里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

第4期わんぱく自然塾32名でスタート

2016-03-31 05:30:48 | Weblog

第4期わんぱく自然塾は締め切り日を待たずに定員オーバーとなり、協議の結果、32名でスタートすることになった。

今回は過去最多となる11校から応募があり、内3校(中小・五所小・古里小)から6名が初参加してくれた。募集締め切りをHP上においてもお知らせしたが、その後も多数の応募があり、その都度、丁重に(スタッフの人員、参加者への目配り、安全確保のため)お断りをした。お受けできなかった子供たち、保護者の皆様には大変心苦しく感じている。

このわんぱく自然塾も4回目を迎え、毎回担当者と市内20校に出向き、活動のお知らせと勧誘をしているが、回を重ね、各学校側の反応も、とても好意的で良い感触になっている。今回初めてわんぱく塾に参加という子は32名中、実に26名(8割超)になる。

学校からただ一人参加した子も5名いる。その勇気と意志の強さに、エールを送りたい。

同時に、迎える私たちも如何に満足と感動を子供たちに与えられるか大きな責任を感じている。

一年間(6回)を通じ、身近に自然を感じ、群れて遊ぶ楽しさ、そして多くの友達が作れる環境をサポートして行きたい。

「第4期わんぱく自然塾」各学校の申し込み結果

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小学校名   回数 6年生 5年生 4年生
関城西小 5 1   6 1   5
関城東小 1 3   4   2 2
川 島 小 5     5 2 2 1
下 館 小 4 2   6 2 1 3
竹 島 小 2     2 2    
養 蚕 小 1     1     1
五 所 小 1     1 1    
中  小 3 1   4   1 3
大 田 小   1   1     1
大 村 小 1     1     1
古 里 小 1     1   1  
計(11校) 24 8   32   8 7 17

筑西市環境基本計画策定委員会

2016-03-23 05:52:40 | Weblog

3月22日(火)午後1:30分より第3回「筑西市環境基本計画策定委員会」が武道館2階の会議室で開催された。委員会は10名の委員から構成され、委員長は早瀬長利氏(茨城県環境アドバイザー)副委員長は小幡和男氏(ミュージアムパーク県自然博物館副参事兼企画課長)である。 私は市民団体の関係者3名の一人として名を連ねている。 他に学識経験者3名、市内の事業者2名の計10名が委員である。

筑西市は合併して10年を経過したが、未だ、環境に関する基本計画書が策定されておらず、この分野において近隣市の後塵を拝している。

約1年をかけ、筑西市の特徴を生かした環境基本計画を策定する予定である。事務局は環境部環境課環境保全グループであり、他にコンサルタントの会社が参加している。ややもすると金太郎飴のように他の自治体と同じような基本計画になりがちであるが、委員長の早瀬さん、副委員長の小幡さんという専門家が参画してくれているので、筑西市のアイデンティティーを前面に出した基本計画になるのではと期待している。

私も環境保全を実践している団体の代表として大いに発言したいと思っている。3回目となる今回は小幡先生から筑西市に於ける植物の種類分布の詳しい資料が提示され、私から五郎助山およびその周辺でみられる昆虫類、野鳥の種類の資料をお持ちした。

昆虫類については会員である黒岩貞吉氏の15年に及ぶ調査記録、野鳥については日本野鳥の会茨城県(副会長)の石井省三氏が平成16年より毎月五郎助山に足を運ばれ、調べられた調査記録をお持ちした。

会議の中でソーラー発電の為、山林の伐採・整地が進められている現状に危機感を持っている意見が出され、多くの委員からも環境保護の観点からこの動きを懸念する意見が続出した。

国もソーラー推進から抑制の急ブレーキをかけ始めたが、開発の権利を得た業者が駆け込みの設置を急いでいるという。 この委員会は環境保護を優先させる委員会なので個人の財産の利用を制限する部分に立ち入ることになり、その理解と協力を地権者に求めて行くことになるので簡単なことではない。行政内に於いても企業を誘致する為、山林を切り開き工業団地を推進する部署もあり、インフラ整備と環境保全は相反する関係でもある。

また、仮に環境保護区と言った地域を指定したとしても、その趣旨を地域の地権者に理解していただき、協力を仰ぐことは、言うは易く、行うは難しである。 地権者にとってもメリットがないとうまく進まない気がする。例えば、固定資産税の免除、低額ではあるが賃料の支払い等が考えられる。さらに指定された地域を誰がどのように保全、管理し、その費用を賄う予算も確保しなければならない。

今後、会議を重ねる中で、実効性のある具体的な案も各委員から提言されると期待しているが、「里山を守る会」が今日まで培ってきた里山保全や多面的活用の事案は大いに参考となるのではないだろうか。

いずれにしても「絵に描いた餅」に終わらぬよう、筑西市初となる環境基本計画に参画して行きたい。

 

 


第4期わんぱく自然塾応募者、順調な滑り出し

2016-03-17 04:35:41 | Weblog

現在、第4期わんぱく自然塾への応募者が21名と順調である。今期の特徴は市内20校中、11校からまんべんなく応募が届いていることである。特に明野地区の大村小、下館地区の中小、五所小、古里小から初めて応募をいただいた。

4回目ということで各学校の先生、保護者、児童にも周知され始めた証かもしれない。とても嬉しい。

学校から一人、応募してくれた児童もいる。その勇気と決断にエールを送りたい。同時に応募してくれた子供たちや保護者の期待を裏切らない自然塾にしなければならない。その責任にプレッシャーも感じている。

30名という定員にまだ達していないが、今期はかなりいいところまで行くような勢いを感じている。3月27日にはスタッフの打ち合わせを予定しており、より良い自然塾を目指し、第4期が動き出した。

現在までの応募児童の出身校: 関城西小、関城東小、下館小、川島小、五所小、大田小、養蚕小、中小、竹島小、明野大村小、協和古里小の11校である。

 


第4期わんぱく自然塾の案内

2016-03-09 19:09:26 | Weblog

本日(3/9日)宮本さんと二人で第4期わんぱく自然塾のご案内のポスターとチラシ(申し込み)、里山の四季、を持参し、市内、小学校20校を訪問した。

昨日の初夏のような気候とはうって変わり、肌寒い雨の中を無駄のないルートを選び、午前9時にスタートした。今年で4回目となるため、「里山を守る会ですが・・・」と告げると、応対してくれた先生方も快く私たちを迎えてくれた。新年度から4年生、5年生、6年生となる児童が対象となるが、総数約3000名となる。

その1パーセント30名が定員である。過去3回で20校中、11校(延べ65名)から参加を頂いている。しかし、9校からはまだ参加者がいない。

9校は開催地である五郎助山から遠い小学校である。また保護者の送迎が原則なので、なんとなく二の足を踏んでしまうのかもしれない。 しかし、めげずに子供たちに参加を促して頂きたいと、応対してくれた先生方にお願いした。

お昼を挟み、地元、関城地区の東小、西小に着いたのは午後4時を過ぎていた。(いや~、筑西市は結構広い!)

第4期も盛況になることを願っている。