里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

筑西きぬロータリークラブ訪問

2013-09-21 18:38:57 | Weblog

9月19日(木)筑西きぬロータリークラブの例会に訪問し、「里山を守る会」の活動についてお話をさせていただいた。瀬端理事のお導きで実現した。

筑西きぬロータリークラブは現在16名のロータリアンで構成されており、当日は1名のみの欠席で、その出席率はきわめて高い。現会長の西村有一氏は地元関城の方で西村製麺(株)の会長さんでもある。

また、当会の賛助会員として長らくご支援、御協力を頂いている方である。午後1時から1時30分まで、里山を守る会の概要、活動の目的、14年間の成果や、今後の課題をお話しさせていただいた。

卓話の前に西村会長より筑西きぬロータリークラブ(団体)の賛助会加入の御報告と協賛金(賛助会費)の贈呈があった。

また、会員のお一人が早速、企業賛助会員となっていただき、高額の賛助金をお預かりした。なんともうれしいことである。

何よりも地元の高名なロ-タリークラブの皆様に当会の活動の一端を知っていただいたことがうれしい。

お互い、青少年の健全育成の為、それぞれの立場で貢献するという共通の目的を持った団体である。今後これを契機に連携できることを見出し、協同の力を発揮したいものである。

今回、瀬端理事のお導きで地元ロータリクラブでお話しする機会を得たが、今後も他の団体への積極的な接触を試み、私たちの活動に御理解とご協力をお願いするつもりである。

帰り際、今年のキャンプにサブリーダーとして参加してくれた中学生のお父さん(里山会員)から中学生以上で里山活動に興味がある子供達に準会員という制度をつくり、加入してもらったらどうでしょう?という建設的な御意見を頂戴した。

部活や、万一の為の保険もあり、安易にスタートできないが貴重な御意見を頂いたと思う。

検討したい。

 

 


今日は雨

2013-09-15 07:30:23 | Weblog

9月15日(日) 今日は朝から雨。

でも、穏やかに雨音を聞いている。 稲刈りも終了し、収量もまずまずだったからである。人間は勝手だ。都合が良いと慈雨と感じ、そうでなければ疎ましい雨と感じる。農家は毎日天気が気がかりだ。

昨日は定例作業日で朝6:30分から受託事業である農大跡地の管理作業(除草作業)を行い、21名の会員が参加し、約1時間半で4ヘクタールに及ぶ敷地の通路を除草した。

 

         

          続々と会員が集合 

               

               分担を決め作業開始

                       

                        除草剤の散布

             

            すっかり刈り倒された草

いつものことながら、数の力というものは頼もしい。

作業後、五郎助庵に移動し、女子会員の心づくしの朝食を頂いた。あったかいご飯と味噌汁、納豆、生卵、お新香が空っぽの胃袋に心地よく吸い込まれていった。 これもまた、いつものことながら幸せなひと時である。

汗を流し、同じ釜の飯を食う。 この体験が絆を強くさせる。

一休みした後、今日の作業日程が告げられる。各作業に参加者の名前が張られる。私は駐車場の除草担当だ。来る10月12日の里山フェステバルに向けた整備の一環だ。

そのほかにトンボ池の蓮の除去、入り口付近の除草(刈払い機使用)と分かれ作業を開始した。それぞれが予定の作業を時間内に終了し、午後1時に解散した。 里山の作業が順調に進んだことも今日の雨を穏やかに感じられた一因かもしれない。

トンボ池のハスの除去 

                     

今日は宇都宮大学院生のKさんが御自分の研究テーマである「地方都市の市民団体の調査研究」の為、見学に来られた。 どすこいペアーのときに里山を守る会のブースを訪れ、興味を持っていただいたらしい。

      会員と談笑するKさん(右側)

私も立ち上げの頃のお話をちょっとさせていただいたが、見学と同時に作業もお手伝いしてもらった。Kさんは社会人学生であるが、これを機会に是非また参加していただき、出来れば仲間として一緒にやっていけたらどんなに素晴らしいだろう。 期待したい。

午後1時からは来る里山フェステバルのスタッフ会議が行なわれた。今年度の案を了承していただき、担当部署への会員の配置もおおむね決まった。

それぞれの担当で中身を詰めて行く作業がこれから始まる。新しい企画もあり、気を引き締めて楽しく、充実したフェステバルにしたい。

 

 


オリンピック開催と汚染水

2013-09-10 05:39:38 | Weblog

2020年、東京で56年ぶりのオリンピック開催が決まった。

前回が1964年だから私は6年生か中一だったと思う。友達と庭でベーゴマをやりながら入場行進を見ていた覚えがある。また、水泳や陸上でアメリカ選手の圧倒的な強さを見せ付けられ、力の差をいやというほど感じた。

終盤になって日本の男子体操や、女子バレーが金メダルを取り、歓喜に沸いた。マラソンで円谷選手が代々木競技場に2番手で入ってきたこと、イギリスのヒートリーにトラックで抜かれはしたが、三位に入り、銅メダルを獲得したことを今でも鮮明に覚えている。

後日、市川昆監督の撮った映画「東京オリンピック」を見たが、チェコスロバキィアの女子体操選手、チャフラスカさんの顔と名前が強烈に頭に刻まれたことを思い出す。

生涯で2度オリンピックを見られる(生きていたら)ということは幸運なことに違いない。

ブエノスアイレスで開かれたIOC総会の最終プレゼンテーションの席で、安倍首相は福島の原子力発電所の汚染水に関する質問を他国の委員から受けたが、「全く問題が無い」。と言い切った。

この言葉を当事者である福島の県民はどう受け止めたのだろうか?

現実に地下水や海にまで汚染水が広がり、これ以上の濃度や範囲が拡大した時はせっかく獲得したオリンピックの開催も危ぶまれる事態となる。

汚染水のこれ以上の拡散、浸透を防ぐべく、国を挙げて取り組まなければならない。それが開催地に選ばれた国の責任でもあり、何より自国民に対する責任でもある。

仮に外洋にまで汚染水が広がり、回遊魚から高い放射線が検出されるような事態になれば地球規模の汚染が懸念され、国際的な問題となり、取り返しのつかない事態となるだろう。

日本人のみならず、世界の英知を結集して、迅速にこの問題の解決に当たる責任が政府と日本国にある。

原発事故の収束なくして心の底からオリンピックを楽しむ余裕はないのではないだろうか?

7年後、全世界の人々が安心して日本へ、東京へ来られるように、全力でこの問題を解決して欲しい。心からそう願う。


里山フェステバル

2013-09-04 05:59:38 | Weblog

今年の里山フェステバルの開催が10月12日(土)と決まった。昨年は雨で出足が鈍ったが、今年は是非晴れて欲しいものだ。

今年で12回を数えるフェステバルであるが、当初は「お月見コンサート」としてスタートした。舞台づくりから駐車場の整備まで全て会員が手作りで行なったがとても大変だった。今、舞台づくりは会員である業者にお願いし、とても楽になった。

また、コンサートも時間を早め、夕方には終了するプログラムになった。夕暮れに浮かび上がる幻想的な舞台がよかったという方もいらっしゃるが、準備から3日を要するイベントであるので当面は現在のスケジュールで行くことになるだろう。

今年は新たにツリークライミング(ロープを使って木に登る)を予定している。専門家の指導による空中木登り体験である。

有料になるが、高い木のてっぺんから下界を見下ろしてもらいたい。

また、子供たちを対象にした「童謡のど自慢大会」(仮称)も予定している。当然、優勝者には賞品も用意しなければならない。詳細は後日お知らせしたい。

たくさん遊ぶとお腹も空くが、焼きそば、カレー、ピザなどの模擬店も並ぶので御家族で是非足を運んでいただきたい。

午後からは第2部としておなじみのコンサートが特設舞台で開催される。地元のミュージシャンによる友情出演であるが、今年も初出演のグループが何組が出演する予定。

秋の一日を里山(五郎助山)でのんびり、楽しく過ごしていただきたい。

 

昨年のコンサート風景