里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

第20回里山フェスティバル終了

2024-10-22 03:57:24 | Weblog

10月13日(日) 第20回里山フェスティバルが秋晴れの下、多くの来場者で賑わった。

9時から始まったオープンセレモニーでは菊池雅裕 副市長をはじめ、大森達也 教育長、野口・西小学校校長、岩見・東小校長 また、設楽県議、小島市議 他、多くの来賓者をお迎えし、盛会に開催することが出来ました。

また今回も、フレックスの社員の皆様、子供会育成会の皆様、安協の皆様にご協力を頂き、共同でこのイベントを盛り上げて頂きました。

9:30分を過ぎると、続々と家族連れを中心とした来場者が、会場にあふれ、おのおの目指す体験広場に向かいます。釣り、ツリークライミングオリエンテーリング、竹とんぼづくり、箸づくり、ピザ焼き体験、等、なかなか日常では味わえない種目が目白押しです。

秋には様々なイベントが各地で行われますが、里山という自然を活用した体験型イベントは当会ならではのものだと自負しています。

特に今回は、食べ物、飲み物を出店される屋台が6店舗になり、里山が華やかになりました。各店舗の売り上げもまずまずのようで大変良かったです。

やはり野外イベントはお天気が一番で、恵まれた一日となりました。

会場の一角に設置された森のコンサートの舞台では、ちびっ子のど自慢、尺八演奏、ジャズ演奏もあり森の中に楽しく、美しい音が響いていました。 予算の関係で、ご出演された皆様には無償でのご出演をお願いし、快くお受けいただいたと理事長より伺っています。

私も二胡を携え、ギターの名手とコラボで初めてこの舞台に立たせていただきました。

20年前、森のコンサートがスタートした時、縁あって川崎市にお住いの二胡奏者、酒井和嘉子さんを初めてお呼びしました。その時に聞いた二胡の音色に魅せられ、いつか二胡を習いたいと思っていましたが、地元川島に五箇由紀子さんという二胡の先生がいると伺い、5,6年前よりレッスンを受けております。

更に昨年、先生が主宰する二胡游会(23名)というグループに入れていただき、月に2回二胡の合奏を楽しんでいます。ほとんどが女性会員の中で男は2名。花園の中で毎回練習を重ねております。

その成果を舞台の上で披露しなさいという理事長の指示で、今回初めて会員の皆様にも聞いていただきました。相棒のギターは渡慶次さんという会員の方で、理事長の同級生です。彼は昨年もソロでこの舞台に立ち、セミプロの腕前です。彼に助けられながら全5曲を披露させていただきました。緊張で指がうまく動きませんでしたが、何とかすべてを弾き終わり、ほっとしております。。

五箇先生からも人前で何度も恥をかきなさいと言われておりますので、これを機に挑戦を続けてまいりたいと思います。

いつか里山に遊びに来る子供たちにも「ゆきじい」の二胡を聞いてもらい、「ゆきじいもなかなかやるねー。」と言わせてみたいですね。

さて、この里山フェスティバルも他の団体の協力を得られないと単独では開催できない状況になっています。会員の減少、高齢化、資金不足が主な理由です。

しかしながら、20年以上続く、里山ならではのイベントが無くなるのは本当に寂しい思いです。

このブログをご覧の方で、お体の空いた時、少しでもご協力を頂ける方がおいででしたら、是非私たちの活動にご参加いただけると大変うれしいです。

将来の日本を担う子供たちの心を豊かにするため、また、ご自身の心もほっこりするこの活動に是非ご参加ください。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

里山フェスティバル2024の準備

2024-10-08 04:28:11 | Weblog

10月5日(土)里山フェスティバル2024の準備にため、五郎助山に向かう。

10月13日(日)開催予定の「里山フェスティバル2024」は今年で20回目を数えるフェスティバルとなり、地元に根を下ろしたイベントになったと感じています。

しかし、主宰する側としては会員の高齢化、会員の減少(死亡、退会)により年々その運営に大きな負担を感じるようになったことも事実です。

本年の開催にあたって、竹沢理事長はじめ理事の方々は相当苦労されており、予算の確保、来賓者、賛助会員、関係者への通知から、保健所への

申請、交通整理を協力していただく安協への依頼、会場の整備 等、数えるときりがないほどの案件を抱え、この1か月奮闘していただいていま

す。

数年前まで同じ立場だったのでその気苦労は痛いほどわかります。

「里山を知っていただこう」「私たちの活動を広く知っていただこう」と20数年前に始めたイベントであるが、近年、会員の負担がピークに差

し掛かています。 こうした民間によるイベントは同じような理由で、次々と姿を消しているのが現状です。

昨年は来場者が600人を超える盛況となり、うれしい悲鳴でしたが、我々のキャパシティーを超える人数でもあったのです。

 

正直、一団体の開催では対応しきれない規模に成長してしまった。という思いをしています。(とてもありがたいことですが・・・)

当会の里山フェスティバルは他のイベントとは一味違い、野外での自然体験(オリエンテーリング、ツリークライミング、魚釣り、巻き割り、

ネーチャーゲーム、檜の箸づくり等)を中心とし、地元の自然を活用した、体験型イベントというものです。また楽しみながら地元の自然環境の

保全を考える貴重なイベントとでもあると自負しています。

森の中で行われる「コンサート」も他では見られない催しであり、長く続けたいと願っていますが、このイベントに関する行政の援助はほとんど

なく、資金の調達には毎年頭を痛めています。

このイベントに幕を下ろすことは、とても忍びないことですが、仕方のないことだとも感じています。

会員には市議会議員、県議会議員の方もいらっしゃいますが、このイベントの重要性を再ご認識いただき、今後も継続できるような知恵と援助を

頂けると本当にありがたいと思います。

できれば市と当会、賛同する団体の共同イベントに発展すると素晴らしいと思っています。

そうなることを心より願っております。

昨年、一昨年の様子 ↓

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都市農村交流事業

2024-09-23 04:39:41 | Weblog

昨日9月22日(日) 筑西市と台東区との都市農村交流事業として台東区蔵前小学校PTA・児童が筑西市の里山を舞台に自然体験を楽しんだ。

コロナの発生により中止されていたが、本年5年ぶりの復活となった。筑西市経済部産業戦略課 の主導で行われ、自然体験の部門でノウハウを

持つ、当会が企画・運営を任され、初回から全面協力を行っている。

3か月前より竹沢理事長以下、理事の間で様々なシチュエーションを想定し、いかに都会の親子に自然体験を楽しんでいただくか、議論を重ね、

本番に備えたことは想像に難くない。

私も及ばずながら、当日精いっぱいのお手伝いをさせていただいた。 当日はこれまでの猛暑から一転して雨模様の涼しい空模様となり、雨天時

のメニューに急遽切り替えることとなった。産業戦略課のお三方も早朝よりスタッフの一員として精力的に行動し、台東区の皆さんを迎える準備

に余念がなかった。予定通り9時30分にJA北つくばの選果場に到着。という一報で、戦略課の方々を先頭に会員数名が出迎えと、案内のため選

果場に待機した。 ほどなく最新型の大型バス2台が雨の中、ゆっくりと駐車場に入り、ドアが開かれると続々と笑顔の親子が下りてきた。

総勢110名と伺っていたが、一部、マイカーで来られた方もおられた。

早速、雨具をはおり、会員の先導で雨の中、里山(五郎助山)に向け出発した。約4~5分の道のりである。途中、森の中を抜け、会場を目指し

た。

舗装道路から森の中に入ると保護者から「わおー」という感嘆の声が上がった。里山の自然に驚いた様子だった。

当初、冒険広場でのオープンセレモニーを予定していたが、理事長の英断で急遽ビニールハウス内に変更となった。

約100人が収容できる大型ハウスで、刈払い機講習会、チェーンソー講習会のため設営されたものだが、今回、思わぬ効力を発揮した。

筑西市から菊池副市長、早瀬経済部長がご出席され、歓迎のご挨拶を頂いた。台東区からは津野 澄人、蔵前小校長、同、PTA会長のご挨拶があ

り、最後に竹沢理事長より、本日の日程・注意事項の説明があった。

早速、4班に分かれ、檜のお箸づくり体験、ピザづくり体験、オリエンテーリング(動物探し)、釣り体験、薪割り体験、イナゴ取り、竹とんぼ体験、ターザンロープ等、様々な種目に挑戦した。

檜の箸づくりは県林政課の、菅井さんと園部さん(女性)のお二人がすべての器具を準備し、大人気となった。子供のみならず、保護者もしっかりご自分の箸を製作し、親子で楽しんでいました。

雨をものともせず熱中し、自然の中で思い切り体を動かしていた。子供のみならず、保護者も童心に帰り、子供以上に様々な体験を楽しんでいたようである。

特に釣り体験は、釣竿を垂らすとすぐに小魚がえさに食いつき、初心者でも面白いように釣れ、初めて体験した子供たちは大興奮。記念の写真を

スマホに収め、満面の笑みをこぼしていた。

お昼近くにはすっかり雨も上がり、更に子供たちはエキサイトし、ターザンロープに群がり、おしりを泥だらけにしながら、何度も何度も挑戦していた。 

また、泥だらけにした子供の靴を井戸で洗うお父さんを見かけたが、なぜかニコニコしながら洗っていた顔が印象的だった。

お昼には定番の里山カレーが女性会員によりふるまわれ、私の「愛がも米」もお役に立った。 また筑西市の特産物の梨「あきづき」がデザート

として存分にふるまわれ、もう、おなか一杯というほど食べてくれた。

約5時間の里山での自然体験は瞬く間に終了し、子供たちは次の訪問先、道の駅グランテラスに向け出発した。

約5年ぶりの里山自然体験。子供たちにとっては初めての体験だと思うが、どのように感じたのか興味深い。

帰り際、保護者の方が、「土の上で遊ぶ経験がない私たちの子供にとって、今日の体験はとても貴重だと思います。」と言ってくれました。

良い思い出になることを祈っています。

理事長をはじめ会員、スタッフの皆様、お疲れさまでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これからの農業

2024-09-07 03:49:27 | Weblog

9月になっても30度を超える猛暑が続いている。超ド級の台風11号は中国本土に上陸し、猛威を振るっている。

スーパーには新米が出回り始めたが、昨年の5割増しの値段で並び、それでもあっという間に消えてゆくという。

令和の米騒動がまだ続いている。

今年(令和6年産米)のJA北つくばの買い上げ価格がまだ発表されていないが、おそらく60キロ 18,000円から20,000円の間で決まるのではないかと噂されている。昨年より3割ほどの値上げである。

この値段で農家はやっと息がつける。

米騒動の裏側で、本年、米農家の倒産、廃業の件数が過去最多になるとの報道があった。米価の低下、高額な設備投資、高齢化、そして後継者不在等が主な要因だと指摘されている。

私が稲刈りを依頼している同級生も一昨年コンバインを入れ替えたが2000万円に迫る価格だ。と 嘆きにも聞こえる言葉でつぶやいた。

また昨今の異常気象でコメの品質が落ち、色彩選別機の導入は必須となり、今年これも新たに導入したが諸々の経費を含め400万かかったと更に嘆いていました。

米用コンバインは稼働日数が長くて1シーズン30日です。 後の330日は倉庫の中で眠っています。

「農家で一番稼働率が高いのは軽トラックだよ。」と自嘲気味に笑っていました。

彼には三人の娘さんがおり、長女がお婿さんを迎え、孫を加えて、平和に暮らしています。

しかし、お婿さんはサラリーマンであり、米作りの後継者になってくれるか未定です。 友人としてとても気になっています。

結城に住む野菜農家の友人は温暖化により害虫の繁殖が異常に早く、今まで1週間に1回の農薬散布が3日に1回となり、肥料代よりも農薬代のほうが何倍もかかってしまうとこぼしていました。

梨についても同じで、以前10日に1回の散布が1週間に1回となり10アール当たりの散布量が150リットルから300リットルに倍増しています。

農薬代は肥料の3倍かかるようになっています。

野外の気温が40度に迫る環境で作業をするのは命にもかかわることで、今後、炎天下、農業を続けられるのか、基本的な課題が目前に迫っています。

野菜農家においても倒産、廃業の例が増えていると友人は言います。管理能力を超えた面積拡大が進む背景には、10アール当たりの売り上げが減収し、それを補充するには規模を大きくするほかないのだと言っていました。また、このところの気候変動で、植え付け、収穫の予想が思い通りにならず、保険の意味でも面積を増やしているとも言っていました。

外国研修生には一人毎月20万を超える給料を払わなくてはならず、昔、家族労働だけでやっていた時のほうが精神的にも楽だったような気がするとも言っていました。

日本の農業はいろいろな意味で重大な局面が迫っているとひしひしと感じます。しかし、それは現実に目に見える形にならないとわからないのかもしれません。

自分の食糧は自分で作る時代が来るかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和の米騒動

2024-08-29 04:58:50 | Weblog

テレビや新聞で「令和の米騒動」というタイトルで連日報道されているが、米(愛がも米)を出荷している現場の一員としてこの現象について述べてみたい。

実際、私が卸している道の駅「グランテラス」でも、つくばイーアスの売り場にもおコメの在庫がほとんどない状態で、特にグランテラスでは8名から9名の生産者が出荷していましたが、現在私を含め3名の方のお米しか売り場にない状況で、私も毎回、精米・玄米合わせて約30キロを出荷していますが、最近では2日で店頭から無くなり、その都度、駅長から出荷要請ががかかっています。

うれしい悲鳴とも言えますが、私自身、家族、契約米の関係もあり、応じられていません。 

昨日、常総市の294号沿いを通過すると、ついに稲刈りも始まり、9月中旬にはかなりの新米も出回り、ほどなく「令和の米騒動」も落ち着くと感じています。

今回騒動の大きな原因は昨年の異常な高温がもたらしたコメの等級下落、それによる精米の歩留まりが低下したこと、インバウンドによる需要の増加などが指摘されています。

しかし、各JAの倉庫には平年並みの在庫があるとの報道もあり、正確な原因が今一つ分かりません。卸業者が出荷を絞り、価格操作をしているとのうわさもあり、平成5年に起きた東北の冷害による米騒動を思い起こしました。

現在、米麦を主体とした普通作農家は規模の拡大を進めています。関本地区の広大な水田は約6,7軒の担い手農家(農業法人)が栽培を委託されており、1軒で30ヘクタールを超える受託面積を有している方も居り、管理能力が限界に近付いている気がします。

10年前、田植えの時期は各農家の軽自動車が農道を埋め尽くし、なかなか通れない状況でしたが、現在では大規模農家の車と田植え機くらしか見当たらず、まさに隔世の感という思いです。

その大規模農家においても後継者不在、高額な設備投資、労働力不足がささやかれ、決して順風満帆とは言えません。何よりも主食である米価が安く、将来に不安を抱える経営者が少なくないと感じています。

私はいわば趣味でコメ作りをしていると思われている変人ですが、担い手農家といわれている方々が、米作りに失望したとき、耕作をあきらめたとき、日本の農業はどうなるのでしょうか?

輸入をすればいいという簡単な問題ではありません。

まず、米価の最低保証をすることだと思います。 米作りに限りませんが、野菜においても、今後、温暖化、異常気象が恒常的に起きることを想定し、食料を生産する農家・企業に対し、再生産可能な価格保証が重要になると確信しています。

軍事力による安全保障とともに、食料安全保障が、70%輸入に頼る日本において、喫緊の課題だと感じています。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猛暑続く!

2024-08-04 03:06:38 | Weblog

35度以上の猛暑が続いている。今、梨(幸水)の収穫真っ最中であるが、朝6時から作業に入り、午前中には作業を終える日々が続いている。

5時からでも作業は可能だが、熟度の色合いが6時すぎないと判断が難しい。今年はカメムシの大発生で、梨の実が変形し、出荷できない果実が相当数発生している。

春先からカメムシ大発生の予報が出ており、それなりの防除をしてきたが、多目的ネットを張っていない圃場は壊滅的な損害が出ている。選果場に集荷されるコンテナの数も例年よりかなり少なく、そのため価格も高騰している。

とにかくサウナの中で作業をしている状態で、命がけの収穫作業だ。 これはかつて経験したことのない状況で、高齢者にとっては来年以降、梨栽培を続けるかどうかの判断に影響を及ぼすと感じている。

温暖化の悪影響は数年前より肌で感じていたが、今年はそのステージが一段上がった感覚である。 果樹に限らず、農作物全般に赤信号がともり始めた気がしてならない。 私の目の黒いうちに世界の食糧事業が一変するかもしれない。 

世界では今年も大規模な山火事が発生し、カナダで発生した山火事はその煙がアメリカにまで達し、大リーガーの試合まで中止に追いやったとのことである。 あまり大きく報道されていないがシベリアでも大規模な森林火災が今年も発生している。

もはや温暖化の進行を止めることができないのかもしれない。 世界的な異常気象は恒常的となり、人的被害も甚大であるが、農作物の被害は人類を飢饉にさらす。

戦争をしている場合ではない。 地球の危機が目の前に迫っている。世界の英知を結集し、いくらかでも温暖化を遅らせる対策をやれることから始めなければならない。 一人焦っても仕方ないことだと思うが、胸騒ぎが収まらない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご無沙汰しております。

2024-07-29 07:41:33 | Weblog

しばらくブログから遠ざかっていました。

理事長を退任し、これまでの目に見えない重圧から解放された感覚となり、少し里山活動からも距離を置くようになっていました。

現職の時はその時その時の思いや、記録を残さなければという義務感にも似た思いでパソコンに向かっていました。一方その重圧を新理事

長に肩代わりさせてしまったという罪悪感もありました。解放感と罪悪感、そして無力感。様々な感情があったように思います。

一線を退き、1年を経て、新理事の皆さんが変わらず粛々と事業、イベントを進める姿に感動を覚えています。私も及ばずながらできる限り

の協力を続けております。

一方、趣味の旅行や、二胡の演奏に向き合える時間が増えたことに感謝しています。

私事ですが、「重症筋無力症」という病気に罹患していることが昨年判明し、その治療中です。大変疲れやすく、現在進行形です。

結果的に、昨年、竹沢新理事長に交代していただいてよかったとしみじみ感じています。

更に妻も一昨年より、サルコイドーシス(難病)の治療を定期的に受けており、お互い無理のできない体になったことにショックを受けて

おりますが、事実を受け止め、これからは自分たちの時間を大切にしていこうと話し合っています。

来年は、梨も、田んぼも面積を半分にし、体の負担を減らし、病気と付き合って行くつもりです。

現在は精神的にも少づつ安定し、里山活動のみならず、日常の出来事も綴ってまいりますので、よろしかったら改めてお付き合いを頂けま

すようお願いいたします。

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和5年新嘗祭献縠伝達書授与式

2024-02-02 04:57:33 | Weblog

去る、1月23日 ホテルニューつたや において、令和5年新嘗祭献縠伝達書授与式が市主催で行われました。

令和5年の新嘗祭に私の有機コシヒカリ(愛がも米)と筑西市山崎にお住まいの野口さんが栽培した「粟」が昨年10月末に宮内庁に献上され、その伝達式が須藤市長ご出席のもと厳粛に行われました。

左から     妻    中川   須藤市長  野口様  横田経済部長

 受賞者の挨拶

    賜りもの(菊の御紋の盃)       桐の容器(この中に精米一升)

令和4年12月に市担当者より新嘗祭への献縠の打診がありました。数多い米づくりの達人がいる中で、長年、有機米コシヒカリに取り組んでいるとの評価はありがたかったのですが、失敗は許されないこと、倒伏をさせてはならないとのお話もあり、軽々にお受けすることが出来ませんでした。しかし、人生最後のチャンスでもあり、名誉なことだと思いなおし、妻と相談の結果、お受けすることになりました。

また、一切、口外無用との通達で、日々高まる重圧に受諾したことを後悔した日もありました。苗づくりに失敗したときのため、種子もいつもの倍を用意し、慎重にその準備に取り掛かりました。

そんな時、毎年合鴨のヒナを導入している千葉の業者から、鳥インフルエンザの発生で今年のヒナは発送不可能という連絡があり、ガーンと頭を殴られた思いでした。

令和4年、5年は全国的な鳥インフルエンザの大流行で、カモ類も同じ病気に罹患したのです。 アイガモの孵化場は全国でも少なく、急ぎ、以前お世話になった大阪の孵化場に連絡を取り、事情を説明し、何とかヒナを分けていただけないか懇願しました。

大阪の孵化場は幸い、鳥インフルエンザの被害はなく、通常に営業していましたが、全国の農家より注文が殺到しているので、確約はできないと言われてしまいました。悶々とする日々が続きましたが、4月に入り、ついに60羽、受注できる旨の連絡が入りました。

「地獄で仏」という言葉がありますが、まさにその心境でした。

4月10日播種、苗の成長も順調で、5月10日には田植え、そして野犬、野獣除けの網を張り、田植え15日後には合鴨も田んぼに放鳥し、一安心しました。

しかし、今度はカラスが早朝から幼いヒナを狙い、田んぼにほど近い鉄塔に現れました。用心はしていましたが、放鳥3日目に3羽連れ去られました。 おびえたヒナたちは円陣を組み、悠然と泳ぐことが出来ません。

それから毎朝4時に起床し、早朝ヒナを狙うカラスとの戦いが約10日続きました。ヒナが一回り大きくなり、連れ去ることが無理だと悟るまで我慢比べです。

天敵の心配がなくなるとカモたちは広い田んぼを隈なく、縦横無尽に泳ぎ回り、水かきにより田んぼは一面泥で濁り、ヒエも、その他の草も育つことはできず、稲だけがすっきり育ちます。また、稲に飛来する害虫もことごとく合鴨が食べてくれます。 田んぼで泳ぐ振動、茎にカモが接触する刺激が稲の生育に良い影響を与えると言われています。

カモも稲も順調に育ち、7月になるとカモをそろそろ育成ハウスに移さなければなりません。今年は記録的な気温が続き、出穂も早く、出穂前に田んぼから引き揚げないと幼穂をカモが食べてしまうからです。

カモがいなくなった田んぼには静寂が戻りました。9月には一面、黄金色に輝き、心配された台風の被害にも会わず、稲刈り、籾摺りも終了し、無事、「愛がも米」を献上することが出来ました。

献縠した「あいがも米」は30K玄米で県の所有する精米機にかけられ、30Kの中から一升を選別し、宮内庁の担当部署に送られたとのことでした。

2月には令和6年の新嘗祭に献縠する市町村から選出された農家の方々と、県庁において令和6年新嘗祭献縠担当者会議(引継ぎ)が予定されており、この日を境に、お役目終了となります。

大変貴重な経験をさせて頂きました。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第19回「里山フェスティバル」開催

2023-10-11 05:33:47 | Weblog

去る10月8日(日)第19回「里山フェスティバル」が五郎助山で好天の中、開催された。コロナの落ち着きを経て、昨年から復活し、今年は昨年を更に上回るたくさんの親子連れ、お客様にご 来場いただいた。

筑西市からは教育長・,小室 高志氏、西小学校・石川 剛校長、東小学校・岩見喜市校長、関城中・石川 義信校長がご来賓としてご出席を頂いた。また、会員でもある設楽 詠美子県議、森 正雄市議、小島 信一市議、大嶋 茂市議もお忙しい中ご臨席いただきました。

また、入場車両の整理に本年も地元安協の皆様の御協力を仰ぎ、地元企業flexの皆様(19名)、筑西市子供会育成連合会関城支部、明野支部 県筑西林業指導所、森のようちえん ごろすけ 森の子ども食堂・ももっちの会の皆様のご協力を頂くことが出来ました。

また、食事、売店(コーヒー、特産物販売)等で新たな出店も増え、多くのお客様に応えることが出来、とても良かったと感じています。

出展された皆様も、想像以上の売れ行きで、満足されたそうで、こちらも良かった、よかった。

今回の開催については、事業資金が乏しく、また会員の高齢化、引退等により、個人的には開催を危ぶんでいたが、会員の熱意、理事長の英断で実行することになりました。

森のコンサートへのご出演される皆様にも今回は諸般の事情を理事長よりご説明し、ボランティアでの参加を快諾して頂きました。

コンサートに欠かせない音響設備についても理事長の人脈で無償で引き受けていただきました。

多くの方々のご厚意で里山フェステイバルが今年も開催出来たと心から感謝いたします。

各団体、高齢化と資金難のため、イベントの縮小、停止が多くなっていると聞いております。

今年19回を重ね、野外での自然体験をメインにしたイベントは数少ない催しであり、地元に残る素晴らしい自然環境を再認識し、子供たちの遊びの場、市民の憩いの森として次世代に繋ぐイベントとして継続したいと願っています。

当会イベントは親子での参加が多いのが特徴です。参加者の8割は親子での参加と感じています。オリエンテーリング、魚釣り、ツリークライミング、薪割り体験、竹とんぼ作り、箸づくり、木工クラフト等、体験型のイベントが目白押しです。

里山という自然環境を活かした特徴あるイベントです。その楽しさが理解され、回を重ねるごとに、来場者が増えている要因だと思っています。

改めてこの環境を残してくれた地権者の皆様、バックアップをしていただいている行政に感謝したいと思っています。

しかしながら、五郎助山、丸山合わせて約5ヘクタールを管理・運営する当会にとっては現在の支援額では、不十分で、今後の運営に赤信号がともり始めております。この環境を将来にわたり、保全、維持するにはさらに応分の支援が必要です。

市長をはじめ、関係各位の皆様に今後も働きかけを続けてまいります。

当日の朝、準備はほぼ整った。

今年も子供会育成会関城支部のご協力を頂いた。 今年は明野支部も参加してくれた。

開催前のスタッフへ、最終打ち合わせ。

 

静かにお客様を待つコンサート会場。

理事長の友人、音響の方も今回ノーギャラで参加してくれた。

午前9時、オープニング。 竹澤理事長のご挨拶。

この後、小室 高志 教育長、西小・石川 剛 校長のご挨拶を頂いた。

各イベントの開始。

メダカ すくい。

薪割り。

木工クラフト

わら打ちでっぽうづくり

森のようちえんごろすけの皆さんも参加。

 

コンサート会場では、幕開けとして 「ちびっ子カラオケ」が大いに盛り上がった。

今回6組の参加を頂いた。次回は応募が殺到する予感。(熱唱が続いた)

コンサート前の会場は大変な賑わいとなった。

 

 

森のコンサートは午後1時からスタート

今回のコンサート。すべて「友情出演」で参加いただいた。

皆様、ありがとうございました。

お天気に恵まれ、楽しい1日になりました。

 

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第12回里山サマーキャンプ

2023-08-13 03:47:06 | Weblog

去る8月5日(土)~6日(日) 第12回里山サマーキャンプが開催されました。

今回、各学校より21名(男17名、女4名)が参加し、元気に五郎助山で二日間を過ごしました。

私は今回、梨出荷で参加できず、一日目の夕刻、ちょっとだけ様子を見にお邪魔しました。

丁度、飯盒で炊いたお米にカレーという里山キャンプ定番の夕食の時間でした。どの班もほぼ完食の状況で、ごはんもカレーもほとんど残っていません。

ある班から一口分の差し入れがありました。 もう一口食べたいと思うほどおいしいカレーでした。

食事が終わり後片付けの後、午後6時からいよいよキャンプファイヤーです。

新理事長の「火の神」の姿も貫禄があり、堂々としていました。

昨年、お世話になった野村さんの指導で今回も楽しいキャンプファイヤーになりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする