里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

グリーンフェステバル2012

2012-10-28 05:23:31 | Weblog

10月27日(日) 那珂市中央公民館で開催された茨城県主催による「グリーンフェステバル2012」に中川・山下副理事長・森事務局の3人で出席した。

午前9:30分より開会。最初に林業関係各種コンクールの授賞式から始まった。全部で9部門に亘るコンクールがあり、私たちの団体は森林ボランティア団体活動部門である。それぞれ知事賞・農林水産部長賞・教育長賞・茨城緑化推進機構会長賞等がある。

 毎年開催されており、森林ボランテイア部門は今年度から新たに設けられた部門との御説明を頂いた。その部門で栄えある知事賞(1団体)を頂くことになった。他に茨城農林水産部長賞(2団体)、県森林ボランテイア団体連絡協議会会長賞(4団体)がそれぞれ受賞された。

近隣ではNPO法人古河里山を守る会、十一面山平地林保全整備促進協議会(常総市)が受賞された。

十一面山の代表をしている吉原光夫氏は私が議員在職中、近隣地域の新人議員会のメンバーであり、共に里山の整備、子供たちの自然体験を提唱した同志であり、現在も議員として活躍中である。

近々に五郎助山を再度訪問したいとのお話があった.

 会場にて(那珂市中央公民館)

 主催者・来賓者

 (各部門の知事賞受賞者・団体)

又、国土緑化運動・育樹運動標語コンクール部門において筑西市関城東小学校6年 大畠 夏帆さんが(社)茨城県緑化推進機構会長賞を受賞された。

詳しくは県のHP(http://www.pref.ibaraki.jp/)から各課ホームページ→農林水産部→林政課(H24年度 林業関係各種コンクール表彰式の開催について)をクリックください。

さて、山間部の間伐促進や里山などの平地林の保全、霞ヶ浦に代表される湖などの浄化に、県は平成20年から森林湖沼環境税を導入し、その財源として年、約16億円を充ててきたが5年間の時限立法により本年度で終了することになる。

しかし、間伐は全面積の約半分は予定通り整備されたが、まだまだ荒れた山林が残っており、霞ヶ浦の浄化も道半ばであり、来年度もこの施策を継続したい。そのためのアンケートを県民に行ったところ、多くの方が事業の継続を望んでいるとの報告がなされた。

現在、個人(一部免税)・一人当たり1,000円・法人(資本金に応じ年2万~80万円の5段階)課税が行われている。

おそらく、来年度もこの事業は議会でも可決され、継続されると思う。環境保全を身近な問題と捉えるためにも県民が応分の負担を担う事は必要なことだと思う。

又、当会の事業に貴重な税金の一部が充てられていることを再認識し、有効な活動を私たちも心がけたいと思う。


朗報

2012-10-23 05:35:12 | Weblog

10月20日に社団法人茨城県緑化推進機構より平成24年度森林ボランティア団体活動コンクールにおいて優秀「茨城県知事賞」に決定したとの通知が届いた。

今日まで、茨城県緑化推進機構よりいろいろな助成を頂、森林の環境整備に活用させていただいているが、この度の受賞は望外の喜びである。

10月27日(土)に那珂市中央公民館において開催される、茨城県主催「グリーンフェステバル2012」式典で表彰式が行われる予定で、当会からは理事長以下、副理事長、事務局長の4人で出席の予定である。

11月には札幌市でソロプチミスト主催の表彰式も予定されており、どちらも大変名誉なことであるが、同時にこうした受賞に恥じない活動が今後も求められるということを肝に銘じなければならない。

会員の皆様のこれまでのご苦労に感謝するともに、これからも理想に向かい、一致協力して、前進することを誓いたい。

 

 


秋の植物観察会

2012-10-22 05:59:54 | Weblog

10月20日(土)。好天に恵まれ、恒例の秋の植物観察会が開かれた。

今年はドラム缶ピザの昼食付きである。

市報を見て、里山の四季を見て、会員から聞いて、ホームページを見て、ときっかけはいろいろだったが15名の応募があった。

ところが下妻市の騰波ノ江エコクラブの親子の一団が偶然にも観察会の会場に現れ、本日の催しに飛び入りで参加されたので一気に倍以上の30名に膨れ上がった。

講師の小幡先生もいつも以上に気合が入っている感じだ。

ドラム缶ピザの担当は5人である。(生地作り3名、釜係2名)こうした縁の下の力持ちの方々の協力がないと楽しい観察会は出来ない。

一通り本日の日程説明が終了し、いよいよ観察会スタート。

 

 トンボ池の周辺からスタートし、ガマズミのところでストップ。先生より説明

 焼酎漬けにするとおいしいとの先生の説明にガマズミの実を食べてみた。

 菊芋の群生地でレクチャー。

 確かに小さい芋に似た(実?地下茎)が着いていた。

終了後、ゆでた菊芋の実?を食べてみたがジャガイモをゆでたものとほぼ同じ味がし、十分においしく食べられた。

 要所、要所で先生から説明があり、今回15~16種類の植物の解説があった。

約2時間の観察を終え、ピザの香ばしさが漂う五郎助庵に戻り、焼きたてのピザと暖かいスープに舌鼓を打つ。

暖かな里山の秋をちょっと勉強しながら楽しんでもらえた。

2月には野鳥観察会が予定されている。

多くの皆さんの参加を願っている。

 

 

 

 


里山フェステバル反省会

2012-10-12 07:20:22 | Weblog

10月8日、フェステバルの後片付けと反省会を行う。

8:30集合ということで私もその10分前に五郎助山に着いたが、すでにほとんどの会員は

到着し、自主的に後片付けを始めていた。なんというエネルギーだろう。今の里山を守る会の勢いを感じる風景である。

手際良く後片付けも終了し、10時半から反省会に移った。昨年から舞台は会員でもある野寺鉄工さんのものをお借りしているが,それまでは会員が手持ちの材料で組み立て、それに二日費やし、片付けも大変だった。その部分の省力がとても大きい。

反省会ではこの時期、色々なところでイベントが組まれ、幼稚園、保育園の運動会も多いことから、開催時期の検討も必要ではないかとの意見や、雨天のときの決行、中止のお知らせをどのようにするかといった意見も出た。

特にコンサート出演者にとって楽器は大切なもので雨は禁物である。野外コンサートの宿命であるが雨は極力避けるべきだろう。

今回、良い教訓になった。

開催のPRを回覧という形で各戸に回すという方法も効果的であるから実行すべきという意見も出た。

市民にまだまだこのフェステバルは浸透していない。他の団体とのコラボや協賛者を増やすことも必要と思っている。

焦らず、一歩、一歩前進である。

 

コンサート御出演者(一部)

 バイオリンによる演奏(昨年に引き続き出演)

 藤のお囃子会

 大和田夕紀さんとペアー合唱団

 中村座 (渡辺さんの洒落男)

 中村座総出演

 観客席

 

 


里山フェステバル

2012-10-08 18:46:35 | Weblog

10月7日(日)里山フェステバルが予定通り開催された。

5時に起床したが昨夜からの雨は無情にも続いていた。すぐにテレビの天気予報を見る。筑西市は9時には曇りという表示。さらにお昼ごろには晴れ間も出るとの予報である。

9時にオープニングセレモニーなのでなんとかなるなと思った。しかし6時過ぎても雨はやまない。時々強い雨脚にもなった。実行委員長の山下さんに電話。すでに展示用のホタルの幼虫の準備に取り掛かっているという。やはり天気予報で9時には止むとの情報を信じていた。

相談の結果、「決行」との結論を出す。すぐに事務局長の日向野さんにその旨を伝える。続いて各理事、監事にFAXを送信。連絡網で各会員への連絡を頼む。

メールにて森のようちえんの役員に連絡。出演者にFAX。時刻は7:30を廻っていたが相変わらず雨は降り続いていた。

7:45分五郎助山に到着。すでに山下、谷貝、山崎のお三方が水はけの作業をしていた。8:00になると続々会員が終結。

しかし、雨は止まない。

テントの設営を行う。各自、持ち場の作業を黙々とこなしている。誰もが雨が止むことを信じているようだ。

オープンセレモニーまであと10分。 上野 怜教育長が来てくれた。しかし雨が止む気配は無い。

昨年の今頃はすでに子供たちが列を成して受付に並んでいたのに・・・・・

セレモニーを遅らせる事にした。教育長には申し訳ない。

4,5人の一団の子供たちが自転車で来るのが林の中から確認できた。ビニールのポンチョを着て、自転車を停めると迷わず釣り場に向かった。お客さん第1号である。

予定より遅れること1時間、10時にオープンセレモニーを始める。会員全員が集合した。来賓として上野教育長より御挨拶を頂いた。「雨もまた自然現象。里山らしく自然体でいい。」とのお言葉になぜがほっとする。

教育長はこのあともう一つの行事が行われている旧明野のイルブランテ向かうとの事。 お忙しいのに申し訳なく、本当にありがたかった。

焼きそば、ピザ、のコーナーも完成し、焼きそば第一号が会員の間で試食された。まずまずの味である。

レインコートを着た親子が何組か到着。竹とんぼ、木工クラフトの体験場も臨戦態勢に入った。木工クラフトは今回初めての試みである。

 全員集合(恨めしく外を眺める)

 受付風景

 森のようちえんの展示コーナー(初参加)

 

 (初めてコ-ナーを任された中里会員)

 (う~ん 止まないなー)

 それでも親子連れがネーチャーゲームに挑戦               

                                     ネーチャーゲーム(カムフラージュという種目)

 

今回始めての試みであった木工クラフトが子供たちの注目を集め、体験コーナー最大の人気を集めた。

 輪切りにした木片を磨き、好きな野鳥のシールを張り、オリジナルのペンダントを作る。      

結局、雨は午前中いっぱい降り続いた。しかし、午後に入るとついに止み、太陽も顔を見せ始めた。 

これで午後に予定されているコンサートは予定通り行うことが出来、出演者の皆様にも安心して演奏をしてもらえると胸をなでた。

                                                                              (つづく)                                                       

                 

 

 

 


頭を冷やす。

2012-10-05 05:56:34 | Weblog

いよいよ第3回里山フェステバルが明後日に迫った。明日はその準備に全員が集合する。

又、今日は保健所から現地調査が入る予定。(模擬店による飲食・販売が予定されている為)

水辺環境班は釣り場となるトンボ池のハスの除去作業が予定されている。

先の台風で落ちた枝葉の除去・清掃もしなければならない。

宅地建物取引業の更新手続きの為、昨日は東京法務局へ、今日は合間を縫って水戸の県庁に行く予定である。

我が家の梨は今日が出荷最終日。

10月20日は秋の植物観察会。

朝起きて今日一日の予定を箇条書きにしないと、とんだポカをやってしまう。

今年も11月に先進地研修を行う予定であるが、今年も自然学校を運営するNPOになりそうだ。

あれもこれも頭の中はパニック寸前。

「置かれた場所で咲きなさい」 (渡辺和子著)を読んだ。

頭と体を休めることの重要性も指摘している。

ちょっとオーバーヒート。

頭を冷やして自分自身を整理してみよう。

 

 


チェーンソー講習会

2012-10-01 05:50:47 | Weblog

9月29日、30日の二日間、NPO法人うしく里山の会主催のチェーンソー講習会の見学に行ってきた。

29日は山崎理事が、30日は私がそれぞれ手分けで、NPOが主催する講習会はどのようにやるのか?その準備、内容について自分の目で見ておきたかったのである。(中山理事も同行の予定であったが、台風の為、野菜の出荷の日程が変更になり、欠席)

当会も以前より当会主催のチェーンソー・刈り払い機講習会を計画しており、そのお話を「NPO法人うしく里山の会」の坂理事長にお話をしたところ、今回の講習会を見学し、その雰囲気をつかんでみたら、とのありがたいお誘いを頂、そのご好意に甘えた次第である。

チェーンソー講習会は二日間にわたる講習であるが、第1日目は室内での講義、二日目が実技ということである。ビデオを片手に台風を心配しながらの研修であったが、貴重な体験をさせていただき、とても参考になった。

 ネイチャーーセンター内の講義会場(今回は6名の方が受講)

 研修会の七つ道具(ヘルメット、テキスト、防振手袋、笛、等)

 森の中での実技

 

 伐採も各自、1本行う

 

 二日間の講習後、終了証が交付される。

講習会の休み時間になぜこの時期に?とお尋ねしたら、この地域はオオタカ、ふくろうが生息し、晩秋から冬場にかけ、巣作り、産卵をするので、邪魔にならないこの時期に開催しているとのお話を伺い、深く納得した次第である。

うしく里山の会では年2回の講習会を開催し、地域の方々の安全作業の啓蒙に大いに貢献しているお話を伺い、当会においても熟練した会員も数多くいることから、講習会をにらんだ研鑽を積み、是非地元で開催したいと思っている。

特に安全面での啓蒙をどうお伝えするかが重要なポイントであると感じた。

台風の為、一人で梨を収穫している女房にすまないと思いながらの研修であったが、研修を終え、大急ぎで帰宅した。

大部分の梨は収穫を終え、選果場へ運ぶだけの段取りになっていた。(母ちゃん。すいませんでした)