里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

里山出入り口のこさ切り

2010-12-13 15:18:34 | Weblog

昨日は里山出入り口の「こさ切り」を行う。こさ切りとは道路に越境した木々の枝を除伐し、車の通行を容易にする作業である。高所作業車を手配し、伐採技術では天下一品の小島会員がそれに乗り込み、操作係と息の会ったコンビで約一日で仕上げた。

私達は切り落とされた枝をチェーンソーで小分けし、処分する係りである。総勢5名で約200メートルの進入路を整備した。とてもすっきりした道路になり、これで車の屋根に枝が当たることもなく、安心して里山に出入りすることができる。地主さんの承諾を得て行った作業であるが、昔は地権者自らが行う作業であった。今こうした山林がとても多くなり、これも山が荒れる原因のひとつである。

夕方、着替えて県議会選挙の投票に行き、久しぶりのぶっ通しの肉体作業で、さすがに疲れ、一杯飲んですぐに寝てしまった。

         

 

 

 

 


森林環境教育コーディネーター養成研修に参加して

2010-12-06 20:19:41 | Weblog

12月3,4,5と2泊3日の研森林環境教育コーディネーター養成研修に参加してきました。 一口に言ってとても内容のあるすばらしい研修でした。

当日は午後2時から受付ということで新宿西口から会場となる八ヶ岳ふれあいセンター行きの高速バスに乗り、途中冠雪を頂いた富士山を眺めながら、約2時間10分の快適な旅でした。会場に着くと、私と同じ目的らしき人が前を歩いていました。声をかけると果たして今度の研修に参加する方で、一緒に会場まで同行しました。宮崎から飛行機でこられたとのことで、私より年配の方でしたがとても丁寧に話をする方でした。会場に着くと、すでに30人以上の男女が、ひしめいていました。

ちょっと圧倒されそうになりましたが、気合を入れて受付に臨みました。なぜか他流試合の場、的雰囲気があり、身が引き締まりました。          落ち着いてよく見ると女性の方が思いのほか多く、しかも20代と思われる方が4,5人もいて、なんだかうれしくなりました。            受付を済ませ、渡された資料を見ると参加者総数34名(男24名、女10名)北は岩手、南は宮崎と全国からの参加でした。

茨城県からは「里山を守る会」の私一人でしたが司会者によるアイスブレークの効果もあり、すぐに打ち解けました。5~6人のテーブルに別れ、自己紹介をしました。、私のすぐ隣に座った女性は栃木県益子市からの参加で、お互い偶然に驚きました。大変若い方ですが、一人で参加されたとのことでした。今回の研修は国土緑化推進機構の主催ですが、担当は当地にあるキープ協会の環境教育部門の専門家が企画し、運営します。

キープ協会は今回の研修を有料で国土緑化推進機構より受託し、企画、運営することを事業としているわけです。ちなみにこうした研修は通常、一人45,000円かかるようです。今回、国土緑化さんが半分以上を負担し、私の負担は20,500円です。今回の研修は「事業型として成立する環境教育の実施」というのがテーマですが、我々NPO法人が安定的に収益を確保し、活動の持続性を高める為には何をどうするかというのが今回の研修の目玉です。端的には、お客さんが喜んでお金を払い、参加してもらえるような企画・プログラムを提供し、それを事業化しなさいというものです。そのための基本的な考え方、方法を研修するというものです。

三日間にわたる研修の内容は ①森林環境教育の基本を学ぶ ②コーディネーターに必要なスキルを理解すること ③マネジメントの基本を学ぶこと ④現場での活動のヒントを得ること ⑤あなた自身の狙いを達成すること  

そのために大切にしたいこと  ①体験から学ぶこと ②お互いから学ぶこと ③楽しみながら学ぶこと 

こんなことを研修してきました。 私なりにこの研修で得たものを次回にお話したいと思います。

研修風景(八ヶ岳自然ふれあいセンター内)

野外研修(雪が降り出した)

八ヶ岳が見えた