11月8日(木)札幌コンベンションセンターで開催された第33回 「ソロプチミスト日本財団」主催の贈呈式に推薦してくださった「SIつくば」の加藤会長他2名の皆様と出席させていただいた。
午前9時、羽田を飛び立ち、10:35分、新千歳空港に着いた。新札幌駅に11:30着。会場の札幌コンベーションセンターには11:40分に着いた。
午後2時式典開始ということであるがすでに大勢の関係者が到着していた。 会場となる大ホールは2500名収容という巨大ホールである。 ちなみに今回参加された人数は約1800人だそうだ。
会場にて(私の隣が加藤会長)
とても大きな会場だ。
所定の手続きを済ませ、主催者がご用意してくださった昼食会に加藤会長と二人出席した。ソロプチミスト日本財団の田中 田鶴子理事長の御挨拶の後、昼食会となった。
午後2時より開会式が始まり、高橋はるみ北海道知事(副知事代理出席)、植田文雄 札幌市長が来賓として御出席された。
贈呈式の前に外部審査委員として高島 肇久氏(元NHKロンドン支局長・解説員)より講評があり、千 嘉代子賞(初代・理事長)を受賞さ
れた藤野 正二さんの功績に触れられ、その内容に私も心打たれた。
贈呈式は「社会ボランティア賞」・「学生ボランティア賞」・「社会貢献賞」・「千嘉代子賞」・「ソロプチミスト日本竿団活動資金援助」の順に行
われ、私たちの団体は最初の「社会ボランテイア部門」である。60の団体、個人が表彰された。受賞者と推薦SI代表者が登壇し、各々が
田中理事長より表彰状を手渡された。 各団体の活動写真が会場の大スクリーンに映し出され、短めの解説が付いた。
次に
学生ボランテイア賞15団体(個人・団体)
社会貢献賞 5名(大平まゆみさん・藤野正二さん・田崎和江さん・福武總一郎さん・黒崎伸子さん)
千 嘉代子賞 藤野正二さん
ソロプチミスト日本財団活動資金援助 20団体
以上である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/6c/057d8add6266037ac4a910cb4617275c.jpg)
特に 千 嘉代子賞 を受賞された新潟県の藤野正二(ふじの しょうじ)さんは1980年カメラマンとしてエベレストの写真を収める為、ネ
パールの山村を訪れ、その劣悪な環境に衝撃を受けたという。特に学校に通えない子供たちに校舎を建てる援助を行い、今まで5校の建
設を支援している。その情熱がネパールの政府を動かし、昨年までに郡の42集落全てに学校が出来たという。
特筆すべきことはネパールの山村では生活力が身に付く30歳前後の男性が、12~13歳の女児と結婚する習慣があり、肉体的にも未
熟な女児が結婚し、妊娠・出産するため支援開始当時の母子死亡率が70%強。無事出産してもすぐ労働を強いられる状況に驚愕した藤
野さんは村の大人たちの考えを変える必要性を痛感し、日本の産婦人科の協力を得て女性の結婚や出産に関する教育を始めた。多くの
男性が反対する中、20年以上をかけて地道に活動を続け、女性は18歳まで結婚しないという習慣を定着させ、その結果、出産時の母子
死亡率も改善され、ほぼ皆無になったという。(推薦文より抜粋)
受賞に際し、藤野さんからのコメントがあった。当時、12歳で結婚した女児の結婚式に招かれ、翌年その女児の嫁ぎ先に再訪問したとこ
ろ、出産時に体調を崩し、女児は生まれたばかりの赤ちゃんと共に亡くなったことを知らされたという。言葉を詰まらせながら語る藤野さん
に私も胸が詰まった。
「私は、しかし、重要なことを忘れていました。私の後継者を育ててこなかったのです。私がいなくなった時、又、昔の風習に戻るのではな
いかと不安でたまりません。これからそのことに残りの人生をかけたいのです。」とおっしゃった。
知らないところですごい方がこんなにいるのかと思い知らされた一日でした。
この受賞に恥じない「心」を持って、活動を継続しなければと思っています。そして後継者づくりも忘れずにしなければなりません。
ちなみに社会ボランティア賞の副賞として20万円の目録を受領しました。
有効に使わせていただきます。
「千 嘉代子賞」の藤野さん(左)、右はSI上越(推薦者)
SIつくば 加藤清位会長と共に
左から 大久保さん、中川、加藤さん、高塚さん
ソロプチミストhttp://www.soro-jpf.net/