里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

どすこいペアー2014に参加

2014-08-26 21:55:41 | Weblog

8月24(日)どすこいペアー2014が旧関城支所で行われた。今年の力士は大砂嵐關である。

里山を守る会もいつもの場所に展示場所を設置した。販売は行わないが活動の写真やホタルの幼虫、竹で作った昆虫、竹炭、木炭、薪、そして今年里山で採取した日本ミツバチの蜜を展示した。

飲み物、食べ物のテントが多い中で当会のテントは異色だったと思う。

 

多くの方が当会のテントに訪れてくれた。特に西小の子供達は当然のように立ち寄り、私たちに挨拶し、展示されたキャンプ写真や日本ミツバチの蜜を味わった。ホタルの幼虫も多くの家族に興味を持っていただき、ついでに皆さんに日本ミツバチの蜜の味を楽しんで頂いた。

 食い入るようにホタルの幼虫を見る。

 里山の展示写真はとても人気でした。

とても濃厚で是非購入したいという方も現れたが、まだ試験段階で販売するには至らない旨をお話し、ご納得いただいた。木炭、薪についても多くのご注文を頂き、木炭は在庫を含め全て予約で完売してしまった。

  飛び入りの竹とんぼづくり

また、嬉しいことに、私たちの活動の展示を見た方が当会のパンフレットを手に取り、早速賛助会員になりたいとの申し出があり、会費をその場に置いて行かれた。慌てて住所、お名前を書いていただき、後日 領収書をお送りすることをお約束した。感激!

須藤市長も私たちのテントに立ち寄り、ホタルの幼虫の観察、そして日本ミツバチの蜜を味わっていただいた。

私たちの活動を知っていただく上で、このイベントはまたとない機会である。次年度も異彩を放つ特別な空間となるよう楽しく、面白い 企画で参加したいと思う。

午後4時にはテントを撤収し、五郎助山にて解散となった。

 

 

 

 


わんぱく自然塾8月号(3回目)

2014-08-19 13:01:33 | Weblog

去る8月17日(日) わんぱく自然塾8月 が開催された。 台風の影響で1週間ずれ込んだ。参加者は21名である。

6月以来の再会である。関城地区以外の参加者の顔と名前もようやく覚えた(?)。今回はネーチャーゲームのインストラクターである桜川市の仙波さんを特別講師に迎え、新作のネーチャーゲームを子供たちに用意した。

 各班の旗を持ち集合

 輪になってビンゴゲームに挑戦 〇 ✕ Y ネジレ 平行 などに見える 自然界のものを一つ持ってくる

 赤いズボンが講師の仙波さん

  様々な形をした自然のものを目指す子供たち

ビンゴゲームの次は森の設計図というゲームである。自分の好きな動物を思い描き、その動物が森(里山)で生活するには何が必要で、どんな手助けが必要か 色鉛筆で画用紙に

書いて行くゲームである。その子の感受性や心の動きが絵になって表れ、とても面白い。

この後、各自、自由に遊ぶ時間を持った。釣りをする者、ターザンロープに挑戦する者、それぞれ自由だ。

そしてこの後、参加者全員が楽しみにしている「流しそうめん」が準備されている。

つけ麺を入れる竹の器も自分たちで作るのだ。 

 ノコギリを使い、竹を切る。

最初、こわごわとノコギリに手をかけるがその切れ味に、魅了され、とりこになって行く。この日 竹切りは大人気。中には余った竹をナタで削り、マイ箸を作った子も・・・

 全員が各自、自分の器を作った。

そしていいいよ、そうめんが竹の樋に流された。

 

ワイワイ、キャーキャー 大騒ぎ

 日向野さん、飯村さんが汗だくで茹で上げたそうめんは瞬く間に子供たちの胃袋に消えた。

そうめんは十二分に用意したので無くなることはなかったが、改めて子供たちの旺盛な食欲に脱帽である。

うれしいことにキャンプで腕を骨折をした齋藤さんも元気に参加してくれた。よかった。

12:20分 それぞれのご家族が子供たちを迎えに来た。 次回、あたり日は10月12日であるが、その日は里山フェステバル開催日なので、10月17日に変更になった。

是非、フェステバルにも参加してほしい。

 

 

 

 

 

 


日本ミツバチが消えた!!

2014-08-06 20:59:37 | Weblog

昨日、突然、関根さんから電話。

「理事長、ハチがいなくなりました・・・・・」かなり動揺しているようだった。「えっ、なんで!」「私にもわかりません・・・・」直ぐに五郎助山へと向かった。

到着すると、谷貝さん山崎さんがいた。主がいなくなった巣箱を開け、とりあえず蜜を採取することになった。しかし順調に成長を続けていた日本ミツバチの大群がな

ぜ一日で消えてしまったのか?

暑さのため? 花粉が少ないため?・・・関根さんも当惑気味である。釈然としない中で蜂蜜の採取が始まった。蜜の量も思ったほど貯まっていないようだ。

 五段に重なった一番上の箱を切り離す。

 蜜が詰まった巣が現れた

 (巣を切り開き、細かいメッシュの布を通過し、引力で自然に落ちるのを待つ)

巣はかなり大きく成長したが、蜜は十分に満たされてはいなかった。約一日、常温で自然に落ちるのを待ち、関根さんが瓶詰めにしてくれることになった。

蜜ろうから滴り落ちる蜜を指先で舐めてみた。 何とも言えない深い味である。

それにしてもなぜ今頃になって巣から出て行ってしまったのだろう。

このプロジェクトを成功させるためにもその原因を追究しなければならない。また、日本ミツバチの生態をもっともっと勉強しなければならない。

一から出直しとなったが、今回のことで益々、日本ミツバチに興味を深くした。 やりがいのあるプロジェクトである。


キャンプ二日目

2014-08-04 03:35:04 | Weblog

7/30日 キャンプ二日目の朝。トンボ池の涼風が心地よい。 花ハスが咲き始めた。

  

6:00から約20分の散歩である。子供たちはどの顔も寝不足で爽快感がない。「夕べほとんど寝てない子は手をあげて?」と言ったら半数近い子がのっそり手をあげた。

 「夕べ寝てない人 ハーイ」

眠気を覚ますためにも元気に出発。

 足取り重く、朝の散歩  選果場にて休憩

散歩で目が覚めたのか、朝食の味噌汁づくりはどの班も活気が戻ってきた。食欲は旺盛である。

 

 西小、橋先生は二日目も元気

二日目はポイントラリー、クラフト記念品づくり が予定されている。朝食が終わると自由時間の後、いよいよポイントラリーが始まった。各班に分かれ、6ヘク

タールという、かなり広くなった五郎助山に十数か所置かれたチェックポイントを探し、その設問をクリアして行く。

 ポイントラリー スタート    

四年生は初めての経験だが、五、年生は地図を見ながら、的確にポイントを探し出し、クリアして行く。

早い班は約30分で全てクリアし、スタート時点に戻ってきた。

キャンプ場ではお昼に食べるピザの準備が進められていた。

 

今回、炭部会が丹精込めて焼いた、クヌギの炭が惜しげもなく使われている。表面 パリッ と 中しっとりのピザが出来上がる予定。

それまで、子供たちは自由時間である。

 ハンモックを揺らし、前方に飛び出す遊び (子供たちが考えた)

 木にぶら下げたタイヤをぐるぐる回し、十分な「より」を作る。大きな円を描きながら、さらに高速回転。

                                                                     子供は遊びの楽しさを自ら考案する天才。

楽しさと、危険は隣りあわせ。この後、別の場所で遊んでいた女子がバランスを崩し、転倒した。苦痛にゆがむ顔を見て、駆け付けた。左手首付近が痛いという。大

事を取り、至急病院に搬送し、レントゲンを撮ってもらった。手首上部の一本が骨折していた。(ショック)診察・治療を終えたが、ギブス姿が痛々しかった。ご

家族に至急連絡するよう事務局に指示し、五郎助山に帰ると同時にお母さんが到着した。事の事情をお話し、お詫びした。お母さんは「むしろ、会の方にご迷惑をお

かけして」と言ってくれた。残念だがキャンプ途中でお別れとなった。同級生が荷物を整理し、みんなで見送った。

後日、お見舞い方々、自宅に訪問すると元気に女子も迎えてくれた。専門の整形外科に通院(全治約2か月)されているということでほっとした。

自然体験は楽しいものであるが、危険もはらんでいる。主催する側にとって、安全管理は何より優先する。今回の事故を教訓として、もう一度安全管理について会員

一同勉強し、楽しい自然体験が継続・提供できるよう精進したい。

早く元気になって、また五郎助山に戻ってきてほしい。