里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

里山フェステバル

2012-09-19 05:43:06 | Weblog

第3回、里山フェステバルが来る10月7日に開催される。(雨天の場合10月8日)

昨年はお天気にも恵まれ、子供たちが開催時刻前から家族や自分の自転車で里山にやってきてくれた。

午前中は子供たちや家族連れが、釣り、工作(竹とんぼ・竹鉄砲)作り、ネーチャーゲーム、に興じ、今年は木工作りも加わる。又、足踏みによる縄綯い機の実演も行う予定である。 里山で作った製品(箒、熊手、炭、竹酢液)の販売、カレー、ピザ、焼きそばの模擬店も出店する。

午後からは11回目となる里山コンサートが特設舞台の上で催され、バイオリン、和楽器の合奏、尺八独奏、ソプラノ独唱、などが予定されている。

今年は時間を繰り上げ、2時から5時までのコンサートになった。

里山という自然の中で、大人も子供も一緒に遊び、共に一日を楽しく過ごすイベントである。

イベントを通じ、地権者の方も、行政の方も、そして蔭ながら応援してくださっている賛助会員の方も、皆一緒に里山の風景を満喫する日にしたいと思っている。

特に地権者の皆様には自分の山林がどのように活用されているのか見ていただき、長くこの地域を里山として継続していただけるよう御理解を得たい。

子供たちの自然体験の場として、又地域の憩いの場として、このイベントを通じ、改めてその価値を共有したい。

 昨年の様子(関城吹奏楽団)

 スタッフ勢ぞろい

 受付風景

 

 釣りの会場

 竹とんぼ作り

 焼きそばコーナー

 


残暑

2012-09-14 21:44:12 | Weblog

9月の半ばというのに連日30度を超える日が続いている。

梨も豊水が終盤を迎えている。今年は降雹に始まり、黒星病に悩まされ、挙句にカメムシの大発生で、平年の半分以下の出荷量となった。

この暑さと、出荷量の低迷で価格は高値を維持しているが、あまりにも出荷が少なく、長い梨栽培の中で、最悪の年となった。

来年の花芽が、すでに黒星病の菌に感染している。 今年はほとんどの梨農家は通常の1.5から2倍の消毒を散布したが,まったく効果がなかった。

「来年が又、思いやられる。」と、すでに梨屋の間では囁かれている。

農薬が効かなくなったのか、菌が強くなったのか?専門家もわからない。?

自然栽培を目指す私としては農薬の回数を減らして行く訳であるから、とても不安だ。

しかし、梨の木が健康体であるならば病気に対する治癒力も高くなるはずである。ぶれずに無肥料、無農薬をめざし邁進して行こう。

しかし、暑い。

雨もほしい。

気候も異常であるが

政治・経済も、今、あちこちで一発触発の危険に満ちた状況が生まれている。

わが日本も、対応を誤ると、想定外の事態が起きかねない。

日本の政治力がとても心もとない。

 


ソロプチミスト日本財団「社会ボランティア賞」

2012-09-08 04:29:27 | Weblog

先日、(公益)ソロプチミスト日本財団より今年度の「社会ボランティア賞」に私たち里山を守る会が選ばれたという内示をつくばリジョン(クラブ)代表の加藤さんよりご連絡を頂いた。正式には9月に発表ということなのでそれまで伏せていた。

9月1日の理事会で初めて報告をさせていただいた。

実は今年の2月にある方を介して加藤さん(現会長)、関さん(前会長)とお会いし、今年の選考会に当会を推薦したいとのお話があり、ソロプチミスト日本財団という組織も内容も存じ上げないにもかかわらず、副賞20万円というお話に目がくらみ、厚顔にも申請書を作成させていただいた。

第三者の推薦状も必要ということでこれも厚かましくも、上野教育長にお願いをしたところ、快諾を頂いた。

日本各地にあるリジョン(クラブ)から相当数の申請がなされると聞いていたので、正直、難しいと思っていたが、何より私たちの活動を静かに評価してくれていた方々がいらしたということがとても嬉しかった。

 

あれから数ヶ月が経過し、突然の朗報に加藤さんも我が事のように喜んでくださった。

11月8日に札幌(札幌コンベンションセンター)で開催される平成24年度の贈呈式に加藤さん共々出席させていただくことになった。

交通費と宿泊費は主催者の方で御負担いただけるということなのでほっとしている。

これも会員の方、賛助会員の方そして多くの協力者の皆様のお陰と感謝している。

同時に、その期待を裏切ることのない様、地道に力を合わせ前進したい。

「社会ボランティア賞」

本賞は、当財団定款の事業に掲げる各分野に該当する活動を対象に、地域社会のニーズに適合した地域密着型のボランティア活動を継続的に行い、誠実に責任を果たしている人(団体)を称えます。

平成24年度 〔件数〕 60件  〔副賞〕 20万円 

そのほかに 女性研究者賞、 ドリーム賞、 社会貢献賞、 学生ボランティア賞などがある。

 

 

 


久しぶりの雨

2012-09-02 06:31:06 | Weblog

昨日から9月。しとしと降る雨の音に目覚めた。久しぶりの雨だ。

このところの猛暑で人間も、自然も枯れ始めていた。まさに慈雨である。

乾き切った大地を潤す雨になることを願う。

昨日は叔父の納骨式のため埼玉県安行の密蔵院に出向く。本堂での49日の法要の後、御住職からお話があった。

「人生は前進のみの列車に乗っているようなものであり、決してバックはできない。降りる駅は各々違う。先に下りることになった人は、残った人々の無事と楽しい旅が続けられるよう心より祈って別れたいものである。肉体は滅びても魂は永遠に生きつづける。」というお話である。

よく耳にするお話でもあったが心に「すとん」と落ちた。

叔父自身が建てた墓所に着くとすでに自身の戒名が刻まれていた。

 叔父の墓前にて

お線香をたき、改めて冥福を祈る。必ず人には死が訪れるものだが、満足した人生を送れる人は果たして何人いるのか?

結局、自分の置かれた場所で精一杯生きることかも知れない。

午後7時より、里山を守る会の理事会に出席。

10月7日に予定されている里山フェステバルの内容、今後の行事について議論が交わされた。

目の前のことで精一杯である。