8月6日(土)~7日(日)第11回「里山キャンプ」が予定どおり、開催された。
25名中、1名の辞退があったが、24名は元気に保護者に送られ、五郎助山に続々と到着した。幸運なことに、うだるような暑さもこの二日間は曇りの予報で、キャンプにはありがたい天気となった。
男12名、女12名と理想的な配分となり、4班に分かれ、まず里山神社へ全員で2日間の安全祈願を行い、次いで、参加者全員の記念撮影、各班の記念撮影と進んだ。
冒険広場に戻り、次はテント設営である。
各班にテントと炊事用具、が手渡され、いよいよテントの設営である。暑さと密を緩和するため、各班2張りのテントを設営した。
就寝の時は1テント3名になるので、遠慮せず寝返りも打てると思う。
出来る限り、子供たちに任せ、スタッフは見守ることを確認していたが、我慢できずに手を出し、口を出すスタッフが続出した。実は
私もその一人だった。
見守ることの難しさを改めて感じ、反省している。
次は火おこし体験である。木と木の摩擦で火を熾し、その火を種火として炊事を行うことになっている。
各自、一心不乱に火おこし器と向き合い、必死になって挑戦している。
火おこしに成功した子は達成感にあふれ、残念ながら時間までにできなかった子は悔しさがにじみ出ている。
また挑戦する機会を作ってあげたい。
保護者のお一人が、大きなスイカ(山形・尾花沢産)を差し入れてくれた。しかも10個も...
早速、大きな容器に里山名水を流し込み、スイカを浮かべ、冷やすことにした。
自由時間になり、「スイカ割り」をしたいとの子供たちの要望で、何個かをそのイベントに提供させていただいた。大いに盛り上がり、犠牲となった3個のスイカを包丁で程よく切り分け、十分すぎる数がテーブルの上に並べられた。
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「参加者のお父さんからの皆さんへのプレゼントです。」「有難くいただきましょう。」の声で、一斉に手が伸び、「甘~い。」「おいしい~。」の声が飛び交い、子供たち、そしてスタッフの乾いた喉を潤した。
二個目、3個目と美味しいスイカは子どもたちの胃袋に吸い込まれていった。
本当においしいスイカでした。
差し入れをしていただいたお父さんは農業をされている方で事前説明会の時にお会いし、お話しをする機会がありました。引っ込み思案と思っていた息子さんが、このキャンプに参加したい、と初めて自分から申し出たそうで、その思いをかなえてあげたいと、今回参加を決めたそうです。
「こんなに子供たちが集まっているなら、本番の時にスイカを持ってくるよ。」「え、スイカも作っているんですか?」「いや、市場に毎日行っているので、スイカも手に入るんだ。」
そんなやりとりを説明会の時に交わしたことは覚えていましたが、銘柄である尾花沢のスイカ、しかも10個もいただくとは思いもしませんでした。
大量のスイカは2日間にわたり子供たち、スタッフ、関係者全員の喉を潤し、熱中症を防いでくれました。
改めて感謝申し上げます。
さて、いよいよ夕食づくりが始まりました。定番のカレーです。かまど係が火を熾し、飯ごう、鍋をつるし、直火で調理。
私の担当は4班女性6名、他サポート2名。飯ごうで炊いたご飯はちょっと焦げたが、香ばしく、カレーも良くできた。
ごはんもカレーも完食。
後片付け、食器洗いも子供たちが率先して行い、滞りなく終了した。
冒険広場では6時半から行われるキャンプファイヤーの準備が進み、レクリエーション担当の野寺君(大学4年生・里山名人OB)、そして高校生会OBの野村さん(市職員)もスタンバイしている。
火の神が火の子を引き連れ、入場する。点火の儀式も終わり、いよいよレクレーションの開始である。お二人のリードで大いに盛り上がり、子供たちも汗だくになった。
約1時間半のキャンプファイヤーも終盤に近付き、炎も下火となり、余韻を残し、終了となった。
子どもたちは汗を拭き、下着を着替え、就寝に備える。
希望者によるナイトハイクを行い、21:30分いよいよ就寝である。
スタッフも竹澤事務局長を筆頭に5名がテント泊となり、子供たちを見守る。
明日も元気で2日目を迎えよう。