里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

「落ち葉を集めて、希少生物を守ろう」盛会に終了

2014-01-30 05:38:48 | Weblog

1月26日に開催された「「落ち葉を集めて、希少生物を守ろう」が盛会に開催された。 当初雨の心配もあったがふたを開けたら小春日和の絶好の日となった。

午前8時にスタッフ全員が集合し、事前打ち合わせの通り、持ち場に着いた。8時20分には参加者の車が続々と駐車場に入って行く。出足が好調のようだ。

      受付には早くも参加者が集合

                                 

                                   家族づれも多い

損保ジャパンの吉田部長以下関係者も到着。熱いお茶で一服した後、参加者の荷物を置くシート張り、椅子の用意をお手伝いいただいた。(大助かりである) コモンズの大野さん、自然博物館の中川、潮田、両先生も到着し、その準備に余念がない。

オープンセレモニーの後、中川先生より、今日のテーマ「「落ち葉を集めて、希少生物を守ろう」のお話があった。

           中川先生による講義

「里山の手入れが植物の発生に欠かせないこと、人と自然が共生する場所が里山なのです。これからもご家族でぜひ訪れてください。」

と結んでいました。

                 

いよいよ落ち葉さらいです。

 楽しくお手伝い。

                       ママと子供たち

  

      集めた落ち葉は集積場へ                 落ち葉ふみも遊びです。

 

いよいよ間伐体験

 木を倒すロープ引きの大役を担った20名のちびっこたち

 ギャラリーも安全なところで見学

               いよいよ伐採

                                     

                                     切り倒されたクヌギ(樹高約22メートル、樹齢58年の大木)

この後、ほっかほっかに焼けたサツマイモが150本参加者に配られた。

詳しくはスタッフブログで  http://blog.goo.ne.jp/gorosuke2011

 

 

 


「落ち葉を集め、希少生物を守ろう。」近づく

2014-01-18 04:37:19 | Weblog

1/26日が迫って来た。「「落ち葉を集め、希少生物を守ろう。」というタイトルで五郎助山で大々的に開かれる。

昨年7月に「植物と昆虫の不思議な関係」というタイトルでやはり五郎助山で開催されたが、今回は、第2弾(本命)である。

NPO法人里山を守る会、認定NPO法人・コモンズ、 認定NPO法人・日本NPOセンターの共催である。協賛は(株)損保ジャパン、日本興亜損保(株)。

後援、筑西市教育委員会という、そうそうたる布陣である。

イベントに参加していただき、環境保全の重要性を内外にアピールし、多くの人に関心を持ってもらい、併せて企業としての社会貢献を果たすという目的

で開催される。当会はその実施団体として協力をさせていただいている。

現在、100名ほどの参加者の申し込みをいただいている。茨城県自然博物館・学芸員の中川裕喜先生の環境保全についてのお話を聞いた後、参加者

全員で、落ち葉を「熊手」や「もっこ」「かご」で集め、集積所に運ぶ、今回、樹齢40年以上の大木を伐採する体験も用意され、迫力ある現場に立ち会うこ

とができる。

又、その落ち葉で焼いたホカホカの焼き芋が参加者にプレゼントされる。150本をご用意しているのでまだ余裕があるので、是非ご参加願いたい。(当日参加OK)

開催場所は 茨城県筑西市上野1045-1(筑西市消防団関城分署) 近くの里山「五郎助山」(☎0296-37-1239)である。

 

 


定例作業スタート

2014-01-12 19:01:33 | Weblog

1月11日(土) 今年、最初の作業日である。AM8:30 元気に30余名が集合した。1/5日(日)の「山入リ」(スタッフ ブログで紹介)に初顔合わせは済

んでいるが、本格的な作業は今日がスタートである。いつものように山下副理事長の割り振りで作業ごとにメンバーが決まった。私は県の助成事業(元気

な森林づくり)で新規開拓したエリアの遊歩道づくりの担当になった。そのほかに下草刈り、薪割り、物置予定地の整備が同時進行で行われた。

遊歩道の整備は100本の杭打ちと400メートルのロープ張りである。森さん、佐藤さん、正光寺さん、成田さんが手伝ってくれた。

                 

                トラっックに積まれた100本の杭とロープ(200m×2束)

 

 作業開始

                

              

                                   

                                     

 ロープ張り

遊歩道に沿って約、5メートルごとに杭を打ち、連続20本も打つと次第に握力がなくなって来る。遊歩道は作業道も兼ねているので約3メートルの幅を確

保し、交代で約400メートルを整備した。

         

                   

                       遊歩道の両側に緑のロープが張られた。

遊歩道の整備は今後の作業効率を上げるが、そればかりではなく、エリア内の地点を特定したり、秩序ある散策を促す効果がある。

今回約50アールの山林に遊歩道が完成した。、

丁度お昼になり、五郎助庵に戻った。下草刈り班、薪割り班、も予定の作業を了し、食事処の席に座り、女性会員が作ってくれるカレーを待った。

体力を使ったので二皿のカレーを平らげてしまった。(うまかった)

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1月12日(日)  十一面山平地林保全整備促進協議会(常総市)10名来訪 

今日は午前中、ターザンロープ、ツリーハウスの舞台設置に向け、基礎工事の采配と、お手伝い。

午後は十一面山平地林保全整備促進協議会(常総市)のメンバーが視察のため五郎助山に来訪された。

ターザンロープの場所は築山が崩れ、子供たちにはロープまで手が届かない状況になってしまったので二間×三間(六坪)の台を設え、安定した場所に

作り変える予定である。又そのもとにあるクヌギの大木三本を利用し、ツリーハウスを設置する予定である。

午前中

 賛助会員でもある地元岩瀬さんに依頼

 筑山を崩す。

 レベルを見る。

 

 

 整地され、沓石を並べるまでになった。

岩瀬君ご苦労様でした。

さて、午後であるが

十一面山平地林保全整備促進協議会(常総市)の皆さま、途中、道に迷われ、迎えに行く。

予定の時間を30分繰り下げ交流会を午後2時からスタートした。会長の吉原さんは常総市議員でもあり、旧知の間柄である。以前、五郎助山にも来訪さ

れ、私たちの活動のよき理解者である。 当会からは理事長、山下副理事長、山崎事務局長、日向野事務局の4人が参加した。

十一面山は旧石下町にあり、鬼怒川の河川敷にある20ヘクタールに及ぶ広大な場所で、さぞかし整備も大変だと思う。以前、十一面山の植樹祭の折、

当会からも10名以上お手伝いに参加し、その広大な景観に圧倒されたことを思い出した。

10名のうち9名の方が初来訪だという。 特にトンボ池に興味をしめされ、水辺と山林がセットされていることにとても感心した様子であった。

指摘をうけ、改めて、五郎助山の恵まれた環境に感謝したい気持ちになった。

山崎事務局長から、ご用意した資料をもとに、当会の組織、活動内容の説明があり、そのあと質疑応答があった。この日はとても穏やかな日和だったの

で野外で行った。

 十一面山平地林保全整備促進協議会の皆様

 施設をご案内

 ヒィ―ルドを散策

 ホタル養殖に興味津々。

約1時間半、質疑応答を歩きながら繰り返し、ちょっと肌寒くなったので囲炉裏のある五郎助庵に戻った。寒い時のためにと予め熾してあった炭火の暖か

さに感激した様子。 「こんな小屋がほしい。」と誰かが言い、皆さんがうなずいた。 炭火の暖かさが参加者の心まで温め、日向野さんが入れてくれた熱

いお茶を頂いた。 これを機会に交流を深めようとお約束し、十一面山の皆様からは9月に行われる栗拾いの催しにご招待いただいた。

短い時間であったが、有意義な研修になってくれたら有難い。

午後4時、皆さんは帰路につかれた。

 

 

 

 

 

 


明けましておめでとうございます。

2014-01-01 10:08:40 | Weblog

新年、明けましておめでとうございます。

昨年は会員の皆様、賛助会員の皆様、そして、すべての関係者の皆様にご支援、ご協力を頂き、心より感謝申し上げます。

今年はすがすがしい元日の朝を迎えることができました。

朝日を拝み、久しぶりに厳粛な気持ちに浸りました。 還暦を過ぎると今まで見慣れた風景が、ふと違った風景に感じることがあります。日本人はあらゆ

る自然を神と見立てると言いますが、今日の日の出は自然の神秘を感じさせる一瞬でした。

 

私にとって、昨年は特に短く感じられた一年でした。 里山の事業量の増加に伴い、農作業が遅れ気味になり、精神的にかなり焦った一年となりました。

今年も事業が3月まで目白押しです。生業と折り合いを付けながら己を鼓舞して、取り組んで参ります。

昨年はイベントが前面に出過ぎ、ゆとりを持って、五感で自然を感じる、自然を知る、ということが不足していたかもしれません。

改めてイベントは「自然を知ることの入り口」であることを会員が共有し、参加者(特に、子供たち)に向き合いたいと思います。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。