里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

社会貢献(さくら会)、焼き芋交流会、商工祭り

2015-11-23 06:24:55 | Weblog

11月は行事が目白押しである。

11月14日(土)は定例作業と保護観察対象者の社会貢献ボランティアがあった。

今回、常総市の少年(1人)が担当の保護観察官と共に五郎助山の整備に汗を流してくれた。当会からは、私と、中山会員が担当した。本来常総市は管轄外であるが、先の水害で、予定先の施設が使用不能となり、急きょ、当会に依頼があり、実現したのである。小雨模様であったが、枯れ枝拾い、落ち葉さらいを手伝っていただき、共に汗を流した。お昼も一緒で、定番のカレーだったが、育ち盛りの少年は3杯目をぺろりとたいらげた。 心地よい労働は食欲を増す。食事担当の女子会員も びっくりポンである。

 作業に汗を流す。

11月17日(火)は焼き芋交流会。

お天気が心配であったが、日頃の心がけが功を奏したのか、お日様が顔を出してくれた。天神の郷(身障者支援NPO)が今年も主催者となり、老健施設(筑圃苑・梨花苑・ケアハウス)子育てサロン、認定関城子ども園、里山を守る会が協賛し、落ち葉さらい、焼き芋交流会を開催した。

今年で8年目を迎える。 300人分の焼き芋を作るため、当会の会員は7:30分から「熾火づくり」に取り組み、4か所の焼き場を作り、炎と高熱に対峙していた。

 4か所の熾火を作る

 里山を散策する園児たち 

子供たちは落ち葉を集め、焼き芋に協力。老健施設に入居のおじいちゃん、おばあちゃんもバスで到着し、孫のような園児たちとの交流を楽しむ。毎回、見慣れた光景であるが、園児たちとの語らいや笑顔が、参加した老人に心の安らぎと、微笑みを生み出してくれる。 短い時間であるが、この日を楽しみにしているお年寄りが多いと伺っている。  こうした活動に里山が活用され、参加出来ることを幸せに感じている。

11月21(土)22日(日)下館商工祭り

今年で参加3年目を迎える。飲食店の出店が多い中で、自然、里山、自然体験をテーマに出店している当会は今年も子供たちや、家族連れで賑わった。今回は子供たちを対象に、体験コーナーも設置した。1日目は、落ち葉に模した紙テープを子供たちが自ら作り、枯れ葉が落ちる風景を体験していた。2日目は木片を利用したペンダント・ネックレスづくりである。

 体験型コーナーも人気!

年間の活動写真を食い入る様に見る子供たちや家族連れも多かった。しかし、五郎助山という名前は知っているが行ったことはないという方も多く、ホタルの幼虫や、カブトムシ、トンボ、蝶々、等の標本を見て、是非、行ってみたいと言ってくれた。                         ホタル、蝶々の標本に見入る子供たち。                                           

活動PRの場として多くの市民が集まるこの祭りはとても有効である。用意した、四季報、パンフは瞬く間になくなってしまった。わんぱく自然塾に参加している子供たちも立ち寄ってくれた。

 

今月は行事が多く、会員の皆様には、ご苦労をおかけしている。

                                  

 

 


研修旅行

2015-11-04 04:19:58 | Weblog

11月1日(日)~2日(月)長野県上田市菅平高原のNPO法人「やまぼうし自然学校」への研修及び慰安旅行に行って来た。年一回の全体研修なので、多くの参加を期待したが、15名の参加者となった。

一日目を観光に当て、二日目が研修である。初日、秋晴れの下、紅葉の信濃路へと向かう。途中、上田城の見学を予定に入れた。真田幸村で名高い上田城である。丁度「紅葉祭り」が行われており、たくさんの人で賑わっていた。

 忍者「くノ一」も登場

来年のNHKの大河ドラマ「真田丸」の舞台となる上田市。そのPRも兼ねてか、無料のガイドさんも付き、思いがけない待遇に一同ニンマリ。

約1時間の見学を終了し、10分ほど離れた山あいの「きのこ園」でキノコ汁をメインとした昼食を取る。(しめじ汁がうまかった。)

その後、別所温泉の「北向き観音」にお参りし、境内にある「手洗い場」が温泉なのには一同驚いた。しかも飲料可とあって、風邪気味の私は2杯も頂いた。

今日のお宿である戸隠上山田温泉に着いたのは4:00ちょっと前だった。源泉かけ流しの弱アルカリ温泉にゆったり浸かり、室内、露天の温泉を楽しんだ。「圓山荘」という戸隠では大きなホテルで参加から「予算は大丈夫?」との親心の声も出た。

夕食も盛りだくさんで、お部屋、温泉、食事、すべてに満足。満足。

カラオケも盛り上がり、ほとんどの会員が歌った。最後に由紀さおりの「夜明けのスキャット」がリクエストされ、だれが歌うのかと思ったら、幹事の佐藤さんが全員を起立させ、腕を組ませ、「音楽に合わせハミングをしましょう!。」と突飛な提案。

はじめ、面食らったが、そのうち全ての会員が左右に体を揺らし、いつの間にかみんなが笑顔になっていた。

参加者の女性から「今回が一番楽しかったわ。」との感想も出た。

温泉にも3回浸かり、明日の研修に備えた?。

二日目。朝から冷たい雨が降っていた。朝食バイキングを摂り、8:30分ホテルを出発。菅平高原のNPO法人やまぼうし自然学校に向かった。予定より30分遅く、9:30分到着。研修は11:30まで延長した。

4年前に一度お邪魔し、加々美理事長の上品でセレブ風な雰囲気と一方で堅実な経営に感銘を受けたことを覚えている。

 会場となる菅平交流センターには見覚えのある、加々美理事長、事務局長の保母さん(本名)が出迎えてくれた。

 加々美理事長による講義

早速、研修に入り、やまぼうしさんの平成27年度事業計画や組織体制、インタープリター制度に関する事項、常勤者の供与に関する規定について講義をしていただいた。

やまぼうしさんの特色は何といっても女性スタッフが殆んどで今年、男性職員が一人加入したとのことである。

女性特有のきめ細やかな、対応で体験学習を提供している。(出来るだけ、子供たちの自主性を引き出す工夫をしている)

4年前に訪問した時、年間売り上げが約4000万、今年は5千200万と伺った。2026年の目標は8000万という。私たちからしたら雲の上の金額であるが、女性たちの力で、可能としたのである。

全国の学校(主に関東周辺)から自然体験の実習に来るのだがこの事業が収益の大半であり、企業からの寄付や会費の率が低く、今後、そこの比率を上げるよう努力しているとのお話があった。

また、会員(インタープリター)の技量向上のため、年3回の研修会に参加することを義務付けている。

料金以上の満足度を参加者に体験していただくことがリピーターに繋がるとのお話であった。

一つ一つが当会にも当てはまり、まだまだ、やることが山積しているなと実感した。

特になるほどと感じたことはやまぼうしのスタッフも15年の歳月を重ね、それなりに老化(我々からすればはるかに若いが・・)しているのでスタッフの緊急連絡先・血液型・既往症を整理したということである。

これは当会にとっても他人事では無く、早速その整備に取り掛かるべきと思った。

約2時間の研修であったが、私にとっては中身の濃い内容であった。終了後、加々美理事長に是非私たちのフィールドも見てほしいと、お伝えした。 「是非、訪問したい。」とのお返事があり、期待している。

来年は、更に多くの会員の参加を望みたい。

(写真がパソコンに入らず、文章だけになったが、後日掲載します。)