5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

おせっかいトイレ

2017-02-20 21:08:55 | PC・インターネット
膀胱筋がまた少し弱くなった。雨が降って体感が寒かったせいもあるのだが、突然の尿意に我慢ができず少し漏らした。老いは下半身からやってくるというのを実感する。

万歩中のトイレといえばコンビニを使わせてもらうのが一番だ。最近は100円コーヒーの飲める休憩スペースが設けられているところもあるから、尿意を我慢しながらそういった店を探すこともある。

海外では公衆トイレの在りかを探すことが苦労の種になるのだが、日本の商業施設はこうしたところでも市民にやさしい。

そんな私設の公衆トイレ(男性用)で気になるのは大便ブースの利用が意外に多いということ。こちらは小便で借用するばかりだが、行く先々で大便ドアがロックされているのである。

現役の頃、接客の仕事ということもあって、大便は朝の自宅で済ますのが当りまえ。会社のトイレで用を足すことはほとんどなかったのだが、最近の世の中はちょっと事情が違うようだ。

会社のトイレでは仲間の眼があってウルサイから近所の私設公衆トイレにやってきて、ゆっくりと用をたしスマホで個人メッセージをやりとりするのが日課になっているのかもしれない。

そんなことを考えさせるNHKのニュース記事がある。「IoT技術を活用したトイレが登場」というもの。

IoT(Internet of Things)とはモノのインターネットという通り、生活のあらゆるモノをインターネットでつないでしまおうという技術らしい。あらゆるモノなのだからトイレも入るわけだ。

KDDIが始めるサービスは、トイレ扉に付けたセンサーで個室の空き具合をスマホやPCで確認できる。居続け時間が長い個室は管理者に通知する機能もあるそうで、トイレ内休憩を牽制することもできるのだそうだ。さらに、専用バルブをつけると滞在時間で水量を調整し節水効果も図れるのだという。

こうしたトイレのIoT対応は富士通や伊藤忠の子会社がすでに始めているそうだから、KDDIの参入でひとつのトレンドが出来上がりそうだ。

KDDI側は「時間を有効に使えオフィスの効率化につながる」と意気込むが、これまで密かに確保してきた「沈思黙考の聖域」を開け放すことになるやもしれぬ会社員たちがちょっと気の毒になった。



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