里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

今年もいつの間にか終盤に・・・

2015-12-26 06:04:44 | Weblog

12月25日(金)クリスマス いつの間にかこんな日になっていた。クリスマスと言っても特別な日という感覚はわたしたちの世代(昭和20年代)には無いといってよいのかもしれない。(クリスチャンの方々は別だが)

仏教徒でありながら、神棚を祭り、クリスマスを祝うという、なんとも節制のない民族ならではの風景であるが、宗教間の紛争が絶えない中東の現状を見るにつけ、どの宗教についても寛容である日本はとても住み易い国だと思う。

一方、日本から世界各地に嫁いだ日本人妻や、世界の辺境地で暮らす日本人を紹介するテレビ番組を見る機会があるが、その気候・風土・慣習に溶け込みながら、日本人特有のきめ細やかさを家族や暮らしに活かす工夫をして、現地でその存在感を確立している映像を見ると、心からエールを送りたい気分になる。

今年、日本に観光で入国した外国人の数は1800万人を超え、史上最高となるようだ。しかし、フランスの7000万人には遠く及ばない。昔、松下幸之助さんは、四季がはっきりして、風光明媚な日本は観光立国として発展すべきだと言ったそうだが、治安も良く、水もうまく、空気も良く、親切な国民性、そして独特な芸術、文化を持つ日本は松下さんの期待通り、今後も観光立国としての地位を高めるだろう。

私たちの町や近隣の町でも、いろいろな国の人々が普通にみられるようになり、違和感も次第になくなりつつある。これから国際結婚も当たり前になり、将来、先祖がヨーロッパ系とか、オセアニア系、あるいはアフリカ系と言った子供も増える気がする。

アジアの頭脳と言われたシンガポールの初代首相 リー・クワンユー(故人)は「日本は移民受け入れ政策を積極的に進めないと、やがて滅亡するだろう。」と予言したが、すでにその兆候は出始めている。

限界集落、都市滅亡が現実味を帯びてきている。国は移民政策局を設置し、日本で働くための専門的な教育機関を作り、日本社会に溶け込む準備ができる環境を整備し、質の良い移民を受け入れる体制を作るべきだと思う。

企業がグローバル化しているように、島国日本もいよいよグローバル化になって行く。これは誰も止められないし、止めてはいけないと思う。

肝心なのは、日本人の心を作り上げた気候風土を愛し、日本人の心を理解する外国人を育てることだと思う。

これもテレビで見たのだが、日本で何代も続く刀鍛冶に後継ぎが無く、はじめ興味本位で弟子入りしたカナダ人が永年の修行を経て、刀鍛冶としての心、技を習得し、親方より晴れてその名跡を継ぐことを許され、現在、故郷のカナダで日本の刀鍛冶として活躍し、その伝統と技術を守っているそうだ。

NHKの「マッサン」が脚光を浴びたが、今、世界のウイスキーのコンクールで「サントリー」、「ニッカ」が連続優勝をさらっている。スコットランドのウイスキーづくりを日本人が極めているのである。

日本の気候、風土、文化は世界に誇れるものだと思う。その日本を愛する外国人は大いにウェルカムである。


西小1,2年生来る

2015-12-20 05:24:57 | Weblog

12月14日(月) 西小1,2年生が落ち葉集め、焼き芋体験など自然体験学習を目的に、五郎助山にやって来た。

この時期、全学年が冬の里山の風情を体感し、落ち葉掻き、枯れ枝拾い、の山仕事のお手伝い、そのご褒美として落ち葉で焼いた絶品のさつま芋を楽しみに野外授業にやって来る。

すでに3,4年生は来訪し、5,6年生も12/21(月)に予定されている。私を含め6名が今回の担当として指名された。

1年生にとっては初めての落ち葉掻き、焼き芋体験である。メンバーである関根さんにお願いし、五郎助山の入り口から一行を森に誘導し、落ち葉で埋もれた小道を歩かしてほしいとお願いした。

初夏に訪れた新緑の山が、茶色一色に変わった冬の里山の風情を子供たちがどう受け止め、どう反応するか楽しみでもあった。カメラを遠方から構え、子供たちの到着を待った。すでに焼き芋用の熾火は燃え盛っている。

間もなく、遠く森の中から甲高い子どもの声が聞こえてきた。見覚えのある黄色や赤の帽子が見え隠れしながら次第に近づいて来る。里山の旗を持った関根さんが先頭だ。

   落ち葉のじゅうたんを歩く

積った落ち葉を両手ですくいあげ、空に放り投げている子もいる。みんな笑顔で興奮している。見渡す限りの落ち葉のじゅうたんの上をカサカサと音を立てながら進んできた。

子供たちに気づかれないように冒険広場に戻った。すでにスタッフは勢ぞろいし、子供たちの到着を待っていた。

「お早うございます。」と次々に声をかけ、4枚のブルーシートにそれぞれリックサックを置き、アルミ箔で包んださつま芋を持って整列。

    持参した芋を一輪車へ                  

今日の予定と担当の里山のおじさん、おばさんを紹介した。早速、熊手、ほうき、もっこ、竹カゴ、てみ、をそれぞれ各クラスごとに割り当て、予定の作業現場に誘導する。 道具の使い方、落ち葉の踏み込みを伝授し、一斉に落ち葉掻き開始!

限られた数の道具なので必ず取り合いが始まるが、集められた落ち葉が集積所に山のようになると競ってこの中に入り、ふわふわとした落ち葉を踏み込み、わざとバランスを崩して落ち葉のプールに倒れ込む。子供たちにとって、落ち葉集めは遊びの延長だ。

  落ち葉掻きは人気メニュー           

約30分 精力的に落ち葉集めを行い、一息入れる。トイレ、水分補給の後、落ち葉で焼く「芋焼き場」に各クラスごとに移動。火の熱さを体感する。 次に向かったのはトンボ池を渡り、対岸にある森の一画。「さあ、君たちの前にある大きな木を下からゆっくり頂上に向かって目を動かしてごらん。何か見つかるかも知れないよ。」と言った。

突然「巣だ!」「ハチの巣だ!」と一人が声をあげた。「ほんとだ!」「スズメバチの巣だ!」 まさに蜂の巣をつつく賑やかさで、その場が高揚した。 キイロスズメバチの巣であること。この巣にはもうスズメバチはいないということを話し、五郎助山にはこうした巣が毎年作られるが近づきすぎたり、いたずらをしなければ安全だということもお話した。

  スズメバチの巣に大興奮(偶然にみつけた)

冒険広場に戻り、先生から待望の自由時間が告げられた。思い思いの場所に駈け出す子供たち。こうして五郎助山は自分たちの遊びの場として認知されて行く。 初めて西小に赴任された先生方も、こうした自然体験の授業に当初、戸惑う方もいるとお聞きしてるが、子供たちと共に回を重ねて行くほどに、理解を深めて頂けると確信している。

 自由時間が最高!     

11時、「芋が焼けた」との合図があった。2台の一輪車で120人分のアツアツの焼き芋が広場に運ばれた。一人一人に配られ、クラスごとにシートの上で焼き芋タイム。

どの顔もニコニコしている。「美味しい?」「うん。甘くておいしいよ。」「熱ーい!」「あ~ア うめえ。」いろいろな感想が聞こえてくる。

  至福の時間です。        

                     美味しい笑顔 

半分を包み直し、お母さんのお土産にするという子もいた。

新聞紙、アルミホイルをそれぞれ持参したごみ袋に入れ、きれいになったシートをたたみ、いよいよ学校に戻る時間だ。

クラスごとに整列し、大きな声でお礼の挨拶も出来て、また会う約束をして、子供たちは帰っていった。

「また、きてねー」

 

 

 

 


わんぱく自然塾(第5回)

2015-12-15 06:54:19 | Weblog

12月13日(日) 第5回わんぱく自然塾が開催された。

今回は筑西マラソン大会と重なり、塾生も5人参加のため、11名の参加となった。 曇り空ではあったが、12月にしては寒くもなく、温暖化の影響か、落ちきれず、小枝にしがみつく枯れ葉がまだ多く残っている。

それでも 五郎助山 一面を覆った枯れ葉の海に子供たちは大興奮。今回は「焼き芋、そして、いろいろなものを焼いて食べてみよう!」がメインである。 早速、熊手・み・竹ぼうきを使い、落ち葉集め の作業に入る。「落ち葉集め」は子供たちにとって作業というよりも遊びに近い。

 

熊手やもっこを遊び道具のように扱い、くま手をひと掻きすると小山のように貯まる枯れ葉を夢中で集める。それを「焼き芋おじさん」がいる芋焼き場に持って行く。嬉々としてそれを繰り返す。子供たちは落ち葉集めが本当に楽しそうである。

アルミ箔に包んだ芋「紅はるか」をおき火に並べ、子供たちはネイチャーゲームに移った。 幸田さん、大窪さんがフォローアップセミナーで学んできた葉っぱを使ったネイチャーゲームが始まった。

幸田さんの指示で子供たちは里山に降り積もっているいろいろな葉っぱを拾ってきた。穴の開いた葉っぱ、とげとげした葉っぱ、黄色い葉っぱ、赤い葉っぱそれぞれの特徴をテーマにゲームが進んで行く。

 

次は場所を冒険広場に移し、落ち葉のカルタ取りが始まった。

二チームに分かれ、対峙する。中央にはシートがあり、その上に様々な葉っぱが並べられている。リーダーの幸田さんは袋から一枚の葉っぱを取り出し、「この葉っぱに似た葉っぱをシートから探せ!」と叫ぶ。

両方の陣から決められた順に一人飛び出し、中央のシートに向かい、これだと思う葉っぱを相手より早くシートから奪う。まさしく野外のカルタ取りである。

  

カルタ取りにひと汗かいた頃、焼き芋が出来たと担当の三須じいさんから声がかかった。 歓声を上げて、現場に向かう。

丁度11時。お腹も空いたので、アツアツのしっとりとした「紅はるか」をほおばった。「うまーい」「甘ーい」思わずほほが緩む。

 

大人も子供も、あったかーい冬のおやつにご満悦である。今回はさつま芋だけではなく、じゃがいも、玉ねぎ、パプリカ、ネギ、バナナ、里いも、ブロッコリーそしてマシュマロを子供たちが勝手に焼いた。味付けは塩のみである。

                  

ジャガイモはおき火に入れて約30分で「ほくほく」になった。ネギは金網の上で焼き目をつけ、香ばしく、甘く、とろりとうまい。スタッフも子供たちに負けず、あれこれ試食。童心に返って楽しんだ。

いつの間にか、終了時間となっており、家族が焼き芋の現場につぎつぎに迎えに来た。 幸い焼き芋が余っていたので、1本を二つに折り、皆さんに配った。思わず (o^―^o)ニコ するお母さん。残り物ではあるが、いろいろなものを試食していただいた。

終了時間が30分遅れたが、仕方ありませんね。 次回はついに最終回。卒塾式である。

ひとりの男の子(初参加)から泣きそうな顔で「もうやらないの・・・」と尋ねられ、「もちろん、来年もやるよ。」といったら急に明るい笑顔に戻り、友達の待つ場所に駈け出した。

「あー やってよかった」と心の中で思った。

次回は最終回。お別れカレーを子供たちで作ることになった。卒塾記念樹も植えるし、思い出に残るたのしい企画をスタッフと考えよう。

卒塾式は塾生全員が揃うよう願っている。

 

 

 


定例作業にボランティア来る

2015-12-13 04:49:41 | Weblog

 

昨日(12月12日・土)は定例作業日である。今年最後の定例作業であるが、下草刈り、枯木、倒木の処理、新植した苗木の整枝を行った。

今日は、地元の企業(富士通テレコムネットワークス関城)から7名(男性4名、女性3名)がボランティアで山仕事に参加してくれた。 

地球環境を守る活動をしている団体に積極的に社員参加を促す会社が増えているが、五郎助山にほど近い関城工業団地に進出した企業に努める皆さんに参加していただき、大変うれしかった。

 剪定作業を行う女性ボランティア 

副理事長の瀬端さんに担当をお願いし、ノコギリとナタを装備していただき、苗木(クヌギ、コナラ、イロハモミジ)の下枝の剪定作業をお手伝い いただいた。栃木県の益子から約1時間かけて、参加してくれたという若い女性は初めて使うノコギリにちょっと苦戦していたが、慣れるに従い、余分な下枝を切り落とし、すっきりした樹形に整えてくれた。

慣れない作業に奮闘し、ひと汗かいた10時。熱いお茶とお菓子で会員と一緒にティ―タイム。

丁度そこに、筑西市深見から「深見の環境を守る会」の皆さん(7名)が到着した。

皆さんは、地元にある湧水地を主体にした環境保全や、地域の憩いの場所として平成25年から整備を始め、将来はホタルの繁殖まで手掛けたいと活動されている。

先日、私に連絡があり、先駆的に環境保全・ホタルの繁殖に取り組んでいる当会との交流、研修を目的に、貴会を訪問したいとのご希望があり、本日来訪されたのである。

一緒にお茶をすすりながら、ホタル担当の山崎さん、谷貝さん、鶴見さんに担当者として対応して頂いた。

休憩も終わり、再び作業が開始され、各々現場に散った。

 再び作業開始 汗を流す会員  

11:30分作業は終了し、昼食の場である五郎助庵に戻った。ボランティアの皆さんもすがすがしい汗をかいたようで、笑顔で戻って来た。

深見の皆さんにも「一緒にお昼を・・」とお話したが、あと一か所、研修が予定されており、辞退された。

女性会員の心をこめた、けんちん汁とチラシごはんがテーブルに運ばれ、昼食会が始まった。けんちん汁がおいしい。やっぱり旬の味だ! ボランティアの皆さんからもお替りのコール。ニコニコして「ハーイ」の返事。作業の後、皆で食べるお昼は格別である。

富士通テレコムネットワークス関城の皆さんはここで退席となったが、これを機会にぜひこれからも気軽に参加していただくようお約束をして、笑顔でお見送りをした。

こうした輪が他の企業にも広がるよう、当会からも積極的に働きかけをしたいと思う。

皆さんありがとうございました。


都市農村交流事業

2015-12-02 05:20:29 | Weblog

11月29日(日)筑西市農政課 主催による、都市農村交流事業が予定通り、五郎助山で開催された。11月は雨が多く、当日の天候が気がかりで、毎日、天気予報をチェックしていた。

落ち葉集め、枯れ枝拾い、焼き芋、そして間伐体験という内容を企画していたので、雨になるとすべてが実施困難となり、SL乗車だけの体験となってしまう。

しかし、それは杞憂であった。当日は、これ以上の天気はめったにお目にかかれないという快晴に恵まれ、風もなく、小春日和の素晴らしい天気となった。

用意万端準備し、台東区の蔵前小のPTAの皆さんと子供たち、そしてホスト役の関城西小の子供たちを待った。この日のために農政課、西小学校、当会と、幾度も会合を重ねてきたのである。

西小の子供たち27名、先生方6名も全員五郎助山に到着し、蔵前小のバスを待つこととなった。バスは西小の校舎を車窓から見学し、駐車場である梨選果場に着くことになっている。

予定より15分遅れの9:45分にバスが選果場に到着、との連絡が入った。一行は歩いて、会場まで来るのだが、途中、森の中を通って会場に到着するようコースを作った。今回は落ち葉で埋め尽くされた小道をサクサクと音を立てて歩いてくるはずである。

私は会場で農政課の皆さん、西小の皆さん、そして赤荻利夫教育長と待っていた。

  準備が整った会場

10:00 先頭で誘導する理事の関根さんが見えてきた。しかし、後続の子供たちの姿が中々、見えてこない。やっと一団の群れが森の中から現れ、見覚えのある蔵前小の針谷玲子校長とPTA会長の神作さんが子供たちを引き連れ、近づいてきた。西小の子供たちと関係者が作る二列の人垣の間を歓迎の拍手を浴びて通過し、会場である冒険広場に勢ぞろいした。

 二列に並び蔵前小の皆さんを待つ

半年ぶりに合う神作さんと言葉を交わしたが、バスを降り、森の中に入ると、一面に降り積もった落ち葉を目にして、子供たちは度肝を抜かれ、何度も「落ち葉」を手ですくい、はしゃぎだしたという。

そのため中々、前へ進めなかったらしい。神作さん自身、春に来た五郎助山と様相がすっかり変わった秋の五郎助山に心から感動しているようだった。

赤荻教育長の歓迎の挨拶、神作礼二郎、蔵前小PTA会長そして針谷玲子校長のご挨拶と続き、西小の武井隆志校長、私からは本日の日程などをお話した。

 赤荻教育長より歓迎のご挨拶

記念写真を撮り、女性会員による芋の包み方を説明し、包んだ芋を熾火に運んだ。いよいよ6班に分かれ蔵前小、西小の子供たちが混合で会員の誘導の下、各、作業現場に着いた。蔵前小の保護者もその後に続いた。

約30分、熊手、もっこ、み、を使いながら落ち葉を集め、しろ(集積所)に運んだ。

 「もっこ」で運ぶ

 運んだ落ち葉を踏み込む

今回、蔵前小からは児童46名、保護者43名(合計89名)が参加され、大型バス2台をチャーターし、この交流会に参加していただいた。春に行われた交流会に参加された児童・保護者から五郎助山での自然体験の様子をお聞きなったらしく、秋の交流会の希望を募ったところ、なんと150名の応募があったという。(春に参加された方は今回の募集対象に入っていない。)

農政課の担当者からバス1台分の追加を打診されたが、密度の濃い対応を優先し、当初予定の90名でお願いした。

ひと汗かいて、会員の誘導で、落ち葉で焼く、「焼き芋」の現場に案内され、その熱さ、を体験し、炭焼きの窯や、ホタルの幼虫、五郎助山に生息する昆虫の標本などを見学した。

11:30 昼食は無農薬米(アイガモ米)を使ったカレーである。里山産のシイタケもふんだんに入っている。子供たちからお替りが続出し、担当の里山のおばさんたちもびっくりするやら、うれしいやら。多めに作ったカレーもほぼ完食であった。

 小春日和の下、カレーを食べる。

 「里山カレー」はお替りが続出!

昼食の後は自由行動である。釣り、ターザンロープ、ハンモック、タイヤ吊り下げロープで自由に遊んでいた。

12:30 間伐体験 間伐する木のところに移動し、伐採前に、その木の名前、樹高、樹齢を皆で考えてみる。また、「切る」にあたって今までこの里山で生きてきた木の命を頂くことからお神酒を捧げ、塩、カツオブシを供え、自然の恵みに感謝するセオリ―を行った。

チェンンソーのエンジン音が森に響き、樹齢40年を超すクヌギの大木がゆっくりと倒れた。枝の折れる音と共に、地響きが起きた。「ウオー、キャー」子供たちから驚きと歓声が上がる。

西小の子供たちは5,6年生になると誰もが体験することであるが、東京に住む台東区の子供たちをはじめ、保護者の皆さんも初めての体験ではないだろうか?

興奮冷めやらぬ顔をしながら冒険広場に戻って来た。

13:00 終了セレモニー

いよいよ楽しかった里山でのひと時も終わりに近づき、終了セレモニーを行う冒険広場に全員が集合した。蔵前小、西小からそれぞれ代表が二人前に出て、今日の感想を話してくれた。

 蔵前小の二人が今日の感想を披露

 西小の二人も感想を発表

その後、西小の児童から蔵前小の児童へ手作りのペンダントが全員にプレゼントされた。そして蔵前小の子供たちからも手に乗るコマがプレゼントされた。

西小の児童から蔵前小に児童ペンダントを送る

 手作りのペンダント

関係者に見送られ、蔵前小の児童と保護者はバスに向かった。小道に積った落ち葉をサクサクと音を立てながら来た道を帰っていった。

一行はこれから真岡駅に向かい、SLに乗って下館駅に戻ってくる。それからバスに乗って蔵前に戻るという。

本日の体験が楽しい秋の思い出の壱ページとなり、小どもたちの心に残ってくてたらとてもうれしい。