里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

五郎助庵の竹塀づくりとキャンプ場第1号のお客様

2022-05-30 20:20:55 | Weblog

5/28日、今日は長年風雪に耐え、五郎助庵を風から守っていた竹塀の改築工事(新規)を炭部会を中心に行った。

柱となる檜の丸太の根本を火であぶり、炭化させた。孟宗竹を半分に割り、並べながらビスで留めて行く。チームワークよろしく、流れ作業で見る間に竹塀が形になって行く。これまで工作物(小屋)をつくってきたが、ほとんどが会員手作りの物ばかりである。予算がないというのも大きな理由だが、そうした能力を有する会員が多数存在するというのが当会の強みでもある。

午後には立派な竹塀が完成した。

さて今日は、市役所の方5名が午後からテント設営をはじめ、初夏の里山でのキャンプを満喫しています。

先日、当会キャンプ場の申し込みフォームが掲載されましたが、利用第1号の皆様です。

当面、土日祝日のみの運営で、しかも1日一組(1人~最大30名)限定のキャンプ場となりますが、里山本来の景観を活かした素朴なキャンプ場を目指して行きます。

私たちの活動のメインは里山の環境保全、子どもたちの自然体験の場づくり(自然学校)、そしてその指導とイベント企画です。

自然体験の一部として、今後キャンプ体験も取り入れ、キャンプ場として一般の方にも一部開放することになりました。

ご家族や、友達と静かなキャンプをしたいという方にはお薦めの場所となると思います。

申し込みは当会HP「キャンプ場」をクリックしてください。

 


「第9期わんぱく自然塾」開塾式 & 春の植物観察会同時開催

2022-05-09 20:33:01 | Weblog

5月8日(日) 第9期「わんぱく自然塾・開塾式」と春の植物観察会が同日開催された。

お天気にも恵まれ、令和4年度の自然体験イベントの幕開けとして最高のスタートが切れた。

第9期を迎える「わんぱく自然塾」はコロナ禍ということで例年定員30名募集のところ20名の募集となった。

例年、募集開始2時間以内に定員が埋まる人気企画なので、今年度も先着順から抽選に変更となった。

果たして今回も39名の応募があり、予定通り抽選となった。里山名人(3年連続参加)候補の立場も考慮し、結果24名(12校)の当選としたとの報告を塾長より頂いた。

24名中10名が初参加である。

スタッフは午前8時集合である。午前9時の開塾予定であるが早い塾生は保護者と共に8時ごろから冒険広場に姿を見せていた。。 スタッフ、里山名人の事前打ち合わせの後、それぞれが準備に取り掛かった。

8:30分、参加者と保護者が次々と到着。会場では検温、消毒を実施し、感染対策を行った。今回定刻までに一人の欠席もなく、24名全員が参加してくれた。

 

幸田塾長をはじめ、間々田副塾長、そしてスタッフ(12名)の半数(6名)は女性会員である。また参加者の先輩にあたる里山名人(中学生~高校生)5名も今日から1年間(全6回)後輩たちのサポート役を担ってくれる。

 

スタッフ・里山名人の自己紹介の後、参加者全員による自己紹介に移り、氏名・学年・小学校名が発表された。

その後、班の編成、班の名前、アイスブレイクのためのネイチャーゲーム、里山紙芝居(里山を守る会の活動報告)、火おこし体験、自由時間、皆で作る里山カレー、昼食の後のオリエンテーリング(チェックポイントをめぐる里山体験)が行われた。

一方、午前10時から開催された「春の植物観察会&山菜てんぷらの試食」には子供、大人を含め15名の応募があった。講師は小幡和男(前、自然博物館学芸員)先生である。

15名中10名は初参加で、この日、朝日新聞の河合博司 記者も取材を兼ねて、参加された。ご自分も自然を愛する方で、当会の活動に関心を寄せていただき、今回の取材となった。

また、筑西市広報広聴課の川村さんも本日のイベントに合わせ取材に来訪され、当会の紹介と共にその様子を6月の広報誌に掲載してくださるとのことです。

さて、山菜試食会は、参加者自ら摘んだ山菜を含め、9種類の山菜がベテラン女性会員3名の手で見事に「てんぷら」としてテーブルにならべられ、バイキング形式でその味を確かめた。初めて食する山菜てんぷらに想像以上の美味に感激された方も多かったようだ。

当初、しり込みをしていた低学年の小学生は恐る恐る食べた山菜の味に不安が吹っ飛び、「おかわり」をねだるほどだった。「柿の葉」が美味しいと言っていた。

初めて参加された大人の皆さんも初体験の植物観察会に大満足のご感想を頂いた。

2大イベントの同時開催ではあったが、お天気のも恵まれ、楽しく、盛会に開催することが出来、年度初めとして、幸先良いスタートとなった。

今年こそ、コロナに気兼ねすることなく、里山でのイベントを満喫していただきたいと願っている。