5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

必ず勝ち抜く

2021-02-08 21:17:29 | 韓国

コロナ情報の公開(2月9日)では全国で1569人(延409057人)の感染と94人(累6618人)の死亡が確認されている。愛知県は84人(延24848人)の感染と6人(累460人)の死亡が発表された。

日曜日朝のNHKTV「小さな旅」という25分番組を毎週楽しんで観ている。

海外はもとより国内の旅行もままならない。旅好きの韓国人Jさんにこんな日本のローカル旅番組も面白かろうと情報を流してやる。7日放送分は栃木県の日光市で、テーマは市民そろってスケートを盛り上げようとする住民たちを紹介していた。

オープン環境でのスケートというのなら寒さの厳しい韓国の方がむしろ盛んだろう。ソウルの冬の風物詩、市庁舎前の巨大スケートリンクは今年もやっているのかと尋ねたら、コロナ予防の為に今年は中止になったらしいという答えが返ってきた。彼のメールにも必ずコロナの安全を祈る一言がつけられているのは嬉しい。

そんなソウルには「今、一人にならなければ、永遠に一人になることもある」「もはや安全地帯はない。コロナ19が全てを止める前に私たちが止めよう」といった地下鉄ポスターが目立つのだとは、中日夕刊「世界の街海外リポート」のソウル特派員のコラムだ。

コロナ第三波をを受けて「不要不急の集まり」や「外出自粛」をソウル市民に訴える市がスポーンサーになった広報ポスターだが、「永遠に一人」とか「全てを止める」という「死」を連想させる表現は、刺激が強すぎはしないかと特派員氏はちょっと日本人的に穏当な反応をした。

ところが、知り合いの韓国人たちは「危機感を持つためだろう」と理解をしめしたという。いかにもドライな割り切り方をする彼等らしい考え方ではないか。

「我らは必ず勝ち抜くぞ」と韓国民に向けてコロナ克服を熱く語り掛ける政府高官の様子。「日本が相手のスポーツ競技の母国応援みたいだ」と思ったが、特派員氏には「国威発揚プロパガンダのように聞こえる」という。なるほど受け取り方は人さまざまというわけだ。

PCR検査、感染者追跡、隔離治療が核心になる「K防疫」は文政権の「売り政策」だが、それには「国民皆が一緒に頑張れ!」という精神的高揚も大きなスパイスとして必須だという訳だろう。

これぞ「J防疫」だという切り札が見つからない我が国のコロナ政策、菅政府が「国民は自助でおねがい」と言ったのでは、たしかに精神的高揚は生まれようもない。

 


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