里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

事業報告作成

2014-03-21 06:10:11 | Weblog

御無沙汰をしました。

現在、平成25年度の事業報告書の整理・作成に追われています。25年度は官民4か所から助成事業認定があり、会員や参加者の皆様のお陰様で順調に消化しました。

正直、こうした助成事業に積極的に応募し、その助成金で事業を行っています。自己資金だけでは理想的な活動ができないというのが実状です。

助成金は運だけで採択されるわけではありません。14年間コツコツ実績を積んできた裏付けがあり、それを基に真摯に応募しています。信頼を頂き、

複数年継続して助成を頂いている事業もあります。報告書も詳しく正確に作成しなければなりません。この時期、早朝がパソコンに向かう時間帯です。

生業である農業も3月になるといろいろ忙しくなってきます。梨のつぼみも大きくなり、田んぼの準備にも追われがちな時期に入り、更に妻からも叱咤

激励がかかります。

この時期、この光景が当たり前になりました。妻は「イライラが募る時期」と言っています。

今年度は新しく事務局が三人体制になり、助成金の応募も分担できるようになり、大分助かっています。この活動、仲間がいないとどうにもならないこ

とばかりです。ほとんどがボランティア感覚でやってきましたが、事業量が増えるにつれ、予算も徐々に増え、やっと交通費(千円)が支給できるよう

になりました。各種イベント(自主事業)の最低限の有料化も進め、参加者の皆さんのご理解に努めています。

この活動はこれからの子供たちに絶対に必要だと感じています。ネット社会、ネット中毒という言葉も飛び交う時代になっています。特に、多感な幼年

期、少年期にたっぷりと自然の中に浸る環境づくりが欠かせないと考えています。

子供は自然の中で、遊びを通じ、子供本来の好奇心、冒険心、協調性を育み、様々な現象に興味を持つといわれています。その通りだと思います。

子供が持っている本能を発揮できる場所を守り、有能な指導者を配置し、情緒豊かな日本人を輩出する環境を維持して行かなければなりません。

これからもそのことを参加者の皆さんにお伝えし、各方面にもご協力を頂きながら継続を図って行きたいと思います。

来年度も第2期わんぱく自然塾が始まります。市内20校の小学校に訪問し(新4年生~6年生)に募集チラシを配布しましたが、地味ではありますが

確実に各学校より参加者が増えています。

児童も、保護者も「自然の中で自由に遊ぶこと、」そんな当たり前のことが必要だと感じて始めているのだと思います。

とてもうれしいことです。この灯を消してはなりません。