里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

ご無沙汰をしました。

2020-09-25 04:00:10 | Weblog

7月からずっとブログの掲載を休んでいましたが、久しぶりにパソコンに向き合っています。

梨の出荷が7月末から始まり、本日9月25日をもって本年の梨の選果及び出荷は終了となります。

関城梨選果場の部会長としてあわただしい日々が続きました。今年の梨はご存知のように例年とはかけ離れた異常(?)な年となりました。

3月、4月の降霜により、着果不良の年となり、圃場によっては1本の木に数個しか実が付いていないところもありました。 

収穫間際になり、幸水では黒星病が蔓延し、出荷できない果実が多数発生し、昨年比4割減の出荷となり、期待していた

豊水に至っては7月の長雨と8月の猛暑により、「蜜症状」の梨が発生し、例年の半数ほどの出荷量になってしまいました。

千葉、栃木の梨産地も同様の惨状で、結果、市場に出回る梨が極端に減少し、価格は高騰し、1箱(10k)1万円に迫る時期もありました。

平年の倍以上の相場でしたが、生産者の意気は上がらず、重苦しい終盤を迎えています。

手塩にかけた農産物が豊作で、自信を持って消費者に届けられ、相応の値段で売れることが農家の喜びであり、単に値段

が高いと喜んでいる農家は多くありません。

昨年も異常気象による豊水の「蜜症状」は発生しましたが、今年はそれをはるかに上回る年になりました。

気候の変動は、農作物の生育に直接的に影響し、将来にわたり食料の生産に著しい低下を及ぼします。すでに食料危機が

叫ばれ始めていますが、それが足元に及んできている気がします。

稲の代表的な品種「コシヒカリ」も今の気候では徐々に適さなくなり、品質と収量の低下が問題となっています。

今、世界のあちこちで大規模な森林火災が頻発し、氷河が後退し、永久凍土も溶け始めています。

世界の穀倉地帯が異常気象により不作に陥り、スーパーの店舗に食料と呼べるものが消えたとき、どのような世界になる

のかぞっとします。SF小説ではなく、加速度的にその危機は近づいている気がしてなりません。

3月から新型コロナ禍に翻弄され、7月、8月は異常気象に翻弄され、悩ましい半年が経過しました。

企業や個人事業主の倒産も増えています。2020年は今後どのような年になるのでしょう。

有効なワクチンは本当にできるのでしょうか?

いろいろな意味で2020年は世界の記憶に残る年になることは間違いありません。

そして、後年、2020年が最悪の年であったと言えることを願っています。

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コロナ禍での自然体験

2020-07-21 05:22:12 | Weblog

7/18日(土)午前6時30分。 川島保育園(年長さん30名)がお泊り保育園明けのイベントとしてカブトムシやザリガニの捕獲体験に五郎助山に来訪。

生憎の小雨模様で、実施できるのか気をもんでいたが、事務局より予定通り、保育園をバスで出発。の一報が入り、急いで五郎助山に向かった。 早朝なので、私と竹澤事務局長で対応した。

新型コロナの影響で、地元小学校、保育園の自然体験は軒並み取りやめとなっているが、川島保育園は昨年に引き続き、実施された。

五郎助山(里山)は三密になりにくい場所で、感染予防に万全を期すならば、運動不足や、心を癒す場所として最適の場所であり、当会のホームページでも利用を推奨している。

さて、冒険広場に集合した園児たちは捕中網や虫かごを持参し、一刻も早くカブトムシやザリガニを捕まえたいとの思いがこちらにも、伝わってきた。

 竹澤事務局長の自己紹介

森班(カブトムシ、クワガタ)、小川班(ザリガニ、小魚)に分かれ、早速スタート。

事前にカブトムシがいそうなクヌギを確認したがこの時は数匹しか見つけることが出来なかった。 園長先生の「さあ、ゆきじいの後について行っていっぱい捕まえてね~。」との言葉に大いなる責任を感じながら、目ぼしいクヌギの木を目ざした。

 

すると、子供たちの声を聞きつけたのか、カブトムシの雄が数匹、樹液を吸っていた。「ほら、あそこにいたぞ!」と指をさす。「ワー!」という歓声とともに何本もの捕虫網が一匹のカブトムシに覆いかぶさった。「僕が捕った! 僕だよ!」 言い争いが起きた。(いつものことだ)一番下の網を持った子が最初の捕獲者となった。

 1匹目をゲット

 

それからの園児たちの目つきが変わった。私の後を小走りでついてくるようになり、ぴったりと離れない。有難いことに次のクヌギにもカブトムシが待っていた。事前に下見した時よりも数倍のカブトムシに出会い、園児たちもまずまずの成果にご満悦の様子。

小川班の方もザリガニをかなりの数を捕獲し、こちらもまずまずの成果だ。

約1時間の早朝自然体験だったが、先生も園児も満足の顔で保育園のバスに乗り込み私たちに手を振りながら帰園された。 

コロナ禍にもかかわらず、五郎助山での自然体験を実行された保育園の勇気に感謝をするとともに、こうした場所が子供たちの心を癒し、元気にすることを改めて感じた次第である。

 

 

 

 

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コロナ禍での自然災害

2020-07-13 04:56:37 | Weblog

九州では豪雨により、甚大な被害と多くの犠牲者が発生した。 被害を受けられた方や、お亡くなりになった方々、ご家族には心からお悔やみを申し上げる。

千年以上続く温泉街のご主人はコロナが落ち着き、お客さんの予約がやっと入り始めた矢先の災害にがっくりと肩を落としていた。その無念さがひしひしと伝わってきた。

特にここ数年、異常気象による豪雨の災害が日本のみならず世界で起きている。新型コロナ禍の中で二重苦、三重苦の状況ではないだろうか。

中国では長期間の大雨による世界最大級の三峡ダムの決壊が心配されている。また、サバクトビバッタの異常発生でアフリカやインド、パキスタンでは穀物の壊滅的な被害が出ているという。

正に地球規模の災害がここ数年連続で発生し、我々人間を含めた地球上のあらゆる生物にとって危機的状況になっている。

その大きな要因として地球温暖化が根底にあると感じている。

今まで経験したことのない豪雨もサバクトビバッタも気候変動による産物と言ってよいだろう。

ソビエトで発生した軽油の流失事故も、永久凍土が解け、地盤沈下による事故との報道もある。

新型コロナの発生で世界経済が止まり、かつて人類が経験したことのない状況が、今起きている。

この危機をどう乗り越えるのか、乗り越えることができるのか? 

神がいるとして、人類は最後の試練を与えられているのかもしれない。と同時に、これは地球からの最後の警告かもしれない。

昨年、地球規模の森林火災が多国(アマゾン、カリフォルニア、ドイツ、ソビエト)で発生し、地球の「肺」がかなりの面積で消失し、その影響が懸念されている。

その復活には何十年、何百年も要するのである。

この地球から21世紀のノアの箱舟で脱出する日が迫ってきている気がしてならない。

コロナで経済が止まった時、中国の上空は見違えるようにきれいになり、宇宙船からはっきりとその大地が見えたという。

この危機的状況を踏まえ、一人一人が地球環境を100年前に戻す努力を今から始めなければならない。川を汚さない、木を切らない、木を植える。やれるところから始めよう。

 

 

 

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新規会員の加入

2020-06-24 05:26:26 | Weblog

6/14(日)定例作業

実は6/13日(土)が本来の作業日であったが、雨のため順延となった。

定例作業前日、事務局の竹澤さんに足立区にお住まいの渡辺さん(58歳)という方から定例作業日に体験入会をしたい

との連絡があり、当日のAM6時に「予定通り作業を行います」と ご返事をした。

ところが、その後7時ごろから雨が降り出し、集合時間の8:30分ごろには本降りとなった。雨の中、会員も10名前

後 集まっていたが、「中止」と決めた。

足立区の渡辺さんもなんと8:00に五郎助山に到着し、一緒に雨の具合を見ながら、参加の動機や現在何をされているの

かなど色々とお互いの情報交換をした。 ホームページで当会の活動を知り、一度五郎助山にも来訪された

ことがあるという。

地元足立区の河川をカヌーで仲間とゴミ拾いのボランティア活動をされているという。

環境保全活動という面で、当会に関心を持っていただいたようだ。

この日、もう一人、新規入会があった。地元の方で、会員の同級生で菊地さんという方だ。

私も存じ上げている方で、お父さん(故人)は腕の良い庭師職人で、長らく我が家の庭もお世話になった。

せっかくお二人が来てくれたが、雨は止まず、本降りとなっていた。

作業は明日に順延と決め、連絡網で流すこととなった。

菊地さんは6/14日(日)にも出席し、草刈り機を使い、かなりの面積をきれいにしてくれた。

70代の新人であるが、当会ではバリバリの現役として、貴重な戦力になっていただけると期待している。

足立区の渡辺さんも都合のつくときに合手伝いをしていただけることになった。

こうしたご縁を大事にし、一人でも多くの仲間を増やしていけると有難い。

 

 新規会員の菊地さん

 

 

 

 

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「設立20周年記念誌」茨城新聞に掲載

2020-06-16 05:30:09 | Weblog

6月8日 茨城新聞に20周年記念誌「里山の20年」の記事が掲載された。

掲載2日前、茨城新聞の冨岡記者が五郎助山に取材に来訪。

ちょうど遊びに来ていた森のようちえんの家族がザリガニを捕まえていた。

設立時、「誰もが気軽に遊びに来られるような里山づくり」を夢見て始まった活動であるが、20年の歳月を経て、その

夢の一部は実現したと感じている。

一方、課題も見えている。

会員の高齢化、活動を援助していただいている賛助会員の減少、施設・設備の改修費用の調達など この活動の継続に黄

色いランプも灯り始めている。

しかし、トンボ池に流入する水路に足を浸し、森の中のカブトムシを探す親子を見るにつけ、この恵まれた環境はこれか

らも確実に守り、次の世代にひき継がなければという思いを20年という節目を期に改めて感じた次第である。

 

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カモ放鳥

2020-06-05 05:29:44 | Weblog

5/30日 カモ放鳥。 今年あいがものヒナ55羽を導入したが、その日の夜、野良猫に侵入され、約30羽が犠牲

となった。育成小屋の老朽化が原因で、私の責任だ。

過去に、換気のため窓を開けていたら、カラスに襲われたことがあったが、それ以来である。

仕方がないので、孵化場に追加注文をした。

その為、今年は約半分が大きく、半分が本来の大きさで、でこぼこの放鳥となった。カモが大きくなると苗を倒してしま

う恐れがあり、苗の成長とカモの成長のバランスが大切なのだが、うまく働いてくれることを願っている。

 

 

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ハダニの天敵(カブリダニ)を設置

2020-06-01 12:01:31 | Weblog

5/26日、ハダニ駆除対策として天敵であるカブリダニ(養殖)の袋を一本の樹木に2,3袋づつ設置した。

昨年から普及センターの指導の下、天敵メーカー、関係者が参加し、今年で2年目となり、3年間継続して行う予定である。

これから暑くなるとハダニが発生。ハダニは繁殖力が強く、瞬く間に葉の養分を吸い、実も大きくならず、甚大な被害を及

ぼす。天敵のカブリダニはハダニにとりつき、そのエキスを吸い、死滅させる。

昨年の実験で、草をまったく刈らない私の園ではカブリダニの繁殖が、すこぶる良好で、関係者も驚くほどだった。

今年の結果次第では、ダニ剤を散布せず、ハダニの繁殖を防げたら、減農薬に貢献できるかもしれない。

この袋の中に「カブリダニ」が入っている。日を増すごとに数が増え、ハダニにとりつき、駆除する

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今年も有機あいがも農法スタート

2020-05-16 18:51:54 | Weblog

今年の田植えを5/15日に終了した。

最終日は有機あいがも農法、55aの田んぼだった。

田んぼに放す「あいがも」は5/12日に到着し、7日~10日育成した後、放鳥する。

その間の網張が大変で、周囲300メートルにポールを立て、ロープを張り、網を張る。妻と二人で2,3日かかる。

この「あいがも農法」も今年で30年以上になった。 有機認証米として好評で、令和元年産米は早くも完売終了する。

今年もまた米作りがスタートした。

 

 合鴨のヒナ入荷55羽

 

 

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キンラン、ギンランが咲き始めました。

2020-05-10 04:55:08 | Weblog

会員の一人から「キンラン」が咲き始めました。というコメントと写真がラインで送られてきた。

田んぼや梨の摘果で忙しい毎日を送っていたが、5/7日早朝にその場所に行ってみた。

20年前から毎年、落ち葉さらいを続けた何年目かの5月、忽然とキンランが現れた。

当時、その名も知らず、可憐な黄色い花を着けたこの植物に一瞬で魅了された。 

博物館の学芸員でもある会員から「キンラン」という植物で希少植物の一種であることを教えていた

だいた。

その後、白い花のササバギンランも姿を現し、森からの贈り物として、以後大切に保護をしている。

ランは種で増えるのではなく、ラン特有の菌が作用し、増えて行くという。

里山特有の環境がキンラン、ギンランの生息を可能にする。

キンラン、ギンランの群生を目指し、保護活動を続けているが、なかなか思い通りにいかない。しかし、それが我々のチ

ャレンジャー精神を駆り立てている。

里山の一部が、黄色と白の可憐な花で埋まる光景は想像しただけでワクワクする。

さて今日も農作業の合間を縫ってキンランの咲き具合を見に行こう。

 

 

 

 

 

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コロナ禍の理事会

2020-05-04 05:49:58 | Weblog

5月2日(土) 定例理事会を里山(五郎助庵)で午後1:30分から行った。

定例会場の公民館が閉鎖され、5月からはこの場所での開催となった。

この日は真夏日となり、里山には家族ずれや、釣りを楽しむ人が多く来ていた。

日中の開催にかかわらず、出席率は高く、今後の取り組みについて意見を交換した。

6月に予定した総会は行わず、議案書を配布し、疑義のある場合、返答する形式をとることになった。

また、今後の日程について新型コロナウイルスの影響を勘案しながら

・10月10日(土)(予備日10/11)に予定している、「里山フェスティバル」は開催の方向で、調整。

・20周年記念式典は10月に延期

・8月のキャンプは11月に延期

・2021年 1月予定の「ふるさとの森を守ろう」は予定通り開催

・2021年 2月予定の野鳥観察会は予定通り開催

ということが確認された。

午後からは、梨園の草倒し作業を行った。

 私は昔、梨園の下は草をなるべく生やさず、除草剤を使っていたが、自然農法(15年ほど前)を取り入れてからまった

く草を刈らず、自然に伸びるに任せ、雑草に花が咲き、実を付けてからローラーで押し倒している。

化学肥料も最小限にし、極力肥料は使わない。

年々食味が向上し、糖度も上がっている。

贈答した方々から毎年お褒めの言葉を頂き、今では梨と草の共生が理にかなった栽培法であるとの確信を得ている。

 

 

 

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