里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

「わんぱく自然塾」募集始まる!

2013-02-26 12:48:49 | Weblog

来年度4月より始動するわんぱく自然塾。

初めての年間を通じた自然体験や自然学習の塾である。

地元小学校からポスターやチラシの配布を始めたが、すでに11名の参加者の申込みがあったようだ。担当者もこれからの申込みに大いに期待している。

対象となる児童は平成25年度の筑西市全ての小学生4年生から6年生である。定員30名であるが、地元はもちろん、他の地域の小学生が参加してくれると、とても嬉しい。

4月から翌年3月まで計6回開講されるが、その季節や天候により工夫されたプログラムが用意されている。会員や専門の指導者がサポートをし、子供たちと一緒になって楽しめる内容である。

たとえば4月は会員が育てたホタルを観察し、ホタル川に子供たち自ら放流する。又、ネーチャーゲームも楽しみだ。

1年間を友達と継続して自然の中で思いっきり遊び、時々専門的な勉強もする。時には子供達のリクエストにお答えしてプログラムを変更するかもしれない。

とにかく、大人と子供が面白く一日を遊ぶことが重要である。

どんな風に子供たちが変わって行くのかとても楽しみである。

筑西市内の多くの子供達の参加を待っている。

 

 


梨、棚結い奮闘中

2013-02-19 08:00:31 | Weblog

梨の棚結い作業に追われている。

自然農法でも結束、誘引は欠かせない。

里山の事業が増えているのでどうしても農作業が遅れ気味だ。

今年は寒気が厳しいがその深い眠りが休眠期の終了を前倒しにするようで、

今年の開花は昨年より早まりそうだと普及員の先生が言っていた。

昨年は黒星病や、カメムシの大発生で梨農家は例年に無い大打撃を受けたが、誘引する枝に昨年の病班が残っている。

果たし今年はどうなるのか・・・・

今年も何人かの農家が梨栽培を止める。

老齢化と、後継者不足、そしてこのところの市況の低迷が、追い討ちをかけている。

かつて赤梨日本一に輝いた生産地でもあるが、今は衰退の一途をたどっている。

無農薬栽培にいつ到達するか分からないが、本物の梨を求めて一途にやって行こうと思う。

 

 

 

 


野鳥観察会

2013-02-18 18:18:19 | Weblog

2/9日(土) スタッフブログにも掲載されていますが、野鳥観察会が好天候の下、予定通り開催されました。

前日は強風が吹き荒れ、野鳥も何処かに飛ばされるのではないか思われるほどでしたが、当日は絶好の観察日よりでした。

参加者の顔ぶれを見るとリピーターの方が三組、初めての御家族が三組でした。

会員も勉強の為、多数の参加を頂きました。

リピーターの方の中で、春の植物観察会から、全てのイベントに参加された孫とおばあちゃんの組がおいでになりました。

わたしもお顔を覚えていましたので、「毎回、参加してくださいますね。」と言ったら、「毎回楽しいので、ついつい来てしまうの。」

「毎回、ピープルのイベント欄をチェックしています。」とおっしゃってくださいました。      

今回は五郎助庵の囲炉裏に炭火(炭部会製造)を熾し、皆さんをお待ちました。

又、観察終了後に食べるドラム缶ピザの準備にも余念がありません。

丁度この日、筑西ケーブルテレビの取材もあり、ちょっと緊張した開講式になりました。

講師は石田先生(自然博物館学芸員)、湯本先生(結城市立城南小教諭)お二人のほか

小幡先生も加わり、豪華な顔ぶれになりました。

又、今回助成をしていただいたJT(日本たばこ産業)のお二人も参加してくださり、最後まで

熱心に双眼鏡を操っていました。

 双眼鏡の使い方から指導

 「いたぞー」の声に一斉に双眼鏡を向ける。

 「うごかないでくれー」

約1時間半の観察会を終えて、スタート地点に近づく。

 

五郎助庵に戻り、焼きたてのピザとおにぎり、味噌スープに舌鼓。

ケーブルテレビのカメラマン(女性)も囲炉裏を囲み満足の御様子。さて、どんな映像が撮れたのか、後で見せていただきたいものだ。

通算5回目の観察会になるが、今後も楽しく、思い出に残るような野鳥観察会となるよう心がけたい。

すばらしいお天気で本当に良かった。

 


第1回刈払い機安全衛生講習会

2013-02-06 12:41:26 | Weblog

2月3日(日) 第1回刈払い機安全衛生講習会が「NPO法人里山を守る会」主催で関本公民館と五郎助山で開催された。

これは当会主催の初めての刈払い機安全衛生講習会でこれからの事業の大きな柱となる。昨年から事前の準備をし、講師として中山、山下、金沢、山崎の4人を選考し、講習会に向けて周到な準備を重ねていた。

この日会員を含め11名が受講の予定であったが、1名欠席の10名の参加で予定通り公民館の第2会議室で午前9時から講習会がスタートした。

午前の部は「刈払い機に関する知識」・「刈払い機の作業に関する知識」(講師・中山) ビデオによる刈払い機の安全作業・関係法令(講師・山崎)が担当し、受講者も熱心に耳を傾けていた。

 第1回刈払い機講習会受付 

 

講義風景(講師・中山 金沢)

 法令の講義(講師・山崎)

 ビデオでの講義

昼食を公民館で済ませ、午後から実技指導を受ける為、五郎助山に移動

 実技用の刈払い機がずらりと並ぶ。

全員、講師(山下)より服装の点検から始まり、機械の操作の講義を受けた後、2班に別れ、現場に向かう

 山下班、金沢班に分かれ、実際に刈払い機を操作し、作業。

 

実技終了後、機械の清掃・点検の講義が始まる。

こうして午前9時から午後3時まで 全ての講義が終了し、五郎助庵の囲炉裏でピカピカの修了証が理事長より交付された。

 表と裏

 とても立派な終了証である。

当会ではこうした講習会を年に何度か開催し、安全で正しい機械・器具の操作、作業の知識を広め、事故のない安全な作業を推進したいと願っている。

第1回目としてはまずまずの出来と感じているが、さらに研鑽を重ね、刈払い機、チェーンソーの講習会なら「里山を守る会の講習会」とい

われるようなものにしたい。

次回は6月ごろ開催の予定。(ピープル掲載の予定) ちなみに一般の受講料は7,500円(テキスト代・保険料・講師料)である。

 

 

 

 

 

 


西小1,2年生落ち葉さらい&焼き芋

2013-02-04 18:21:22 | Weblog

2月1日(金)

今日は西小1年生、2年生が五郎助山にやってくる日だ。里山のお手伝いと焼き芋体験が主な目的である。

実は昨年の12月に来る予定だったが風邪をひく児童が多く出た為、延期となっていた。しかし、他の学年の友達は今日までに全員焼き芋

体験を実施し、1,2年生だけが延び延びとなっていた。かなり不満があったようである。

しかも、この日は朝から風もなく、日差しも暖かく、絶好の焼き芋日和となった。いつものように熾き火を作る為、焼き芋担当の会員二人は

8時前から早出をし、その準備に怠りはなかった。

落ち葉さらいや、枯れ枝集めをを子供たちに体験させる為、他の4人の会員は熊手、もっこ、草刈かご、ほうきなど、4クラス分用意し、荷

物を置くシートをひろげ、用意万端、子供たちを待った。

9:30分を過ぎた頃、遠くに黄色い帽子の一団が木々の間から見え隠れする。「よし、きたぞー」の合図に、担当者全員が集合し、子供た

ちを迎える体制に入る。

先生を先頭に約100名の子供たちがニコニコしながら林に入ってきた。いつもの風景である。

 

元気な挨拶の後、荷物を置き、リュックからアルミに包んだ自慢のサツマイモを取り出し、焼き芋担当の会員に手渡す。

各クラスに別れ、落ち葉さらいと枝拾いを担当者の指示に従い、競争のようにお手伝いをする。すごいパワーだ。

約30分、張り切ってお手伝いしたのでのどが渇く。先生と相談し、持ってきた水筒で水分補給。そして焼き芋が出来るまで「自由に遊

んでいいよ!」と粋な計らい。子供たちからは「やったー!」の歓声。

思い思いの場所に、気の合う友達と駆け出す。

 

遊びになれた頃、「芋が焼けたぞー。」の声

あっち、こっちから子供たちが戻ってきた。割れた氷の中に入り、泥だらけになった靴でも全く気にしない。

芋にかじりつく一団があちこちに現れた。

 

 

ほっかほかの焼き芋はとてもおいしい。 これで1,2年生も満足、満足。

この後、元気で小学校へ帰る。学校では、給食が待っているというが、果たして完食できるのだろうか?

いつも心配してしまう。

天気も良く、子供たちの笑顔をたっぷりもらい、わたしたちの心も暖かくなった。