5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

コンドルズとドラゴンズ

2007-11-01 23:15:00 |  文化・芸術

仲間同士のJAZZ例会、今月はダンスヴァージョンに変更し、コンドルズ(近藤良平主宰、10人編成のダンス・カンパニー)の舞台を観る。



愛知県芸術文化センターの開館15周年記念イベントの一つで、補助金がでるのか、1500円とお値打ち価格である。大ホールの1階から3階までほとんどが一杯になっていたから、もちろん人気のダンスバンドということもあろうが、料金の安さも吸引力の大きな要素なのだろう。値段優先中身後回しの組であることは我々も同じである。



10周年の時にも来演し、万博でもコラボ公演を実施しているようだから、芸文や愛知県とも馴染みのバンドなのだろう。そのせいか、めんドルズという女性グループとPONDORSという音楽グループ、それにコンドルズ・ユースAICHIという子ども達なども絡んで、よく言えば賑やか、悪く言えば学芸会的な舞台構成になっていた。黒の学生服がおきまりのユニフォームだそうだが、皆踊りにくそうで結局上着を脱いだ上半身シャツ姿やTシャツのパフォーマンスが目立った。



女性グループもあまり上手なダンスではなかったし、バンドも普通で、子どもたちは練習不足の様子だ。ひとり注目に値したのが、やはり主宰の近藤良平である。結局、彼のひき締まったダンスや軽妙な語りや、結構上手なギター演奏が、群舞や音楽の乱れを最後までカバーしていた。背筋をうまくつかってみせる彼のダンスはなかなかセクシーであって、そこいらが人気の基なのではないかと思った。



NHK・サラリーマンNEOでおなじみの「サラリーマン体操」をひねって、子供の通学体操に変えて見せたり、「こんどうさんちのたいそう」ではホールの全員をストレッチに参加させたりと厭きさせない構成にしてあったのはダンス素人のこちらには救いだった。



ホールを出ると、栄の街はドラゴンズファンの喚声でいっぱい。日本シリーズの第5戦も中日が日本ハムを破り、対戦成績を4勝1敗として53年ぶり2回目の日本一になった。ファンではないが悪い気はしない。






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