里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

1年生、3年生、里山訪問

2011-06-30 05:41:44 | Weblog

6月29日(水)今日は西小1年生と3年生(120名)が合同で、五郎助山に植物や動物の観察を兼ねた里山あそびに来る日だ。

担当者は瀬端さん、山本さん、黒岩さん、相沢さんの四人であるが、山下さんが助っ人に入り、私も準備と挨拶のため8時に五郎助に着いた。

各クラスごとにシートを用意し、虫防除の為の火をおこし、煙が森の中にたなびいた。今日も良い天気で梅雨の時期としては30度を超える暑い日になりそうだ。

午前9時20分、子供たちの姿を里山の入り口付近に確認する。担当者一同、集合して子供たちを待つ。みんな真っ赤な顔をしてすでに汗をかいている子もいる。リックサックを指定された場所に下ろし、再び集合。

森の中は意外と涼しい。子供たちも次第に落ち着いてきたようだ。今日の注意することをお話し、各クラスの担当者を紹介した。里山のおじさんたちは今日だけ里山の先生に変身する。クワガタ、カブトムシの居場所やザリガニの捕まえ方を子供たちから聞かれる。

目がらんらんと輝いている。気の合う仲間とそれぞれがそれぞれの目的に向かって一斉に散らばって行く。いつもの光景である。自然の中で遊ぶ子供たちはとても絵になる。自然そのものだ。

 

 

 

 

 

 


ベンチテーブルが出来ました。

2011-06-13 12:08:45 | Weblog

6月7日から11日までわが家で里山に置くベンチテーブル作成を会員であり大工さんの相沢さんを先生に4,5人で大変立派なベンチテーブルを10基完成させた。材料は間伐材を用い、国土緑化推進機構の助成事業の資金を基に完成させたものである。

里山に来訪する方々が年を追うごとに増え、里山で食事をとる親子連れも多く見かけるようになり、かねてよりお弁当を広げゆっくりと食事が出来、腰をかけられるベンチがほしいと考えていたが、今回その目的が達成できた。

このベンチテーブルはキャンプ時の子供たちのテーブルにも使いたいと思っている。又、トンボ池の休憩場所としての利用も考えられる。しばらく乾燥させた後、防腐剤を塗る予定なので、7月上旬には皆さんに利用してもらえるのではないか。

 会員であり、大工さんの相沢さん

 こどもであれば10人は座れる大きさである。


ホタル里山に飛ぶ

2011-06-05 08:44:32 | Weblog

昨日、ホタル部会の谷貝さん八板さんらが飼育していたゲンジホタル約100匹が五郎助山のホタル川に放流された。事前に西小学校にお伝えしていたので、すでに6時30分ごろから親子連れがトンボ池周辺に集まっていた。午後7時、待望のゲンジホタルがホタル川に放たれるといっせいに子供たちが集まり、目を凝らしてホタルの入った編み籠を見つめたが何も見えない。谷貝さんが「まだ早い。7時半ごろになると光出すよ。」と言った。今回はホタル部会の皆さんがそれぞれ自宅の水槽に幼虫を飼育し、成虫になったものを随時ホタル川に放す方法を取った。自然のなかで発生させるのが一番良いのだが、確率が非常に厳しいので今回はこうした方法になったのである。

谷貝さんのところでは300匹以上が成虫になりそうだと言う。さて7時30分になると、ついに光り始めた。あちらに一つ、こちらに一つ、もどかしい思いに駆られるが、8時ごろになるとその光は次第に強くなり、あちこちで感激の声が上がリ始めた。ホタル川に作られた網の囲い中で観賞するものと自然の中に放たれたホタルが光を放ちながら乱舞する様はとても幻想的だ。

子供たちの肩に留まるホタルもいる。こどもはもちろん、お母さん達も「本物のホタルを初めて見ました。」と感激。

今日から約7日~10日間、五郎助にてホタルが見られます。時間は午後7:30から8:00頃が良いと思います。是非、池に写るホタルの乱舞を見に来てください。

尚、駐車場は里山駐車場にお止めください。ホタルは持ち帰れません。(懐中電器を忘れずに)