去る9/14日(日)茨城県西地方ユネスコ協会主催による「子供ふれあい体験教室」に当会も参加し、お手伝いをした。明野地区の宮山公園で開催されたが、当初、関城地区、明野地区の児童を対象に1泊2日のキャンプを行う予定であった。ところが参加者が思うように集まらず、急遽、日帰りの体験教室になった。
9名(男子1、女子8)の児童が参加し、当会からは竹とんぼ作成の講師2名、非常時の炊飯の講師として1名を派遣した。私もオブザーバーとして参加させていただいた。8名の女子は全員関城西小の5年生たちだった。また、いずれも里山キャンプに参加した児童たちである。勇気ある男子1名は地元明野 長讃小5年生である。
西小児童の挑戦意欲、冒険心にはとても感動した。と同時に、里山キャンプが毎回募集人数を上回る参加者を頂いていることに対し、とても幸せなことで、それが当たり前と思ってはいけないことを痛感した。キャンプに参加しようという動機づけは一朝一夕には決してできないのである。
日頃の「自然体験は挑戦する勇気や冒険心を養う」といわれるがまさにそのとおりである。
さて、宮山公園に集合した児童たちは渡辺会長のお話を聞いた後、宮山公園の概要を知るため散策コースを一周した。
私たちもその後についた。宮山公園も筑西市里山の一つである。ぶっぺいの会がその整備、管理に当たっている。ほぼ私たちと同時に会を立ち上げられ、活動をされている。
一周した後、管理センターに入り、世界遺産のお話を聞いたり、和太鼓の演奏体験を行った。特に和太鼓の演奏体験は、日常の言葉を和太鼓のリズムに変え、班それぞれの即席の曲として披露する趣向だが指導者のリードが上手く、見ている方もとても楽しかった。
参加者たちも普段体験できない和太鼓の表現の仕方に真剣な表情と共に、思いがけない楽しさを感じたようだ。
太鼓を思い切りたたいた後、休憩を取り、いよいよ竹とんぼの作成である。広い芝生の庭にシートを敷き、車座になって、中山、相沢 両講師の指導の下、「マイ竹とんぼ」づくりに挑戦した。お二人は西小の子供たちにはなじみの顔である。
気が付くとユネスコ協会の渡辺会長を始め、スタッフ数人がいつの間にか竹とんぼづくりに夢中になっている。昔取った杵柄ではあるまいが、幼い記憶が蘇り、思わず参加してしまったようだ。その器用なナイフさばきに、改めて幼児期、少年期の体験のすごさを見せつけられた思いだ。
お昼は各自お弁当を持参し、芝生の上で食べた。夕飯はカレーを子供たちが作り、その時に非常時の炊飯(ビニール袋を利用した炊飯)を日向野(ユ)会員が講師となり、体験する予定になっている。
私はここまでで、梨の出荷のため、迎えに来た妻の車で帰宅した。
西小の子供たちも里山キャンプとは一味違う体験ができ、得るものが大きかったと思う。
何よりも 知らない場所での体験に挑戦する勇気、実行するエネルギ―に感動した。それが日頃の里山での自然体験から湧き出たものであるなら更にうれしい。