里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

第6期「わんぱく自然塾」 卒塾式

2019-02-13 06:45:04 | Weblog

2月10日(日) 第6期「わんぱく自然塾」の卒塾式が開催された。 前日の雪が残ることを予想し、開会時間は午後1:30に変更された。塾長の指示により、各班の担当者が前日に塾生の保護者にその旨の連絡をした。

そして当日。 予想通り、昨日の雪はほぼ消え、快晴で、風もなく、素晴らしい卒塾式日和となった。 

スタッフはAM11:00時集合。本番に向けての準備に取り掛かった。 記念植樹の掘り上げ、根巻き。 ドラム缶ピザの熾火づくり、それぞれ分担して作業に当たった。

PM 1:00 続々と塾生たちを乗せた保護者の車が駐車場に入って行く。駐車場から会場まで歩いて2~3分。この間、里山の風景に刺激され、塾生としての自覚が湧いてくる。

今日が塾生として最後の里山となる。 1年間、後輩たちをサポートしてくれた「里山名人」(中学1年生)の二人も応援に駆けつけてくれた。

私と谷貝(公)宮本、竹澤は記念植樹となる「イロハモミジ」「山桜」を掘りだし、根巻きをする作業に入った。毎回、2本の記念植樹を行い、それぞれに塾生の名を刻んだプレートを設置している。 

これまでは塾生たちが自ら掘り出し、植樹場所まで運んだが、今回は雪の影響で卒塾時間を短縮したので掘り出しはスタッフが行うこととなった。樹高3メートルを超える記念樹の掘り出しは中々大変だ。交代で掘り上げ、根巻きをした。植樹は塾生たちが行う。

ドラム缶ピザの担当は、田崎、三須、森の三人である。 あったかくていいなと思うが、実際は熱くて大変な仕事である。 早くピザが焼けるよう予め、容器を暖めておくことが重要なのだ。

受け付けが済んだ塾生や保護者にピザ焼きドラム缶を見てもらった。 鉄骨屋さんに頼むと簡単にできるので、是非、家庭でもピザを焼いてもらいたい。

いよいよ開塾式だ。1班、2班はピザづくり、3班、4班は記念植樹。その後交代となる。

私たちは植樹担当なので1,2班を引き連れ、植樹の場所に移動した。 現場に着くと谷貝会員より「さて、君たちが植樹するこの木はどんな種類かわかるかな?」と塾生に向かって問う。

とたんに静かになった。

しばらくして誰かが「も・み・じ?」と言った。「正解!」。 正確には 「イロハモミジ」と言います。  

「どこでわかった?」「枯れた葉っぱがモミジの葉に似てたから・・・」

こんなやりとりがとても大切で、「気づき」はよく観察している証拠で、なぜ気づいたかを聞き出すことも重要だ。それを聞いていた周りの塾生たちにも良い刺激を与えてくれる。

イロハモミジに水をやり、杭を立て、風で揺れないように固定して終了した。

五郎助庵に戻ると、1,2班の塾生はピザのトッピングに熱中していた。それぞれ個性の強いトッピングだ。

1,2班が記念植樹のため、森に向かった。戻った3,4班がピザづくりに挑戦する。

各自で作ったピザがいよいよドラム缶窯に投入された。5,6分で次々に焼きあがる。すべてのピザが焼き上がり、全員で「いただきまーす。」

どの顔も笑顔で満ちている。自分でトッピングし、自分で焼いたピザの味は格別のようだ。スタッフも一緒に頂く。

焼きたてのピザはうまい!

お腹が満たされたころ、いよいよ卒塾証書の授与である。

一人一人に幸田塾長より証書が手渡された。神妙に受けとる塾生。ニコニコしながら受けとる塾生。個性豊かだ。

次に三年連続参加し、「里山名人」となった六名に私から「認定書」を授与させていただいた。

4月から中学1年生になって、第7期塾生のサポーターとして参加してくれること願っている。

午後4時、卒塾式は滞りなく終了し、一年間にわたる「わんぱく自然塾」は閉塾した。

参加してくれた子供たちの心に、この一年間の体験がどのように残り、どのように作用するのだろう・・・。

共に活動した友達の顔が浮かぶだけでもよいと思う。その背景には必ず里山の風景もあるはずだから・・・・。

 

 

 

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第3回「ふるさとの森を守ろう」 開催

2019-01-13 20:13:14 | Weblog

1/13日(日) 第3回「ふるさとの森を守ろう」を開催した。オープニングセレモニーは9時からであるが、会員は7:30分集合である。

受付風景

 参加者の出足も早かった。

丁度7:30分に到着すると、すでに焼き芋の場所からは煙が上っていた。いつものことながら会員の出足は早い。8:00に女性陣が入れてくれたお茶を頂き、最終打ち合わせをした。

昨日までに170名(募集は150名)近い参加者の申し込みがあった。スタッフを合わせると200名を超えている。焼き芋用のサツマイモ(紅はるか)は200本用意したが、足らないかもしれない。当日、飛び入り参加の方も、毎年数名はいる。 (参加していただけることを優先している) 

オープンセレモニーは地元企業、団体、西小学校、東小学校、関城中、森のようちえん、保護司、等が参加してくれた。 この日、筑西市の出初式と重なり、市長、教育長は欠席となった。 代理として石塚弘美生涯学習課長がご出席され、華を添えてくれた。西小の田宮校長、關農政課長も来賓としてご出席いただいた。

 小幡和男氏による ミニ講義

今年も、古河市の白石製作所(有)、アメリカのフレックス財団より助成金を頂き、盛会に開催できることに深く感謝したい。

自然博物館の小幡和男氏による里山の整備に関するミニ講義もご用意し、なぜ、落ち葉さらいが必要か専門的な知見をお話し頂いた。

参加者が一人一人、サツマイモを新聞紙とアルミホイルで包み、焼き場に運ぶ。 冷えた体を熾火が温めてくれた。冒険広場に戻り、各班道具を持って、いよいよ「落ち葉さらい」の開始である。

 芋を新聞紙に巻き水に浸し、アルミホイルに巻く

 2か所の芋焼き場に移動。しばし体を暖める。

各班50名、4班に分け、あらかじめ決められた作業場に移動。熊手、もっこ、竹かご、てみを使い、集積所に落ち葉を集める。数の力は想像以上だ。

 作業開始!

 各団体、企業の皆さん一生懸命です。

 子供たちも大活躍。

 

見る見る 空の集積所が落ち葉で満杯になった。数人が中に入り、落ち葉を踏み込む。そしてまた落ち葉を投入。途中休憩を挟み、約50分の落ち葉掻

きを終了する。冒険広場に移動し、丸太切り、薪割りを参加者に体験していただいた。競って子供たちが手を挙げた。

 大鋸引き体験

 薪割りもやりました。

 白石製作所(有)ベトナムからの研修生も挑戦。

白石製作所(有)のベトナムからの女性研修生も薪割り、丸太ぎりの体験を楽しみながら行なった。見事な腕前に拍手が起きた。

体験が一段落するころ、芋が焼き上がり、アツアツのトン汁も会場に運ばれて来た。焼き芋は一人一人に手渡され、具たくさんのトン汁と一緒にしば

し、ランチタイム。

静寂の時間が訪れた。どのグループも ゆったりと、笑顔で 焼き芋とトン汁に舌鼓を打っていた。具たくさんのトン汁はお替りが続出し、このままで

はスタッフの分までなくなるとの危機感から途中でストップさせていただいた。

12:10分。閉会セレモニー。 一方の主催者である茨城NPOセンターコモンズの 大野 覚 事務局長よりご挨拶を頂き、「第3回ふるさとの森を守ろう」は閉会した。

わんぱく自然塾のサポートをしている里山名人(中学生)も参加してくれたが、素晴らしいお手伝いをしてくれた。

 里山名人も見事なサポート

この子たちが将来、私たちの後に続いてくれたらいいな。と思った。

 

 

 

 

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「山入リ」

2019-01-09 19:10:25 | Weblog

平成31年1月6日(日) 山入りの儀を行った。

現地10時集合となっていたが、雑煮担当の男子会員は9時には五郎助庵の調理場でその準備に取り掛かっていた。

 

里山神社には清めの塩、鰹節、お神酒が奉納されている。そのわきに刈払機、チェーンソー、ナタ、ノコギリも鎮座していた。

理事長が「にわか神主」となり、会員、来訪者の今年1年の安全と健康を祈願した。

一人一人が鳥居をくぐり、玉串を奉てんした。  皆、厳粛な面持ちで里山の神に柏手を打つ。

全員でお神酒を頂いた。

森のようちえんの親子はトンボ池に張った氷であそんでいる。

「雑煮が出来ました。」の声に、全員が五郎助庵に集まった。  男会員が作ってくれたほかほかの雑煮がテーブルに運ばれる。

定例作業日は毎回、女性会員が食事の準備をしてくれているが、数年前からお正月くらいは男による雑煮をふるまおうということになった。

出汁も良効いてうまい!  おこげのついたお餅に、子供たちも大はしゃぎ。

穏やかな日差しの中で無事「山入の儀」も滞りなく終了した。

今年もたくさんの老若男女がこの里山に来てくれることだろう。

 

 

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静寂な里山

2019-01-03 05:55:40 | Weblog

平成31年 亥年がスタートした。

大晦日は夕方から始まったお酒に酔い、早めに就寝した。それほどの酒量とは思わなかったが、やはり弱くなった証拠だと思っている。 紅白も最初だ

け見たような気がするが、よく覚えていない。 大晦日のテレビ番組にワクワクした頃が懐かしい。

お陰様で、すがすがしい元旦を迎え、素晴らしい初日の出を拝むことができた。 

いつものように、神棚、氏神様、床の間、仏壇にお供え餅を飾り、柏手を打った。

12月30日に臼と杵でついた餅なので思いがこもっている。

 家族全員で初茶を頂き、うどんを頂いた。(この地域では雑煮も食べるが三が日はうどんと

なっている)

午後から地元の神社に初もうでに向かい、妻と二人でイオンモールで映画(こんな夜更けにバナナかよ)を観た。明日からは兄弟、親せきが年始に来る

日なので妻にとっても元日の午後が「ほっ」とする時間なのだ。

二日目の朝、五郎助山に行った。 里山神社には しめ縄、お供え餅が飾ってあり、6日の山入リの準備が整っていた。すべて関根さんが手配してくれた

。しめ縄は体調を崩した小島長老に代って飯村さんが編んでくれたという。 (感謝)

五郎助山には誰もいなかった。

風もなく、澄み切った朝の冷気が心地よく、森の中をただ歩いた。 一つ一つの場所、工作物にそれぞれ思いが詰まっている。18年前、約1haの整

備から始まった里山活動。現在約6haに拡大した。

 

この間 様々な 雑音が耳に届いたが、よくぞここまで続いたと感慨深い。

スタート当初から一緒に協力してくれた同志もこれまでに何人か亡くなった。 18年という歳月は長いようで短く、短いようで長い。

トンボ池のベンチに腰掛け、改めて里山の全貌を眺めながら、この場所はやっぱり素晴らしく、できる限り、残すべき地域の財産だと思った。

いろいろな課題も山積している。

何よりも後継者の確保・育成が必要であり、この18年間で世代が交代し、地権者の相続も発生している。相続人の方にも引き続き里山として残していた

だけるよう働きかけなければならない。幸い、これまでに山を返してほしいとの連絡は無い。

また、行政との連携もさらに密にし、この地域を環境教育の場、市民憩いの森として存続させることを共有して行かねばならない。

今年も新たな挑戦が始まる。

 

 

 

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新年あけましておめでとうございます。

2019-01-01 05:59:46 | Weblog

新年あけましておめでとうございます。

昨年、私のブログに訪問してくださった皆様、本年もよろしくお願いいたします。

今年も里山整備活動、自然体験活動、そして個人的な思いを掲載してまいりたいと思います。

ご感想を頂けたら有難く思います。

 

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今年も終盤

2018-12-18 05:07:06 | Weblog

いよいよ今年も残り2週間足らずとなった。

今年の漢字は「災」である。 まさに災害の1年となった。

「これまで経験したことのない・・・」という形容詞が頻繁に使われ、豪雨による大災害が各地で発生。大型台風の度重なる来襲。北海道の地震、それ

に伴うブラックアウト。

ここ数年の異常気象は恒常的に続き、異常とは呼べない事態に陥っている。さらに異常度もレベルアップし、地球規模でアラームが発動されている。

カリフォルニア州の山火事は沖縄県とほぼ同じ面積が消失したという。ドイツで起きた山火事もこれまでにない規模という。

日本の片田舎で細々と梨と有機米を作っている私も、今年の暑さには参った。 

「命の危険を感じる暑さ」と気象庁は言った。しかし、梨の収穫は太陽の下でないと適塾の色合いがわからない。

まさに命がけの収穫を体験した。葉っぱのないところの梨は、熱波によるやけどで黒ずんでしまい、売り物にならなかった。 梨にとっても今まで体験

したことのない熱さだったに違いない。

当たり前だが、すべての生き物には適温というものがある。人間や動物は日陰や、冷房の効いたところに逃げ込めるが、植物はそうはいかない。

動けないのだ。このままさらに気温が上がれば順応できずに枯れてしまうだろう。 お米も同じだ。高温に耐える品種が研究され始めているが、限度が

ある。

このまま、地球の気温が上がり続けたならば、まず農作物に影響が出始め、世界的な食糧危機が起こり、それに伴う暴動も発生し、想像を絶する地球規

模の悪循環が起きるだろう。

ポーランドで開催されていた COP24が閉幕したが、参加したすべての国が地球温暖化の対策をとることになった。しかし、具体策はこれからだとい

う。 

地球の環境を変えたのは我々人間である。 私たちの子孫がこれからもこの地球に住んで行くためには少なくとも30年前の地球環境に戻す努力をしな

ければならないという。

躊躇する時間はない。 とりあえず木を植えよう。今ある森を守ろう。 夜はもう少し暗くても良いのではないだろうか。

 

 

15歳の環境保護活動家が、気候変動問題に対する各国指導者の不作為に苦言を呈した

 

 

 

 

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里山に続く、落ち葉掻き、焼き芋の煙

2018-12-09 06:54:18 | Weblog

11月29日(3年生、4年生)を皮切りに、西小児童の里山整備活動が続いている。

12月3日(月)は5,6年生(122名) 12月7日(金)は1,2年生(103名)が自然体験授業として来訪し、落ち葉集めに汗をかいた。

まさしく「一生懸命!」の言葉がぴったり。 熊手やもっこを使い、落ち葉集めに奮闘した。 恐ろしいほどまじめに取り組み、大人たちの想定を超え

る範囲の落ち葉を集めてしまった。 引率した先生もこどもたちの隠れたパワーに舌を巻いていた。

作業を終了し、冒険広場に集合した子供たちは いよいよ自由時間の号令を待っている。「これから自由時間にします。でも、遠いところまでいかない

でくださいね。」と低学年担任ならではの言葉を加えた。

「ワーッ」という歓声とともに、全方位に駆け出した。

先生方も里山体験学習を評価してくれている。初めて西小に赴任し、里山体験学習に戸惑った先生も、森の中で弾けるような子供たちの表情に驚

き、感激する。 教室の中では見たこともない表情を垣間見て、その子に対する印象も変わるという。

こうした言葉を耳にすると、本当にうれしい。

 

先生ご自身、里山体験を子供たちと一緒に楽しんでいる風にも見える。 子供時代に体験することがなかった穴を、一緒に埋めている先生も多いのでは

ないだろうか。

この関係はこれからもずーっと維持したい。 私たちがまさに望んでいた関係である。 少子化、ゲーム機器の氾濫の中で、時には子供たちが誘い合

い、「今日は里山で遊ぼうぜ。」の合言葉。 自然の中で「くたくた」になるまで遊んでくれたらいい。

少年、少女時代に友達と自然の中で過ごした一コマに「里山授業」が残ることを願っている。

 

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西小3,4年生「落ち葉さらい」体験学習

2018-12-01 05:57:36 | Weblog

11/29(木) 今日は西小3,4年生の自然体験学習の日である。 いよいよ11月も終わりに近づき、これから落ち葉さらい、枯れ枝拾い、の体験学習が目白押しとなる。 今年は特に暖冬で、落ち葉が少ない。木枯らし1号はまだ来ない。

この時期、五郎助山は熊手やもっこを使い、一途に落ち葉集めに没頭する子供たちの姿と、その笑い声に包まれる。 その姿は一見の価値があると思うほどだ。 この日も3,4年生約120名は一心不乱に落ち葉集めに狂騒し、予定の面積をはるかに上回る落ち葉をかき集めてしまった。

引率の先生も、この後の5,6年生、1,2年生の自然体験の時、落ち葉があるのかを心配するほどだった。

地球温暖化はこんなところにも及んでいる。 

急遽、副理事長と相談し、5,6年が来る((12/3)までに臨時作業を行い、下草刈りを早めることになった。

この日担当スタッフは6名(2名は焼き芋担当、4名は落ち葉さらい担当)。

焼き芋担当は、午前8時に着火し、熾火づくりを開始している。

 落ち葉さらいの担当はリアカーに、熊手、ほうき、竹かご、もっこ、てみ、を積み込み冒険広場に運ぶ。 子供たちのリックサックを置くブルーシートも用意した。

今回、新たに加入した会員も参加し、経験を積んでいただいた。

午前9:10分。かすかに子供たちの声が聞こえてきた。 ブルーのジャージを着た3,4年たちがやってきた。担任の先生を先頭にずんずんと森の中を進んでいる。 スタッフに集合の合図を送る。

冒険広場に全員が整列した。 子供たちの元気なあいさつの後、今日の仕事の内容とスタッフの紹介、今年は温暖化で落ち葉が少なく、温暖化防止のためにもこうした森を守って行きたい。というお話をした。

各自持ってきた芋を一輪車に学年ごとに集める。

 すでに3,4年生は昨年も体験済みなので各クラスに会員を一人付け、それぞれの持ち場に案内した。

そしていよいよ落ち葉集めの作業開始である。 それぞれ気に入った用具を持ち、一斉に落ち葉を集め始めた。 一心不乱という言葉があるが、まさに

熱気を感じるほどの張り切りようである。

 

さぼっている子供は一人もいない。瞬く間に、落ち葉はなくなり、その範囲は広がって行く。予定していた

場所に落ち葉は無くなり、更にその範囲を広げた。子供たちは自分の判断でさらにさらに作業範囲を広げ、予定の倍以上の面積が整備された。

引率の先生から、「次は5,6年生が来ます。さらにパワーがありますので、作業場を確保してくださいね。」と言われてしまった。

冒頭の臨時作業は、このいきさつから決定した。

作業が終了し、芋が焼きあがるまで自由時間となる。子供たちはこの時を待っていた。先生から「自由時間にします。!」と宣言があると「ワー」と歓

声が上がり、思い思いの場所に駆け出した。 

遊び方も心得ている。3,4年生もなると五郎助山は自分たちの庭だ。あちこちから歓声が上がり、笑い声が絶えない。

ひとしきり遊んだころ、笛が鳴った。 「よ~し、焼き芋だ!」 子供たちは知っている。森のあちこちから一目散に集まってきた。

一人一人にアツアツの芋が手渡され、袖に芋を包んで持ち帰る。 そして「頂きま~す」の合言葉で実食。 

森に静寂が訪れた。

芋をほうばる顔はどれも笑顔、笑顔。 働いた後の食事はうまい。 秋の風物詩となった落ち葉さらいと焼き芋。 子供たちの心にどんな風に残るのだろう。

自由に焼き芋が出来る環境が少なくなった現代。

この場所はとても貴重だ。この環境は無くしてはならないと改めて思った。

 

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研修旅行

2018-11-25 05:52:35 | Weblog

11/21(水)から22日(木)にかけ、那須高原自然学校への研修と慰労を兼ね、旅行に行ってきた。宿泊は母畑温泉・八幡屋である。

参加者は10名。(男8名、女性2名)10人乗りのワゴン車で朝7:00にペアーノを出発した。研修先の那須高原自然学校の都合でこの日になった。

土日が絡めばもっと参加者が多くなったかもしれない。

研修目的は・主な収入源・若いスタッフが集まる理由(コツ)・イベント参加費の決め方である。

当会は平均年齢が70歳を超え、会員の高齢化と後継者育成が課題となっている。 平均27歳という若いスタッフが集まる理由とその活動資金の内容

を知りたくて研修先に選ばせていただいた。

事前に研修内容をお伝えし、数回連絡を取り合った。 当日は予定通りの時間に到着し、代表者の真山高士(さなやま たかし)さんにお会いした。

「若い!」。しかし、しっかりとアイデンティティを持っていた。

男3人、女性1人のスッタフはどなたも若い。子供か孫の年齢だった。 

さっそく研修に入った。パーポイントによる映像をもとに那須高原自然学校の生い立ち、そして現在に至る過程。さらに核心となるテーマについて丁寧

に、率直に説明してくれた。

講義の前に、スタッフの自己紹介があった。驚いたことに地元(栃木)出身の方は一人もあらず、東京、新潟、島根出身の方だった。

いずれも自然とのかかわり、こどもの自然体験の重要性に共感してこの自然学校に就職したという。

まず、「就職」という言葉に「給料」という文字が浮かんだ。 果たして4人の給料はいずれも15万~20万を超えていた。

その理由は指定管理者の受託にあった。環境省や那須町から2か所の施設の管理運営を委託されており、人件費もその中から支給されている。

2か所から年間3千万近い金額が管理委託料として支給されていた。そのほかに自主事業で約200万その他で約200万。合計約3500万の収入がある。

支出のうちやはり人件費が6割を占めている。指定管理を受けたことで4人の専従者が確保されている。

 

当会では総収入が約300万~500万。その年によってばらつきがあり、ほとんどは使途が決まっている助成金である。給金という人件費はほとんど出ない。

会員の方には各種イベントの時の交通費として1,000円、一部2,000円を支給できるようになったが、微々たるものである。毎月の定例作業はボランティアで行っていただいている。

栃木県は観光名所も多く、キャンプ場や、自然学習施設も各地にあり、その施設の充実度は本県と比べ物にならない。

多くの自然学校はほとんどその地域にある公共の施設の指定管理を受託し、運営をしている。逆に考えるとそうでないと運営がままならないということである。 

私たちの周りではそれに類するものはなく、その指定管理は受けようもないが、せめて核となる数名の日当を払える財源を確保しないと、私たちに続く後継者の確保、そして活動そのものが危うくなるという危機感を持った。

積極的に財源を確保する具体的な案件として樹木の伐採、処理、環境整備の出張、スズメバチの駆除等が話題に上がり、今まで培った技術、ノウハウを活かし、収入に繋げる手立てを具現化しようということになった。

 

 

 

 

 

 

 

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老健施設、障害者施設、園児たちの焼き芋交流会

2018-11-16 05:33:21 | Weblog

11/15日(木)快晴。 

今日は恒例となった老健施設、障害者施設、園児たちの焼き芋交流会である。関係者が事前に打ち合わせを行い、周到に準備をし、この日を迎えた。

当会は焼き芋、落ち葉さらいのサポートを担当する。

 熾火づくりに約2時間。「万一の準備」も必要

暦では立冬も過ぎているが、このところ暖かい日が続いている。この日も快晴で風もなく絶好の交流会日和となった。

 今日は暖かい日が予想されたが、中央に暖を用意

焼き芋班はAM7:30分に4か所の焼き場にそれぞれ二人が付き、焼き芋の熾火づくりに入っている。

この交流会も回を重ねて15回となる。 今年は寒気の訪れが遅く、落ち葉の量も少なめだ。

午前9時30分園児(年中さん約50名)を載せたバスが到着。園児たちはニコニコしながら降りてきた。 

 バスから降りて冒険広場に向かう

冒険広場に集合し、お弁当の入ったリックサックを下ろし、落ち葉さらいの準備に入る。

熊手、かご、ほうき、てみ、もっこを持って、いよいよ「落ち葉集め、はじめ~。」 モミジのような手で落ち葉を集め、かご、もっこに入れて一生懸命お手伝いをしてくれた。

 「一生懸命!」この言葉がぴったりの園児たち

 

老健施設からもワゴン車に乗ったご老人が到着。

あらかじめ並べられた椅子に座り、中央のたき火で暖を取りながら園児たちの仕事ぶりを眺めている。

毎回見る光景であるが、今日は風もなく、温かくなりそうなので、ゆっくり楽しんでくれたらうれしい。

2回目のバスが園児(年長さん約50名)を載せて到着。

先に着いた年中さんと落ち葉さらいのお手伝いを交代し、更に力強い落ち葉集めをしてくれた。

年長さんは昨年もここでお手伝いをしてくれたので慣れた様子で落ち葉を集めてくれた。園児たちの活躍で冒険広場の周りはみるみるきれいになった。

  一仕事を終え、遊具で遊ぶ園児

10:30分 たき火を囲む老人たちの周りに園児たちが集まり、歌やゲームで一緒に遊ぶ。 大きな声で歌う園児たちにつられおじいちゃん、おばあちゃんも合わせて歌い始める。いつの間にか誰もが笑顔になっている。

 歌や、ゲームを老人たちに披露。

AM11:00 待望の焼き芋が続々焼き上がり、みんなの待つ会場に運ばれた。

4団体 約350本の焼き芋は見事に焼き上がり、ご老人、園児たちのお腹を満足させた。 普段食の細い老婦人は丸々一本を平らげ、施設の職員を驚かせた。

 お芋タイム。この後弁当も食べた。

老健施設の皆さんは昼前に施設に帰って行く。 「来年もお願いします!」と施設の女性職員の方が私に言った。

出来る限り続けよう。

15年前にこのきっかけを作ってくれた元園長さんは、現在、障害者のサポート施設の一員として毎回参加し、後輩たちが引き継いでくれたこのイベントを温かく見守っている。

園児たちは今年は弁当を持参し、今までよりも長く里山に滞在し、秋の里山を満喫することになった。園長さんたちの粋な計らいに感謝。

 お母さんの手作り弁当

穏やかで楽しい焼き芋交流会となった。

 

 

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