蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

ガンダムSEED DESTINY 第4話 「星屑の戦場」 感想

2004-11-07 00:12:00 | ガンダムSEED DESTINY
ここまでのガンダム強奪~ガーティー・ルー追撃編まで非常に密度が濃く、ここまで非常に満足。
ガーティー・ルー追撃も一区切りついていろんな意味で安心しました(0083のアルビオンみたいにあての無い追撃戦はちょっとと思っていたので)。

Zの時もそうなんですが、続編っていうのは最初からモビルスーツを惜しげもなく投入できるんで、最初から小隊単位の戦闘シーンもあって、まだ第4話にも関わらずいい感じの緊張感が持続してるのも嬉しいところです。

さて、第1クール前半の主人公はアスラン、皮肉ではなく本来の狙いとして間違いなくアスランの決意を問うためにそのステージが用意されている、そんな思いを強めた第4話でした。

■アスランへのものすごい「タメ」
「パイロットがいません!」
このときのアスランのアップにこのまま巻き込まれ型でセイバーに登場してしまうんではないかとハラハラしましたが、それも演出なのか、それを回避できてひとまず安心。
彼にはもっと大きな決断を迫る、それこそ第1クール前半の最大のヤマ場としてセイバーに登場して欲しいので。
#個人的には第1クールの最後のクライマックスに持ってきても十分イイと思っているくらいですから。
#商売上セイバーをそこまで下げておくかと考えるとうーんって感じなんでたぶん第1クール前半のヤマ場くらいになるのかなぁ。

先の大戦で「ザフトのアスラン・ザラ」からカテゴリーを脱却して自らの意思で行動する「アスラン・ザラ」に変化した彼も、大戦終了後はいろいろな負い目や、自らの想う所から再び立場としてあいまいな「アレックス」になっているわけですが、戦争が始まる「予兆」に時代が再び彼に「変化」を迫るわけですね。

彼にミゲルや二コルのフラッシュバックを見せ、自分の「力」の使い道を問う。
力があるのにそれを使わない、時にはそれも重要で戦争が終結した2年間はその決意が必要だったわけですが、戦争が始まろうとしている今、フラガがキラに言ったように「守りたいものを守る力がある」アスランがどういう決断を下すのか、ほんと彼を主役に据えてこのプロセスをきちんとやって欲しいと思わせずにはいられない、そんな回でしたね。

■カガリのジレンマ
何となく終盤のカットを見るに、カガリはアスランの抱えているジレンマを感じ取っている気がしないでもないですね。
もとはザフトのトップガン、しかも最高議長の息子、そんな立場だったアスランが戦争がまた始まるかもしれない「予兆」が見えるときに、ザフト(デュランダル)が彼の経験と能力を欲していることも気が付いているし、またアスラン自身が自分の力の使い道に悩んでいることも気が付いている。
そんな状況で自分はアスランをこの立場に縛り付けていていいのだろうか?ひいては今の自分はアスランに甘えているだけなのではなかろうか?そんなジレンマを抱えている、そんな気がしました(まあ、全然違うかもしれないですけどね)。

仮にそうだとすると、やはりアスランが決断を下すプロセスも熱いですが、カガリがアスランを「アスラン・ザラ」として送り出すプロセスってのも同じくらい熱いですね。
その送り出すという行為と並行して、自分はこれから一人で起ち、オーブの為政者として本格的に活動することを意味するわけですから。
#そして物語終盤に自ら立ち上がるこの2人がまた交差するプロセスがあるとこれはほんとに熱いな。
#今から待ち遠しいですよ。
カガリサイドのプロセスもやはり楽しみです。

■シンとルナマリア
彼らは実際には大戦を経験していない世代なんで、最初から職業軍人であってもやはりまだ(あえて)視点が一レベル低く描かれていますね。
シンの「何も分かっていない」発言や、ルナマリがアスランを「大戦のエース」と羨望視する一方で「力」を使わないアスランを軽視する描写はその典型とも言えると思います。
先の大戦でカガリを含め、アスランがどんな想いを経てその決断に思い至ったか、分かっていないのは実は彼らの方なんですが、若いがゆえに、気持ちが先行するがゆえにまだ見えてこない世界なんですよね。
#この辺はあいばさんの第3話の感想で「オヤジ理論」が展開されているんですが、この考察がまた秀逸。
#今後の展開を考えるうえで必読なんで、みんなチェックしてください。

彼らがこれから始まるであろう大戦を通じてどう「変化」していくのか、これもまた楽しみ。
#ルナマリアが終盤アスランに憧れるとかいう展開があってもイイなぁ(妄想)。

■上記の余談
ザフト自体、成立してそんなに経って無いと思うんですが、職業軍人ってのはミゲル達の世代くらいが最初じゃないですかね?
ザフトは最初軍隊ではなく、有志の集まりだったような気がするのですが砂漠の虎ことバルトフェルドもザフトに入る前は振動工学博士として研究者だったそうですよ。

■シンの携帯電話
第1話の感想でもこの携帯電話は非常に象徴的な使われ方をするはずと書きましたが、今回の使われ方は「過去」であり、その「過去」に囚われた「怒り」や「妄執」なんだと思います。
あの携帯電話と(物理的にかどうかは別として)決別するときこそがシンというキャラクターのターニングポイントであり、「分かっていない」とアスランに投げつけた言葉の意味を思い直すときなんだろうなぁ。
彼の「変化」を促す過程にアスランだけでなくキラ、そしてステラあたりが絡んでくると面白くてしかたないですね。

■レイとギル
思わせぶりな台詞が飛び出した今回のレイですが、デュランダルはレイの保護者もしくは兄的存在なのかもしれませんね。
レイとデュランダルの間には相当の信頼関係があると見えますが、果たしてそれが双方向とも同質の信頼関係かというとそこに個人的には疑問が残るところ。
(以下、妄想)
前述の余談で、ザフトのある程度年齢がいっている人は前職を持っていてバルトフェルドは振動工学博士だったという話をしましたが、デュランダルも前職は議員ではなく、コロニーメンデルあたりの研究者、もしくは関係者だったのではないか?そんな妄想が頭をよぎりました。
クローニングの研究を実は引き継いだか、後援したかでテロメアの欠陥を改良したのがレイでそれを引き取ったのがデュランダルの父親あたりで、そしてそのまま兄的存在として面倒をみた、だから信頼関係もある、そんな妄想してもいいですか?
(以上、妄想終了:全く根拠ないんで信じないでね)

■ステラとシン
戦場ではお互い激しく殺し合いを演じているんですが、この描写が増えれば増えるほどこの二人が今後どう再会?するのか楽しみです。
出会うのは第2クールくらいかもしれませんね、それも地球あたりで。
しかもお互いの身分を隠した状態で普通に出会ってしまったりすると面白いんですが。

■ステラとネオ
ステラがネオのことを慕っている、そんな伏線があっても面白いかも、と思った撤退シーン。
逆襲のシャアのクェスとシャアみたいな関係だったらとか、そこにシンが絡んで、ネオとシンでもまた戦いがあったりとかしたら・・・、とか今回そんな妄想が多いです(ごめんね)。

でも実際ステラが強化人間というカテゴリーで、そこにネオがいて服従している状態に、シンとの出会いで「変化」していくというプロセスの方がより面白いというか、よりカタルシス溢れる気がするんですよ。
でもカタルシスにふると悲劇になるんでやって欲しいようなやって欲しくないような複雑な心理です。

■ユニウス・セブン
なんかコロニーが勝手に移動しているとなると、コロニー落としとか安易に想像してしまいました。
まさかアーモリー・ワンにぶつけて、宣戦布告なんてことないですよね(ちょっと心配)。
#停戦協定を結んだ場所、そして先の大戦の引き金となった場所で戦争を再開するというのはあながちありえないとも言い切れない・・・。

ミネルバがガーティー・ルー追撃を一旦区切ったのは個人的に嬉しかった(仕切りなおしが必要だと思っていたので)のですが、アスランがセイバーに搭乗するためにはアスランがミネルバにいなければならいわけで、そのシチュエーションをどう作り出すかというと、素直にアーモリー・ワンに還れるかどうか、ちょっと不安なポイントです。

次回は懐かしい面々も見れそうなので、第1クールの起承転結で言えば承にあたるのかな、またまた楽しみです。
やっぱりガンダムはイイ、そう思える土曜日の18:00でした。

KURAU 第18話 感想

2004-11-06 02:04:03 | アニメ 感想
KURAUのエンディングへのフェードインは恐らく今シーズンの作品の中で『蒼穹のファフナー』を抜いて抜群にイイです。
時と場合によっては『ガンダムSEED DESTINY』をも凌ぐエンディング、今回がまさにそんな感じでした。
#第12話の次くらいに良かった・・・(涙)。

前回の感想でもサブテーマとなる「死別」の含意と、新たなるターニングポイントである、なんてことを書きましたが、今回はその2点を完全に昇華してきました。
#個人的には鳥肌ものでしたよ。

■新たなるターニングポイント1
GPOが画策するリナクスに対する実験を巡り、「見えていなかった」アヤカが何をすべきなのかを悟り、ウォン警視正、クラウとの対話を経て「変化」しようとする、ここが1つめのターニングポイントですね。
アヤカは今まで家族を惨殺されたトラウマから逃れるためにGPOの仕事に没頭し、そうすることで真実から逃避していたのですが、クラウとの出会い、ウォン警視正の言葉によって「真実」に目を向けるようになる。
あのアヤカが、というところがいつにもまして熱い。
個人的にはこう「変化」していく彼女にも救いの手を差し伸べてあげたい、そしてその役目はダグしかいないと思っているんですが・・・。

■新たなるターニングポイント2
これはもちろんクラウについてのターニングポイント。
シリーズ後半から浮上してきたサブテーマ「死別」がここに来てクラウの心を揺さぶるわけです。
自分達だけ平和でいても仕方が無い、もう誰にも(人間にもリナクスにも)死んで欲しくない、と。
今までは「逃避」するためにその力を使ってきたクラウが、今度は「救う」ためにその力を解放しようとしている。
これは大きな、大きな「変化」でこれがまた熱い。
そしてアヤカと組むなんて、もう熱すぎです。

■新たなるターニングポイント3
それはクリスマス。
彼女もリナクスエナジーを解放できるようになった、これが意味するものは?
そしてクラウの決意に「力」に目覚めたクリスマスはどうするのか?
彼女の「変化」、この辺が大きな見所ですね。

■リナクスと人間とは極めて近い存在
クリスマスが「リナクスは外に出られて喜んでいた、外に出れば居場所もなく人間にも追われるのに喜んでいた」と表現したのは、「広い世界に出たい」というリナクスの特性なんですが、じゃあこれは果たしてリナクスだけの特性なのか?
否、これは人間においても全く同じだと理解しています。
人間だって生まれてきたらつらいことがたくさんあるかもしれない、しかしそれだけじゃないでしょう?それでも僕達は生きているでしょう?だからこそ(クラウは)助けにいくんでしょう?
そんなメッセージ性が伝わってきた今回、ほんとに僕はこの番組好きなんだなぁ、改めてそう思った次第。

今週のマガジン 49号 感想

2004-11-05 02:00:47 | マガジン(とサンデー)感想
今週もマガジンは面白かった。
なんか最近ジャンプもマガジンも面白いね。
#先週も同じこと言ったっけ?

■トッキュー
そうか、こんなに長く漂流編をやったのはそういう訳だったのか・・・(納得)。
「生かすのではない、生かされるのだ」
レスキューの深遠に近づいた兵悟がこの言葉を持ってトッキューに行かせるためだったのか。
この経験がトッキューでも兵悟の基盤になるんだろうなぁ。
行って来い!兵悟!!頑張れよ。

■涼風
やっと温泉のシーンかよぉ、待たせすぎですよぉ。
・・・つか、もっと他に突っ込むところがあるだろ、今週は。
そう、今週は聖なんとか高校のチア部の入浴シー(違)。

・・・ほのかはこの時点で大和からは「好きだ」と言われてないところが不憫でならないんですよ。
涼風には言ってるのに、その辺が雰囲気に流された大和の最低なところなんですが、それにしてもほのかちゃんがなんかこれからかわいそうで・・・。
またせっかく開きかけた涼風の心の扉もまた閉まっちゃうのか、それとも・・・。
今週はなんかつらかったなぁ。

■スクラン
「ごめん 私・・・どうしてもメイド服を着てみたいの」
このシーンでこの台詞・・・、そしてこの後登場する最強戦士「舞」・・・。
茫然自失としそうな笑いが・・・。
悲しいけどこれってギャグ漫画なのよね。

■ネギま
麻帆良学園の文化祭に行きたいのですが、どうやって行ったらいいでつか(先週と同じ、まだ言ってます)。
スクランと文化祭対決してくれないかなぁ。
つか、未登場キャラはあといったい何人いるんだ?


■輝
今週も最高にいい話でした。
術前の患者の気持ちから始まり、逆位という難手術、そして術後の患者の抱える心の問題まできちんと取り扱っているこのマンガはやっぱり熱い。
大げさなな様でいて、本質は外さない、このマンガやっぱりイイなぁ。

■エア・ギア
海人、ようやく登場。
これで役者が揃ったね。
アギトがアキラに向けて言った「檻」は「キューブ」のことなんだけど、海人がアギトに言う「檻」は文字通り「檻」。
アギトの本当の解放は、海人からの解放までやらないといけないんですが、それ自体はもうちょっと先になるかなぁ。
ここはまず脱出を考えないといけないいんで、初代スリーピング・フォレストの「空」と「梨花」がどう絡んでくるか、それが見もの(絡まなかったりして)。
海人も最終的には解放対象だと思ってるんですが、イッキが気絶してる状態なんでまた次のステージかも知れないですね。

■フルスイング・たま
主人公はたまではなく、古都ちゃんだと思っているのは僕だけ(ですよね・・・)。
お互いの何かをしてあげようとする想いが、あのパスタに帰結してちょっと感動。
合宿編も楽しみです。
#合宿とかで風呂のシーンを期待するのはネギまと涼風だけですから(念のため)。

■RAVE
ちょっと、これ2週続けてヨスギルヨ。
先週の感想でジークが50年後にどんな姿で登場するか、とか書いたんですがまさか・・・そんな・・・(涙)。
これ良すぎだよ。そして悲しいよ。
あの骸骨が何故墓を守っていたのか、何故時間を旅させることができたのか・・・、あの骸骨の登場シーンを考えると泣けてくる。
つか、真島先生もっと分かりやすい伏線にしてよ。
それでも今週は良かったです。

■キャプテン
因果応報、面白くなってきました。
これは、どっちが勝ちたいと思う執念の勝負になってきそう。
こういう野球マンガがあってもほんとイイと思います。

■ステイゴールド
先週の感想で次々号あたりで終わりそうとか書きましたが、今週で終わりでした・・・orz。
大島先生、またサッカー描いてください(懇願)。
#でも必殺シュートとか無しの方向性でお願いしたいんですけど。

■チェンジング・ナウ
実はUMAさんって画が上手いんではないだろうか・・・。

■濱中アイ
最終ページのコスプレ、笑わせ過ぎ。
#ちょっとありかもと思ったのは内緒です。

蒼穹のファフナー 第17話 感想

2004-11-04 13:10:00 | 蒼穹のファフナー
前回までの戦いは、中盤における人類側とフェストゥム側の存亡をかけた決戦であり、その中で重要な決断として「人であること」「そこにいること」を人類側に選ばせたわけですが、今回は「選択」を行ううえで非常に重要な要素となった「会話」について、つまり相手を「理解」しようとする気持ちがテーマとなりました。

■一騎と総士
前回で非常に感動的な「会話」を交わした二人なんですが、平時においてはいざ何を話したら良いかお互い戸惑う、という表現は面白かったです。
しかしながら有事の場合、つまりファフナーに搭乗するとシンクロしていき、カノンとの対話のシーンでは、やはりこの二人には前回の「対話」があって進化しているな、と思わせる描写でした。

■一騎とカノン
今回はカノン、すっげー良かった。
存在することを諦めようとしていたカノンに対して「会話」を試みる一騎。
一騎自身もちょっと前までは「自分なんて存在しなければ良かったのに」と思っていたからこそ、カノンの気持ちが分かり、助けたいと、自分で選ばせたいと思ったんですね。
だから最後にカノンが「私の・・・私の話を聞けーー!!」と涙ながらに訴えるシーンは良かった・・・。
語ることすら無いと思っていた自分が、相手に対して自分の話を聞いて欲しいと初めて思えたのだから。
カノンの名前が「変化」に由来していることも僕的には大きなポイントでした。

■そして乙姫(つばき)
前回の感想で、人類に、そしてフェストゥムにすら選択を迫る乙姫(つばき)にどんな過酷な運命が待ち受けているのか、なんて書いたのですが、ほんとに過酷だった・・・(泣)。
余命3ヶ月・・・。
それでもこの世にあることを選んだ乙姫(つばき)、そしてそれは「夢」であるとけなげにも呟く乙姫(つばき)。
その存在だけでも泣いてしまいそうです。

■そして真矢
自分の居場所を見失い始めそうな真矢・・・。
しかし、彼女の存在が、人を想う存在がやはり必要とされてくるはず。
真矢のポジショニング、そして自分がどうあろうと願うのか、この辺も重要なポイントになると思えてなりません。

■弓子たち
一騎たちの世代を残すための実験体だったのか・・・。
12話以降、衝撃を受けることが多すぎて・・・。
それまでの違和感ある描写や設定は、こういうサブキャラたちさえも輝かせてくるから本当に不思議だよなぁ。

今の『蒼穹のファフナー』は間違いなく面白い、そんな気がします。

ハルちゃん同盟 ひっそりと進行中

2004-11-04 11:02:11 | ハルちゃん同盟

2004年11月3日、ひっそりと立ち上げられた「ハルちゃん同盟」ですが、そもそも「ハルちゃん」とは何者だ?と思われている方が殆どだと思いますので、布教活動の一貫として名誉会員であるたかすぃさん解説ページを作ってくれました。
#たかすぃさん、まじ感謝です。
#既に会員のAZUSAさんはバナーを作成してくれ、たかすぃさんが解説と、なかなか役割分担ができています。
#僕だけ何もしてませんが、気にしないで下さい。

あとですねー、ひとつ施策を打つことにしました。
準会員を設けて、本人の同意無しに強制的に準会員採用したいと思います。
以下の方々には今この場で勝手に準会員登録いたします。
準会員になった方々は、ハルちゃんを影のヒロインとして皆に認知されるように、ひっそりと布教活動してください(一方通行依頼)。

以下、準会員となる方の名前と理由を本人の承諾なしに公開します(誰か止めて)。

エッジさん:リボーンのハルちゃんも好きではあるが、冬目景作品の「ハルちゃん」を敬愛しており、踏絵行為を強要するわけにもいきませんので。

あいばたん:ジャンプを購入する数ある理由の一つ(のうちの3つめくらい)にハルちゃんがあるから。

kamakuraさん:僕が「トマ根」のファンだから。

一部全く関係無い理由が含まれていますが、黙殺してください。

というわけで、まだ会員募集しています(ひっそりと)。
#5人くらいを目標としています。たぶん。

巌窟王 第5幕 感想

2004-11-03 03:49:59 | 巌窟王
第5幕の感想は、いきなり第4幕の感想コメント欄の引用から始めたいと思います。

>第5幕はアルベールとマクシミリアンが切り合うシーンが挿入されていましたが、アルベールが婚約者を愛していないという表現がなされる(と仮定して)、マクシミリアンがフランツへの嫉妬を間接的にアルベールにぶつけるという暗喩表現があるとまた熱いかなと。

暗喩表現どころか、直接攻撃でしたよ。
伯爵の復讐の基本スタンスとして、人の心に生まれる小さな「嫉妬」「不安」「疑惑」などをそっと肩を押すように増幅して、自分が手を下すのではなく、自滅・自壊していく方法を取らせるというものだと思うのです。
それを今回、少し暗示のようなものをかけていとも簡単に実践してしまうというわけですか。

■最終的に伯爵は
アルベールに対しては復讐できないのではないか、そんな気がしないでもないです。
今回伯爵が発した「私にはあなたが必要なのです」は、現時点ではアルベールの父親を引きずり出すための駒をつなぎとめるだけの言葉だと思うのですが、終盤どう変化するのかが楽しみです。
アルベール自身は伯爵から見れば、憎むべきモルセールの息子であると同時に愛すべき(愛した)メルセデスの息子でもあるわけですから。
フランツとの友情という線も残しつつ、それでもアルベールと伯爵の距離の方が近くなる気がします。

■ユージェニーのスタンス
実は彼女のポジションに注目しています。
現時点ではアルベールとは幼馴染であり、婚約者である彼女ですが、アルベールは鈍感なのでユージェニーの本音がどこにあるか今は全く見えていないと思われます。
彼女が伯爵の描いたシナリオの中にいるのか、外にいるのか今のところわかりませんが、キープレイヤーになる気がします。

今週も緊張感たっぷりの巌窟王、明日が休みだからリアルタイムで見てしまいました。
書き足りないところがあるかもしれないので、それは後日にでも補足することとしましょう。
では、ごきげんよう。

ハルちゃん同盟 こそっと結成

2004-11-02 20:51:31 | ハルちゃん同盟

コズミック・イラ73 10月 アーモリーワンにおける会話
「ブルーコスモスは組織というより主義者だろう?テロは防げんよ」
byギルバート・デュランダル(プラント最高議長)

そして西暦2004年10月末日 とあるブログの独り言
「ハルちゃん同盟は組織というより主義者だろう?ハルは防げんよ」
by燕(ぺうげおっと55管理人)

この独り言に端を発した「ハルちゃん」を巡る激しい戦いが(水面下もしくは燕付近のブログで)勃発し、戦局は膠着したたまま既に3日が経とうとしていた・・・。
#このとき「バナー作ってくれたら同盟結成してもイイ」という管理人の独り言は人々の記憶から風化していくはずだった・・・、ただ一人を除いて。

3日後深夜
「管理人さん、S.P.B方面軍のAZUSAさんより打電です!」
「ふえ、こんな夜中に何?」
「既に退路は絶った、観念されたし、とのこと!」
#トラックバックを確認してみる

「・・・バナーできてるし・・・(絶句)」

「・・・ハルは防げんよ・・・」よもやこの言葉が自分に返ってこようとは・・・orz。

ということで、本日ここに「ハルちゃん同盟」の結成を高らかに宣言いたします。
「この記念すべき日が我らハルちゃん同盟の創世の日とならんことを!」

早速ですが同盟参加者を募集します。
えーと、バナー作成者であるAZUSAさんと、僕をうまーく煽ってくれたたかすぃさんは例え断ったとしても強制加盟なんで、そこんとこよろしくです。
かわいそうだから加盟してやるか、という奇特な方はコメント欄に加入希望というタイトルでお願いします。

■加盟特典
こんな素敵なバナーを貼ることができます。
第1弾:ノーマルタイプ(何気に感激)




第2弾:かなり動くタイプ(うぉ、アニメーションgifだよ)




第2弾:かなり動くタイプ Mk2(これ最高!わざわざ作り直してくれました)




第3弾:はんこタイプ(一目ぼれしました)



他特典については追って考えます(自転車操業)。

■気になる活動内容
こ・れ・と・いっ・て・な・し。
しかし、ジャンプの感想を書いている人はリボーンの感想を書く際には必ず上記バナーを入れること(必須)。
また、ことあるごとにハルちゃんを影のヒロインにすべく暗躍してください。
「ハルちゃん同盟」が「リナリーたん同盟」になるときは追って周知します(えー)。

■同志もしくは知恵者の方へ
今一番の悩みはせっかく作ってもらったバナーをgooブログの場合、サイドバー等に常時表示することができないことであります。
どうやって常時表示させるか、お知恵を拝借させてください。

というわけで、「機関最大!ハルちゃん同盟 発信(発進)!!」です。
こそっと見守ってやってください。

今週のジャンプ 49号 感想

2004-11-02 12:50:45 | ジャンプ感想
今週も良質の読みきりがあったりして、満足の出来でした。

■ブリーチ
七緒ちゃん、危ないよ!
#こんな七緒ちゃんが見れて嬉しい(心の声)。

春水と浮竹の二人がスタイルは違えども共に最優秀門下生という設定がイイですね。
しかもそれを束ねる山ジイがまた凄い(あの体)。そりゃ七緒ちゃんもびびるっちゅうねん。

個人的予想ですが山ジイは「黒」ではない気がしますねぇ。
「黒」っぽく描かれているんだけど「黒」じゃないみたいな。
何となくある程度「仕掛けた側」の思惑を知りつつ、それに揺さぶられるわけにはいかない、みたいなスタンスかなと。
それこそ愛弟子二人を相手にしても揺らいではいけないくらいに。
春水や浮竹は山ジイのそれを見極めたい、そんな気がしますね。
つかここで山ジイが討たれたら「仕掛けた側」の思う壺なんではないか。
もしくはほんとにボケが始まっただけなのか・・・。

しかし、今週ちょっとだけの登場だったけどルキア良かったなぁ。
ようやく素直になったって感じで(でも今週は七緒ちゃんの勝ちです、僕の中では)。

■リボーン
リボーンについては、というより「ハルちゃん」については各方面からのロビー活動により僕の退路が絶たれたこともあり、戦局は新たな局面を迎えようとしています。
心の整理がついたら動き出そうと思います。

で、本編ですが、面白かった・・・ハルちゃんがいないのに。
あの新キャラは結構イイんではないでしょうか。
最初はあんなに面白くなかったんですが、ハルちゃん登場以降のリボーン、結構面白くなってますねぇ。
連載ってやっぱり作家さんを成長させるんだなぁとしみじみ。



■ワンピース
嵐を前にして嵐のような展開、今週も間違いなく面白い。
こういうパラレル展開をシリアスにもコミカルにも描けるってのがすごいんですが、今回はCP9のメンバーがしびれるほどかっこいいなぁ。
全てが騒然としたまま、1点に収斂していくような感じがしてブリーチといい、このワンピースといいしびれますね。

■D.gray-man
アレン、あっさりやられ過ぎじゃないですか?
でもそのおかげでリナリーが捕まったので良しとす(略)。
つか、リナリーがイイ感じになってきました(間違いなくハルちゃんの次にイイです)。
「人形」っていうキーワードに、コムイが来る前の3年間の過去のトラウマが反応して、それから這い上がってくるリナリーが見たい、でも全然違ったりして。

■武装錬金
カズキ、強っ。
つか、15cmくらいの斗貴子さん希望(えー)。

■WaqWaq(ワークワーク)
まずいですねぇ。順調に掲載位置が下がっています。アンケートだすかな。
しかし、レオは見違える程いい男になってますね。
女神が参賢者のところで何を見、何を聞き、そして何を思うのか。
そこから再度シオたちに合流する、っていうストーリーが見たいところですねぇ。

■ゲドー
僕は結構ゲドー好きなんだけどな。
善悪の判断を読者に任せるというか、ある程度極端ではあるけど対立する意見をきちんと描いているマンガって意外と少ないので、このマンガは希少だと思ってるんですよ。
倒すべき敵みたいな存在・組織も出てきたので、そろそろこれも終幕の気配なのかなぁ(しみじみ)。

■いちご
ある意味期待を裏切らないマンガで僕は好きです。
掲載位置微妙ですが、卒業までやって欲しいなぁ。

■ナルト
先週から引き続きインターバルの回。
でも僕はナルトのこういうシーンが結構好きなんですよ。
自来也、大蛇丸、綱手の因縁が世代交代して、ナルト、サスケ、サクラに投影されるのかぁ。
どうせ修行やるならナルトの修行はすっ飛ばしてもう3年後でイイ。
だからサクラと綱手の修行をクローズアップしてくれないかなぁ(他意はありませんよ、たぶん)。

■退魔師ネネと黒影
今回も良作の読みきりでした。
ほんとジャンプが抱えている連載予備軍はどれほどの実力を秘めているのか。
『みえるひと』とかこの『退魔師ネネと黒影』とかほんと良作ですよ。
伏線も分かりやすいし、退魔師としての一抹の悲しさ(全てを守れるわけではない、ずっと生きていないといけない)あたりもうまく描かれていて、なんか満足って感じです。

■デスノート
葉鳥の死に妙な違和感があるなぁ。
エルの7分の2っていう表現も気になる。
葉鳥は再登場あるんじゃないですかね。
アイバーあたりが寝返ったら面白いんですけど。
今のところ、第3のキラの場合、エルもライトも死の危険性が無いのでちょっと面白みにかける気がして。
この展開からどうやってエルとライトが危機的状況に陥るか?デスノートはこうでなくちゃと思うんです。

今週も面白かったな~。
満足、満足。

『PLUTO(プルートゥ) 第1巻』 感想

2004-11-01 22:24:22 | コミックス 感想
各所で話題になっている手塚治虫先生原作、浦沢直樹先生の『PLUTO』第1巻を読みました。
ミステリーとしても、人間(ロボット)ドラマとしても秀逸な良作ですよ、これは。

僕は通常版を読んだのですが、これはこれから購入を考える人は豪華版を購入することをお勧めしたいですね。
というのも僕は今非常に原作の鉄腕アトム「地上最大のロボット」が読みたくて仕方がなくて、そしてそれは豪華版に収められている、というわけなのです。
『MONSTER』を読むだけでも浦沢先生がいかに手塚先生の作品をオマージュしているかが分かるのですが、その浦沢先生が手塚作品に挑むのですから見てみたいのは一読者として必定というものです。
また、それを読みたくなるほどこの『PLUTO』の出来は良かったですよ。

■ロボットを通じた「人間臭さ」
アトムの世界観は「人間とロボットの共存」をテーマに語られるのですが、その先に見えるのはロボットの中にみえる「人間臭い部分」であったり、分かり合えないと思っていた異種族(人間とロボット)が理解しあう「相互理解」であったりと、ロボットを通すことで人間って愚かだよな、でも人間って面白いよな、実は結構素晴らしいよな、なんて人間讃歌的な表現だったりするのではないか、そんなことを思いました。
これが浦沢先生版『PLUTO』でも惜しみなく描かれていて、泣きそうになります。

■ノース2号
これは泣けた・・・。
これは切ない・・・。
もうこれが読めただけでも十分満足という出来です。
ノース2号が人間を理解しようとするプロセスと、それを拒絶する老音楽家が変化していくプロセスは秀逸で、それだけにこの物語をより一層切ないものにしたと思うのです。
いや、まじで良かった。

■浦沢版アトム
第1巻の最後のカットは浦沢版アトムが登場するのですが、これがまた第2巻が待ち遠しくなるわけですよ。

■こんな時代だから
最近の世情をみるに、十二国記の言葉を借りれば「国が傾いてる」という表現がはまりそうなくらい悲しいことが多いですね。
人間同士でも分かり合えないことが多いんですが、この『PLUTO』ひいては『鉄腕アトム』の世界はロボットがひたむきに人間を理解しようとしているんですね。
こんな時代だからこそ、このひたむきな「理解しよう」とする姿勢に心打たれるのかもしれません。

『PLUTO』お勧めです。

舞-HiME 第5話 感想

2004-11-01 12:43:00 | 舞-HiME
舞の泣き顔にヤラレマシタ。
いままでなつきたんの「デュラン!ロードシルバーカートリッジ!!」にしびれてたんですが、今回一気に舞に転びそうです。

■「お前もう十分頑張ってんだろ」
バトルシーンほとんど無しの今回でしたが、僕はこういう回があることを嬉しく思います。
#もちろん前回みたいなのも大歓迎なんですが・・・。
責任感の強い舞に対して、どこか抜けた感じのある、でも芯は外さない楯というキャラのめぐり合わせをこういう風に描くってのは今後の展開に深みを持たせるんで、凄く好印象です。

■「ちょっとわがまま言ってみただけ」
舞は弟のことや家族の過去なんかもあるんで、わがまま言わないで頑張っちゃうタイプ。
それがこの台詞を楯に漏らすってとこが熱いですね。
この後に楯が「ねーな」っていう台詞を返すのが良くて、気負わないタイプの楯が舞に合ってくるというのがイイ。

■戦いたくて戦ってるわけじゃない
舞の場合、何事も放っておけるタイプではないので戦ってしまうんですが、そういう背景を今回みたいな過去話を絡めてやってくれたおかげで、今後の戦いへのスタンスを描きやすくしていると思うんです。
もう少し「雨」のキーワードなんかを掘り下げていくと、巻き込まれながらも自分の意思で戦うっている描写につながるかもしれないな、なんて思ってます。

「雨」にまつわる「家族」のトラウマや大切な想いと、全然別の方向から戦う理由がシンクロしてくるとすっげー熱い、またそれが舞というキャラの性格に収斂して、改めて「HiME」として起つみたいな展開を個人的に希望しますね。