里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

2021「ふるさとの森を守ろう」中止

2020-12-30 04:46:01 | Weblog

2021.1.30日に予定していました「ふるさとの森を守ろう」は中止となりました。

このところのコロナ感染者の急増に鑑み、緊急の理事会を開催し、協議の結果「中止」と決定いたしました。

正に断腸の思いですが、不安を抱えながらの開催は参加者に対しても無責任に当たると判断しました。

1月10日に予定している「山入り」の神事は会員のみで開催いたします。

コロナワクチンの接種が各国で始まり、新型コロナウイルス収束の期待が高まったところに変異ウイルス発生の報道が

ヨーロッパから飛び込み、冷や水を浴びせられた思いです。

この1年間で、休業や廃業に追い込まれた業種や経営者は報道される数より、はるかに多いと感じています。

また、職を失った従業員の再就職がままならないとの報道もあります。

この状況が来年も続くのでしょうか?

「見えざる敵」というものがいかに恐怖であるか、思い知らされた1年でした。

しかし、過去人類は様々なウイルスと戦い、今日まで生きながらえてきました。

必ず、コロナウイルスを抑制し、平穏で、普通の生活に戻れる日が来ると信じています。

来年こそ、子どもたちの歓声が里山に響く日が来ると信じています。

 


山納(山じまい)

2020-12-21 18:31:34 | Weblog

12/19(土)2020年の山納を行った。

機械器具、収納庫、トイレなど1年間お世話になった施設、収納庫の清掃、整理整頓を分担して行った。

食事担当はそば会の準備に余念がない。当会にはそば打ち名人が多数居る。今日は4人がそれぞれ愛用の道具を持ち寄り、一心不乱にそば粉に向き合っていた。

汁はカモ汁である。ネギとカモの組み合わせは絶品だ。 お昼が楽しみ。

竹で作ったトイレの囲いが老朽化したので、炭部会の有志が2日がかりで新調してくれた。しかも今回は屋根付きで、青く輝く竹は容易に朽ち果てることは無いだろう。

                      ↓

  

私はウオシュレットのトイレ、扉、壁の清掃を請け負った。 設楽詠美子県議もあいさつ回りの途中、お立ち寄りいただき、恐縮にもトイレ清掃のお手伝いを頂いた。

午前11時30分。収納庫の清掃も無事終わり、いよいよ、そば会の時間だ。

熱々のカモ汁と打ちたてのそばが、会員の待つテーブルに運ばれてきた。 関根副理事長の「乾杯!」の発声を合図に、山盛りのそばに箸を持つ何本もの腕が伸びてきた。

私も負けじとみずみずしいそばを箸ですくい、ネギとカモ肉の入ったつけ汁に浸し、思い切りほおばった。「うまい!」勝手に手が動く。やはり そばとカモ汁は相性が良い。

息もつかず、腹いっぱいになるまで箸を動かした。 締めにカモ汁にそば湯を足し、最後の一滴まで飲み干した。

「ごちそうさま。」

 施設が整理整頓され、すがすがしく、美味しく、2020年を締めくくることが出来ました。

さて、今年は新型コロナウイルスに翻弄され、当会のイベントもほとんど自粛せざるを得ませんでした。

しかし、コロナ禍に合っても、自然の中で遊びたいという子供たちの本能、欲求は衰えることなく、

むしろ高まっていることが、女性スタッフが試行した2回のイベントで証明されました。

来年1月30日(土)「ふるさとの森を守ろう」は予定通り開催する予定です。

規模を縮小し、感染防止を心がけ、「落ち葉さらい」そして感謝を込めた「焼き芋の配布」を予定しています。

是非、お出かけください。

いよいよ、コロナワクチンの接種が各国で始まりました。長いトンネルの先に一筋の光明を見出した思いです。

来年こそ、世界中の人々が、普通の生活に戻れることを心から願います。

皆様が、良いお年をお迎えできます様、祈念いたします。