.V.は小杉十郎太さん、アップルシードのブリィや巌窟王のアルベールパパなど、カッコいい声ですな。
■余談
エウレカセブンのプロデューサーの竹田青滋さんはオフィシャルコメントで、エウレカセブンではサブカル視点で見た「戦争」を描く、みたいなことを言っていたので、今回までのプロセスはやっぱり必須だったんでしょうね。
メインカルチャーの視点で描く戦争はDESTINYでやって、二つの視点を持ちながら描いていくという趣旨のコメントだったと思います。
#ゆえにDESTINYでは最初からシン達新キャラはほぼ全員軍人で始まっているし、MSに乗っていて人を殺しているというあたりの表現をあえて入れてこなかったのかもしれませんね。
全部を全部対比して見るのはさすがに無理だと思いますが、機会があったらそういう視点の比較をしてみると面白いかもしれないですね。
■余談2
これからはどんなにプロジェクトが忙しくなろうとも、プロジェクトルームに大量のお菓子を持ち寄ることは禁止にしようと思いました(笑)。
#プロジェクトが佳境になるといつの間にか、誰ともなくお菓子を持ち寄ってしまうというのはやはりストレスのなせる業なのでしょうか。
交響詩篇エウレカセブン DVD第3巻 2005/9/23発売 第7話~第10話を収録 |