里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

10月定例作業復活

2021-10-14 04:44:36 | Weblog

10/9日(土)定例作業を再開しました。

9月末で緊急事態宣言が解除され、里山にも活気が戻りつつあります。先月は大事を取り作業を中止しましたが、本日は朝からうれしいことがありました。新規会員の加入です。

しかも、同じ集落の一つ先輩で尊敬する竹馬の友です。息子さんが推しも押されもしない、立派な農業後継者として成長され、先輩も第一線を退き、時間にも余裕が出来、以前より関心を示していただいた里山活動に参加してくれたのです。

竹澤副理事長より本日の作業分担の説明の後、私からご紹介をさせて頂きました。何事にも真面目な方で、里山での作業においても精通されているので今後大きな戦力になっていただけると確信しております。

 前列左から二人目が新規加入の小島先輩です。

息子さんやお嫁さん(会員)そしてお孫さんも里山行事に積極的に参加していただいており、うれしい限りです。早速、植林した育種圃場の除草をお願いし、機械操作も鮮やかに、草で覆われた圃場は見る間にきれいに仕上がりました。

一方、トンボ池の漏水を修繕するため、軽部水道工事にお願いし、漏水部分を深く掘り、そこに粘土を詰める作業を行いました。トンボ池は本年大規模な土留め工事を行い、水深も深くしましたが、土質が真菰(まこも)で漏水が起こりやすく、果たして2ヶ所からかなりの水が漏れていました。

結構な重労働で、一か所は何とか工事を終了しましたが、完ぺきとはいいがたく、後日、もう一か所を含め改めて工事を行うことになりました。トンボ池はかなり大きいので漏水箇所の特定は難しく、最終的には排水側全体に防水シートを敷設することになるかもしれません。

資金を集めながらの環境整備となるため、長期戦の覚悟が必要となります。

作業終了後、昼食はマドンナ(?)たちによる、里山カレーでした。仲間と汗を流した後で食べるカレーは、いつもにも増しておいしかったです。

来月から「里山に訪問したい。」「里山でこんなことをやりたい。」と言った問い合わせが事務局に届き始めました。

今後、寒さが本格化し、「落ち葉の焼き芋」が復活し、五郎助山の森が、かぐわしいたき火の香りに包まれることを願っています。

そして、子どもたちの歓声が聞こえる里山を早く取り戻したいと願っています。