5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

全歩連

2007-01-18 10:17:00 | Weblog

中日新聞のコラムに自転車の歩道通行拡大に反対する「全国歩道連絡会」(小林成基代表)の発言が掲載されていた。一日万歩ウオーカーとしても、歩道を我が物顔に走りぬける都会の独善チャリスト達の無謀運転には腹を立てている一人であるので、この発言には大賛成である。



反対請願書に曰く「私たちは、警察庁の「自転車対策検討懇談会」の提言に基づき、自転車の歩道通行を拡大するとともに危険な道路での自転車の走行を禁止できるような法改正には反対します。歩道は歩行者ののものであり、約4倍の移動能力を有する自転車を混在させれば国民は安心して歩くことができません。自転車は車輌であり、安全にその利便性を発揮させるためには、車道の一部を物理的に区画して走行空間を確保することこそが急務であり、実現のためにご尽力をお願いいたします」とある。



手元に愛知県の警察本部が発行して、自動車免許証の書き換えの際に手渡された安全運転テキストと交通の教則という2冊の小冊子がある。読んでみても、軽車両を運転する者(チャリスト)や歩行者のための交通ルールや安全な往来のためのアドバイスは見当たらない。今までも、自転車の安全運転について教わった記憶はないし、今の若い人たちも同じようなものなのだろう。だから、道路交通法での軽車両が自転車を意味することも、軽車両の走行は車道が原則であることもチャリストの知ったことではないのである。



反対請願書の要請項目の一つに「交通法規を単純で誰もが守ることのできるものにし、教育・啓発を強化してください」という表現がある。現在の日本には7800万が運転免許保有者がいるそうだが、そのほとんどがチャリストで歩行者でもあるわけだから、自動車運転の教育の中に自転車運転や歩行のルールを明確にして積極的に指導することが事故抑止のためには当然のことながら必要である。



自動車を中心とした法律やインフラつくり一辺倒では、いずれ社会システムとして破綻するだろう。




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