里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

薪ストーブ入荷

2014-12-27 04:58:43 | Weblog

念願の薪ストーブが五郎助庵の囲炉裏の中央に設置された。60㎝×30㎝×50㎝の黒光りする鋳物のストーブである。重量が90Kもある

ので4人で車から下ろし、設置した。後日、煙突や備品を佐藤さんと二人で上三川のジョイフル本田に行き、購入した。

トタン屋根の穴あけは谷貝さんにお願いした。

   

 

今までは薪をそのまま囲炉裏で燃やし、煙が部屋中に充満し、時折、涙を流しながら暖をとっていたがいたが、これからはその心配が無くなるはずである。

このところ薪ストーブが一般家庭に於いてもブームの様で、薪を売ってくれませんかという問い合わせが五郎助山事務所にもかかって来る。

先日も知り合いの方の紹介で軽トラック1台分の薪の注文があった。

当会の薪はクヌギ、コナラを材料としているので火持ちが良く、薪ストーブにはもってこいなのだ。

新しい薪ストーブが設置され、気遣いのお客様がいらしても、衣類に煙の臭いを移すことなく、快適に暖をとってもらえるだろう。

後日、試運転をしたが予想以上に部屋が暖まり、暖炉の上に「やかん」も載せられ、山小屋らしい風情が増したようだ。

ストーブに火をつけるのもこれからの楽しみだ。

 

 

 

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定例作業、第5回わんぱく自然塾

2014-12-17 05:48:29 | Weblog

12月13日(土) 定例作業を行った。今年最後の作業となる。

助成事業の遊歩道づくり、昨年整備したエリアの整備、農大跡地に植林して13年を経過したクヌギの間伐作業を手分けして行った。

私は遊歩道づくりを担当し、森さん、黒岩先生と3人で約300mの遊歩道を整備した。

 遊歩道づくりの材料となるプラ杭、とロープ

 ルートの除草 

 杭打ち 

黒岩先生は85歳という高齢ながら、この作業に参加していただき、主に記録写真の担当をしていただいた。

100本の杭を交代で打ったが、翌日、肩と腕に相当の張りが生じ、全身マッサージを妻にお願いした。

翌14日(日)は 第5回わんぱく自然塾である。今回は落ち葉集めと焼き芋、ネーチャーゲームを用意した。丁度、「筑西マラソン」と重なり、参加した塾生も多く、15名の参加であった。

 

まず、焼き芋の準備から始め、用意した立派な「紅はるか」という品種の芋を新聞紙に包み、水に浸す。水切りをした後、アルミホイルに丁寧に包み、熾火に並べるのである。西小の子供たちはすでに何度も経験しているが、「初めての体験!」 という子も多い。

落ち葉で焚き火をしたり、その中に芋を入れ、焼き芋を作ったりすることが少なくなったが、五郎助山では会員の指導の下、このシーズン恒例の風景となっている。

 熾火に並べた「紅はるか」の上に、落ち葉を覆う。

焼けるまでネーチャーゲームだ。

まず宮本さんから「コウモリと蛾」をやるよ!と声がかかった。

まず、模範演技だ。

円陣を組み、その中にコウモリ役の宮本さんが入り、目隠しをする。蛾は私だ。コウモリ役は電波の代わりに「バット!」を叫ぶ。

私はその声を聞くと「モス」と答える。その声を頼りにコウモリは蛾に近づき捕獲するというゲームだ。

早速、コウモリになりたい人! と言ったが、手が上がらない。(はじめは、そういうケースが多い)

よし、ゆきじいがコウモリだ。と円の中に入り、バンダナで目隠しをしてもらった。蛾(モス)役は手が上がった。早速「バット!」、「モス!」が始まった。円の中を両手を広げ、蛾を捕まえようとするが、中々すばしこくて捕まえられない。

次第に、息が切れてきたころ、ようやく一匹の蛾を捕まえた。ここで交代。次、やりたい人!。「はい。」「はい!」「はい!」次々に手が上がる。一度、その面白さを味わうともう大丈夫。整理がつかないほど積極的になる。

しばし、コウモリと蛾で盛り上がったころ、活動助成を頂いているJTの糸井さんと鴨志田さんが、激励と、調査にやってこられた。

ここで小休止。

事前にJTより届けられた飲み物を子供たちに配り、水分補給をさせて頂いた。夏のキャンプの時もお世話をおかけし、とてもありがたい。

 JTさんより頂いた飲料水

この後、ビンゴゲーム、木こりの親方 とゲームが続き、11:30には焼き芋も出来上がり、ホカホカの湯気の上がる芋に子供たちは満足。

筑西マラソンに参加した塾生も焼き芋のことは忘れなかったようで、次々に里山に戻って来て、焼き芋をゲットした。

小春日和の初冬の里山。季節に応じた遊びが出来る貴重な場所である。

スタッフブログ→http://blog.goo.ne.jp/gorosuke2011

 

 

 

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学童自然体験

2014-12-04 04:16:00 | Weblog

11月29日(土)

筑西市教育委員会主催の「学童自然体験」が五郎助山にて行われた。対象となる児童は新治小、川間小、合わせて約50名である。

1年生から6年生まで学年の幅はあるが、市教育委員会の樋山先生と上野さんが担当し、かなり前から準備をされていた。会からは私を含め6名がサポートした。

 新治小、川間小の子供たち(集合場所に向かう)

生憎、小雨交じりの日であったが予定通り開催した。7:30分から焼き芋の熾火づくりをすでに始めていた会員も雲の動きが気になるようであった。

 早朝からの熾火づくり  

スタートの9:00になると大方の参加者が揃い、樋山先生の進行で会が始まった。用意した芋を新聞紙に包み、水を浸し、更にアルミホイルで巻くという工程を子供たちと一緒に行った。低学年の児童に付き添ってきた保護者も一緒に参加した。

熾火に芋を並べ、うまく焼けることを祈りながら、今度は落ち葉さらいの体験だ。西小の児童は何度も体験をしているが、今回参加した子供たちにとっては初めての体験かもしれない。

  熾火に芋を投げ込む 

樋山先生は昨年まで関城西小学校に在任し、何度も児童を連れて五郎助山に来訪し、こうした体験を指導した当事者である。

その経験をもとに、市内の児童にも同じような体験をさせたいとの思いから今回の企画に繋がったのだと思う。関城地区以外の子供たちや保護者が、こうした企画を通じ、里山(五郎助山)を知っていただき、利用していただくことは私たちにとっても嬉しいことである。

実際、始まりの挨拶の中で「ここ(五郎助山)に初めて来た人、手をあげて!」と言ったら殆どの子が手を上げた。

さて、落ち葉さらいの後は私がガイド役となり、五郎助山の遊歩道をゆっくり散策しながら植物の話やこの森の特徴などを子供たちに伝えた。

休憩の後は芋が焼けるまで自由時間である。ターザンロープに恐る恐る近づき、ロープにぶら下がり、意を決してスタート。樋山先生が待つ終点に到着。ひきつった顔が笑顔に変わった。

「怖いと思ったけど、快感! 」これを契機に続々とターザンロープに群がった。子供は皆同じだ。

ひとしきり遊ぶと、急に大粒の雨が降って来た。雨足も強くなり、屋根のある集合場所に避難した。焼き芋の現場が気になったが、間一髪、

大雨の直前にほとんど焼き上がっていた。

早速、焼き立ての芋を子供たちに漏れなく配り、試食タイムである。

 美味しい芋ににっこり  

賑やかだった空間がほどなく静かになった。「ほくほく」の芋を目を細めて食べている。「あー よかった。」30分前に、この雨に遭遇したらこの笑顔は見られなかった。

里山の神に感謝。感謝。

お腹もふくらみ、小降りになった雨の中を、迎えに来た家族と一緒に子供たちは帰っていった。

樋山先生や上野さんは、参加者の感想などを参考にし、こうした企画の定着を考えて行きたいとお話されていた。

私たちも、多くの子供たちに五郎助山を知っていただき、筑西の里山、自然体験の場として大いに利用されることを期待している。

 

 

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西小1,2年生、里山で落ち葉をさらい&焼き芋

2014-12-02 04:41:11 | Weblog

去る11月28日(金)西小1,2年生(121名)が五郎助山に体験学習に来た。今季2度目の来訪である。今回は、落ち葉さらいと焼き芋の体験をする予定だ。いつものように元気に森の中に入って来た。

冒険広場に整列すると、学年ごとのシートに荷物を下ろし、予め新聞紙とアルミホイルで包まれたお芋を取り出し、里山のおじさんに手渡した。子供たちに、今日使う、道具の説明や、年々、落ち葉が落ちるのが遅くなっているお話をした。「地球が暖かくなっている証拠かもしれないね。」と言った。また、落ち葉をさらうことで里山の植物が増えることもお話した。

早速、落ち葉さらいの作業開始。競うように熊手やかごを確保し、指定された作業場所に分かれ、歓声を上げて落ち葉を集め始めた。

前々日に雨が降り、落ち葉も濡れていたが子供たちは気にするそぶりも見せず、嬉々として作業に没頭する。子供たちにとって落ち葉さらいは楽しい運動なのかもしれない。乾いている落ち葉は焼き芋の現場に運び、そっと上からかぶせる。

 

その作業を繰り返し、30分ほど経過した。「ピーッ!」小休止の笛が鳴った。集合場所に戻り、水分補給をし、トイレに行く。

この後、焼き芋が出来上がるまで自由時間となった。歓声が上がり、思い思いの場所に散って行く。見慣れた子供たちの行動パターンである。

私はターザンロープのスタート地点に立った。1年生、2年生はまだこの游具に慣れておらず、状況も見ずにスタートし、滑降するラインを横切る友達と接触する恐れがあるからだ。着地のところにも先生を一人置いていただき、安全を確保した。

  ツリーハウスとターザンロープが人気

11:30焼き芋が出来始めたとの知らせが入ったが、全ての芋が焼き上がらず、子供たちは待ちきれずに11:40分に帰校した。

一人の先生が全て焼き上がるのを待ち、児童、先生の人数分を確保し、暖かいうちにと学校へ戻った。

今回、森の中で一緒に食べることが出来なかったことが心残りであるが、里山で焼いたお芋はどんな味がしたのだろう。

明日は、教育委員会主催の放課後自然体験(新治小、川間小、約50名)が五郎助山で計画されている。ちょっとお天気が心配だ。

 

 

 

 

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