5/24日 西小1,2年生約80名が4年ぶりに里山(五郎助山)に自然体験学習に来訪しました。
コロナ禍で3年間、自然体験学習が途絶えていましたが、石川校長の英断で実現しました。1,2年生は初めての里山体験となります。
事前に担任の先生方と当日の過ごし方を協議し、、里山探索、ネーチャーゲーム、を交互に行うことで了解を頂きました。
実は先生方も里山で子供たちと一緒に約2時間過ごす体験は初めてで、不安も大きかったと思います。ましては1,2年生なので、どんなハプニングが起きるかわかりません。
各学年を4班に分け、計8班を作っていただき、なるべく目の届く人数にしていただきました。
スタッフ(会員)も9名(1名は記録係)手配し、当日7:30分集合で各自の役割分担、里山散策のコースを確認しました。
子どもたちは先生方に引率され、8:40分に学校を出発し、9:10分に到着の予定です。
五郎助山のエリアに入ったら、舗装道路から外れ、森を抜けるコースを選び、土の上を歩く感触を子供たちに体験させてくださいとお願いしました。
地方でも、ほぼ道路は舗装され、土の上を歩く機会が少なくなり、ふわふわと柔らかい森の土は、子どもたちにとっても面白い体験だと思います。
子どもたちは、ほぼ予定の時刻に五郎助山・冒険広場に到着しました。
一足先に五郎助山に到着し、子供たちを笑顔で迎えた石川校長に、「あ、校長先生だ。」「え、校長先生なんでいるの?」と口々に不思議そうに声をかけていました。
竹澤理事長から、「おはようございます。みんなの中で、五郎助山に来たことがあるひと~。」と呼びかけると約8割の子が元気に手を上げました。
(え~、本当かよ?)と内心思いましたが、本当のようです。コロナ禍においても家族や、保育園時代に訪れたことがあるそうです。
私と竹澤さん(他二人がネーチャーゲーム担当) 他の4人は里山探索です。かねてより下見したコースを各班10名程の児童を連れ、炭窯、木を割る機械の説明、貴重な花の咲く場所に誘導し、トンボ池を周り、ザリガニの住む場所や魚が釣れる場所などをゆっくり説明します。途中、途中に「なぞなぞ」のカードも用意し、楽しみながら散策をしました。
その間私は動物ヒントゲームを20名の児童を相手に奮闘しました。三種類の動物のヒントを書いたカード(各5枚)を裏返し、ごちゃまぜにし、各チーム一人づつ、1枚のカードを持ち帰り、その中に書いてある動物の習性(特徴)を読み、その動物を推理します。各自交代しながら何回もそれを繰り返し、徐々に三種類の動物を絞り込み、三種類わかったら私に報告するゲームです。
たどたどしい読み方を見て、これはちょっと1,2年生には難しいゲームだったかという反省も頭をよぎりましたが、なんと、各班正解を出してきました。一種類だけ間違う班も多かったのですが、最後にはどの班も三種類の動物を見事に当て、「全問正解!」という私の声に、「わー。」と歓声があがりました。
竹澤チームは「カムフラージュ」というゲームです。森の一角に人工物(プラスチックの置物、自然に似せた緑のつる等、)など10点から15点を置き、目印に沿って一人づつゆっくり進み、人工物を探して行きます。見つけても声は出さず、心の中で数をかぞえ、最後にスタッフにその数を報告します。
スタッフは報告された数を体の部分で教えます。(例えば見つけた人工物が半数だと腰の部分を示し、8割だと胸のあたりを指します。)子供たちはがっくりしながらもスタート場所に戻り、再度挑戦します。
ところが1,2年生。竹澤さんの話だと、「あったー。」と大声で発し、得意満面で物を取り上げ、誇らしげに見せ合う始末。
説明が下手だったのか、なんともぐちゃぐちゃのカムフラージュになってしまったと嘆いていました。
しかし、何とか終了し、今度は里山探索班と入れ替えになります。
1,2年生、それぞれが2種類の体験を満喫した後、自由時間になりました。
先生が「水分を補給し、自由時間にします!」と言ったとたん、「わー~。」と歓声を上げ、ターザンロープ、ハンモック、森のブランコを目指し、クモの子のように散って行きました。
やっぱり自由が一番だと再認識した瞬間でした。
予定通りの時間が経過し、10:40分(約10分遅れ)に五郎助山を離れる時間になりました。
竹澤理事長が「楽しかった人~。」と言ったら全員が手を上げました。
「明日また来る。」「パパとまた来る~。」様々な声が飛び交っていました。
今回の1,2年生の「里山デビュー」は 子供たちにとっても先生方にも里山自然体験授業の復活の「のろし」に思えてなりません。
続いて3、4年生、5,6年生のご来訪をお待ちしております。
6月15日、16日は15年ぶりに関城中の1,2年生がやってきます。
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