5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

「鬼滅」韓国版

2021-03-09 21:00:28 | 韓国

コロナ状況は、愛知県の感染が39人(延26238人)死亡が1人(累545人)だった。また全国では感染が1128人(延442418人)死亡が58人(累8379人)となった。

お仲間の韓国人Jさんはもう観たのだろうか。韓国では映画「鬼滅の刃」がヒット中だという。14歳以下は保護者同伴の制限つき、コロナ予防の距離とり施策で座席も減る中でも、1月下旬の公開から1ヶ月で観客動員は70万人を超えたらしい。いつもの中日夕刊「世界の街海外リポート」のソウル特派員による情報だ。

映画好きの韓国人らしく、公開前からすでにコメントも好嫌いろいろあるようだが、「主人公が着けている耳飾りが日本軍の旭日旗を想起させる」というので、韓国版はそのデザインが変更されているのだという。

「韓国では歴史問題を背景に旭日旗に対する拒否感が強く、東京リンピックでも観客席などでの使用禁止を求める声が上がっている」とあるが、韓国に限らず帝国日本と日本軍とになんらかの関わり合いを持った国の人々なら旭日旗に良いイメージなど持ちようがなかろう。帝国海軍のシンボル旗だと思えば、日本人の自分が今観ても心はすこしも躍らない。

耳飾りのデザインは似ていたとしても旭日旗をモチーフにしたものではない。過剰に反応してデザインを変えてしまうのはいかがなものかと特派員氏は批判的だ。「マズいと思ったら即訂正」はパルリパルリ精神のなせる技。どうしたものかと逡巡などしていられないのが彼等らしいではないか。

「原作への冒涜」「嫌なら映画を観なきゃいい」といった批判もあると特派員氏はいうが、これに類した差別的物言いなら毎日のSNSタイムラインでイヤというほど見つけられる。なにも「鬼滅」に限ったことではない。、

日本での興行収入が歴代一位を記録したと聞いて、映画館に出かけた特派員氏は、それでも、映画それ自体は面白く感動もしたと書いたが、やはり耳飾りがスクリーンに映るたびに「冷えた日韓関係」のことが気になってしょうがなかったのだそうだ。

その反対に、耳飾りのデザイン変更のおかげで韓国人の映画好きたちは「冷えた日韓関係」を思い起こすことがなかったわけだろう。旭日旗を想起する日本版がそのまま上映されたら、日韓関係の「冷え」はもう一段増加したに違いないのだ。

 


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