里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

子供ふれあい体験教室

2014-09-25 04:35:30 | Weblog

去る9/14日(日)茨城県西地方ユネスコ協会主催による「子供ふれあい体験教室」に当会も参加し、お手伝いをした。明野地区の宮山公園で開催されたが、当初、関城地区、明野地区の児童を対象に1泊2日のキャンプを行う予定であった。ところが参加者が思うように集まらず、急遽、日帰りの体験教室になった。

9名(男子1、女子8)の児童が参加し、当会からは竹とんぼ作成の講師2名、非常時の炊飯の講師として1名を派遣した。私もオブザーバーとして参加させていただいた。8名の女子は全員関城西小の5年生たちだった。また、いずれも里山キャンプに参加した児童たちである。勇気ある男子1名は地元明野 長讃小5年生である。

西小児童の挑戦意欲、冒険心にはとても感動した。と同時に、里山キャンプが毎回募集人数を上回る参加者を頂いていることに対し、とても幸せなことで、それが当たり前と思ってはいけないことを痛感した。キャンプに参加しようという動機づけは一朝一夕には決してできないのである。

日頃の「自然体験は挑戦する勇気や冒険心を養う」といわれるがまさにそのとおりである。

 さて、宮山公園に集合した児童たちは渡辺会長のお話を聞いた後、宮山公園の概要を知るため散策コースを一周した。

 

私たちもその後についた。宮山公園も筑西市里山の一つである。ぶっぺいの会がその整備、管理に当たっている。ほぼ私たちと同時に会を立ち上げられ、活動をされている。

一周した後、管理センターに入り、世界遺産のお話を聞いたり、和太鼓の演奏体験を行った。特に和太鼓の演奏体験は、日常の言葉を和太鼓のリズムに変え、班それぞれの即席の曲として披露する趣向だが指導者のリードが上手く、見ている方もとても楽しかった。

 

参加者たちも普段体験できない和太鼓の表現の仕方に真剣な表情と共に、思いがけない楽しさを感じたようだ。 

太鼓を思い切りたたいた後、休憩を取り、いよいよ竹とんぼの作成である。広い芝生の庭にシートを敷き、車座になって、中山、相沢 両講師の指導の下、「マイ竹とんぼ」づくりに挑戦した。お二人は西小の子供たちにはなじみの顔である。

 

気が付くとユネスコ協会の渡辺会長を始め、スタッフ数人がいつの間にか竹とんぼづくりに夢中になっている。昔取った杵柄ではあるまいが、幼い記憶が蘇り、思わず参加してしまったようだ。その器用なナイフさばきに、改めて幼児期、少年期の体験のすごさを見せつけられた思いだ。

お昼は各自お弁当を持参し、芝生の上で食べた。夕飯はカレーを子供たちが作り、その時に非常時の炊飯(ビニール袋を利用した炊飯)を日向野(ユ)会員が講師となり、体験する予定になっている。

私はここまでで、梨の出荷のため、迎えに来た妻の車で帰宅した。

西小の子供たちも里山キャンプとは一味違う体験ができ、得るものが大きかったと思う。

何よりも 知らない場所での体験に挑戦する勇気、実行するエネルギ―に感動した。それが日頃の里山での自然体験から湧き出たものであるなら更にうれしい。

 


定例作業日と蜂防護服

2014-09-14 05:16:16 | Weblog

日(9/13)は定例作業日だった。

農大跡地の除草とトンボ池の蓮の一部除去作業を行った。役割分担をし、それぞれの現場についた。今日はボランテイアの方3名(内女性1名)が

助っ人に来てくれた。下館ローターアクトクラブ  の方々である。ロータリークラブの下部組織と伺っているが、事務局の山崎さんとは「結

城健の森」ですでに顔見知りで、そのご縁で今回ボランティアとして参加してくれた。とても嬉しい。実はこの方々のほかに、もうお一人ボランティ

の方は残念ながら、お見えにならなかった

私は農大跡地除草の組に参加し、広大な(約4ヘクタール)の道路、および敷地周りの除草に汗をかいた。丸山の会員はすでに午前6時から担

当箇所を除草し、今月26日に予定している稲刈り体験の田んぼの整備に移動した。

 植林した林 

すっかりきれいになりました  

トンボ池の蓮も釣り人の障害にならないよう除去された。

 

この蓮は「花蓮」と言って食用ではないため、その繁殖力が極めて旺盛である。誰かが1株植えたものがこんなに繁茂してしまった。「きれ

いだから残そう」「もともと無かったのだから、すべて除去しよう」と二つの意見がある。確かに水の中での作業は重労働である。

そろそろ結論を出さなければならない。

 

 さて、昨年、不覚にも6匹のオオスズメバチに刺され、幸い 特異体質で、生命の危険には至らなかったが、これからの山の作業は、蜂と

の遭遇が、大いに心配である。そのため新たに、ハチ防護服を購入した。作業の前に防護服を着用し、怪しい場所を事前に確認し、その後作

業に取り掛かることにした。

これからの山仕事で一番危険な生物はハチである。うっかり巣を見過ごし、刈払機で近づくと大変なことになる。

安全作業体制がとても重要であることを身を持って体験した結果である。

 

 これで万全!?

 

 

 


秋はイベント大盛況

2014-09-01 17:02:18 | Weblog

いよいよ今日から9月だ。あの暑い夏が嘘のように涼しくなった。

梨の収穫で忙しい毎日である。今年はお陰様で豊作の年となったが、小玉傾向である。豊水という品種が最盛期に入った。温暖化の影響なの

か収穫の時が早まっている。広島県では集中豪雨で大きな災害が発生し、多くの方が犠牲になった。異口同音に「今まで経験したことがない

異常な雨だった。」と言っていた。農業をしていると気象の変化を敏感に感じる。 しとしと と 降る梅雨独特の雨模様がスコールのよう

な激しい降り方に変わった。このところの異常気象は私たち人間社会がもたらしているという学者は多い。

自然からの警告だとも言っている。私もそう思う。

 さて、秋はイベントが目白押しだ。まず10月12日(日)は第12回里山フェステバルが開催される。午前中は子供たちや家族を対象とした

様々な自然体験が用意されている。 ツリークライミング、釣り、木工クラフト、ネーチャーゲーム、等、お昼にはカレーや大人気のドラム

缶ピザ、焼きそばなどの模擬店が会員の手で開かれる。

  昨年の様子(ツリークライミング)

午後はプロの演奏家による森のコンサートも用意されている。

今回初めての試みであるが、東京から二胡、オカリナのディオにご出演いただき、森の中で「癒しのひと時」を過ごしていただく趣向であ

る。

地元のソプラノ・ソロの歌声も楽しみだ。

一日中、自然の中で様々な自然体験を自分で選び、自由に遊ぶ。二胡やオカリナ、フルートいう楽器の美しい音色を聞きながら森の中で音楽

を楽しもう。

皆さんのご来場を心よりお待ちしております。

当日、ご出演予定の皆様のプロヒィール

里山フェステバル2014        
PM1:00~2:30        
        
 コンサート出演者        
1、酒井和嘉子(さかい わかこ)・二胡奏者      
        
        http://sakaiwakako.com/profile        
              
幼少よりバイオリンに親しみ、在米時にWilliam Kennedy、Hannah Yimに師事。        
        
カリフォルニア州選抜ユースオーケストラにてコンサートミストレスを務め、        
ディズニーランドなどでの演奏経験を持つ。        
        
2009年より二胡を始め、初年度より二胡検定上級に合格。        
現在、劉鋒氏に師事し、劉鋒二胡研究会公認講師に認定される。        
2013年7月、上海音楽学院主催「2013二胡大師班夏令営」修了。        
日本人には難しいとされる中国曲においても、本国の著名奏者らから賞賛を得ている。        
        
幅広いレパートリーを活かし、5つ星ホテル内中国料理店での定期演奏を始め、        
企業パーティー、病院、学校、商業施設など、各地で演奏活動を展開している。        
成長が著しい、注目の若手女性奏者。        
        
講師としての評価も高く、東京都・神奈川県内の3教室で約45名の指導にあたっている。        
        
        
        
     八木谷由梨(やぎたに ゆり)   

        
     ■プロフィール   
        
    * 国立音楽大学音楽学部器楽学科フルート専攻卒業。    
    * 幼少より、ピアノ、クラシックバレエを始める。    
    * 大学在学中より、オーディションに合格し国立音楽大学オーケストラをバックに今村能氏指揮、ライネッケ「フルート協奏曲」演奏  クラシックだけではなく、ポップス・ソウルミュージック多数ジャンル、またLIVEサポート、アーティストレコーディングなどあらゆる音楽活動を行っている。
 * 2009年7月3日、女性ユニット『Toy Magic Orchestra』のリコーダー&オカリナ担当として、日本クラウンより「トイズ・ジブリ」  でメジャーデビュー。 
    ■メディア    
    "*NHK総合「こんにちは いっと6けん」
*TBS「はなまるマーケット」
*ベネッセ「こどもちゃれんじ」
    
        
        
        
            
大和田 夕紀(おおわだゆうき)

        

北海道根室市出身 洗足学園大学音楽部声楽科卒    
    声楽を故・高橋寿子、亀田眞由美、ピアノを鎌田敦子、    
    芦田利昭の各氏に師事。    
    ウィーンにおいてウィーン夏期・音楽特別コースを受講し    
    オルガ・ワルラ・コロ教授の音楽指導を受ける。    
        
    洗足学園音楽大学声楽コンクール最高位受賞、    
    同大学卒業演奏会に出演。    
    第28回釧路新人演奏会にて、奨励教育長受賞、    
    第31回釧路音楽協会高後賞受賞。    
    第29回茨城県新人演奏会オーディションに合格し、    
    茨城県民文化センターにて演奏会に出演。    
    第3回東京声楽コンクール及び    
    第59回TIAA全日本クラシック音楽コンサートにて最高位受賞。    
    筑西市誕生記念事業・喜歌劇『こうもり』にて主役ロザリンデ役で出演。    
    第九のソリストとして2年連続出演。    
    音楽教室・筑西ペアー合唱団主・ドリーム合唱団主宰    
    ハーモニーファクトリー所属    
        
    筑西市在住。    
        
        
        
        
      10月19日(日) 秋の植物観察会 (荒天時 10月26日) ・わんぱく自然塾4回目

  10月25(土)・26(日)ネーチャーゲーム特別講習会(五郎助山)