里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

キャンプ順延

2013-07-29 17:37:36 | Weblog

7月29日、30日の二日間 第4回里山キャンプの予定であったが、雨が止まず順延となった。問い合わせに対して、一応、決行の予定と申し上げたが、スタッフ全員で協議を重ねた結果、順延とした。

参加者の皆様にとってはご不満もあったと思うが、ほとんどの参加者が順延に応じてくれた。とてもありがたかった。明日の予報は曇りである。それを信じたい。雨が降っては飯ごう炊飯もキャンプも難しくなってしまう。一日ずれたが、良いコンデションで過ごしてもらいたい。

それにしてもこのところの天気は異常である。各地で豪雨があり、河川の氾濫も相次いでいる。関東地方は恵まれている方かもしれない。

神様、仏様に二日間のお天気とキャンプの安全を祈りたい。子供たちに楽しい思い出を残したい。晴れ男の「くまさん」にも神通力を発揮してもらいたい。「あした天気になあれ!」


梨、出荷始まる

2013-07-26 06:30:42 | Weblog

今日から梨(幸水・ジベルリン処理)が始まる。例年より4~5日早い。 開花が例年より10日も早かったので出荷も早まったようだ。

残念ながら、今年も豊作とはならないようfだ。4月の霜害、風害により着果数が著しく少ない。場所によっては皆無という園地もある。玉の大きさも不揃いで霜を受けた果実は大きくならない。

生産者は黙々と目の前の仕事をこなしているが、心は重たい。栃木県の梨も被害は更に甚大と聞いている。せめて価格は上がってほしい。5年続けての異常気象は生産意欲を減退させた。梨栽培に見切りをつける方も多い。市場では8月、9月は梨の季節と位置づけているが価格はスーパー主導となる。

自然には逆らえないことを農民は遺伝子として持っている。そんな遺伝子はいらないと後継者は農業から離れた。息子の選択に反論は出来ない。10年後、梨作りを続ける農家は何軒残るのか?そんな切実な現実が迫っている。

 


偶然に見つけました。

2013-07-21 05:30:00 | Weblog

昨日、「里山を守る会」をYafooで検索していたら5月8日に五郎助山で茨城放送が生中継の様子がありました。

茨城放送 スクーピーレポート 「NPO法人 里山を守る会」 - YouTube

茨城放送 スクーピーレポート 放送日(2013年5月8日12時20分~) レポーター:新口 絢子 ドライバー&ミキ ...

再生時間:7:46

投稿日:2013年5月8日

 
確かにカメラマンの方も来ていてビデオカメラを回していましたが、youtubeに放映されることを忘れていました。
 
約8分のビデオですがご覧ください。

7/14キャンプ事前説明会と7/15昆虫と植物の不思議な関係

2013-07-16 20:32:07 | Weblog

7月14日は第4回里山キャンプの事前説明会があった。会員は準備の為8:00集合。子供たちが座る道板や受付の準備に大わらわである。

今回は過去最大の45名の参加で、しかも初めて参加する東小学校の児童も気がかりであった。受付も順調に進んでいたが、4名ほどのキャンセルが出た。(直前になって不安になった。との理由)全員が初めての参加者であった。東小からの辞退者は無かった。一方、キャンセル待ちをしていた児童が一人新たに加入した。

子供たちにとって、非日常の生活(テント、飯ごう炊飯、異年齢との集団生活)は相当勇気のいることである。しかし、それを乗り越えてこそ新たな成長が待っていることも事実なのだが・・・・・

参加した子供たちには楽しい思い出と多くの友達の出会いの場になってもらいたい。真剣に私たちもサポートしたい。7/29,7/30の本番まで体調を整え、全員元気な笑顔で再会することを約束して事前説明会を終了した。

  事前説明会はキャンプ地会場で開かれる。

 受付に並ぶ参加者

 各班の旗も完成し、居並ぶ各勇士

 「愛称・くまさん」こと山崎事務局長の進行

 キャンプ、リーダー中山のおっちゃん

          

 

7/15日(月)は「昆虫と植物の不思議な関係を調べよう」 (共催 NPO法人里山を守る会・認定NPO法人 コモンズ・認定NPO法人日本NPOセンター)を五郎助山で開催した。当初18名の子供達の参加予定であったが蓋を開けると25名近い児童の参加を得て大変活況ある観察会となった。

 

講師は中川裕喜先生(県自然博物館・学芸員)と黒岩貞吉先生(会員)そして急遽、助っ人として応援に来てくれた潮田先生(県自然博物館学芸員)の三人。

赤い帽子が中川先生、黄色いシャツが潮田先生。                                           

                               挨拶をする認定NPO法人コモンズ事務局長 大野 寛さん

 

 昆虫博士の黒岩のおじさん(会員)の説明を聞く

 

がぜん説明にも力が入り、予定の時間を少々オーバーしてしまった。説明後、いよいよ各自、捕虫網を持ち、蝶、トンボの捕獲に出発。先生に網の使い方を教わり、早速トンボをゲット。

 

途中、カナヘビと遭遇し、ついでにゲット。(潮田先生はこの筋の専門家。ちなみに中川先生はカナヘビは苦手とのこと。)捕まえた蝶やトンボを三角紙(三角に折った紙)に保存し、約1時間 トンボ池や五郎助山周辺を歩き、ナツアカネ、ノシメトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボのトンボ類、きちょう、つまぐろひょうもん、やまとしじみ、ひかげちょうを見つけた。

 

トンボ池に戻り、大物オニヤンマ、ギンヤンマの捕獲を目指したがなかなか取れない。しかし中川先生、ついにギンヤンマをゲット。歓声が上がる。ついで、小オニヤンマもゲット。その見事な捕獲術に一同喝采である。

 

 ギンヤンマ とったどー

 小オニヤンマ とったどー

 

網の使い方(飛ぶトンボや蝶の後ろから網をかぶせると言う。)

 

昆虫採取が一段落すると、森の中に戻り、オオムラサキやアゲハの鱗粉(蝶や蛾などの体や羽を覆う微小な細片。水をはじき光を反射する。)を顕微鏡で見る。

そのあと中川先生から蝶と植物の関係のお話、又最近、奄美大島など熱帯地方で見られた「あかぼしごまだら」という蝶を県内で捕獲したとのこと。実際にその蝶を白い網の中に入れて持ってきてくれた。おそらく中国あたりから輸入されたものを県内で飼育し、それが放たれたとの推測である。

温暖化のため茨城でも飼育可能と言うことであった。普通この辺で見られない蝶が人為的に増えることは果たして生態系にどのような変化を与えるのか?更にその数は増えており、その分布を調べていると言う。この蝶を見つけたら連絡をして欲しいとおっしゃっていた。地球がグローバル化し、良くも悪くも世界は近くなった。東京湾に熱帯魚もいると言う。在来種と交雑し新種が生まれるかもしれない。 果たしてそれが地球環境にどのような影響を及ぼすのか?難しい問題である。

ともあれ、今回の「昆虫と植物の不思議な関係を調べよう」はとても楽しい勉強会になった。機会があったら再度同じような企画を考えてみたい。

 「あかぼし ごまだら蝶」を見る。

終わり

 

 


西小3年生、4年生里山の自然に浸る

2013-07-13 05:26:50 | Weblog

西小三年、四年生、120名が五郎助山に来た。盛夏の里山探訪である。自然の動植物の観察、採取が目的である。虫かご、補虫網を持ち、バケツを持ち意気揚々とやって来た。

先生の注意事項を聞き、里山のおじさんから今の五郎助山の状況を聞き、それぞれが目的を持って、池に、山に散っていった。注意深く見ていると、山派と水辺派に分かれるようだ。

クワガタ、カナヘビ、カブトをゲットしようと一本、一本クヌギを確認する。又、池に落ちそうになりながら、網で底をすくう。今日はどうも水辺派に収穫があったようだ。どじょうや小魚を水槽に入れて自慢げに友達に見せている。

一方、山派の子供たちの虫かごには小クワガタが一匹。やはり早朝でないと収穫は薄い。引率した先生方も今は余裕で子供たちを見守っている。最近は先生方も里山の自然を楽しんでいるようだ。

武井校長も様子を見に来られ、子供達の生き生きとした姿に、御自分も同化し、一緒に虫を探したり、水辺にいる子供たちに熱心に声をかけていた。

引率した塚越先生が前日、元気の無い子に「それじゃ、明日の里山はお休みだね?」と言ったら、すかさず、「いきます!。」という答えが返ってきたと笑っておっしゃった。

14年前に里山を舞台として始まった野外学習は子供たちの心にしっかりと根を下ろしたようだ。

この環境、この風景がずぅーと続くことを願わずにはいられない。

 ホタル川での小魚採取

 ターザンロープで遊ぶ

 ナナフシを見せる子

 数々の獲物をお土産にいよいよ帰校の時間。

                                    又のお出でをお待ちしています。

                                    


西小3年生、4年生里山の自然に浸る

2013-07-13 05:26:50 | Weblog

西小三年、四年生、120名が五郎助山に来た。盛夏の里山探訪である。自然の動植物の観察、採取が目的である。虫かご、補虫網を持ち、バケツを持ち意気揚々とやって来た。

先生の注意事項を聞き、里山のおじさんから今の五郎助山の状況を聞き、それぞれが目的を持って、池に、山に散っていった。注意深く見ていると、山派と水辺派に分かれるようだ。

クワガタ、カナヘビ、カブトをゲットしようと一本、一本クヌギを確認する。又、池に落ちそうになりながら、網で底をすくう。今日はどうも水辺派に収穫があったようだ。どじょうや小魚を水槽に入れて自慢げに友達に見せている。

一方、山派の子供たちの虫かごには小クワガタが一匹。やはり早朝でないと収穫は薄い。引率した先生方も今は余裕で子供たちを見守っている。最近は先生方も里山の自然を楽しんでいるようだ。

武井校長も様子を見に来られ、子供達の生き生きとした姿に、御自分も同化し、一緒に虫を探したり、水辺にいる子供たちに熱心に声をかけていた。

引率した塚越先生が前日、元気の無い子に「それじゃ、明日の里山はお休みだね?」と言ったら、すかさず、「いきます!。」という答えが返ってきたと笑っておっしゃった。

14年前に里山を舞台として始まった野外学習は子供たちの心にしっかりと根を下ろしたようだ。

この環境、この風景がずぅーと続くことを願わずにはいられない。

 ホタル川での小魚採取

 ターザンロープで遊ぶ

 ナナフシを見せる子

 数々の獲物をお土産にいよいよ帰校に時間。

                                    又のお出でをお待ちしています。

                                    


スタッフブログ訪問者

2013-07-09 04:14:20 | Weblog

先日、当会のスタッフブログに筑西市地域活性化を目指す「ソコジカラ」さんのスタッフ(代表者?)からコメントがあった。 

久しく担当の大窪さんと私のやり取りが主だったので、ちょっと刺激的で新鮮でうれしく感じた。同時に、私どものHPやスタッフブログを好意的に見てくれていることに二倍うれしくなった。

ソコジカラさんについては以前「五郎助山」の検索でヒットし、偶然その掲示板を読んだことがある。里山を守る会の活動を好意的に捉えた掲示板だった。「へえー、俺たちの活動をこんな風に思ってくれている人もいるんだぁ。」 このときも大いに勇気をもらった。

そして今回のコメント。「縁は異なもの味なもの」としみじみ感じる。それぞれ置かれた場所で出来ることを精一杯やるうちに同じような志を持ったもの同士が出会うことは必然だと思う。

同類親和の法則がこの世ではあるらしい。

こうした縁が幾重にも繋がり、地域活性化の大きなうねりになると素晴らしい。 縁を大切にしたい。

 

地域のソコジカラさんHP ↓

http://sokojikara.web.fc2.com/index.html