蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

昨日までの購入したもの 4冊(になるはずだった)

2004-11-19 01:45:00 | 小説 感想
昨日までに購入したもの

西尾維新『クビシメロマンチスト』
西尾維新『クビツリハイスクール』
大暮維人『エア・ギア 第8巻』

そして『舞-HiME 第1巻』・・・が、無い!!
どこに行っても無い!!
全国チェーンの書店を回っても、アマゾンにもeS-Books!にも無い(泣)。
マジでありません。・゜・(ノД`)・゜・。。

発売日を逃したがために・・・。
店員さんに聞いたところ、11日に入荷し12日には完売だったとのこと・・・(ぐぅぅ)。
#しかも2件も。
こ・れ・は・間違いなく一番地の仕業に違いない・・・(はぁぁ)。

さて、西尾維新作品ですが、良くも悪くもハマッたようです。
小説を読むという感覚ではもはやなくなっているんですが、ああも魅力的なキャラをよくもまああれだけ散らせるものだなぁ、とある意味感心しております。
キャラが勝手に動いてる、ほんとにそんな感じ。
戯言シリーズは既刊全部読み終わったらミニ感想でも書いてみようかと思っています。

しかし、悲しいなぁ(舞-HiMEを引きずってる)。
今から舞-HiME、リアルタイムで見て立ち直るしかない(明日会社行かない気ですか?)。

で、今観終わったんですが、あまりの衝撃に余計立ち直れそうにありません。・゜・(ノД`)・゜・。。

今日は静に蟹祭り

2004-11-18 15:30:33 | マリみて
蟹が食べたい、蟹が食べたいと思っていたら、職場の女性先輩が差し入れしてくれました。
しかも本日発売の雑誌(コバ○ト)から丁寧に切り取って。
会社の封筒に入れられた薄い「蟹」は傍から見れば単なる書類のやり取りですが、僕にとっては重要機密書類を手渡されたも同然です。
何せ「蟹」が入ってますから。

今夜は「静」かに「蟹」を楽しみたいと思います。
マリア様の「名」のもとに。
先輩、いつもありがとうございます。
#ちなみにこの先輩は僕の趣味を知る数少ない先輩であり理解者なんですが、その分職場での「生殺与奪」を握られているようなもんです。会社バレしたら転職しようかなぁ。
#えー、かなり皆さんを放置プレイして突っ走ってますが、カテゴリ名を見てピンときた方も来なかった方もそっとしておいてください(突っ込みお待ちしています)。

今週のマガジン 51号 感想

2004-11-18 14:41:17 | マガジン(とサンデー)感想
今週もマガジンは安定して面白い。
『一歩』も『kyo』もありませんが、連載陣の質が安定しているというか、ビッグネームが何本か抜けても揺るがないこの安定感は非常にすごいと思います。
#ビッグネームに定期休暇を提供しているスタイルがあるからできるんでしょうね。
水曜日は満足度高いです。

■エア・ギア
8巻買いました。表紙のベヒーモス、カッコイイー!!
大暮先生いつも最高(悶え死にそう)です。

と言うことで本編はベヒーモス戦のエピローグでしたね(しかもアギトメインで)。
つか、アギト羨ましすぎです(特に女医さんのマッサージは超絶反則です)。

アギトの不調はアキトとアギトの融合によるものでは無かった(かもしれない)ということで、必然的にアギトとアキトの融合は兄である海人との決着をつけるところに収斂してくると言うことですか。
か・な・り・期・待・大!!
しかも海人は初代スリーピング・フォレストの解散と関係ありそうだし、奴自身の(イッキによる)開放が描かれるとすれば、来るべき海人編とでも言いましょうか、そういうところへ伏線が収斂してくるんだろうなぁ。
めちゃめちゃ楽しみ(悶え死にそう)です。
#エア・ギアだけというか大暮作品については超主観的に感想書いてるんであまり僕が奇行に走っても気にしないで下さい。

■神to戦国生徒会
「飼います(即答)」
いきなり人間失格な回答してますが、個人的にこの作品、有りか無しかと問われれば「有り」とお答えいたします。
あかほりさとる氏が原作なので、どうしても違う部分を期待してしまうのですが(たかすぃさんあたりが頷いてそうですが)、天上天下っぽくてイイかもなんて。
ムクドリの設定なんかもひねくれててイイと思いますし、軽すぎず、重すぎず、雰囲気重視でやってくれると結構楽しいかもなんて思っております。
ちょっとウォッチすることにします。

■ネギま
赤松先生にはヤラレっぱなしのような気がします。
ここに来て茶々丸を持ってきますか(本来は博士の紹介だけど)。ヤラレました。
茶々丸は小さく小さく伏線張ってたんで、ここに来て浮上してきましたねぇ。
これも有りか無しかと問われれば「有り」と答えましょう(いいのか?)。
#それにしても赤松先生は士郎正宗先生のファンとみました。
#タチコマやランドメイトが登場してましたよ。
#ちなみに僕も士郎正宗先生大好き(15年前くらいにアップルシード購入してるくらい好き)。
#て誰も聞いてないよ。

■あひる
まさにコレ、最後まで走れる奴、これが一番試合で嫌な奴だし、頼りになる奴なんですよね。
ちょっと最近サッカーの試合から遠ざかっていましたが、誘いも来たことなんで来月あたりやるかなー。
#ただし今これをやると怪我します、間違いなく。

■トッキュー
相変わらず面白い。
こういう救助活動が無い状態でも、今後の展開を示唆するような「言葉」が提示されていたりして、今から熱くなります。
しかし!何故なんだ・・・、何故ヤクルトおばちゃんがガピャピンなんだ!?

■涼風
もう笑うしかないようなシチュエーション。
一息つくかと思ったら、まだ広島で一波乱持ってくるのか。ある意味すごいかも。
ほのかへの気持ちと、涼風への気持ちの「質の違い」に気がつくことになるんだろうか。
もうほのかが不憫で(ってこればっかり)。

■スクラン
伏兵、多すぎ!!
つか、イトコ先生も参戦かよ、しかも「山猫(リンクス)」って(笑)。
執事の中村さん(だっけ?)、笑わせてくれます。
そして最終兵器カレリンはまだ温存。まだまだ続くのか・・・。
つか、学園祭前に燃え尽きそうだよ。みんな。

■キャプテン
これは野球マンガではない、プロジェクト・マネジメント・マンガである(燕談:信憑性無し)。
80/20の法則って感じや、プロジェクト・メンバーに明確なゴールを与え、迷いを無くすことでプロジェクト全体のパフォーマンスをあげる、これは非常に重要な基本メソッドですよ。
カズマサのコーチングはプロジェクト・マネジメントでのコーチングに間違いなく値している・・・。
いっぱいいっぱいになったメンバーから、タスクの棚卸しをして、優先順位、できることを明確にする。
そして、以前の輝でもやってましたが、基本に立ち戻らせることで自信を回復させるってのは、僕たちの仕事の常套手段なんで、なんか既に野球マンガに見えなくなってきました(もちろん良い意味で)。

■チェンジング・ナウ
誰かこの人のアシスタントになってあげてください。ほんとに。
じゃないと先に作者が諦めそうです。

■もうしませんから
ゲストはCLAMP。面白かったよ、今回!
僕は『ツバサ』を豪華版で購入していたのですが、正直8巻買うか迷ってたんですよ(保管場所とかいろいろあって)。
でも、これ読んでやっぱり購入意思確定!!
この原稿手伝ってるし!!
#所々小狼くんとかさくらちゃんが登場してるんですよ。
今週ヤンマガの『xxxHOLiC』も面白かったし、CLAMPはほんと凄い集団ですね。
#本音をいうと今は『xxxHOLiC』の方が好き。特に最近の話はかなりいいですよ。

是非『もうしませんから』を単行本化して、帯の宣伝をCLAMPと森川ジョージのダブルネームで実現して欲しい。
#森川先生に釣りに連行されてるのはマジ話っぽくてまた笑える。

あー、今週もマガジン面白かった~。

祭り、やります

2004-11-18 12:47:13 | ハルちゃん同盟

世の中、学園祭もほどよく終わった頃ですが、一部ブログ地域にて「ハルちゃん祭り」なるものを開催せよとの煽りをほどよく受けている燕です(挨拶、長っ)。

ほんとにやるんですか?
つか、たかすぃさんとかやる気120%だし(僕が卒倒しそうです)。

ということでほんとにこっそりと「祭り」やることにしました。
#あーまた墓穴掘ったよぉ・・・orz。

ほんとにプライベートで今週の土・日いないかもしれないんですが、隙を見てプチ祭りします。
だから期待しないでね(誰に言ってるのか)。

当日は新メンバーとして加わったひらりんさんを含め、もう1名新メンバーを追加発表します。
しかもこのメンバーは強制加盟ではありませんよ。ふふふ。

では、「待て!しかして希望せよ!」
#作品が違うって。

蒼穹のファフナー 第19話 感想

2004-11-17 12:10:00 | 蒼穹のファフナー
第18話での心配が現実味を帯びてきた第19話、真矢、君はどこへ行くのだろう。

トップパイロットとしての資質、それは「自己否定」にあると思うのですが、一騎が「ここからいなくなりたい」と思っていたように、真矢も「自分ではない何か」になろうとでもしているのかもしれない。
それは変わろうとする真矢の気持ちの現れでもあるのですが、その「変化」が本当に彼女にとって正しい変化なのか、まだ分かりません。

■総士が真矢を組み入れることに躊躇した
のは、いろいろな理由もあったかもしれませんが、彼女の存在自体が「存在を肯定してくれる」存在であるのに、その彼女自身が戦場に赴いてしまう、それは彼女という存在を失いかねない、そんなリスクを冒してしまうことになるという見方もできます。
彼女が「存在を肯定してくれる」から、彼女が皆のことを「覚えていてくれる」から、彼女が「自分がそこにいると」思っていてくれるから、皆戦場に出て行けるのではないのでしょうか。
それを失うこと、そしてそんな「肯定する存在」である真矢自身が「変化」してしまう、これが何より僕は心配でなりません。

■真矢の苗字「遠見」
それは彼方を見つめるという意味。
スナイパーとしての資質よりも、本質を見極める力、何が大事なのか分かっている彼女の方がよっぽど価値があると思うのです。
きっと、終盤へ向けて真矢にはもう一段階超えなければならない壁が訪れる気がします。
やはりその時には「自分が自分でなくなる気がする」と漏らした一騎に真矢が「どんなことがあっても覚えている」という言葉に一騎が応える、そうあって欲しいと思うのです。
それが今回の一騎が呟く「変わらないものもあるんだな」であって欲しい、そんな気がしました。

■甲洋
実は甲洋のストーリーについてはファフナーを見ていなかった時期なので、かなりもったいないことしたなと後悔しています。
彼のおかげで延命技術を手に入れたけど、今回の変容を見るにフェストゥムに侵食されているようにも見えます(乙姫(つばき)が「そっちは駄目」と叫んだように)。
次週は死者を弔う盆ですが、甲洋自体は死んでいるとも生きているとも言えない状態なんで、非常に微妙です。
やはり彼にも選択を迫ることになるのでしょうか。
翔子という既に亡くなった存在と対比して描かれることになるのでしょうか。
物語は終盤へ向けて非常に危ういバランスを保っているようにも思えます。

個人的にもう一人心配なのは咲良。
今回の件といい、甲洋の登場といい、そして父親に対する想いといい、バランスを今にも失いそうで心配です。

もうここまで来ると一人でも多く生き残って欲しい、そんな気持ちで一杯です。

ハルちゃん感謝デー

2004-11-16 14:32:40 | ハルちゃん同盟
ツナ、ぬっ殺す(挨拶、しかもマンガ違うし)。
まあ、そんな邪険に扱われるハルちゃんが良かったりするわけですが、先週、今週とハルちゃんのポジショニングが変化してきました。
先週はイーピン、今週は京子ちゃん、ハルちゃんと絡んだキャラが非常に魅力的になっていることに皆さんお気づきのことと思います(気付いてくださいお願いします)。
#今週初めて京子ちゃんがかわいいと思えたし、イーピンの涙に感動した(嘘)。
つまり孤高の女神という存在から、周囲を生かす女神へとその存在を変貌しようとしているわけです。

そ・こ・で、今週のジャンプが発売された11月15日を誠に勝手ながら「ハルちゃん感謝デー」と名付けます。
#注意:「ハル感謝デー」とは別物です(そうなの?)。毎月第三日曜日、これが「ハル感謝デー」です。
#ちなみに「ハル感謝デー」は「S.P.B.」の梓さんの記事を参照ください。
#ちなみにこの日は僕もケーキを3個食べることにします(ケーキ大好き)。3個はきついか・・・。

さあ、前置きはここまでにしましょう。
「ハルちゃん感謝デー」の真打ちはこれです。


ハルちゃん同盟用200×40バナー

200×40のバナー、つ・い・に・完成です!!
ちょっと良すぎです。
制作はおなじみの「S.P.B.」の梓さん。
リボーンサーチに登録した時に、200×40のバナーが欲しいなぁ、なんてお願いしたら快く作成してくださいました。
梓さん、いつも素敵提案ほんとにありがとう!
#バナーが「ハル」って文字になってるあたり、もの凄い感動しました。
ということでこの「ハルちゃん感謝デー」はこのバナーの完成記念日でもあるわけです。
さあ、お祝いです!

本ブログでは「ハルちゃん7(セブン)」のメンバーのみならず、いつでもメンバー募集していますので、気が向いたらこそっとコメント欄に加盟希望の旨を書き込んでください。
加盟しても特典はありません(断言)。
#たまに本ブログで紹介される(晒されるとも言う)ことがありますが、その辺はご愛嬌。

ハルちゃんのおかげでジャンプが楽しい、平和と同じくらい尊いことですね(何か違うだろ)。

今週のジャンプ 51号 感想

2004-11-16 13:08:40 | ジャンプ感想
局所的な面白さはMAX、しかし全体のバランスはどうか?という今週のジャンプ。
それでも面白かった。

■ワンピース
「・・・な、なんじゃこりゃー!!うぎゃー!!」
と電車の中でなければ叫んでいたかもしれない今週のワンピース。
こ・れ・は・す・ご・す・ぎ・る・YO!!。
最近ないほどの驚きをありがとう、やっぱりこのマンガはすごかった・・・(ほんとすげー)。
なんとなく、ルフィたちに加わる船大工も決定した感じですね。
しかし、カリファまでとは・・・。
「ンマーッ、カリファ」の言葉がもう聞けないと思うと寂しいが、それを上回る驚きだったなぁ。
#あの鳩が飛んでくるシーンとか鳥肌たったよぉ。

■ブリーチ
砕蜂の装束・・・、これは・・・、ファフナーに乗れます(違)。
なんか続々と懐かしいメンバー含めて終結して、そろそろソウル・ソサイエティー編もクライマックスですね。
重要人物が集結する中で真実もしくは今あるソウル・ソサイエティーの現状なんかが語られる、そして仕掛けた側の意図が明らかになるんでしょうかね。
その前に、夜一姐さんの反撃に期待!

■デスノート
普通に考えたらトイレの鏡にレムが映ったらめっちゃ怖い。
レムの行動が人間臭いってのがレムの最大のポイントなんだろうなぁ。
これはまた、どっちに転ぶか分からなくなってきましたよ。
そしてモッチー最高。

■リボーン


みなさーん、お祭りですよ~、ハルちゃん祭りですよ~、準備は良いですか~?
1、2、3、はひっ!
ハルちゃんがいれば、何でも出来る!
ということで祭りやります(新たな兵器も登場します)。
#参加者募集中

■アイシールド
どぶろく最高!

■銀魂
「先生やめてください 患者達の間で噂になってますよ 私達デきてるって」。
爆笑。
もう他どうでも良いくらいここがツボでした。

■H×H
面白くなって参りました!
しかしですよ、各所でいろんな噂が飛び交っているんでどうなるんでしょ?
確かに物語を終わらせるのも作家の仕事なんですが・・・。
なんか違うドキドキが・・・。

■D.Gray-man
黒リナリーたん、もう終わりでつか・・・orz。
もいっかいやってください(懇願)。
WaqWaq(ワークワーク)のレオもそうなんですが、クマが取れたらミランダさんも美人化してしまうんでしょうか(密かに希望中)。

■WaqWaq(ワークワーク)
想いを引き継ぐ、想いの結晶、こういう表現大好きなんですが、ご覧の掲載位置。
はやく女性の防人を投入して挽回するんだ、藤崎先生、まだ間に合います、つか、間に合って・・・(泣)。
そうだダッキを呼んでくるんだ、次元が違っても大丈夫だよきっと(壊れ気味)。

■ゲドー
こういう大団円的な終わり方、いいなと思います。
#いやまだ終わってないよ。
なんか、ほんと残念だな~。
ストーリーとか、話の視点とか好きだったんですが、世界観やキャラがはまらなかったのかなぁ(讃良ちゃん以外、えっ)。

■スーパーメテオ、師匠とぼく、スクールバトル'04~メガネvs天然~
今回読みきりを3つも乗せてきました。
僕個人としては3つとも結構好きで、さすがジャンプ、連載予備軍の実力はあなどれないなぁなんて思いますよ。
つか、素直に3つとも良かったです。

で、ジャンプの編集部に言いたいのは、こういう載せ方するのは止めた方がいいんじゃないのかってことです。
せっかく力がある新人作家さんなんで、もう少し考えて掲載してあげた方がいいんじゃないの。
ナルト、武装錬金、テニプリが休載ってジャンプの軸が3つも一気に落ちると、なんかいつもと違うジャンプを読んでいるような気がするし、そこに3つも埋めたらせっかくの新人作家さんの印象薄まるんじゃないかなぁ。
まあ、実力のある新人作家さんにチャンスを与えることはとても大事だし、今回の3つはどれも僕は好きだったので良かったんですけど、ベテラン作家さんを無理に走らせるよりはマガジンのように定期的に休みを入れることを前提にローテーション組んだ方がいいんじゃないですかね。
で、やはり新人作家さんに読みきりではなく、連載の枠を与えてあげて欲しいと思うんですが。
金未来杯とか何のためにやったのか、分からなくなりそうですよ。

今週は3つの読みきりが面白かったのでほんと良かった。
ということで、ジャンプまだまだ応援しております。

デュランダルという人は・・・。-DESTINYを楽しむポイントについて-

2004-11-15 19:29:36 | ガンダムSEED DESTINY
ガンダムSEEDやDESTINYを観るときに、キャラやMS戦なんかにポイントを置いて楽しむのはもちろんなんですが、これ以外にもこういう観点で観るとちょっと面白いと思っていることがあります。
以下、3点ほど挙げてみます。

■登場人物の「変化」
前作のSEEDでもメインテーマとなっていたのが「相互理解」や「自ら考えて行動する」ことだったりするんですが、この辺はきっとDESTINYでも引き継がれる想いなんだと思いますし、そこにとても期待していたりします。
人との出会い、対話を通じて今まで見えてこなかった世界が見えてくる、今まで状況に流されてきたところから自分で考え決断していくプロセス、この「変化」のプロセスを見ていくのが実は一番面白く、前作のSEEDはそれを一年かけて描いた良作だったと思っています。
#この意見は人によって違うので皆さんの受け取り方は様々だと思いますが、少なくとも僕はという意味で。

DESTINYではそれに加えて前作で登場したキャラとの対比を行うことで、より一層その「変化」を楽しむことができると思います。
前作でどれだけそのキャラが悩んだか、最初はこう考えていたのがどう「変化」していったのか、前作を一年通じて見ている視聴者にとってはそれが痛いほど分かるわけで、それを今作のキャラに当てはめると今後どう「変化」していくのかを予想する楽しみが倍化するわけですね。

ゆえに今回のアスランとシンの対比や、アスランが過去の自分をシンに投影しているっていうのは、しびれるくらい面白く、過去苦しみぬいたアスランを引き立たせるだけでなく、今後成長していくであろうシンの「変化」に僕は自然と期待してしまうんですね。
存在感の無い主人公と言われていますが、これはやはり後半への「タメ」を明らかに意識していますし、今はまだ「見えていない」ポジションにいる彼がどう「変化」していくのか、今から楽しみです。

そういう意味で序盤はアスランが引っ張り、中盤ではきっとあるであろうキラとの対決(これはほんとにやって欲しい)を通じて、キラがアスランとの死闘後に「変化」したようにシンも「変化」する、こんな「対比」があると嬉しいなと個人的に思っています。
ゆえに前作キャラが目立つっていうのは、その前作キャラが歩んできた重い道を新作キャラたちが如何に越えていくのか、という「タメ」になっているんで、シリーズ物ならではの醍醐味があると思うんですよ。
#素直に前作キャラが活躍すると嬉しいってのも僕はありますが。

■それでも変わらない世界
2つめのポイントは、いくら各キャラが「相互理解」に目覚めようとそれだけでは変わらない、大河に石を投げ込んだかのように変わらない「世界」が依然としてそこにあるということです。
第1話のアーモリー・ワンの港で一般の人が「(ミネルバを)ナチュラルに見せ付けてやれ」と言っていたり、第5話でヨウランが地球に壊滅的な打撃を与えるかもしれないシーンで「変なゴタゴタが無くて楽かも」と発言するのは、前作でどんなに主人公達が目覚めても、抵抗してもなかなかに「変化」しない、そんな世界を象徴する言葉でした。

結構SEEDやDESTINYの世界では理想を掲げながらも現実は厳しいというのを非常に理解して作られていると思っていて、主人公たちの「変化」を理想とするならば、この「世界」というのは「現実」に相当するのかなと思います。
種族を根絶やしにしてやる!くらいの勢いで戦争に突入した両者がたった1年戦争したからと言ってそう簡単に「変化」するわけではない、これが現実だ!と言わんばかりに。
ちょっと逆説的になるんですが、だからこそ登場人物たちの「変化」のプロセスは「救い」であり、そういう想いの結晶が未来へと続いていく希望になるのかな、SEEDの最終回はそんな想いの結実なのかな、なんて思っています。
「個人」と「世界」の対比、こんな楽しみ方もありますが如何ですか?

■仕掛けるヒトたち
これは前述の2点とは違って、僕がよく使う妄想の域にある楽しみ方なんですが、作中いろんな想いを持って「仕掛け」てくるヒトが今後もかなり登場してくると思われます。
僕はこの辺あれこれ想像(妄想)して楽しむしかない!と割り切っているんですよ。
#もう予想外れても気にしない気にしない(無責任でゴメンナサイ)。

そうは言ってもここの楽しみ方のひとつとしてDESTINYのテーマ性を絡めて考えるとその妄想もまた面白いかなと。
恐らくDESTINYという作品では「相互理解」という前作からのテーマは継承しつつ、第1話でシンが叫んだように「何でまた戦争がしたいんだ!」、つまり「それでもヒトは何故戦争を続けるのか」というのがもう一つのテーマとして語られるのではないかと思っています。
この辺をベースに妄想していくとかなり楽しめます(僕はもう妄想中毒ですけど)。

そういう意味でデュランダルというヒトは非常に妄想意欲を掻き立てられる存在です(ちなみにいろんな人向けにこういう書き方してます、意図を汲んでくださいね、ぷぷ)。
ここから妄想大爆発です。信じないでね。

第5話の感想ではユニウス・セブン落としはブルコスが怪しいとか、プラントにも戦争のきっかけが欲しいと思っている奴がいるとかいろいろ考えましたが、ぶっちゃけデュランダル議長、あんたなんじゃないですか?と思ってたりします。
表向き和平派を装っていますが、実はあんたこそ「戦争のきっかけ」を探してたんじゃないんですか?なんてね。
ここから後半にかけて「ナチュラル、消滅しちゃってもしかたないんじゃない?不可抗力だし」とか言って裏で手を回してたりするとしびれるんですが。

さらに今回のタリア・ショック(僕はあまりにショックだったのでこう呼ぶことにします)ですが、これはタリアさんとデュランダルが後々離れることの伏線じゃないの?と思ってます。
しかもタリアさんはミネルバごとデュランダル議長の下を去るんじゃないか・・・。
#でもF91のザビーネとアンナマリーみたいなのは個人的に嫌なんですが・・・、そんな愛憎にもつれたタリアさんが見たかったり(邪まな妄想を展開中、邪魔しないで下さい)。

ミネルバが去るということはシンたちもデュランダルの元を去ることになりますねぇ。
もともとシンは現状ではデュランダルからすれば優秀な駒といういうか(憎しみにモティベートされているので)扱いやすい駒なんで、それがアスランやキラの背中を見て、ステラと知り合って「変化」し、デュランダルの下を離れるというのも有りだと思っていたので、こんな妄想もありかなぁ。
じゃあレイ・ザ・バレルはどうよ?
「ギル」と呼び合う仲なのに、彼の下を離れる展開があるのかないのか?有ったほうが絶対に面白い。

もう勝手にデュランダルを悪役にして妄想爆発中ですね。
あー、妄想最高。
ふう、やっと落ち着きました。
#えー、何度も言いますが妄想は(僕)個人の自由なんで、上記内容については信じないでくださいね。
#妄想はあくまで妄想でそれ以上でもそれ以下でもありません(何のことだよ)。

とまあ、「個人」と「世界」という観点の他に「それでも戦争を続けたいヒト」という観点で観てみると、このDESTINYという作品が面白くなるんではないでしょうか、と僕個人は思ったりしています。
皆さんの楽しみ方は如何ですか?
僕は製作者側の意図に乗っかってノリノリで楽しもうと思います。
では、ごきげんよう。

舞-HiME 第7話 感想

2004-11-15 16:56:00 | 舞-HiME
今シーズン、レベルの高い作品が多くてかなり満足気味なんですが、その中でもこの「舞-HiME」か・な・り・お気に入りです。

今回も新たなHiMEの登場なんですが、どうも13話くらいまではHiMEたちの紹介を順にやっていくんですかね。
#ここまでで自分のお気に入りのHiMEを選べと。その戦略、乗ります(迷う事無く)。
で、後半のクールは熾烈な戦いへ傾倒していきそうなそんな感じがしないでもないですね。
#シリアル路線に入ったとしても今までのライトエンターテイメント精神は忘れない方向でお願いしますよ(サンライズさんお願いしますよ、ほんと)。

■ライトエンターテイメントだけかと
思っていたのですが、各HiMEたちの戦いへの決意、そのプロセスを以外ときちんと描いてくれているところが何気に嬉しいところ。
今回登場した奈緒ちゃんはその典型って感じですね。
やっぱり巻き込まれたから戦わなくてはならないってのだけでは深みがないですからね。

特に舞は主人公だけあって、きっちり「タメ」を効かせて欲しいところです。
恐らくそのプロセスが前半のクールで描かれるのかな。

■そういう意味で戦いの意味を知っているのは
年上である碧だけなんだろうなぁ。
彼女が論文を執筆しているというのも、彼女なりの戦いへの意味づけ、そういったプロセスを経た(もしくは論文を通じて経ている)のかもしれませんね。
#そんな碧は今回全く役に立ちませんでしたが(笑)。

■オーファンとHiME、チャイルドについて
ちょっと考えてみました。
ここから僕の得意の妄想タイムです。
決して信じてはいけません。

第6話の感想コメント欄でオーファンという言葉の意味について調べてみたところ、孤児と解釈されているものが多く、僕はこの意味から転じて取り残されたものという感じで受け取ってみました。
であるならば、何から取り残されたのか?
HiMEやチャイルドの能力が超常であることや、月の隣に見える赤い星なんかを考えるに、これら3者を含めて本来地球にはいなかった存在なのかもしれませんね。
つまり、オーファンは地球に取り残されたもの、という解釈をしてみました。

チャイルドもHiMEを求めるということであれば、やはりもともと使役していた生物?だったのかもしれないし、それを「調伏」できるのはHiMEだけなのかもしれませんね。
逆にHiMEを追ってオーファンが来たということも考えても面白いかも。

後は赤い月が実は人工衛星(そこから力を供給される)とかってのも考えたんですが、今の情報量では全く判断できなかったのでこれは保留。

以上、今日の妄想終了。

ひとつだけ言えることは「舞-HiME」が非常に面白くて、僕がこの「舞-HiME」にかなりヤラレテルということです(何の自慢にもなってない)。
「巌窟王」とかこの「舞-HiME」とか、DESTINYだけじゃなく面白い作品がたくさんでこの秋はかなり満足です。
ということで、本日の帰りにでも「舞-HiME」のマンガ第1巻でも買って帰ります。
#まだ買ってないのかよ、という突っ込み、お待ちしております(えー)。

ガンダムSEED DESTINY 第5話 「癒えぬ傷痕」 感想

2004-11-14 00:34:32 | ガンダムSEED DESTINY
タ、タリアさん・・・。
すみません、ユニウス・セブンの異変よりこっちの方が衝撃的だったので、最初に書いておきます。

さて今回も見応えがありましたがユニウス・セブンの異変をベースにこの世界観に関する感想・考察から、アスランとシンの対比という形で今回は書いて行きたいと思います。

■C.E.73の人々の考え
このDESTINYは先の大戦から2年後の世界ですが、今回を見るに少しだけ世界で人々が今の状況をどのように考えているかが分かってきました。
○プラント・強硬派
大戦の恨みを忘れられない、理解することを拒否するタイプで今回のユニウス・セブンの異変の実行犯がその代表格(裏に誰がいるかは後に考察します)。

○プラント・一般派
激しく拒否することは無いまでもナチュラルとは何となく相容れず、ヨウランの言葉に代表されるように今回の一件を「変なゴタゴタが無くて楽かも」と考えているタイプ。
シンはこの言葉に激昂するカガリに「本気で言っているわけ無いだろ」と蔑視の言葉を投げますが、実はこれはシンは単にアスハ家に食って掛かっただけで、この言葉が指す本当の意味は「本気で言っているのではなく、意識せずに言っている」という意味で、それは一般的なプラントの人間が大抵そう思っている、一般的な代表意見であると言えます。
#こっちの方がよっぽど危険。
これは先の大戦を経験していない一般人には大概当てはまるはずで、カガリのように大戦を生き残り、その本質を見たものとは「ズレ」が生じてしまうわけですね。

○ナチュラル・一般派
ここについてはまだ描写が無いのでなんとも言えませんが、基本的にはプラント・一般派と同じ感情であると思われます。

○ナチュラル・強硬派
もちろんコレはブルコス。プラント・強硬派と政治面では対極に位置し、思想面では並立の関係にあると言えます。
つまりブルコスとプラント・強硬派は相互理解を拒否するという点において全く同じ存在ということ、これが今回重要だと思っています。

■戦争の「きっかけ」探しと論点の「すり替え」
先の大戦後、南アメリカ合衆国が地球連合から独立を図ったことからも、今のブルコスは一時的に勢力が弱まったか、一枚岩では無くなっているのかもしれません。
「戦争は良いが、こういうのは困る」とか「蒼き清浄なる世界のために」と皮肉を交えて発言した面々はコーディネーター憎しという思いは持ちつつも、ブルコスのようにコーディネーター殲滅とまでは考えていないとも取れます。

ジブリールのビリヤードの球を投げつけた表現は、そういった苛立ちの現れなのかもしれません。
だから戦争がしたい。殲滅のきっかけを求めて。
「憎しみと言う名の愛」をベースにして再び世界にコーディネーター憎しの意識を植え付けて統制するために。
その戦争を起こす「きっかけ」がユニウス・セブン落としにつながっているのではないか、と思っています。
ここからは個人的妄想ですが、ユニウス・セブン落としはブルコスが裏で手を引いた(実行犯はそうとは知らない)とも考えることができます。

さらに妄想を続けるならば、プラント側にも戦争の「きっかけ」を探している集団がいる可能性もあり、そういう輩が0083のデラーズ・フリートのような面々を後押ししたと考えることもできます。

また、その両方の思惑が複雑に絡み合った結果なのかもしれません。
つまりこのユニウス・セブン落としは「双方の主義者」にとって都合の良いものであると考えることもできます(以上、妄想終了)。
まあ、ブルコスにとってはリスクが大きすぎるからやることは無いかもしれないし、憎悪の連鎖を断ち切れなかったデラーズ・フリート的な面々が独断で行動したかもしれないですが、一妄想として許してね。

ここにこそ今回のDESTINYという作品が持つテーマとして「人はそれでも何故戦争をするのか?」という問い掛けがあるのかもしれません。

恐らくユニウス・セブンは落ちると思います。
そしてそれが戦争の合図になる、悲しいけれど。

では、ここからアスランとシンの対比について書いていきます。

■アスランの背中とシンの憎悪■

■戦争の本質とそこからの逃避
ここまでの序盤戦、アスランとシンの対比が非常に上手く描写されています。
先の大戦においてアスハ家の決断が本当に正しかったのか?それはまだ分かりません。
ただ事実としてシンの家族はアスハ家の決断の結果、巻き込まれて死ぬことになってしまいました。
だからシンがアスハ家を憎むというのは、レイも言うように一理あります。

しかし、あそこでアスハ家の決断が無ければ本当に家族は死ななくて済んだのか?
否、「戦争」という構図がある限り、親しい者が亡くなる可能性は在り得るわけで、シンの家族が亡くなる「本当の原因」を作ったモノが本当はあるはずなんです。

コーディネーターとナチュラルの間で互いに歩み寄ろうとすることができなかった、認めることができなかった点に戦争の本質があったことにシンはまだ気づいていない。
むしろ、アスハ家を恨むことでそれに気づくことを避けている、理不尽な暴力を憎むことで「現実・本質」から逃避し、目を逸らしている状態にあります。

■アスランの背中
そんなシンに対して、今回のアスラン、カッコ良過ぎです。
カガリに対して憎悪をぶつけるシンに対して「今の彼には分からない、きっと自分の気持ちで一杯で」と、自らを省みて語るアスランの背中はカッコ良過ぎです。

戦争で愛する母を奪われ、憎しみに任せて親友を殺しに行った過去を持つアスランだからこそ、アスランにしか言えないこの台詞、アスランは今のシンに過去の自分を重ね合わせているのかもしれません。

そして戦争の本質を知っている、相互理解の重要性を知っているアスランの背中にこそ、シンやルナマリアが見るべきものがある、それこそが「オヤジの背中」理論に他なりません。

■アスランの「きっかけ」
ユニウス・セブンが地球に落ちたなら、地球側はプラントの仕業だと思うでしょうし、そこから始まる戦争を止めることはできないでしょう。
再び繰り返される憎悪の連鎖に対して、アスランの決断はここで迫られるわけですね。
オーブに留まっていても今の自分にできることはあるのか?憎悪の連鎖を止めるには、その渦中に身を投じなければならない、より悲惨な結果を招かないために、それを「救うもの」=「セイバー」として。
こんな感じで「道」を選んでくれると激燃えなんですが。
アスランめちゃカッコ良いよ。ほんとに。
#欲を言えば、今回の出撃は「アスラン・ザラ」ではなく「アレックス・ディノ」で出撃して欲しかった。

■その決断に対するカガリ
カガリが為政者として立ち上がるプロセス、これはアスランのプロセスに負けず劣らず熱いプロセスになると思っていますが、アスランの立ち上がるタイミングとはズレても良いような気がしています。
むしろもっとタメにタメて物語後半あたりで開花させるくらいでもいいんではないかと思うほどに。
そのタメを作る意味では、今回のアスランの立ち上がるタイミングでカガリがボロボロの状態というのも悪くない、つか、むしろ後半の展開を考えるとその方が熱い、なんてカガリファンには申し訳ないけど、そんな風に期待しているんです。
だからこそ、次に再びアスランとカガリが共に並び立つシーンを想像するだけで非常に熱いわけです。

■キラとラクス
早くも次週登場ですか。
もっと後でも良いような気がするのですが、これはもう楽しみで仕方ありません。
しかも二人同時登場ですよ。
待ちきれるわけがない。

ということで、次回も本当に楽しみ。
DESTINY、ほんと面白いです。
#サイコフレームが欲しいなぁ・・・。