里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

落ち葉かき&焼き芋、下館商工会祭り、グリーンフェスタ2013

2013-11-25 06:05:33 | Weblog

11月20日(水)晴れ。 今日は西小1,2年生(102名)が五郎助山で落ち葉集め作業を手伝い、焼き芋体験をする日だ。

11/15日が雨模様だったので、今日になった。(なぜか焼き芋は中止にならない。)いつものように本日の担当者は子供たちが到着する2時間前より、芋を焼く「おき火」づくりの為その準備に忙しい。

 

9:40子供たちが先生に引率され五郎助山に到着。くまさん(山崎事務局長)より今日の日程を聞き、落ち葉さらい、焼き芋のお手伝いの指導をしてくれる里山のおじさんたちが自己紹介。

 

 落ち葉さらい担当、焼き芋担当のおじさん。自己紹介

持ってきた芋をリヤカーに集める

早速、落ち葉さらいに取りかかる。

 

二年生は昨年の経験があるので慣れたものだ。

 

集めた落ち葉は、おきびに並べられた芋の上にかぶされる。

こうした経験は今では里山でしかできなくなりつつある。 家で落ち葉焚きをしていると匂いが洗濯物に付くのでやめてほしいと、最近では

言われるようになった。

初冬の風物詩であった落ち葉焚きが見られなくなる日もそんなに遠くないかもしれない。

大人になった時、里山で食べた自分の焼き芋の味を思い出してほしい。

 

 

11月23、24日 下館商工会祭り 初参加

過日、下館商工会議所の専務より「今度、商工会祭りに参加し、皆さんの活動を紹介しませんか?」というお話があり、行事が立て込んでいたが有難くお受けした。

当会は設立して、14年目を迎えるが、まだまだ知名度も低く、市民の方にも場所さえ知らない方が多い。こうした機会に大いにアピールし、その活動を知っていただき、イベントにもぜひ参加していただきたい。

23日は結城市の里山でフェステバルが予定されており、当会でもお手伝いに行くことになっており、24日は県主催(笠間市)のグリーンフェステバルに出席する予定である。

手分けをし、対応した。

 会場周辺は歩行者天国となっている。

 模擬店(屋台)がひしめく中、里山のテントは異彩を放ち、興味をもって頂いた

 ホタルと昆虫の標本には人だかりができた。

 下館商工会議所 関会頭もゲンジボタルの幼虫に興味津々。

  黒岩会員が作成した昆虫の標本も人気を博していた。

 

 

11月24日(日) 「グリーンフェステバル2013」

 出席者 中川行夫、山崎登、日向野ユリ

 主催 茨城県、茨城県林業協会、(公社)茨城県緑化推進機構

 開催地 笠間市立友部公民館

午前7時30分 自宅を出発。  8:50分に会場に着く。受付を済ませ、私はシンポジューム出席の打ち合わせのため会場に呼ばれた。

一人5分という事例発表時間を守ってほしいと固く言われた。(14年間の活動を5分間でというのは無茶というものです。)

トップバッターが私。 意地できっちり5分でまとめた。他の出席者からも不満たらたら。

 

昨年は受賞者として出席し、森林ボランティア団体部門で知事賞を頂きました。 今年も三団体が受賞されました。

県内の木づかいの名工(三名)に贈られる賞を筑西市の猪原昭廣氏(桐下駄づくり)が受賞された。猪原さんは私の近所でよく存じ上げており、とてもうれしい。

今までにテレビにも何度も出演し、色々な賞も数多く受賞 している。 後継者も育っており、これからも地域の伝統産業を牽引してくれるはずである。

来月も行事が多い。 梨の剪定作業もあるし、悩みは尽きない。


老人、園児、障害者の交流会

2013-11-19 04:28:17 | Weblog

昨日、11月18日(月) 杏子の会主催による地元老健施設の老人、関城こども園の園児、NPO法人天神の郷(障害者援助施設)の利用者、そしてNPO法人里山を守る会が協力し、恒例の「焼き芋交流会」が五郎助山で開催された。

去る12日に各種団体の責任者が集まり、事前打合せが行われ、お互いの意思疎通ができ、今まで以上に中身の濃い交流会になるような気がした。

里山を守る会からは10名参加し、「焼き芋」「落ち葉さらいのサポート」を受け持った。

当日は、風もなく穏やかな小春日和の一日で老人の皆様には安心して参加いただけたと思う。

午前8時前から里山会員は焼き芋の準備に入り、熾火を作り始めていた。

9時にはそれぞれの担当者が到着し、参加者の椅子を円を描くように並べ、老人や園児を待った。

午前10時、老健施設の車が到着。車いすに乗った老人、自分で歩ける方、用意された椅子に座り、紅葉し始めた里山の秋の風情を楽しんでおられた。

杏子の会会長の小林さんの発案で円陣の中央に焚き火用の枝が積まれ、点火された。小春日和ではあるけれども、老人にとっては焚き火の暖かさが心地よいとの判断である。

間もなく関城こども園の園児たちを乗せたバスが到着し、甲高い子供たちの声が森に響いた。

園児は老人の隣に座り、初めて会ったお年寄りに言葉をかける。笑顔でそれに答えるおじいちゃんやおばあちゃん。 この風景を主催者は期待したのだった。

杏子の会の潮田さんが円の中央に立ち、歌とゲームの進行を始めた。これも今回初めての試みだ。

皆、乗ってきた。(とてもいい感じだ。老人と園児が一つになったようだ。)

そのあと、いよいよ落ち葉さらい、そしてその落ち葉を焼き芋をしているオジサンの所まで運ぶ作業を園児たちにお手伝いしてもらうのである。

園児用の熊手、かご、ほうき、を用意し、二班に分け作業を開始した。引率した先生たちもサポートに回る。

園児たちは、目を輝かせながら、わき目も振らず作業(?)に没頭する。その動きに先生たちも目を丸くする。

 

「わっしょい」「わっしょい」とをカゴをおみこしに見立て、焼き芋の現場に運ぶ。一輪車や、リヤカーも取り合いになるほどである。

里山は子供たちの甲高い威勢の良い声に占領されてしまった。

約、1時間、楽しいお手伝いをし、ちょっと疲れが出たところで、タイミングよく、焼き芋が出来上がった。

再び、おじいちゃん、おばあちゃんの待つ、焚き火の円の中に戻り、ほかほかに焼けた芋とジュースを口に運んだ。

同じ芋を食べながら、園児たちと言葉を交わすご老人たち。

 

今回の交流会は大成功だった。

 

 

 


黄泉の国

2013-11-17 05:48:35 | Weblog

11月14、15日 叔母(76歳 )の通夜式、告別式に参列した。

夫(中川志郎)を送り、一周忌、新盆を済ませ、ほっとしたのも束の間、自身の体調に変化を感じ、病

院に行った。

胆嚢に悪性の癌が見つかり、全摘したが、転移の疑いもあった。今年の新盆の時には、余命何か

月、という医者の宣告があったと後で聞いたが、微塵もそんなそぶりは見せなかった。

叔父と叔母は見合い結婚である。 叔父の兄(父のすぐ下の弟)は高校の教師をしており、叔母は教

え子だった。

叔父は兄の進める縁談を躊躇なく快諾し、狭いアパートで新婚生活をスタートさせた。

それまでの寂しい独身生活とは打って変わり、暗かった部屋に明りが灯り、毎日、ご馳走で、「ああ、

結婚ていいな。」と思ったそうだ。

 間もなく叔母が神妙な顔で「お話があります。」と言ったという。

何事かと思ったら「あのー もうお金がありません。」と言われたと大笑いをしていた。

叔母も天然的なところがあって、当時、叔父がどのくらいの給料をもらっていたのか、まったく知らなか

ったそうだ。

いつも物静かで、叔父の後ろで、いつもにこにこしていた姿を思い出す。三人の女の子と三人の孫に

恵まれ、叔父亡き後、娘と4人で温泉に浸かり、疲れを癒す計画も立てていたが、果たせなかった。

最後の時も自宅で娘と孫に看取られながら、「本当に じいじ と結婚して幸せだった。」「早く、じいじ

に会いたい。」と言ったという。

通夜の席で叔母に対面したが、愛しい人に会える喜びさえ感じる表情に驚いた。

一足早く逝った叔父も、あまりにも早い再会に戸惑いながらも喜んで迎えるに違いない。

もしかしたら、寂しがり屋の叔父が、我慢できずに呼びに来たのかもしれない。・・・・・・・

合掌

  2012年秋の園遊会(二人で出席)


研修旅行中止

2013-11-08 18:53:45 | Weblog

来る11月10,11日に予定していた研修旅行(福島県・森の遊学舎)が中止となった。

私を含め5名の参加予定者がそれぞれの事情で参加不可能になった為である。

身内の不幸や組合の不幸が偶然にも重なり、相談の結果中止と決まった。誠に残念である。研修地・「森の遊学舎」の代

表である大西さんに、事情をお話して、御了解を頂いた。断腸の思いである。キャンセルしたにもかかわらず、大西さんに

は「危機管理・安全管理」についての資料をメールで頂いた。

次の機会に是非訪問したい。

NPO法人 森の遊学舎  http://ugaku.com/

さて、来年の1月26日(日)に行なわれる「落ち葉を集めて、希少生物を守ろう」と題して多くの参加者を募集して五郎助山

で落ち葉さらい、間伐体験、焼き芋を予定しているがその詳細がSAVE JAPANのホームページに開催された。

http://savejapan-pj.net/sj2013/ibaraki02/event/post_2.html

今年の夏(7月日)には「昆虫と植物の不思議な関係」をやはりNPOセンターコモンズさんと共催で行なったが今回も同じ

である。

先着60名という制限があるので、是非お早めに御応募いただきたい。

多少オーバーしても対応したいと思う。 落ち葉さらいをし、一汗かいた後の、熱々の焼き芋はとても美味しい。

 

 


行事、目白押し

2013-11-02 18:35:30 | Weblog

今日は、臨時作業日である。

第二土曜日が定例作業日であるが、11月9日(土)に「西小祭り」があり、

その行事に参加、お手伝いの為、今日になった。

いつものように午前8時には各会員が五郎助山に集まり始め、熱いお茶を頂いたのち、

8:30分、今日の作業分担が発表された。

下草刈り、倉庫となるコンテナ置き場の整備、倒木の撤去と、枯れ枝運び、等である。

 「たこ」での鎮圧

         コンテナ置き場の設置

                下草刈り          

お昼近くには予定の作業も終了し、それぞれ五郎助庵に戻ってきた。

心づくしのカレーを頂き、作業部会に移る。そのあと、運営委員会も開かれた。

今月は、行事が目白押しだ。

11/9(土) 西小祭り

11/10,11 先進地研修(福島県南会津・遊学舎)

11/15(金) 西小1,2年生(里山を探索し、自然に親しむ)

11/23,24 下館商工会祭り(アルテリオ・活動の展示)

12/3(火) 子育てアドバイザー(焼き芋体験)

また、1月26日(日)には茨城NPOセンター・コモンズ、日本NPOセンターとの共催で

「落ち葉をさらい、希少生物を守ろう」というテーマで、100人近い人々を集め、落ち葉さらい、

間伐体験、焼き芋体験を予定している。