5/15日(土)に令和2年度総会を予定している。
昨日、監事より会計と共に監査を受けたが、収支がかなり厳しく、このままだと活動がまたボランティアになりかねない状況になっている。
賛助会員の減少、会員の減少、そしてコロナのため、各種イベントは中止となり、原資となる資金が底を着き始めた。
「NPO法人はボランティア団体ではないよ。活動を継続したければ、しっかりと利潤を考えなさい。」十数年前、当時キープ協会(現公益財団法人キープ協会)の川島直さんに指摘され、そのための準備や、努力をしてきたつもりだったが、厳しい現実が迫っている。
理事、会員に対し、事業の継続には資金が必要で、どんな良いことでもボランティアには限界があることを機会あることに主張してきたつもりであったが、いまだ十分に浸透していない。
当会は、企画力、人材は豊富で、五郎助山・丸山という、とても価値のある里山を利用できる立場にある。また、自然体験の指導ノウハウも、国内の自然学校に引けを取らないと思っている。
問題は、各種自然体験(各種観察会、キャンプ等)の料金体制を安価に抑えているため利益が出ないということである。
ボランティアから始まった活動のため、料金を取るということに大きな抵抗があり、少しづつ改善はしているが、今後、
料金体制の見直しや、参加者への理解、啓発の努力も併せて進めていかねばならない。
市から里山の整備管理費として年間39万円を頂いているが、五郎助山、丸山合わせて約6ヘクタールの整備管理には月1回~2回(20人から30人)の作業を行っているが、とても足りなく、各種助成金に毎年応募し、運よく採用されて、しのいでいる。
里山に訪れる方々の「ここはとても整備されて、安心して癒されます。」「子供たちが、自由に遊べていいですね。」の言葉に励まされ、頑張っている。
この場所は、行政や地主さんの協力を頂きながら地域の憩いの場所、子供たちの自然体験の場所として永久に保全して行きたいと願っている。
しかし、それには労働力と資金が必要である。