里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

山入り

2021-01-11 06:18:00 | Weblog

先日、(1月10日(日))令和3年の「山入り」の儀を行った。

午前10時からの開始であったが、準備のため9時に五郎助山に着いた。すでに数名の会員が到着しており、儀式の準備を粛々と進めていた。いつものことながら頭の下がる思いである。

風もなく、穏やかな山入りの朝である。

会う人ごとに新年の挨拶を交わし、無事を確認し合った。

コロナ禍の中、今年は会員のみの山入であり、恒例の男料理の「雑煮懐石」も今回は中止となった。

9時30分、続々と会員が集合し、「おめでとうございます!」の声が飛び交った。

新年の熱いお茶を頂き、里山神社の準備も仕上がり、予定より早く儀式が始まった。

恒例で、理事長である私がにわか神主となり、怪しい神事を執り行った。

しかし、心を込めて里山の神に今年1年の会員、そして来訪者の安全と、コロナの収束を願い、再び子供たちの歓声が響く

里山に戻ることを願った。

例年であれば、地元西小の生徒(1年生~6年生)全員が交代で落ち葉さらいのお手伝いに来てくれ、ご褒美に落ち葉で焼い

た「さつまいも」を笑顔でほうばる姿が、この時季の風物詩にもなっていたが、今はそれも叶わぬ状況となっている。

              (例年であればこの風景が見られるはずだった。)

コロナ禍であっても整備作業は本年も粛々と継続する。来週の土曜日(16日)は今年最初の作業日となる。

感染予防を徹底し、コロナに負けず、この環境を守って行きたい。