里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

トイレ改修

2019-09-24 20:02:48 | Weblog

五郎助山のトイレが洋式ウオシュレット付きの快適トイレに変貌した。

                                            

もともと水洗であったが、和式で子供たちにも、大人にとってもあまり評判が良くなかった。 「山のトイレにお金をかけることはない。」「こうしたトイレも経験させないとだめだ!」という意見もあったが、今の子供たちは生まれながらにして洋式のウオシュレットトイレで育っている。

私自身、このところ、ひざの痛みがあり、和式が苦手になっていた。年を重ねると洋式の方が楽だというのは誰もが異論のないことである。

暖かい便座で、温水シャワー、寒いときは本当にありがたい。子供たちが進んでトイレに入り、快適に用を足すことが出来るトイレの設置を

理事会で決めた。

しかし、予算は限られていた。 取引のある設備屋さんに事情を話し、ぎりぎりの見積もりをしていただいた。提示された金額は私たちの想

像をはるかに超えていた。

再度交渉をしたが、「分割でいいから」という言葉を頂いたが、値引きには応じていただけなかった。

インターネットで便器、ウオシュレットの値段を調べたら、定価の半値で買えた。後は工事を手間賃だけでやってくれる業者、もしくは技術

者を見つけることで設置できるめどがついた。

今回は会員が協力して整備する旨をお伝えし、先の設備屋さんには丁重にお断りをした。

同級生で設備屋を引退し、悠々自適の友がいた。 窮状を訴え、協力をお願いした。しばらくして「わかった。手伝うよ。ボランティアで

な。」と返事が返ってきた。水洗いのできる床材も提供するという。

善意に甘えることにした。

会員からは私、関根、竹沢、中里が手伝うことになった。


機材が到着し、9/20日、9/24日の二日で洋式ウオシュレット2基が完成した。

当初見積もりの約5分の一で済んだ。持つべきものは友である。(手間賃と材料代は当然お支払いする予定である。)

9月28日に台東区立蔵前小学校の児童・PTA(約80名)が五郎助山に来訪し、自然体験を行う予定になっているが、快適に変貌したトイ

レを存分にご利用いただけることだろう。

長年の懸案がやっと叶った。

 

 


定例作業

2019-09-18 05:58:56 | Weblog

9月14日(土) 今日は定例作業の日。台風15号の強風で里山一面、枯れ枝、小枝が散乱し、相当太い枝も引きちぎられ、その後始末に汗を流した。

30人以上の会員が参加し、第一フィールド、第二フィールド、第三フィールドに分かれ、作業を開始した。約6ヘクタールの広大な里山の整備は今日一日では終わらず、9/27日にもう一度、臨時作業日を設けることとなった。

ところで、今日は男子会員が昼食の準備をする日である。 年3回、女性会員に代り、男性が昼食を用意することになり、今日がその第1回目である。

私も3名の調理人の一人として末席に加わった。

 

メニューは定番のカレーである。約30名分の食材の量をベテラン女性会員より教わり、買い出しに出かけた。ジャガイモは私の畑で採れたものを持参した。

コック長は栗原さんであるが、料理はお得意である。その指示に従い、私と森さんはジャガイモ、玉ねぎを切った。メガネをかけているのに涙が出た。

当会では料理の得意な男性会員が相当いる。 ひとり身(?)になったときのことも考え、料理教室に通っている方もいるそうな。

「里山を守る会では当番制で男も女も料理をするらしい・・・」こんなうわさを広げ、山仕事に興味を持つ女性も気軽に入会できる雰囲気を作りたい。

さて、五郎助山の遊歩道は会員の精力的な勤労精神でほとんどのコースが清掃・整備された。(しかし、全てではない)

9月28日(土)には台東区、蔵前小学校の児童とPTAの方々(約80名)が都市農村交流事業(里山体験)として五郎助山に訪れることになっているが、これで安全に森の中を歩けるだろう。

カレーもいい味に仕上がった。(ちょっと辛みのある大人のカレーに仕上がった。)あまり、「おいしい」「おいしい」を連発すると今まで調理を仕切っていたベテラン女性会員のご機嫌を損なう恐れもあるので控えめにしたが、本当においしかった。

次回の男料理は11月の予定である。

この慣習が定着し、若い女性(若くなくても大歓迎)の入会が増えることを期待したい。

 

 

 


てんてこ舞い

2019-09-10 05:16:25 | Weblog

末の娘が8月末、神戸の病院で元気な女の子を無事出産した。結婚して約10年。(あきらめかけていた)

4月に突然の妊娠の報告。(妻には報告済だった)私には3人(1男2女)の子供がいるが、一人子供が出来ない末娘が気がかりだった。

出産の介護で妻は8月末から9月中旬まで神戸に行ってしまった。

丁度、梨出荷の最盛期。覚悟はしていたが、てんてこ舞いだった。

94歳になる母のことも気がかりであり、ショート・ステイを利用してもらった。

9/9日の台風の前日は落下を心配して、終盤を迎えた豊水の収穫に今年一番の汗をかいた。

依頼された梨の梱包、発送を連日、深夜まで行った。

カミさんの存在の大きさを改めて感じた。

イライラもしたがスマホで送られてくる孫の動画を見て、自分を慰めた。

やっと梨も最終ラウンドとなり、9/19日。茨城空港に妻を迎えに行くことになった。

妻の「ありがたみ」はしみじみ分かったが、迎えの車の中で「お前がいないと大変なんだ」とは言わない気がする。

10月には改めて二人そろって神戸に行き、お宮参りに行くことになった。

スマホでしか見たことのない孫と、初対面となる。

あ~、本当に疲れた。