里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

キャンプ事前説明会

2017-07-12 03:11:27 | Weblog

7月9日(日) 第8回里山キャンプ事前説明会が五郎助山で開催された。今回は34名(西小26名、東小8名・男22名、女12名)の応募があった。内16名が初参加(4年生)である。

西小の里山担当 高橋孝子先生 「楽しいキャンプになるよう、期待しています。」

西小はホームグランドが五郎助山であり、里山のおじさん、おばさんとも顔見知りということで毎回多くなるのは自然の流れかもしれない。班の構成も5年生、6年生を筆頭に学校、学年を混合し、なるべく多くの友達と触れ合える内容にしている。スタッフも総勢25名で子供たちを見守り、4年生から6年生まで3年連続キャンプに参加し、「里山キャンプ名人」となった中学生、高校生もサポーターとして6名が参加してくれる。

8:30分より受付をし、9時より事前説明会が始まった。各班に分かれ、キャンプの注意事項を担当者より子供たちに説明があり、スタッフの紹介をした。 その後、恒例の班旗づくりに入った。各班それぞれ名前を決め、各自の氏名を書き込んで行く。

この作業は結構時間がかかるが、班として、最初の共同作業であり班長の手腕、各自の性格が垣間見られる時間でもある。今年もユニークな名前の班旗が仕上がった。

すべての班旗が仕上がると、全員集合し、各班ごとにその名前の由来、そして自己紹介を行った。

約2時間の事前説明会も滞りなく終了し、7/29,30の本番に向け、体調を維持し、全員元気で五郎助山に集合できることを約束して解散となった。 

スタッフはこの後、2張りのテントでの設置、収容の手順を復習し、本番に備えた。

当日はぜひとも天候に恵まれるよう、神様、気象庁にもお願いしたい。

 


合鴨農法

2017-07-06 05:28:57 | Weblog

あいがも農法を始めて、かれこれ25年以上になる。

今年の水稲は今のところは順調に生育している。一昨年からツマグロヨコバエが媒介する縞葉枯れ病が多発し、大幅な減収が問題となっている。今年からツマグロヨコバエに対する殺虫剤をリモコンヘリで追加散布することになり、その成果が表れているのかもしれない。

しかし、あいがもの田んぼはそれが出来ない。まったくの無化学肥料、無農薬栽培なのでツマグロヨコバイの駆除も合鴨に任せることになる。

今から45年以上も前、ある人に「農家は消費者に安全で美味しい農産物を提供する義務と責任がある。」「その農産物を食べることにより健康になるようなものを作らなければならない。」といわれた。 当時はいかに上手に肥料と農薬を使い、いかに多収穫するかがほとんどの農家の命題であった。

収穫量よりも「食べて健康になる農産物」という発想はなかったのである。当時はイオン水(電子水)を散布し、牛、豚、ニワトリにこの水を飲ませ、健康な農畜産物を作る農法にはまった。

しかし、当時、生産された販売ルートは確立されておらず、「このレタスなんだかおいしいね。」「この卵、このお肉、美味しいね」で終わってしまった。しかし、私の心の中はずーっとあの言葉が残り、漂流しながら、あいがも農法、自然農法にたどり着いた。途中、「わら一本の革命」の本に出会い、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんに出会い、自然農法の川口由一さんにたどり着いた。

やはり食の基本は「安全でおいしく、体に良い農産物を作り、自分も家族もそして第三者もしあわせになること」だと思う。

人間が宇宙で暮らすようになっても、生物の一種である限り、この法則はゆるぎないものだと思っている。

まだまだ、理想的な農産物には程遠いが、焦らず、前進したい。