5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

熱田神宮お礼参り

2010-12-31 23:00:00 | Weblog
今日の万歩、最終目的地は毎年恒例の「熱田神宮お礼参り」。

だがその前に、風邪引きが抜けずに咳がとまらない家人が欲しいと云う市販の風邪薬を買おうと名古屋駅前のドラッグストアへ。今日も、化粧品や用品買いの若い女性たちが結構やってきている。

最近、自分用の風邪薬を買うことはほとんどないのだが、棚が3つに平置きもあって、世の中「風邪引き」がいかに多いかがよくわかる。

インフルエンザの流行警告もあってか、近頃はどこに行っても、大型マスクで顔面の半分以上を隠した「美女?」をたくさんお見かけする。マスクは風邪に罹った本人が、喉の保護や他人への伝播迷惑を避けるためにするものだと思うのだが、どうやらマスク組の多くは「過剰反応」によるもののようだ。

話は違うが、ケーブルテレビのPR番組で女のレポーターがこのマスクスタイルでご出演だったのには驚いた。高熱フラフラという様子でもなければ、三河弁アクセントの大声が通るのだから、過剰反応マスクであることには間違いない。

公共に向けた接客シーンでも平気でこういうことをする思考、それを許すケーブルテレビ局側の姿勢が大いに疑問だ。まさか「インフルエンザ」予防PRが目的だというつもりもなかろう。若し、彼女が黒のサングラスでTV画面に現れたらどうだろう。「女タモリ」はイタダケナイ。

すいているだろうと思った駅前百貨店の食料品売り場もエライ混雑。どうやら、年越し蕎麦を食べ、予約のおせち料理を受け取りに出た家族連れが多そう。今年は「高級おせち」復活ということも言われたが、ちょっと増えたボーナスでちょっと贅沢というわけか。

地下街の流れは若者のグループも多い。大晦日の飲み会に繰り出そうというのだろう。忙しいのは蕎麦屋だけではなく、カラオケボックスやチェーンの飲み屋の掻きいれ時でもあるわけだ。

熱田神宮への道は人家も早々と窓を閉めて身内だけの大晦日モードに切り替わっている。家々の玄関に「松飾」が飾られているのが、迎える正月の雰囲気ということ。他はいつもと変わりはない。こうして見てゆくと「松飾」のサイズもスタイルも様々で、こんなところにも家計の中身が覗けそうである。

西門から入る熱田神宮。玉砂利には水が撒かれて空気がひときわ冷えている。神宮の森の呼吸が自然のフィルター作用をしていることがわかる。

拝殿前では自分と同じような「お礼参り」の面々が数十人、静かに頭を垂れて祈っている。こちらもゆっくりと、ポケットの小銭をあるだけ全部投げ、「二礼二拍手一礼」で熱田大神を呼び出して、今年一年の無事のお礼と、来年の(それなりの)幸せをお願いした。

拝殿横の社務所と御祓所は立て替えられて白木が美しい。神さびた様子はないが新春にはふさわしい佇まいだなと感じた。帰りは参道を逆にたどって神宮前の駅へ。途中には沢山の屋台が数時間後に始まる「年始参り商戦」の準備中である。

昔は子供のおもちゃや衣料品、射的などのシナモノを、子供や孫に向かって売る店が多かったようだが、最近の子供は贅沢。欲しい品物は、ネットや専門店で買うからだろうか、食べ物を売る店ばかりが目に付く。こちらは、子供っぽい大人達の胃袋狙い。

そういえば、昔の大人は子供に買ってやっても自分でがつがつ食べようとはしなかったなあ。子供もそんな大人の抑制した振る舞いを心で受け止め、やっと手に入れた玩具を大事に抱きしめていたものだ。貧しい分だけ、ハレの正月を皆が精一杯楽しもうとしていた昔をちょっと思い出した。


PS:今年の「5522の眼」ブログは、ツイッターと連動したせいか訪問数も閲覧数も増えた。最終カウントは訪問数延べ:96606、頁閲覧数308840である。爺の勝手ブログを読んでくれたみなさんに感謝デアル。



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