里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

年の瀬

2019-12-29 04:13:58 | Weblog

今日は12月29日(日)今年もあと2日で終了する。

昨日は臼と杵で餅つきをした。このスタイルはいつまで続くのか? 

今頃は息子にこの役を譲っていると思っていたが、

息子は30日まで仕事で、叶っていない。

平均寿命が延び、定年70歳といううわさも飛び交っている。

私が子供のころ、70歳は立派な年寄りで、「縁側で日向ぼっこ」のイメージが強かった。

しかし、今の70歳は若い。私自身、70歳目前だが、「縁側で日向ぼっこ」にはならない。

今年、新たな役職が一つ増え、例年以上に忙しい。 70歳を目途に、できる限り公職から離れる努力をしよう。

それでも、思い通りにならないことがある。

じっくり、自分と向き合い、人生の下山コースを考えてみたい。

自分だけの時間がほしい。

来年よりその準備に取り掛かりたい。


雨引観音楽法寺 本堂裏山(シャクナゲの丘)整備終了

2019-12-17 04:08:14 | Weblog

12月1日から不定期に始まった雨引観音楽法寺の環境整備が無事終了した。延4日(延25名)が急斜面の現場にひいーひいー言いながらも責任を持って完了した。 早く着いたので会員が持参してくれた朝茶を一杯。

静寂な朝 孔雀が迎えてくれた。

会員の方の依頼で初めての出張整備であったが、楽法寺の関係者にもご満足いただけたようでほっとしている。 地元といえば地元の雨引観音様であったが、曜日により数の差はあったが、これ程賑わうお寺さんだったのかと己の不明を恥じた。

今回、わずか4日間のご縁であったが、一気にその距離が近くなった気がする。物理的な距離感と精神的な距離感である。

正に仏様のご縁なのかもしれない。

作業が終了後、台風で折れた大木の松の伐採をお願いできないかとの新たな依頼をいただいた。

現場を見るとちょっと危険な場所で、熟練した会員の出番となるだろう。後日下見をしてご返事することになった。

今回の依頼を受けるにあたって、「里山を守る会」として恥ずかしくない作業をしなければと、全員で確認し合った。

まず、安全第一を心がけ、予定の日数以内に仕上げること、を目標にした。会員の皆さんはそれぞれ仕事を持っているの

で、スケジュール調整が大変だった。 また、慣れない急斜面での作業は上り下りだけで、かなりきつく、作業というよ

り、修行に近かった。

 

しかし、皆よく耐えて、終了時には何とも言えない達成感が心を満たした。

23日には荒行に耐えた会員で当会の炭を納めている「焼き鳥 祇園」で慰労会をやることになった。

お寺さんをきれいにしたので、来年はきっと良いことがあるのではと全員が期待している。


中村哲さん

2019-12-08 06:03:25 | Weblog

中村哲さんがアフガンでテロにより死亡した。

中村さんは医師としてアフガンに赴任したが、医療の前に、劣悪な環境の改善が急務と感じ、水と食料の確保のため、かんがい事業に取り組ん

だ。その偉業は世界的に知られている。

なぜ、アフガンのために一生をささげた方が殺されなければならないのか、暗澹たる思いであるが、心あるアフガンの人々の心には中村さんの足

跡は永遠に残ると確信する。

日本は国レベルでアフガンへの援助を続けているが、民間人である中村さんを通じてアフガンの人々は日本人、そして日本人の心を感じ取ったに

違いない

おそらく、中村さんを深く知るアフガンの人々は人種を超えた、尊敬する一人の人間として接していたのではないだろうか?

ご家族は、このような惨事が起こりえることを予感していたとも言う。しかし、中村さんの情熱、夢を妨げることが出来なかったのだろう。

中村さんの死がアフガンの復興につながることを願わずにいられない。それが中村さんへの最大の供養ではないだろうか。

 


ご無沙汰しました。

2019-12-02 06:25:19 | Weblog

ブログ空白が長く続いてしまった。

様々な用件が山積し、肉体的にも精神的にも落ち込んでしまった。 

フェイスブックは簡単な文章と写真だけなので、最近はそちらでの報告が多くなった。

梨の剪定が始まったが、私は緒に就いたばかり。雨が続き、田んぼの一番耕運も進んでいない。 

現在進行中の選果場の合併についても紆余曲折があり、3団体の協議会は白紙となり、新たな体制で再スタートとなった。

今年から選果場の部会長となり、責任の重さが更に増した。

「里山を守る会」も来年で20年目を迎える。20周年の準備を進めながら、例年の行事を消化している。

あれもこれも思い通りにいかず、そのたびに心が折れ、落ち込む度合いが大きくなった。

しかし、ブログを書く気になったので、もう大丈夫。 吹っ切れました。

昨日は、不思議な縁で雨引山の雨引観音寺の環境整備に会員6名で行ってきました。

 雨引観音様 七五三の参拝客

このところの雨で作業日が2度も流れ、三度目の正直。

お天気に恵まれ、予想以上に作業もはかどり、期待に応えられたのではないだろうか。

しかし、終了までにあと3,4日はかかるだろう。 

驚いたのは猪による被害だ。境内のあちこちに猪の鼻で耕された後が残り、私たちが請け負った裏山の急斜面もあちこちにその痕跡があっ

た。雨引観音のスポークスマン(広報)である小川さんによると、一昨年ごろから猪の被害が顕著になり、補修してもまた掘り返されイタチ

ごっこになっていると嘆いていた。

イノシシがほじくった跡

雨引観音と取引のある当会の会員から、境内周辺の環境整備を担っていた方が高齢で次々に引退し、急斜面での伐採や、その後片付けに苦慮

しており、そうした作業が出来る方、団体をご存知ないかとの相談を受けたそうです。

そこで、当会に打診が・・・・と続きます。

役員3名で、雨引山に訪問し、広報の小川さん、ご住職の川田興聖氏ともお会いし、作業現場を下見した。

後日、請負条件を詰め、正式にお手伝いすることが決まり、そして先日の第一回作業日となったのであります。

雨引観音は真言宗豊山派でも特に格式の高いお寺さんで、総本山である奈良県・長谷寺の管主を2代にわたり勤められた由緒あるお寺さんで

ある。

私の家の菩提寺である歓喜院も同じ宗派で、ご住職は当会の賛助会員でもあり、ご住職の川田興聖氏とも親しい間柄と伺っていました。これ

も仏様のご縁かもしれない。

我が家も嫁さんの安産祈願、孫の七五三にも息子たち夫婦と参拝し、そのご利益を頂きました。

長くなりました。

作業状況については次稿で。