蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

ハルちゃん同盟についにあの人が~後夜祭の出来事~

2004-11-26 19:45:42 | ハルちゃん同盟
いろんな意味で僕のリスペクトサイトである「ランゲージダイアリー」のあいばさんを、どうにかして「ハルちゃん同盟」の正会員として迎え入れることができないものかと思案し、そうだ瑞樹ちゃんに援護射撃を頼もうという結論に達しました。

援護射撃の内容は瑞樹ちゃんの「アンダンテ」を参照してみてくださいね。

援護射撃を快く引き受けてくれた瑞樹ちゃんですが、援護射撃どころか命中しまくってます。
難攻不落と思われたあいば要塞をプロヴィデンスガンダム並の攻撃で攻略。
す・すげぇ、これが連邦の女子高生モビルスーツの実力か・・・。

というわけで三顧の礼を尽くして?晴れてあいばさんが「ハルちゃん同盟」の正会員になりました。
やほーい、瑞樹ちゃんどうもありがとう。
そしてあいばさん、これからもひっそりとハルちゃんの応援お願いしますね。
ああ「ハルちゃん同盟」最高。
#ちなみにあいばさんの記事はめっちゃ鋭い考察なんですが、特にガンダムSEED DESTINYとジャンプ感想は絶対見て欲しいというくらいお勧めです。目から鱗が落ちますから。

『のだめ カンタービレ 第9巻』感想

2004-11-26 12:07:00 | コミックス 感想
「君は何かを手に入れたくて こんなところに来たのだろう?」


のだめがトラウマを克服し、音楽と正面から向き合うことができるのか?
果たしてのだめは「扉」を開くことができるのか?
のだめが自分と極限まで向き合う、そんな珠玉の第9巻。
果たしてその先に見えるものは・・・。

■間に合わなかった・・・
この作者の素晴らしいところは、のだめのトラウマの克服をコンクールで果たすのではなく、更にもう一段深堀させてきたところにあり、そういうところにこの作者の登場人物に対する深い愛情がみえる気がするのです。
ネタバレの配慮もありますので、これ以上突っ込みませんが、燃え尽き症候群に陥ったのだめをどう復活させるのか?第9巻はコレに尽きます。

■扉をあけるのは?
何もしない状態に陥って、しばらく時間を置いて自分を見つめなおす、このプロセスがやはりのだめにも必要で、楽しくピアノを弾くとはどういうことか、これに気が付くことが重要なポイントでした。
今までは自分が楽しく弾くためにピアノに向きあってきたのだめが、おばあちゃんの拍手から観客の拍手を思い出し、初めて自分だけじゃなく周囲に目を向ける、あの喝采を浴びたらもうやめられない、これが重要だったんですよね。
冒頭の「君は何かを手に入れたくて こんなところに来たのだろう?」この問いに対する答えがおばあちゃんの拍手から導かれるというのがほんとにイイ。

結果的にのだめは自分で立ち直るわけですが、その陰には江藤先生の想いもあったし、たくさんの人がのだめを支えてくれていたからこそなんですね。
「歴史に名を残す音楽家には 才能だけじゃなく人との大事な出会いがあるものさ」
沁みる一言です。そしてそれが千秋を動かす原動力となるのですから。
#千秋の「扉」を開く鍵となった懐中時計をここで持ってくるのもうまい。

そして結果として千秋は何しに来たんだ、という形にはなりましたが、やはりのだめが思い描く先には千秋がいて、その舞台に立つためには留学という手段を選ぶ、やはり千秋はのだめにとっての鍵だったわけです。
一読者としてものだめの留学決定はホッとしています。

■ハリセン江藤
あんた、いい仕事したよ、ほんとに。
あなたの「変化」、とても素晴らしかったと思います。

■キヨラたん
是非、留学編でもご登場頂きたい。
つか、高齢な音楽評論家に「キヨラたん」と言わせるあなたがすごい。
そして峰よ、キヨラたんは去りますがそれまでビッグな男になっていてください。
僕は君のキャラが大好きです。
R☆S オーケストラの「進化」のエンジンは君にあると信じて疑いません。

■そして千秋の日本最後の公演にあたり
鈴木萌・薫姉妹のR☆S オーケストラへの参加、おめでとうございます。
作者と同じように読者も今までの登場人物を大事に思っています。
R☆S オーケストラの更なる「進化」に期待しつつ、これにて日本編、めでたく終了です。

■前回、第7巻と第8巻は
セットで読んだほうがイイと書きましたが、第9巻まで一気に読んでもかなりイイと思います。
でも、第9巻だけ読むのもそれはそれでのだめの心情だけにフォーカスがあたり、感動をそこだけに合わせることができるので、そういうお勧めをしました。
7~9巻まで一気に読むと感動のポイントが多すぎてね。
ああー、これですっきりして留学編が読めますよ。