里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

甥の結婚式

2015-10-19 05:28:00 | Weblog

昨日(10/18)千葉で甥の結婚式に参列するため、妹夫婦の車で市原市の式場に向かった。

身内だけのこじんまりした式であったが、披露宴は両家親族の席が、身近にセッティングされ、とても和やかに過ごすことが出来た。

甥から、当日、記念に一曲歌ってほしいと依頼を受けていたので、満を持して松山千春の「大空と大地の中で」を心をこめて歌った。

ぶっつけ本番にしてはまずまずで、参列者からも結構な拍手を頂いた。

新郎からお礼の言葉の中で、来年の春には新しい家族が増えるとの報告があり、会場から大きな拍手が起きた。

老齢のため欠席した母にとっては7人目のひ孫となる。(帰宅後、早速報告した)

兄夫婦にとっても、待望の孫ということで笑顔が止まらなかった。

久しぶりに、楽しく、うれしい、結婚式だった。

 

 

 


第13回里山フェステバル無事終了

2015-10-13 03:33:22 | Weblog

昨日(10月12日)第13回里山フェステバルは晴天に恵まれ、無事終了した。

雨天順延となり、来賓の方や、お客様にどう影響するのか不安だったが、ふたを開けると、来賓の方もほぼ全員来てくださり、お客様も順調にご来場し、子ども同士、親子で、そして家族で参加してくれた。

  今年も花火が上がった。

 

結果的に過去最高の入場者になったのではないだろうか。

何より、お天気に恵まれたことが大きかったと思う。 

来賓のお一人である赤荻教育長が「早い段階での 《順延》 の決断に、普段から自然と接している里山の皆さんならではの素早い判断に敬意を表したい。」とおしゃってくれたが、本当に今日で良かった。

 来賓者の皆さん 

 ツリークライミング、釣り、木工クラフト、竹とんぼづくり、ネイチャーゲーム、どれをとっても大盛況で、会員は休む間もなかった。

昨年、ツリークライミングの体験をし損なった、川島地区から参加された親子は、早々と到着し、受付が始まるの待ちかねていた。

  ツリークライミング始まる 

              「昇ったぞ~」                                

今年の特徴は、初めてお見掛けする方が多く、地元関城地区以外のお客様も多かった。また、市外からのお客様もかなり来場し、このフェスティバルの情報が静かに拡散している気配を感じた。

模擬店の方も、昨年よりさらに多く仕込んだつもりであるが、お昼にはほぼ完売してしまった。焼きそばが少し残ったと聞いている。

特にドラム缶ピザ担当の窯係の会員は汗だくになりながら、大車輪でピザを焼いていた。

 魚釣り、竹とんぼづくり 

 ネイチャーゲーム  

     (須藤市長もご来場) 

午後からは森のコンサートが予定通り、午後1:30から開演した。昨年から会場を森の中に移し、プロの演奏家を呼ぶようになった。

今年も、二胡の酒井和嘉子さんを中心に、酒井さんの音楽仲間のチェロの山崎明子さん、そして、地元のソプラノ歌手、大和田夕紀さんがご出演してくださった。

 大和田夕紀さん  酒井和嘉子さん、山崎明子さん 

  最後に「ふるさとを合唱」 

プロの演奏、歌声を聞きたいという方で午後の会場は埋まった。

昨年より、客席は大幅に増やしたが、初めて来場される方も多く、有難いことにこちらも大盛況であった。ケーブルテレビも収録に来場されており、来年は更に、観客数が増えるのではないだろうか。

 ケーブルテレビも収録

酒井さんも、山崎さんも田舎的で温かい雰囲気の里山フェステバルの舞台をとても好意的に受け止め、「来年も是非参加したい」。と言ってくれた。大和田夕紀さんは会場にほど近いところにお住まいであるが、わたしたちの活動を陰ながら応援していただき、開演に先立ち、「皆さんに・・・」と手土産まで頂いた。

 今回、いろいろな面で当会と密接な関係にある、西小学校の武井校長は公用でご出席できなかったが、前校長の北澤 正先生、前々校長の岡野 収先生もご来場いただき、私たちを激励してくださった。

今回で第13回目を迎える里山フェステバルであるが、回を重ねる毎に、それは変遷している。私たちも16年歳を重ね、60歳でこの活動に参加した会員は76歳になった。

当会の存在も活動の中身も多くの方に認知されるようになった。色々な媒体で情報は拡散し、実態以上に評価をされている場合も多い。

フェスティバルに来場してくださる方々が今後増えることはとても嬉しく、私たちも大いに望むところであるが、現在の会員数ではその対応に赤信号が灯り始めている。

会場への誘導から、イベントの企画、運営、模擬店の設営、運営、等、等。ほとんど全て、会員やその家族で対応してきたが、理事長として限界に近づいている責任を感じて居る。

今後来場される方や、ご出演者に満足の行く対応が出来るか、懸念している。

今回、子ども会の関城支部に共催をお願いしたが、更に私たちの活動の趣旨に同調していただける、個人や団体の応援をお願いしないと来場者の増加に対応できないのではないかとの不安がある。具体的な方策を真剣にみんなで協議したい。

個人的には、キャンプや、わんぱく自然塾に積極的に自分のお子さんを参加してくださっているお母さんたちに声をかけてもいいのではないかと思っている。

フェスティバルに限らず、当会の存続のためにも、私たちの活動を子供たちの目を通して知って、共感されている保護者に、出来る範囲でボランティアでお手伝い願いないものだろうか・・・

私(私たち)の思いは、この活動は今、そしてこれからの時代にとても必要な活動で、この灯を絶やしてはならないという思いである。

同じ思いを共有できる若い(と言っても40代、50代も若い部類です)会員がぜひとも欲しい。

子供は自然の中で友達と遊び、その中から人間として生きる上でとても重要な示唆を無意識の中で受ける気がする。春夏秋冬で変わる風景は

自然の中に居てより鮮明に心に残る。虫や動植物は自然の中に足を踏み入れないと、目にすることが少なくなってきている。

子供は群れて遊ぶことで、リーダーが生まれ、集団の中で、良くも悪くも自分の存在や、立ち位置を知ることになる。

遊ぶ場所は家から通える距離で、遊びに事欠かない自然が豊富な所なら更に理想的だ。

少子化で、家に帰っても友達がいない。兄弟がいない。そんな時、自然が豊富で子どもが(友達が)いっぱい集まり、大人が遠くで見守り、遊びを教える、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいたら、どんなにいいだろう。

学童保育が盛況な理由にこんな背景があると思う。

学童保育を里山で出来たら最高だと思う。雨の日は山小屋で、森の話や動植物の話をとても詳しいおじさん、おばさんに聞き、晴れたら森の中で自由に遊ぶ。シンプルだがとても理想的な方法だと思う。

話が逸れたが、理想を実現にするには時間と情熱とお金がかかる。そして、その情熱とその遺志を受け継ぎ、この活動を繋いで行く若い力が必要なのだ。

私は、必ず、私たちの活動を理解し、共感し、その思いを繋いでくれる方々が出現してくれると信じている。私も体力と情熱が続く限り、子供たちと接したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第13回里山フェステバル順延

2015-10-11 08:47:54 | Weblog

第13回里山フェステバルは10月12日に順延となった。当初11日の開催日も晴れの予報で安心していたが、4日前ごろから雨の予報に変わってしまった。

気をもんでいたが、8日、全理事と連絡を取り合い、9日の3時に理事長判断の一任を取り付けた。10日(土)になると、官庁関係、学校が休みとなるため、連絡・周知が難しく、9日の案内がタイムリミットだった。

「大した雨にはならないのでは・・・」「10日まで様子を見たら・・・・」色々な提案があったが、9日の午後2時に「順延」を決めた。

一斉に関係者に連絡をとった。西小学校では「順延! そうですか、それでは今から校内放送で流します。」と迅速に対応してくださり、全児童に伝わった。東小学校に電話すると「雨みたいで心配していましたが・・・そうですか、順延ですね。わかりました。」と応じてくれた。

官庁の方もお天気情報は把握されていたと見えて、冷静に私たちの判断を受け入れてくれた。

当然、このフェステバルの目玉である、ツリークライミングの後藤さん、コンサートの主役であるソプラノ歌手の大和田さん、そして二胡奏者の酒井さんにも速やかにメールをした。

ツリークライミングは木にロープを吊り下げて昇ったり下りたりするスポーツなので、小雨でもロープが濡れると安全性が損なわれる恐れがあるので私たちの判断を評価してくれた。

酒井さんも「雨」という天気予報に気をもんでおられたようだった。演奏家にとって楽器は命の次に大切なもので、雨は論外である。間もなく返信メールが届き、「楽器を気遣ってくれてうれしい」とあった。

野外イベントはお天気が命です。予定を変更することは、関係者の皆様、お客様にとっては迷惑なことになると思うが、ベストの環境で楽しい一日を過ごしていただきたいとの思いである。

有難いことにツリークライミングのインストラクターの方々、そしてコンサートにご出演の皆様も、開催日と予備日の二日間、私たちのイベントのために空けておいてくれました。

 ですので12日は何が何でも「晴」て頂きます。(神様、仏様、気象庁の皆様。宜しくお願い申し上げます。)

皆様のお出でを心からお待ち申しております。

 酒井和嘉子さんのブログ ↓

 http://sakaiwakako.com/profile


第13回里山フェステバル近づく

2015-10-07 04:58:28 | Weblog

10月11日(日)は第13回目となる里山フェスティバルの日だ。

今、その準備に追われている。里山の整備が始まって2年目にして「そうだ、お月見コンサートをやろう!」と言いだしたのは当時、生涯学習課長(現 監査役)だった富田さんである。 まだこの活動が始まったばかりで「なんて無謀な・・・」「まだ無理!」といった批判が会員から起きた。

実は私もその一人だった。しかし、富田さんの意思は固く、「コンサートを開いて五郎助山を知ってもらおう。」という熱意に押されてステージづくりに取り掛かった。すべて会員の手作りで始まった。舞台は足場パイプを組み、コンパネを敷き、絨毯も敷いた。コンサート用の垂れ幕は岩月装飾を経営していた岩月前会長におねだりして作っていただいた。

大工さんも電気屋さんも、土木の現場監督も、鐵骨屋さんもなぜか会員にいた。出来ないと思っていた舞台が三日間かけて出来上がった。

とても感動した。 

当時「「お月見コンサート」なので夕方から夜にかけて行った。会場に入るまでの通路にペットボトルに入れたろうそくを灯し、お客様を誘導した。暗闇に浮かぶ舞台はそこだけが明るく、幽玄でとても素晴らしい出来栄えだった。

  平成11年10月

出演者はもちろん、お客様からもお褒めの言葉を頂いたが、次の朝から後片付けが始まり、会員にとっては前後三日間に及ぶ労働は大変なものだった。また、中秋の名月(9月)のころは雨も多く、満月の月を拝むことは数少なかった。野外コンサートはお天気が命である。

あれから16年。会員も同じように年を重ね、以前の馬力は無くなった。出演者も同じような顔ぶれで、コンサートの時間になると帰宅する方が多くなった。

 何か打開の方法は無いのだろうか? 「里山を守る会」ならではのフェスティバルとはどういうものなのだろう?

いつからか悶々とした思いが続いていた。

一昨年より、ツリークライミングの後藤さんを招聘した。有料のツリークライミングに子供たちはどんな反応を示すのか?杞憂であった。西小の子供たち(特に女子)は果敢にこの体験を楽しんだ。昨年は20分で30名(10名×3回)の定員が埋まってしまった。

コンサートの会場も昨年より、森の中にあるターザンロープの舞台を利用し、池の淵から森の中に移動した。

狭いので大勢の出演者は舞台に立てない。ソロかデュオがせいぜいである。 今の子供たち、大人は耳が肥えている。「そうだプロを呼ぼう。しかも我々の予算で呼べるプロを・・・・」 どんなプロを探そう?

不思議な縁があり、二胡奏者の酒井和嘉子さんとつながった。酒井さんは私たちの活動を意気に感じ、快く出演に応じてくれた。酒井さんから更にフルート奏者の八木谷由梨さんに繋がった。

ソプラノ・ソロは地元の大和田夕紀さんにお願いした。

二組だけのコンサートだったがわざわざ、遠方より来てくれた方がいた。プロの演奏はやはり聞き手を満足させてくれることが分かった。

特に「二胡」の音色は里山という自然に良く合うと思った。

今回も午前中は子供たちの自然体験をメインとし、午後はプロの演奏家(二胡&チェロ)、声楽家(ソプラノ)によるコンサートである。

是非多くの皆様に来ていただき、里山の自然と、コンサートを楽しんで頂きたい。

ちくナビに詳しく載っています。 下記をクリック↓

 http://www.chikunavi.info/event20151011.html