3月16日(土)は臨時作業日となった。 9日の第二土曜日だけでは新たに広がった管理地の作業が終わらなかったからである。
「身近なみどり整備事業」で約1.1ヘクタールの山林を新たに整備管理することになったが、行政側の予算は伐採と下草刈のみであり、伐
採された樹木や篠は何箇所かに積まれ、放置されていた。
このところ火災の発生が著しく増え、特に、その他火災(住宅以外の野や山の火災)の件数が近年になく増えている状況に危機感を持って
いた。そこで、地元消防署に届出(火災とまぎらわしい煙、又は火災を発するおそれのある行為の届出)をし、バックホーで穴を掘り、枯れ
た樹木や篠竹の集積物を焼却することになった。
約1ha余に及ぶ面積に点在する集積物は相当の量なので、何箇所にも分けて焼却しなければならない。
又、風の少ない午前中に作業を終了することにした。
500ℓの水タンクを2基、消火器を相当数用意し、動力噴霧器で水を撒きながら、用心をこめて作業に取り掛かった。
バックホーによる掘削。
穴を掘り、枯れ枝、篠を少しづつ焼却
暑さで水分の補給は欠かせない。山百合部会の女性会員がお茶を用意。
作業の合間で飲むお茶は格別
予定通り、午前中で作業を止め、焼却した穴を埋めもどす。火災のおそれをなくすことが重要である。
煙も落ち着き、埋め戻す。
こうした場所を何箇所も用意した。
この日でも作業は終了せず、4月の作業日に三度行なう予定である。 荒れた山林を復元することは容易ではない。
復元された山林は五郎助山の里山として、遊歩道を設置し、植物観察会や野鳥観察会、そしてオリエンテーリングも出来る、市民の憩い
の場として蘇る予定である。
同じ日、きのこ部会では、えのきに平茸の植菌を行なっていた。
えのきの玉ぎり
菌をまぜ、玉ぎりした原木に塗って行く。
原木と原木を間に菌を塗り、並べてゆく。
この後、この上にわらを載せ、遮光ネットで覆い、秋にはおいしい里山産平茸が顔を出す予定である。
その平茸は賛助会員、そして地権者、会員に配られる。
今日は節々が痛い。
四月には待望の草花があちらこちらに芽を出し、春の息吹が里山中に感じられる季節になる。
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