里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

平成29年度 県表彰

2017-11-26 05:04:47 | Weblog

11月13日(月) 県表彰式に(中川、関根、佐藤)の3名で出席した。先月、県企画部地域計画課より、本年の県表彰に貴会を推薦したいのですが、受けていただけますか?との電話が入った。

突然のことで一瞬戸惑ったが、毎年11月に個人、団体で功績のあった方々に知事より表彰があるとのことだった。県民でありながら、うかつにもこの賞について詳しく知らなかった。 推薦をしてくださった県企画部地域計画課とは一昨年、同課が開催したセミナーに私と事務局の宮本さんが継続して出席し、当会もその研修地の一つとなっていた。 また、年間を通じた幼稚園、小学校、中学校、等の里山利用状況を同課に毎年報告していたことを思い出した。 長期間にわたり、地域再生、創生に尽力したというのが受賞の理由らしい。 

お断りする理由が無いので、「もらえるものは喜んでいただきます」とお答えした。その後正式に受賞の連絡が秘書課より届いた。

当日は私の車で午前8:30分に五郎助事務所を出発し、9:30分に県庁についた。9階の会場で受付を済ませ、10:30分 大井川新知事ご出席のもと、式が始まった。今回受賞者は個人37名、団体15である。ひとりづつ壇上に上がり、知事より表彰状を頂いた。

 大井川 和彦 新知事

 

筑西市からは石井副市長をはじめ数名の職員がご出席されていた。特別功労賞として平成29年度第156回直木賞と第14回本屋大賞を受賞した恩田陸(オンダ リク)さん、トライアスロン選手で11回の優勝を果たした田山寛豪(タヤマ ヒロカツ)さん、お二人が受賞された。

筑西市からは当会以外に「鬼怒川を愛する会」(代表 中澤清一氏) 高島 昌平氏(個人 自治会連合会会長)が受賞された。

 表彰を受ける恩田 陸氏

受賞者を代表し、恩田さんから謝辞があったが、その中で知事とは水戸一高時代の同級生で進路はそれぞれ違ったが、後年こうした形で再会できた事を不思議に思っているとのくだりに、笑いが起き、会場がなごやんだ。さすが小説家。

式は11:30分に終了し、記念写真の後、2階に設けられた立食の祝賀会場で懇親会が開催された。アルコールは出ないので三人でしっかりと食事をいただいた。恩田陸さんを私は正直存じ上げていなかったが、事務局長の佐藤さんは本まで持っているファンとのことで記念写真を撮っていただいた。本の題名を聞いたところ、ほとんど不正確だった。(どうゆうこと?)

 恩田さんのサインに顔を崩す佐藤さん

 恩田さんの本、私も買います。

表彰状と記念品を頂き、帰途についた。 事務所に着いて壁の空間を探したが、過去の表彰状で満席となり、空きがなかった。どれも思い出が詰まったものである。何とか工夫して掲げよう。 この表彰も会員、そしてこの活動に理解と協力をしていただいているすべての方々のお陰だとしみじみ思う。 この環境と活動がずっと続くように思わずにはいられない。

 


老健施設老人、天神の郷(障害者支援施設)と認定こども園の焼き芋交流会

2017-11-22 05:33:26 | Weblog

11月16日(木)

老健施設、障害者支援グループ、地元こども園が中心となり、恒例の交流会を行った。当会は、焼き芋、落ち葉さらいのサポートを受け持った。総数400本を超えるサツマイモを焼くのはかなり大掛かりになる。担当の会員は午前7時半から熾火づくりを行い、午前10時のイモ投入に備える。

熾火の材料確保が大変だ

 熾火が出来上がるまで約2時間かかる

午前9:30に園児を載せたバスが到着。老健施設のワゴンカーも次々に到着し、里山に甲高い声が響き始めた。快晴の晩秋はちょっと冷える。おじいちゃん、おばあちゃんが座る椅子を円形に並べ、中央に火を熾した。 いつもの交流会風景になった。

 園児たちがバスで到着

 老健施設からも到着

 円陣、暖を取る熾火も準備完了

今年から関城認定こども園がこの交流会をリードすることになった。事前に関係者が集い、打ち合わせも行った。午前10時、ほぼ全員がそろい、まず、園児よりおじいちゃん、おばあちゃんに歌のプレゼント3曲が披露された。

予定通り10時に、アルミホイルを巻いたサツマイモが赤く熱せられた熾火の上に整然と並べられた。直径約3メートルの熾火が3か所作られた。

担当者はすでに汗だくになっている。 園児たちはいよいよ落ち葉さらいの準備に入る。熊手、てみ、もっこ、竹かご、を分け合い、降り積もった落ち葉の海に駆け出した。それぞれ使い方を教えていたが、思った以上に道具を使いこなしている。

 「もっこ」の上に落ち葉を載せる

 「てみ」もうまく使う

年長組は昨年も経験しているので、見事に落ち葉を集め、焼き場に運んでいる。一心不乱に集める様は幼児ながらも頭が下がる思いだ。休憩を挟み午前11時、ついに焼き芋が出来上がり、待望のおやつタイムとなった。シートを敷き、整然と並んだ運動靴が微笑ましい。声を合わせ「いただきま~す」さっそくホクホクのイモにかぶりつく。どの顔もニコニコになった。

 「里山」のイモはうまい!

 

おじいちゃん、おばあちゃんも、こちらはしっとりのイモにご満悦。 恒例となった焼き芋交流会いつまでも続けたいと願っている。

 


研修旅行

2017-11-19 06:07:40 | Weblog

11月7日(水)、8日(木)と一泊二日で群馬県桐生市で活動しているチャウス自然学校に研修に行った。 理事長の加藤正幸氏の講義(安全管理)が主な研修内容である。当初17名の会員が参加予定であったが、体調不調等により13名(男9名、女4名)の参加となった。

午前8:00にペアーノを出発し、研修地である桐生市青少年野外活動センターに10:15分に到着。予定より15分遅れてしまった。代表の加藤さんによる講義が始まった。

 桐生市青少年野外活動センター

チャウス自然学校はNPO法人としては日が浅いが、活動は古く、その内容は多彩だ。自然体験活動・自然体験指導者養成・応急救護法・各種受託事業をこなしている。代表の加藤さんは、自然体験を指導する公の機関に長らく勤務後、一念発起し、この学校を立ち上げたという。

豊富な専門的知識を生かし、主に首都圏の子供たちを対象に活動している。 事務局は奥さんでもあるまり子さんが担当している。

講義内容は「来訪者への安全管理」をお願いした。パーポイントによる加藤さんの説明はとても分かりやすく、非常に洗練された説明で瞬く間に2時間が過ぎていった。もう少し聞きたかったが、この後の予定もあり終了した。

 加藤代表の講義

来訪者への安全管理については主催者として会員全員が同じレベルの理解と知識が必要であり、また、来訪者自身への安全管理の啓発も行ってゆかなければならない。

日を改めて、当地に加藤さんを招聘し、再度、研修(講義)を実現したいと思っている。会員全員に聞いていただきたい内容である。

昼食は桐生市の当地グルメとなった「ソースカツどん」を人気ナンバーワン店「藤屋食堂」さん。(写真を撮るのを忘れた。)

日塩道路の紅葉を愛でながら、今日の宿である「ホテルニュー塩原」に着いた。

ひと風呂浴び、宴会はほぼ全員がカラオケで歌い、多いに盛り上がった。 

チャウス自然学校→ https://www.chaus.jp/


ご無沙汰しました。

2017-11-17 06:34:35 | Weblog

里山フェステイバルの記事紹介からだいぶ間が空いてしまいました。

主だった記事を掲載させていただきます。

11月3日(水) 森のようちえん 稲刈り

五郎助山を拠点に活動している「森のようちえん」の皆さんが6月に植えた稲が刈り取りを迎えました。雑草屋代表の小松学さんの指導の下、快晴の中で親子で稲刈り、おだがけをしました。 私も興味があったので、出かけました。二種類の水稲を植えたので今日は片方の?という品種を刈り取りしました。もう一方の品種「ハッピーヒル」は自然農法の福岡正信さんが開発した品種で、細長い稲の穂というイメージからはかけ離れた、短く、図太い、たわわに実った穂で、衝撃を受けました。福 岡→ハッピー ヒルという命名だそうです。「なーるほど、福岡さんもなかなかやるな」と思いました。

 福岡さんが開発したハッピーヒル