5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

5日は初競り

2021-01-06 22:47:17 |  経済・政治・国際

6日のコロナ感染確認数、愛知県は364人(累計17897人)と過去最多、うち名古屋市が150人だがこれも過去最多だ。死者は9人(累計248人)と報告されている。

これまでは名古屋市の罹患が多かったが、最近では周辺地域が逆転している。我が町も知らぬうちに感染者100人を超えた。こうなると愛知県全域が汚染されていると考えた方がいい。

全国の発生数合計は6001人と初めて6千台を超えて過去最多。全国の死者は65人である。東京ははじめて1591人が確認された。全国ベースの緊急事態宣言をしないと駄目だろう。

とはいってもこの世の中にあるすべての仕事を完全ストップというわけにはゆくまい。楽な暮らしになれた日本人、建前は「コロナ自制をすべき」とは言うものの、その本音は車で走り回りたいし美味いものも喰いたいという我欲が見える。

そんな顧客が大事だといいながら、賢い商売人たちはコロナ禍にあっても自分の商売物を売りさばこうと手ぐすねを引いていることだろう。カレンダー通りでいけば今年の仕事始めは4日の月曜日からだが、多くのところでは営業状況を読みながらの新年業務再開ということらしい。

仕事始めといえば、市場で行われる「初競り」はご祝儀ということで高値をつけることからニュースでもよく取り上げられる。

ならば「あれ」はないかとNHKWEBを探ればやっぱりあった。あれというのは東京の豊洲市場で競りが行われる青森大間のクロマグロのことだ。ことしの最高値は、重さ208キロの大物。市場内の仲卸業者が2084万円で競り落としたという。

いつも思うのだがいくらご祝儀といってもキロ当たり10万円を払って買おうとする業者意識というものはいったいどこから出てくるのだろうか。それを望む自己アピール好きの最重要顧客が望むからということだけではない気がする。

NHKWEBにはもうひとつの「高額初競り」ニュースが載っている。こちらは山形県天童市の「佐藤錦」いわずとしれたブランドさくらんぼである。

昨日5日の早朝、天童青果市場で行われた初競りでは、促成栽培された高級品種の『佐藤錦』に一箱100万円の値がついたという。地元農家がこの初競りに向けてハウス栽培した佐藤錦(2Lサイズ・特秀・500G)3箱が出品され、参加40社余の青果業者たちの中から強気の某農作物販売会社が競り落とした。

JA山形によれば、初競りの落札価格は去年の50万円がこれまでの最高だったというから(切りのいい)大幅アップだ。5日は、東京の大田市場の初競りでも、山形県出荷のさくらんぼに100万円の落札があったという情報もJA山形のものだ。100万という付け値は偶然のものなのだろうか。それとも?

マグロにせよさくらんぼにせよ、良い品質のものを最適価格で売りたいという商売人のプライドから出たものなら結構だが、初競りご祝儀価格をそれ以後の高値誘導のシンボルにしようという業者談合がこちらの知らぬところで動いているというのならば話が違ってこよう。狎れ合いや忖度は永田町周辺だけにしておいてもらいたいと思う。

 


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