里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

気になる世情

2014-05-27 05:54:30 | Weblog

シリアの内戦、ウクライナの内乱、ロシアとNATOのにらみ合い、日本と中国との領有権争い、日本と韓国の慰安婦を巡る問題、中国とベトナム、フィリピンの領海紛争、韓国と北朝鮮 世界は今、緊張が走っている。

さきに行われた東京都知事選には退役の元航空幕僚長が出馬し、落選したが、若者からの得票が多かったことに驚いた。かつて、阿川弘之が書いた「井上成美」を読んだことがある。旧日本海軍 海軍大将の井上成美である。日本の敗戦を機に表舞台から身を引き、「軍人が政治に口を挟むとろくなことはない。」と常々言っていたと言う。 

集団的自衛権の解釈を巡り、今国会で論議されているが、自民党と連携を組んでいる公明党の出方に注目が集まっている。憲法とは国民を保護する観点から作られた法律であり、国家の権力(暴走)を抑える法律だと聞いたことがある。

憲法がその時の内閣の解釈により変化することが可能であれば、そもそも憲法を制定する意味もなくなってしまう。

確かに世界情勢は刻々と変化し、世界の警察官と言われたアメリカの力は弱まり、一方で中国の台頭は目覚ましいものがある。しかし、短期間に経済成長を果たした

過程の中で様々な問題も抱え、ここにきてそのほころびも随所に露見している。

日本国憲法第9条を読んでみよう

第9条(戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認)                                                           

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、                    永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

この条文を見る限り、軍隊は保持できず、あらゆる紛争に軍隊を派遣できないことになっている。

しかし現実には自衛隊という陸海空軍を有しており、世界でも有数の軍事力を保持している。自衛のための軍備は憲法以前に国家として常に認められた権利というの

がその根拠である。

また、海外への派兵も過去にイラクや、中東に自衛隊を派遣し、現在もPKOや原油ルートの安全確保のため自衛隊を派遣している。

全て現在の憲法(第9条)の元で行っているのである。

その延長線上で集団的自衛権も可能だというのが安倍さんの考えのようだ。

私は憲法第9条が現実に合致しないという思いは国民誰もが感じていることと思うが、9条の改正や存続は国民的な議論が必要で、まさにこれからの日本の進路を決

定づける大きな転機となる。

憲法9条のおかげで60年以上どの国とも戦争をすることがなかったというのも事実であろう。

憲法改正には憲法で定められたルールがある。その決まりに従って改正すべきであり、拡大解釈による歪曲は国の運命を危うくする。一内閣で国の運命を左右する重

大案件を決めてはならないと思う。

 

 


農大跡地草刈り、通常総会、カモ放鳥

2014-05-21 04:28:40 | Weblog

5月17日。午前6時より農大跡地の草刈りを行う。5:50分に現地に着くとあらかたの会員が到着し、刈払機のエンジン音が響いていた。

担当者責任者の中山さんも到着し、約4haあるエリアの作業分担を行った。丸山からも4人が参加し、総勢23名で作業を行った。

耕地以外の通路・空地・植林内の草を隈なく刈り取り、散髪をしたようにきれいになった。

 腰ほどに伸びた草

        つる性の草に苦戦中

 きれいになった(草原のよう)

約8:00に作業は終了し、いつものように五郎助庵に戻り、女性会員手作りのあったかい朝食をごちそうになった。

 

 

午後からは平成26年度通常総会である。

午後1時に総会会場となる河内公民館に軽自動車に看板をしばりつけ到着。会場に吊り下げた。

理事が手分けをしてその準備に入る。

 準備が整った会場

ご出席来賓者は筑西市教育部長・滝田誠氏、関城中校長・齋藤啓二氏、関城西小校長・武井隆志氏、関城東小校長・須藤和彦氏、筑西市生涯学習課課長・大谷昌良氏、認定こども園関城園長・箱守茂男氏である。

第1号議案より3号議案まで慎重に審議され、全議案が可決された。

第3号議案は「辞任に伴う新理事の承認」であった。設立当初から理事として永年、当会の発展に尽力して頂いた飯田栄一氏が退任し、後任として中山博正氏が就任された。

今年度予算は前年度繰越金を含め800万を超える、今までになく大きな予算となったが、今年度、新たな助成事業(林野庁)からの助成金を見込んでの予算である。しかしながら助成金はあくまでも見込みであり、不確定なものである。

やはり核となる会員や賛助会員の増強を図ることが安定した活動財源につながるということを肝に銘じなくてはならないと思う。

本年度も有料の自然体験の企画の充実を目指し、参加費を上回る感動を持ち帰ってもらわなければならない。とても難しいことではあるが、そのためには会員の専門知識習得が必要であり、感動を与える企画力、各種の技量の向上も欠かせない。

積極的に各種の講習会、研修会に意欲のある会員に参加していただき、NPOとして自立できる体制を整えて行きたい。

 

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アイガモの進水式

5月18日アイガモを田んぼに放鳥する。丁度、我が家に来て9日目になる。息子たちの友達家族が来ていたので、一緒に放つことにした。

 初めて見るカモの雛

       「かわいい」

     田んぼに一羽づつ放つ 

 「元気に泳いでね」

 颯爽と泳ぐアイガモたち

ここまでの準備がいつものことであるが大変だ。安全でおいしいコメ作りは手間がかかるのである。

 

 

 


西小5,6年生植物観察会&山菜天ぷら

2014-05-09 04:54:32 | Weblog

昨日(5/8)、春の植物観察会&山菜の天ぷら試食体験が五郎助山で西小5,6年生(116名)の里山授業として行われた。

お天気に恵まれ、午前9時、元気に子供たちがやって来た。6年生は、昨年に引き続き2回目の体験である。里山を守る会と西小学校が連携し、自然の中で授業を始めて15年目を迎えるが植物観察会&天ぷらの授業は7、8年前から授業の中に取り入れられた。

約5、6種類のおいしく食べられる山菜を、事前に会員より説明を受け、自らが探し、採取し、その場で天ぷらにしてたべるのだから、図鑑を見て覚えるより、効果的である。

「里山の草が食べられるとは知らなかった。」「柿の葉がこんなにおいしいなんて驚きました。」と感想は色々である。

この日は茨城新聞社からも取材があり、その様子が早速Youチューブに掲載されている。

「五郎助山」でヤフーから検索すると出てきます。

 

www.youtube.com/watch?v=HVqxkZAHvls  ←(クリック)

 五郎助山到着

早速、本日採取する植物の特徴や説明を聞く 

説明をする会員の八板さん 

 各班が採取した山菜を種類ごとに仕分ける。

     採取した山菜を天ぷらにする保護者の応援団

 揚げた天ぷらを種類ごとにトレイに分ける

 この後バイキング形式で山菜を盛り、塩で食する。

   

 

天ぷらが揚がるまで、自由時間となる。

 新しくなったターザンロープは大人気

自分の摘んだ山菜に舌鼓

 

皆さん完食です。

11:30分 帰校。

 

 

 

 

 

 


ピクニック

2014-05-04 04:22:19 | Weblog

昨日は、3人の孫をピクニックに誘った。もちろん五郎助山が目的地である。

3人分のお昼とおやつはヤングママが用意し、私のお昼はオールドママが用意してくれた。お天気も最高である。10時に家を出発した。

昨日から孫たちに「あしたはジージと五郎助山にピクニックに行くぞ!」と宣言していたので、家族の者も何の抵抗もなく、送り出してくれた。

また、今日から近隣のボーイスカウトの皆さんが2泊3日の予定でキャンプを行うことになっているのでちょっと見学させていただこうと思っていた。

五郎助山に着くとすでにボーイスカウトの皆さんが到着して、キャンプ初日のセレモニーが始まろうとしていた。

国旗掲揚の為、隊員たちは整列して準備をしていた。

 国旗が揚がる「敬礼!」

国旗、国歌に対する様々な意見があるが、自分の国の旗や国歌を斉唱することに疑問を抱く国民は少ないと思う。オリンピックで国旗が揚がリ、国歌が演奏されることは素直にうれしいことである。

要は、その国の運営を正しく国民が直視し、運営を任されている国会議員自らが、自分の行動・思考を常にチェックし、地球にとって、あるいは国民にとって正しい判断が出来る素養・資質を磨くことに尽きると思う。

国旗の掲揚は、私たちが主催するキャンプにも必要と私は思っている。皆さんのご意見を聞いてみたい。

 

(後ろからボーイスカウトの皆さんの様子をうかがう、お邪魔虫3人組)  

この後、キャンプの隊長をつとめる木村さんより、突然「この五郎助山を管理する里山を守る会の理事長がいらっしゃるのでご紹介します。」

と、予期せぬご指名を受け、図らずもご挨拶をさせていただいた。初めて五郎助山に来たという参加者が多く、桜川市から参加したという女子隊員に感想を伺ったところ「はい、良いところですねー」。と言ってくれた。

 

 

 

さて私たちは、ボーイスカウトの皆さんから少し距離を置いたところにシートを広げ、休憩場所を確保した。

 

早速、ママたちが作ってくれたおにぎり、サンドイッチで腹ごしらえ。(腹が減っては遊びはできぬ。)

 

ハンモック、タイヤぶらんこ、ターザンロープ 五郎助山にある遊具を全て制覇すべく果敢に挑戦した。

    

           

           

      

              

       

   植物の群落が広がる静かな場所に移動

 キンランもついに咲き出した。

 

午後2時里山を後にした。

三人の孫は大満足。私も久しぶりに御守役に徹した。

里山(五郎助山)の魅力をどれほど感じてくれたか、かわからないが、また来たい。

今度は家族総出で。 もちろんお弁当持参で。・・・・・・


ボーイスカウト合同キャンプ

2014-05-03 04:39:44 | Weblog

本日3日~5日まで近隣(結城、下館、下妻、桜川)のボーイスカウト4隊の合同キャンプ(約30名)が五郎助山で開催される。

隊長は筑西ボーイスカウトの木村さんである。すでに筑西BSは過去に2回、五郎助山でキャンプを行っているが今回のような近隣のボーイスカウトが合同で行うキャンプに五郎助山が選ばれたのは初めてである。

木村さんは当会の会員であり、筑西BSも賛助会員として加入いただき、時々下草刈りなど里山整備のお手伝いをしてくれている。

聞くところによると、小学生~高校生そしてリーダーの大人まで6班に分かれ、五郎助山に14~15張りのテント村が出現するようである。事前に下見を行い、希少植物の群生地や他の来訪者の遊びスペースに配慮した設営場所を選んで頂いた。

ボーイスカウトに加入する子供たちも最近は減少し、その確保に苦慮していると伺っている。規律を重んじる団体生活を敬遠するのかもしれないが、その体験は貴重であると思う。自然保護や自然体験を重視する姿勢は私たちの思いと共通するものであり、その会場に五郎助山を利用させていただきたいとのと申し入れがあり、快くお受けした。

今回、参加する皆さんに五郎助山や私たちの活動も知っていただき、今後、連携して出来るイベントの企画なども提案し、一緒に考えてみたい。

有意義で楽しい三日間になることを願っている。 (私も後学の為、お邪魔したい。)