蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

西尾維新作品 ミニ感想

2004-11-12 13:55:42 | 小説 感想
今まで食わず嫌いをしていた西尾維新さんのノベルズを2冊ほど読んだのでミニ感想を。

ここまで読んだのは『新本格魔法少女りすか』とデビュー作にあたる『クビキリサイクル』の2冊で、食わず嫌いを反省するほど面白かったです。

■西尾維新という作家さんは
81年生まれの若い作家さんなんですが、文章の洗練さ等はさておき、僕がこの人の作品2冊を読んで思うのは、まずキャラを作る、徹底的に(キャラを)突き詰める、そしたら後はキャラが勝手にストーリーを進めてしまう、きっと作家本人の意思よりも強く、そんな小説を書く人なんだな、という印象ですかね。

多分、この人の創作スピードはそういうところにもあるんじゃないかと思った次第。
ほんとキャラが強くて、各キャラが勝手に世界観を創り、勝手にストーリーを進めて、惜しげもなくキャラが散っていく、だから引き込まれちゃう、そんな感じ。

文章にかなりクセがあって、独自の言い回しを多用するので慣れるまで少し時間がかかるかもしれないですが、キャラが鮮明にイメージできる頃には十分西尾ワールドを堪能できるかと思います。
そういう意味では『月姫』『空の境界』の奈須きのこさんと世界観は全く違いますが、何となく同じアプローチというか似た雰囲気(この辺うまく表現できません)を感じるかもしれません。
ミステリーとかそういうカテゴリでくくって考えないほうが素直に楽しめると思います。

では個別ミニ感想というか紹介を。

■戯言シリーズ『クビキリサイクル』
西尾維新さんのデビュー作にして第23回メフィスト賞受賞作。
クビキリ、サイクル、リサイクル、駄洒落かと思うくらいハマるタイトルなんですが、絶海の孤島を舞台にした殺人事件をベースに話が進みます。

ちょっと『すべてがFになる』を思わせる設定ですが、僕はこれを推理小説とかミステリーという範疇でくくらないで、西尾ワールドとして捉えてもらったほうがより楽しめると思いますね。
これでもか、というくらいに強烈なキャラが登場し、それぞれがそれぞれのストーリーを展開させる、まさに西尾ワールド。
それを狂言回しである主人公「いーちゃん」が傍観者として関わっていくわけですが、これは推理を楽しむのではなく、キャラを味わってください、主人公である「いーちゃん」を含めて。

ラスト20ページはひっくり返されたちゃぶ台をさらにひっくり返された感じでイメージとして捉えるのに多少時間がかかりましたが、読み終わった直後には既に続巻の『クビシメロマンチスト』を購入してました。
万人にお勧めか?と問われると結構困るんですが、ハマる人は確実にハマる、そういう作品です。
#本格派ミステリが好きな人とか、文章に洗練さを求める人はちょっと抵抗あるかもね。

■『新本格魔法少女りすか』
長崎県が魔法の王国で、舞台は佐賀県。
長崎県には魔法使いが存在し、主人公のりすかはそんな魔法使いの中でも超天才「赤き時の魔女」10歳。
そのりすかと同じく10歳の供犠創貴(くぎ きずたか)が織り成す西尾ワールド全開の物語。

もし僕が『ファウストVol.2』から読んでいたら、絶対に絶対にこの『りすか』は読まなかったと断言できます。
しかし、それも西尾ワールドの策略なのか、その問題の章を読んだ今でも『りすか』かなり好きかもしれません。
いや、確実に好きです。

では、問題の第2章(これがファウストVol.2に収録されていた)を読んだ感想は・・・。
「供犠創貴(くぎ きずたか)、絶対に許せん!!」です。
第2章読み終わった瞬間にもう二度と読むの止めようかと思うほどに、この主人公の一人である「供犠創貴」を許せませんでした。
17年後のりすかの性格が歪んでいるのはお前のせいだ、つか、そもそも人間としてお前を許せん!こんな感じ。

でもこれも戦略なのかもしれないな・・・。
この後、供犠創貴が改心する、もしくはりすかとの触れ合いで「変化」する、少しでも贖罪しやがれ、それを見るまではやめられないぞ、と思ったのですが、第3章ではその片鱗を少し覗かせるわけで、完全に術中にハマッた感じです。
してやられました。
供犠創貴が「変化」するまで、17年後のりすかの性格がマシになるまで読んでやる、逆に火をつけられた感じ。

独特の表現や言い回しは健在なのですが、戯言に比べると読みやすかったですね(デビュー作と最近の作品という違いはもちろんあると思いますが)。
何よりきずたかは許せませんが、りすかが可愛いので(本音)。
しばらく2巻は出ないと思いますが、僕は確実にりすかファンになったようです。

■イラストもイイ
戯言シリーズは竹さん、りすかは西村キヌさん、どちらも作品にマッチした素敵イラストですね。
これ以外考えられないというくらいマッチしてますよ。
西尾作品はキャラが命なので、こういうイラストとマッチして初めて西尾ワールドを構築できるんだろうなぁ。

万人にお勧めというわけではないんですが、ご興味ある方にはお勧めでございます。
#西尾維新さんの10年後、20年後なんかも楽しみです。

KURAU 第19話 感想

2004-11-12 12:47:33 | アニメ 感想
今週のKURAUは終盤へ向けて展開し始めたばかり&忙しいので短めに。

■アヤカ
何かに集中する(この場合リナクス確保)ことで、現実から目を背けた、つまりアヤカ自身も逃避していたことが語られましたね。
アヤカの場合、この独白自体が懺悔に繋がっていると思うのですが、やはり救いの手はダグから入って欲しいところ。
このアヤカの「変化」はこの作品でも泣きのポイントのひとつです。
またここに「家族への憧憬」が織り込まれているところも泣きのポイントというか、このKURAUという作品のキモですね。
リナクスであれ人であれ、「対」の存在が重要になる気がするので、やはりここはダグの参戦が望まれるところなんですよね。

自らの意思でクラウとクリスマスも自らの意思で今度は動き出します。
今までは「逃避」するだけだったのですが、今度は「行動」に移しておりそれがアヤカの「変化」とパラレルで描かれるっていうのが熱い。

■The beginning of the end
今回登場するリナクスの双子。これが分からない。
少なくともクラウやイヴォンとは異なる考え方を持っていると思いますが、彼らの意味するところがまだ分かりません。
終盤へ向けて彼ら双子がクラウたちにどういう意味を持たせるのか、もうタメとしては最後になってくると思うんでしっかり見届けたいですね。
「The beginning of the end」 エンドテロップですが、うん、まさにそんな感じ。

今週のマガジン 50号 感想

2004-11-11 13:31:23 | マガジン(とサンデー)感想
今週もマガジン面白いですよ、ほんと満足です。

■あひる
これは最近ちゃんと読み始めたんですが、試合に入ってからまた面白くなってきましたね。
マンツーで張り付くのはきついからねぇ、やっぱりそういう作戦取るよね。
さて、後半に入ると苦戦は必至なんですが、何をやってくれるか今から楽しみです。

■輝
たまにはこういう話もいいですねぇ。
北見先生が輝は大器晩成みたいなこといってたから、この二人がくっつくのはもっと先なんだろうなぁ。
しかし、そういえば輝のお母さんのこと、何も知らない・・・。今頃気が付いた・・・。

■エア・ギア
シムカが託したのはそういうことだったのか・・・(涙)。
これにてベヒーモス編も終了かな、スゲー面白かったですよ。
蓮ちゃんにも救いがあったし、アキラかっこ良過ぎだし、アギトの狙いにも救いがあってほんと良かったわぁ。
蓮ちゃん良かったよ、ほんと・・・(泣)。
アギトはアギトでアキラのこと考えてたんだなぁ。

そして初代スリーピング・フォレストの「空」と、それに対する「海人」。
因縁かなり深そう。
実は「海人」はアギトの前の「牙の王」だったのではないかなぁ・・・。
それで初代スリーピング・フォレストが壊滅したのは海人が原因だとか・・・(必至に妄想中)。
とにかく「あんな形でしか感情を現せない」海人が今後どうやってイッキと関わっていくか、そしてその過去が明らかにされていくのか、また楽しみになってきました。

あと「紫電の王」はかっこ良かったなぁ。
イッキとガチンコの対決が見たいものです。
ああ、エア・ギア大好き。

■ネギま
龍宮のあの「目」は何?
こういう回にもそういう伏線入れてくるわけ?
つか、幽霊のクラスメートって・・・イイじゃないですか(あれ)。

■涼風
この後涼風視点にならないかなぁ。
今のところ大和視点とほのか視点は結構描かれているんですが、陸上の悩み以外で涼風視点が読みたいところ。
そうは言ってもほのかちゃんが不憫でならない・・・(もう不幸決定のような言いようだ)。
この娘にも救いを与えておくれよ~。

■スクラン
沢近・・・じゃない!!

■キャプテン
これ、すっごく面白いんですけど。
アンダースロー止めるってのはある程度想像ついたんですが、またまた均衡状態を作りそうですよ、これは。
後は蛯名をどう崩すか、なわけね。
デレック狙いの内野安打攻勢なんだろうか?
このマンガもある意味予想つかないからなぁ。

■チェンジング・ナウ
この人、きっと画うまいと思う。
だから早くアシスタントつけてあげて。
#1ヶ月くらい募集してるよな、確か。

■クロマティ高校
・・・最高だわ、これ。
どういう感性なんだろうなぁ、ほんと。

■フルたま
古都ちゃんいじめるのは禁止です。
僕が許しません。

■もうしませんから
やっぱり漫画家へのインタビューが面白い。
つか、この駄目っぷりに癒されます。

マガジンも面白いし、ジャンプも面白いし、少年誌ってやっぱり面白いなぁ。

ハルちゃん同盟 活動レポート

2004-11-11 11:07:50 | ハルちゃん同盟

今週のジャンプに掲載されている『リボーン』の「イーピンインパクト」による激しい動揺からようやく通常生活に戻れそうです(挨拶)。
「ハルちゃん同盟」に大きな衝撃を与えた「イーピンインパクト」とは何か?
その疑問にはたかすぃさんが超分かりやすい解説をしてくれているんでこちらをご参照ください。
ちなみに命名者はエッジさんです(つか、エッジさん、このネーミングセンスは秀逸ですよ!ハルちゃん同盟の年表書く時に便利です。って年表?)。

■そもそもリボーンとは何か?
という方はkamakuraさんの「トマト根絶委員会」のこの記事をご参照ください。

■じゃあ、ハルちゃんって何者よ?
と言う方はたかすぃさんの「マンガがあればいーのだ。」のこの記事をご参照ください。

ちょっと「イーピンインパクト」によって「ハルちゃん同盟」の活動基盤を揺るがされそうなので、基盤を固めるためにも現在加盟いただいている(強制含む)方々のご紹介をしたいと思います。

■正会員
AZUSAさん
ハルちゃん同盟を立ち上げるにあたり、その起爆スイッチを僕に押さざるを得ない状況を作ってくれた軍略家にしてデザイン担当。
AZUSAさんが提供してくれた素敵バナーはこちらから。
そして「ハルちゃんシューマイになる」の絵はこちらから(笑)。

たかすぃさん
僕を上手く煽ることにかけては今のところ右に出るものがいません。
少年誌のヒロインを特集した記事は僕個人として「超好き!」です。
少年誌の大人の楽しみ方?を良くご理解されている素敵な方です。
#こんな紹介じゃ駄目ですか?たかすぃさん?

犬神知三郎さん
他のメンバーの方々は僕が半ば強引に巻き込んだ形なんですが、そういう意味では一般公募で初の応募者、即採用!みたいな非常に貴重な御方です。
ジャンプ系キャラ全般に深い愛を感じるサイトを運営されていて、僕はデスノのベビーカーに乗るエルとライトのアイコンがすげー好きです。

■準会員(強制含む、つか全部強制)
エッジさん
「イーピンインパクト」の命名者にしてハルちゃん同盟の影の執行部隊長。
リボーンサーチ登録を勧めてくれたのもエッジさんで、そのおかげで犬神知三郎さんが加入されることにつながったので、ばっちり暗躍しています(感謝)。
ナチュラルなジャンプ感想はまずここで読みましょう。

kamakuraさん
完全に僕が巻き込んだ被害者。
それは単に僕が「トマト根絶委員会」のファンだからという全く関係の無い理由です。
1点集中型の感想・記事にいつも楽しませてもらっています。
最近ではいちご100%の感想は、自分で書くよりもkamakuraさんが何を書いてくるかを想像するほうが遥かに楽しいです。

あいばさん
ガンダムSEED時代からの僕のリスペクトサイト。
ジャンプ感想も含めて「目から鱗」が落ちるような考察は一見の価値ありです。
そんなあいばさんですが、「ジャンプを購入する理由のひとつにハルちゃんがいるから」という失言をしたため、ハルちゃん同盟に強制加入となりました(ふふふ)。

一応、自分を含めて7人の侍が揃ったことになります。
目標5人だったので、これは大きく目標を上回りましたよ、皆さん。
ということで「ハルちゃん同盟」は「ハルちゃん7(セブン)」に改名します(嘘)。

ひっそりと活動してますんで、見守ってね。
#まだ加盟員募集中ですよ。
#加盟希望の方はコメント欄でこっそり教えてくださいね(全然こっそりじゃねー)。

巌窟王 第6幕 感想

2004-11-11 01:38:02 | 巌窟王
ユージェニーもやはりシナリオの内側に入ってしまったか・・・。
これはアルベールがパリの外に出る引き金を引いてしまうかもしれない、世間知らずのアルベールが勢いで外の世界に飛び出してしまう、そんな引き金を。

しかし、今回第6幕を観た誰もが同じ感想を持ったことでしょう。
何故あの父親と母親から(特に父親から)ユージェニーが生まれたのか、本当に不思議でなりません。
#つか、ありえないよ・・・orz。

■伯爵の歩いた後には
草も生えないと言うわけではないのですが、隠れていたほころびがそっと明らかにされていくようです。
またそのほころびはすっと糸を抜くだけでバラバラになってしまいそうなほど危うい。

■ユージェニーとアルベール
ユージェニーはアルベールを「子供」と評しますが、それに呆れている反面、ほっとしている側面も持っているのではないか、そんな気がしました。
アルベールはまだ疑うことを知らない。
ユージェニーの両親、またその環境の中では彼女自身、心底うんざりしている。
そんな中でアルベールの存在は呆れるほどに世間知らずで無邪気であるがゆえにほっとしているのかもしれません。

そんな世間知らずをアピールするかのごとく描写されるアルベールですが、彼は最終的に非常に悲惨な状況を乗り越えてたくましくなるのではないかと思うのですが、そのときにはやはりその隣にユージェニーにいて欲しいものです。
ただそれはかなり後の描写になるのではないかなぁ。

今回のユージェニーの独白は、アルベールの外に出たいという気持ちを刺激せずにはいられない。
伯爵の仕掛けはやはりそこにあって、外堀のひとつとしてユージェニーの家庭環境をうんざりする方向性に拍車をかけたと見えます。
全ては世間知らずのアルベールを外の世界に出すために。
#ここまでかなり妄想なんで、あまり信じないでね(ここまで書いといてそれかよ)。

■エデ
エデがまさかそうくるとは思わなかった・・・。
感情を一切表に出さないのかと思っていただけに、その憎悪が見て取れるというものです。
エデの場合は戦争にかなり関係がありそうですね。
モンテ・クリスト伯とはその憎悪の一点(とその関係で助けられた恩)でつながっているのかもしれません。
それにしてもエデ、美しすぎです。
#でも僕はユージェニーのが好き。

■そしてエンディング
何度観てもこのエンディングかっこいいなぁ。
それはそれとして、今回もいろいろと緊張感ある仕掛けがなされました。
エクリプス(日蝕・月蝕)は何を仕込まれたか?
その名のとおり、何を蝕んでいくのか?
これから始まるオペラよりも、モンテ・クリスト伯を中心に始まる人間オペラの方に興味津々です。
巌窟王、相変わらず面白い。

予告の最後に映ったのはペッポですか?
#実はユージェニーよりペッポが好(殴)。

舞-HiME 第6話 感想

2004-11-10 12:38:17 | 舞-HiME
何か忘れていると思っていたら舞-HiMEの感想書くの忘れてました。
最近忙しいので書いた気になっていましたよ。

もう今週は碧に限るんですが、不思議なもので先週まではどう見ても舞より年下に思っていた碧が、今週では一体何歳なんだと(多分23・4くらい?)、もう絶対年下に見えないのですよ。
つか、マシンロボのロム(古すぎてついて来れない人は黙殺してね)並に決め台詞の連発、碧・・・、好きです(えー)。

HiMEでありつつ、古代伝承などからオーファンとHiMEについて研究しているという立場なんでしょうか、ともあれ、舞とは異なる年代のHiMEが存在することが分かったわけですが、いったいいつ頃からオーファンとHiMEの関係は始まっているのでしょうか。
その辺、凪とは別に碧の側から語られるんでしょうかね。

そして後何人HiMEは存在するのか?
一人は確定だと思うんですが、もう一人は舞のバイトの友達なんかも実はHiMEだったりして(妄想)。
神社にいた娘も怪しい・・・(いろんな意味で)。

あんまり付加価値付いて無い感想なんですが、ライトエンタメな舞-HiME、なんも考えずに楽しめるんでこういうのもアリかなと。
それにしても碧は強烈だったなぁー。

今週のジャンプ 50号 感想

2004-11-09 21:00:32 | ジャンプ感想
何か最近のジャンプ、ちょっと面白すぎじゃないですか。
かなり満足してるんですが。

■リボーン


そ・れ・は・あ・り・で・す・か?
ハルちゃん同盟に衝撃が走りそうなほど、イーピン(10年後)の姿に驚愕。
これはキャラかぶったりしないのか・・・。
しかも爆発オチ。
耳はどこから・・・?
つか、耳どころかどんな構造なの・・・?
つか、イーピン同盟・・・(いやいや、戯言いってると現実化するからやめよう)。

ハルちゃーん!!
「はひっ!?」
やっぱりハルちゃんで。
#あまりの動揺にもはや感想の様相を呈していません。



まだまだ同盟、募集中です。

■ブリーチ
おおおおお、面白い。
浮竹・春水vs山ジイの戦いは一体山ジイに何を語らせるんだろう。
もしこの隊長格の戦いの中で死人が出るとしたらひょっとしたら山ジイかもしれないなぁ。
この辺のバトルシーンは単行本で一気に読んだ方が面白いかもね。
#それでもこの展開、十分満足なんですけど。

■デスノート
また相打ち(笑)。
ようやくエルがリスクを冒し始めましたね。
エルの命が狙われてこそ、デスノートってのは面白いんで。
1ヶ月という区切りをつけて、かつ、今まで味方だった陣営がある意味足かせになって、エルが動かざるを得ない状況を作るってのはうまいなぁ。
キラがエルになるって表現がありましたが、エルがキラになっても面白いななんて思ったりして。
しかし、最高だな、ミサミサは。

■ワンピース
これは凄いね。
もう映画みたいな展開っていうのか、臨場感溢れてるっていうか、ロビンを巡る緊張感が凄いね。
このロビンに対する「タメ」ってのがほんと凄くて、これが開放・解決される時ってのはもうえらい感動間違いなしだと思うんですが。
今から鳥肌立ちそうです。
またこんな伏線(古代兵器)まで持ってくるとは・・・。
ここからがロビンというキャラの本領発揮、というか真意が明らかになっていくかと思うとたまらん!

■ナルト
何気にこういうインターバル好きなんですよね。
というかエピローグだったね。
外伝はカカシじゃなくてサクラ希望(結構本気で)。

■WaqWaq(ワークワーク)
先々週あたりから感じていたやばさがついに現実に・・・。ヤバー!!
防人は7人いるらしいですが、五行の考え方もあるんですね。
五行なんで2つあまっちゃいますが・・・。
そんなことよりハガキだそ。

■ゲドー
こちらは順調に終了へ向けて展開中ですねぇ(寂)。
僕は結構ゲドー好きだったんで、非常に残念です。
次の連載、期待しています。
#つか、まだ終わってないよ。

■武装錬金
うおおお、斗貴子さん、ひょっとして15cmくらいになった?
先週からこんなことしか言ってません。

今週もおなか一杯です。
おかわりー(何の?)。

蒼穹のファフナー 第18話 感想

2004-11-09 01:47:11 | 蒼穹のファフナー
「お父さんはフェストゥムとどう違うの?」

涙ながらに訴える真矢。
蒼穹のファフナー、これはちょっと良すぎます。ほんとに。

今回一度も戦闘シーンはありませんでした。
物語前半にあれだけ違和感を覚えた日常のシーン。

それなのに、これだけ魅せるってのはどういうことですかね。
それどころか、日常のシーンを含めて、全てが今は輝いてみえるんですけど。

あれだけ訳が分からなかった前半の物語が全て「タメ」だったと、今ならようやく理解できます。
そして、この日常シーンを含めたインターバルを最後に、平穏な描写はもうされないのではないか、物語はより苛烈な方向へ向いていくのではないか、そんな予感が漂うからこそ、この第18話の良さが光るのかもしれません。

■フェストゥムとの違い
冒頭の真矢の言葉に戻りますが、これはAパートで道生が真矢に語る言葉から来ているんですが、滅ぼそうとするだけなら、無に帰そうというだけならそれは人間もフェストゥムも変わりはない、人間は人を思いやることができるから人間なんでしょう、という意味をこの一言に涙を添えて自分の父親に語るなんて切な過ぎます。
フェストゥムとの違い、それは真矢を直接かばった弓子だけでなく、一騎や総士、乙姫(つばき)たちの言動が証明しているんですね。

■まやかしの平和
物語前半に感じていた違和感、それはまさしくまやかしの平和だったわけですが、今この18話を観るとこんな世の中で、生き抜こうとするためにその「平和」を願う心を忘れて何が悪い、この思いを、人間らしさを守って何が悪い、そんな風に思えるようになってきました。
兵士たちに普通の暮らしを教える、戦争しか知らない世代に「平和」って何かを教える、Aパートの描写はここにもかかってくるのかと思うと、もう関心しきりで。
自分でも不思議です。これが冲方マジックなのか。
もうそれすらどうでもいいくらい、今のファフナーはイイです。

■さよなら 蒼き日々よ
「今ならそう言えるだろう ここがその楽園さ さよなら 蒼き日々よ」
今回の第18話で、angelaの歌う主題歌『Shangri-la』の歌詞のワンフレーズが持つ意味の大きさがようやく分かりました。

今まで当たり前だと思っていた平和は、数え切れない犠牲のもとになりたっていることを知る一騎たちパイロット。
外の世界を知ることで、そこが仮に偽りの平和だったとしても、そこには守るべき価値があり、それを知らなかった、知らずに済んだ幸せな「蒼き日々」に別れを告げる決意を持った今回。
自分達はファフナーの電池と呼ばれようとも、遺伝子工学の化物と呼ばれようとも、人であろうとして、存在しようとして、それで何が悪いと、この島や家族を守って何が悪いと証言台で決意するパイロット達に、改めて「決意」を促したシーン。

これはこれから熾烈になる戦いを前に、島の大人たちが残したかったもの「楽園」の意味、それを残そうとする意思を理解して、守られていた日々に別れを告げ、自分達でこの「楽園」を守るために立ち上がる、そういう意味だったんですね・・・。

「愚かでいいのだろう 見渡す夢の痕 さよなら 蒼き日々よ」
このフレーズだけで今は泣ける・・・。
『Shangri-la』、それは理想郷。
「今ならそう言えるだろう ここがその楽園さ さよなら 蒼き日々よ」
一日経って、この蒼穹のファフナーのことを考えてみると、とんでもなくイイ作品なんではないかと思う次第。

■真矢のポジション
海辺でカメラを構えて皆を写す真矢を見て、「違うだろ、君に今必要なのは自らその場所に飛び込んでいく勇気だろ」なんて思ってました。
自分の居場所を探し始めた真矢が、ここでトップの資質を持ったパイロットとしてファフナーに搭乗していくのは一視聴者として心配でなりません。
彼女こそが「存在肯定」しうる存在に他ならないと思っているので。

苛烈になる予感漂う19話以降ですが、真矢のポジション、変化が最大の見所になってくる、そんな気がしてなりません。
ああ、今週も蒼穹のファフナーは良かった。

『のだめ カンタービレ 第7巻・第8巻』感想

2004-11-08 12:38:00 | コミックス 感想
人間には2種類のタイプがある。
それは単行本を大人買いするタイプか、それ以外かである。
・・・何を言わんとしているかというと、

「のだめカンタービレ第7巻と第8巻は、大人買いしようがしまいが、この2巻は絶対にセットで読むことをお勧めします」

と声を大にして言いたいのです。

前巻の感想でも
千秋の卒業を期に新しいステージに挑むことになる千秋、のだめの二人が楽しみでしかたないと書いたのですが、この第7巻と第8巻はそんな二人の新たな「扉」を象徴する巻になっていて、その「扉」をそれぞれがどう開いていくか、そのプロセスが最大の見ものになっていくのです。

■第7巻は全てが
強力な「タメ」として描かれています。
のだめの当面の課題は天才的な才能を生かすことよりも、音楽とどう向き合うか?これがポイントになっていて、奇しくも天敵的存在のハリセン教師江藤と組むことで、のだめ自身が抱えるトラウマと向き合うことになるのですが、このプロセスが秀逸。

千秋については今回集った仲間たちは全て海外を目指す、もしくは既に海外で学ぶ精鋭たちで、そういった同じ志を持つ仲間の中で、自分のトラウマとも対峙しなくてはならない。

また、第7巻の「タメ」は主人公の二人にとどまらず、オーケストラのメンバーたちにも及んでいて、このオーケストラは今のままいることが許されない前提で編成されているので、気持ちの統一ができずに各人が破綻するという「タメ」を持ってきている。

ここで千秋をはじめ各人が「今度こそ本当の自分の演奏を聴いてもらいたい!!」、「たとえ一年で終わるオケでも この時間が無駄になることは絶対にない」という想いに行き着くプロセスがあるからこそ、この後の第8巻がものすごく面白くなるわけです。

■そして「開放」の第8巻
「さあ 楽しい音楽の時間だな」という千秋の言葉、過去に師匠であるシュトレーゼマンが遺した言葉をそのままに、R☆S オーケストラの公演開始で始まる第8巻。
これはもう圧巻。
まるまる1巻を使った「タメ」があるだけに、この「開放」は素晴らしく感動的。
またこの作品を好きになってしまった、そんな瞬間。

■第8巻は2部構成
になっていて、前半部分はこのR☆S オーケストラの「開放」にあたるんですが、その前半部分のエピローグとも呼べる千秋のトラウマからの「開放」が地味にイイ。
過去ときちんと向かい合うことによって、そのトラウマを乗り越えるわけですが、その鍵はやはり「のだめ」で、千秋の世界への「扉」を開くことになる、これがイイ。
のだめとしては千秋のそばを離れたくないはずなのに、音楽の神が呼んでいるという表現にもあるように千秋を世界に向かわせる、この表現がほんとにイイ。
これはほんとエピローグとしても秀逸だわ。

■そして今度(後半部)はのだめが
過去のトラウマと向き合うことと、音楽に対して正面から向き合うことをコンクールに出場するというイベントを通じて同時進行するところが熱い。
また「音楽と正面から向き合う」という言葉を、シュトレーゼマンと千秋のそれぞれから同じ言葉で語られるのがこれまた熱く、そのきっかけを掴んだのだめが魅せるパフォーマンスは感動を呼ぶだけでなく、彼女をひとつ上のステージに上げた感じなんですよ。
のだめが本当にトラウマを乗り越えられるのか?
これもまた大きな「タメ」となって第9巻へ引き継がれるわけです。
読者泣かせですな。

■この作品には敵がいない
第5巻の感想でも書いたのですが、この作品にはほんとに敵がいないんですよ。
彩子しかり、大河内しかり、嫌な役回りをやるキャラには必ず自分を見つめ直すチャンスが与えられていて、そして大きく「変化」していく。
今回はその役回りを、千秋やのだめの天敵として描かれた教師、ハリセン江藤が演じるのですが、彼が魅せる「変化」も秀逸で、この作者の力量にリスペクトせずにはいられないのです。
「オレはこんな生徒を持った経験がないんや どないして教えたらええんかわからん」と呟いて最後まで付き合う江藤先生の姿に大きな「変化」を見たのは僕だけではないはずです。

■そして何気にカッコイイのが峰
落ちこぼれとして登場し、その後たゆまぬ努力の賜物で天才たちに喰らい付いていく峰がカッコイイ。
彼女をウィーンに戻す配慮や、何より彼の音楽に対する情熱が素晴らしい。
オーケストラのメンバーは固定ではないし、それぞれの活躍のステージがある。
でも何人いなくなろうとも、情熱を持って「進化」させようとする、進化したオーケストラを続けようとする峰の熱意が一番カッコイイ、そう思えるのです。
そしてその想いは第9巻に結実していくわけで、9巻までイッキに読んだ方がいいのかな・・・。

■僕が今一番お勧めできる
マンガなので、是非買うもよし、借りるもよし、マンガ喫茶いくもよし、ちょっと読んでみてくださいよ。
なんかやる気になっちゃいますから。
そんなマンガです。

日曜日はいろいろと

2004-11-08 11:33:00 | Weblog
愛車が故障しました(挨拶)。

と言っても運転席側のパワーウィンドウが故障しただけ、かつ僕の乗っている車ではこの故障が有名なのでついにうちにも来たか、という感じだったのですが、そのままディーラー持っていくと修理費「39,500円」、結構な出費です。

部品の在庫があったので1時間程度で修理可能とのことで、近くに古本屋があったので時間を潰すことにしました。
そこで購入したのが西尾維新の『クビキリサイクル』。
たしか西尾維新のデビュー作で第23回メフィスト賞受賞作だったっけ?
ほぼ新品同様で売っていたので、そのまま購入。これが「500円」。
これで本日の出費「40,000円」。
今の僕にできることは出費の端数を合わせることくらいです(泣)。

と、日曜日はいろいろあってネットに全然繋がってなかったわけですが、本日出社してまずそのアクセス数にびっくり。
gooブログはpv数だけの集計しかやってないんで、どれだけの人が見てくれてるか実情を把握するのは難しいのですが、2000pvを越えていました。
うーん、先週の平均pv数の1.5倍だよ(驚)。
日曜日はDESTINYの後なんで跳ね上がるのは仕方ないかな。

改めまして見に来て頂いている皆様、ありがとうございます。
pv数増えても、今までのスタンスで更新していきますので、皆様今後とも宜しくお願い致します。

で、コメントやトラックバックもたくさん頂きましたんで、ちょっと遅くなるかもしれませんが返していきますんで、気長にお待ちくださいね。